iPhone でのやり取りと Gigazine の翻訳にはご注意
Gigazine に "「iPhone での売春婦とのメッセージを削除したつもりが iMac に残っていたせいで離婚した」と主張する男が Apple への訴訟を準備中" という昨日付の記事がある。この男、離婚の慰謝料として 500万ポンド(約10億円)支払ったというから、まあ「いいご身分」ではある。
彼は iPhone の「メッセージ」アプリを使って売春婦とやり取りしていた。そしてそれは全部削除したつもりでいたのだが、iCloud 経由で家族共有の iMac の方に保存されており、全部妻に見られてしまったというのである。
慰謝料を 500万ポンドも支払う経済力があるくせに PC は個人用じゃなく家族共用だったというのは、意外というよりむしろセコい話である。その程度のカジュアル・ユーザーだったからこそ、iPhone 上で削除しても PC の方に残ってしまう設定になっていることを認識できずにいたのだろう。
いずれにしても、iPhone でヤバいやりとりをしている人は、くれぐれもご注意ということだ。ただ、今日の記事はこれでおしまいというわけではない。本題はこの翻訳記事の見出しへのイチャモンである。
元ネタは The Times の "Husband pursues Apple after wife finds ‘deleted’ messages to prostitute" という記事のようで、Gigazine の見出しはかなり意訳してある。ただ「Apple への訴訟を準備中」というのはヒドい日本語だ。Apple は裁判所じゃないんだから「〜への」はおかしい。
ここは元記事の見出しに沿って「Apple を追求」とすればよかっただろう。あるいはどうしても「訴訟」にこだわりたいというなら、「Apple の告訴を準備中」でもよかった。
ちなみに Gigazine の翻訳のお下手さ加減については過去にも何度か取り上げていて、めぼしいものだけでもこんな具合だ。
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実際のところは、翻訳が下手という以前に、日本語センスがおかしいという気がしてしまうのだがね。
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