路上飲酒と飲酒運転を巡る冒険
東京渋谷駅周辺の路上などでの夜間飲酒が年間通じて禁止されることになったと、各メディアが伝えている。下は NHK ニュース(参照:クリックすると別画面で動画が表示される)で、同様の措置は隣の新宿区でも検討されているという。
ただ私としては、こうした禁止措置の範囲外では路上で大っぴらに飲酒できるという現状に、我が国のことながら驚いている。昨年 10月 29日付の「警官だらけじゃ、ハロウィーンなんか楽しめないよね」という記事で、次のように書いたほどだ。
ニューヨーク辺りでは路上飲酒は完全に禁止だし、それは諸外国では珍しいことではない。そもそも公共の場で酒を飲むというのはフツーにお恥ずかしいこととして憚られるのが常識なので、アル中なんかはウィスキーの瓶やビール缶を紙袋で隠したりしてこっそり飲んでるよね。
というわけで、日本って飲酒に寛容すぎるんじゃないかと思ってしまうのだ。「日本では繁華街の路上で大っぴらに酒が飲める」と聞きつけた外国人が大勢集まってきているほどで、日本の飲酒文化ってちょっと特殊なんだと思う方がいい。
最近、飲酒運転による人身事故のニュースが多い気がする。80歳を過ぎた老人の飲酒運転事故というのが連続していたので、とくに印象づけられているのかもしれない。
今年 3月の例はまだ明るいうちの事故で、87歳男性が事故直前に飲酒してブレーキとアクセルを踏み間違えたのだという。交通の便が悪い田舎では高齢になっても運転せざるを得ないということが問題になっているが、これは神戸元町という都会の例だから、何をか言わんやである。
次も 80歳男性の飲酒運転事故だ。ところはさいたま市で、やはり田舎というわけじゃない。
飲酒運転のバレるのを怖れて身代わりを立てたなんていう姑息すぎる例もある。
最後は千葉県警の飲酒運転取り締まりのレポートで、とんでもないケースのオンパレードだ。最後には、現職警察官が飲酒運転を知りながら同乗していたという救いようのない話まで登場する。
昔から「酒は百薬の長」なんて言われてきたが、最近では「酒は毒」ということが明確にわかってきている(参照)。さらに私は昔から「大酒飲みは早くボケる」という印象をもってきたが、これは既に医学的に「アルコール性認知症」として証明されているそうだ(参照)。
私は若い頃は 1日に 20本以上の煙草を吸っていたが、1976年の酒田大火をきっかけに禁煙した(参照)。そして酒に関しては、以前は酒を飲みながらこのブログの更新をしていたほどだが、最近はほとんど飲まなくなった。今年初めて飲んだのが、5月の同窓会というほどである(参照)。
個人的には、タバコは完全に止めた方がいいし、酒は何か特別な日に飲めばいいぐらいに思っている。
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