やっぱり、セミは暑すぎると鳴かないらしい
一昨日の『和歌ログ』で、「明明け方に聞こえしみんみん蝉の声昼途絶えしは暑さの故か」という歌を詠んだ。明け方にこの夏初めてミンミンゼミの鳴くのを聞いたが、午前 9時を過ぎてやたら暑くなってしまうと鳴き声が途絶えてしまったのである。セミもやはりあまりの暑さには弱いのだろうか。
ちょっと気になって調べてみたところ、TSSテレビ新広島のサイトの TSS お天気キャスターブログというサイトに、昨年 7月 31日付で「セミは暑すぎると鳴かない?」という記事があるのを発見した。「夏休みの子どもたちへ セミが鳴き止んだらおうち(涼しい所)に帰ろうね!」というのである。
これ、前々から薄々感じてはいたことなのだが、やっぱり本当にその通りのようなのである。いくら夏の代名詞のような存在のセミでも、「危険な暑さになってまで鳴き続けるのは勘弁してくれ」というわけなのだね。
このブログの筆者は気象予報士の山本剛弘さんという方で、次のように書かれている。
実は、セミは気温が高くなり過ぎて、危険な暑さになると、
鳴くのをやめる習性があるのです(※セミの種類にもよります)。
なので、セミが鳴き止んだ時は「危険な暑さに達した」時なのです。
というわけで、朝から鳴いていたセミが急に鳴き止んでしまったら、家、あるいは涼しい所に帰るための警告と思えばいいようなのだ。さらに文中の「セミの種類にもよります」ということに関しては、同じ山本氏が 2018年 7月 18日付のブログ(参照)で、次のように書かれている。
一説によると、セミの種類によって違いがありますが、
特にクマゼミは、気温が高くなり過ぎると、
暑さから体を守るために「休養」し、
鳴かなくなるのだそうです。
へえ、クマゼミはとくに暑さに弱いのか。東日本では昔はクマゼミなんていなかったが、最近は関東辺りでも「ワシワシワシワシ・・・」という声が聞かれるようになった。あの声が聞こえなくなったら、「ヤバい暑さ」の最初のサインということのようなのだね。覚えておこう。
それにしてもここ数日の気温は、「危険すぎる暑さ」と言っていい。セミも鳴き止むわけだ
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