そもそも有能な若手は、政治家になんかなりたがらない
米国 CNN の調査では "米有権者の4人に3人、「バイデン氏以外なら民主党の勝率上がる」" と考えているとの結果が出たのだそうだ。日本から眺める限りでは「トランプだけは勘弁してくれ」と思ってしまうが、当事国の有権者としては「バイデンは高齢過ぎる」というのが最大の気がかりらしい。
最近のバイデンのいかにも「お年寄り」じみた様子(参照)を見るにつけ、「このじいさん、あと 4年もつのか」と心配になるのは当然だ。民主党支持者の中でさえ、大統領候補がバイデン以外なら勝利の可能性が増すと答えた人は 56%で、バイデン氏のままのほうが有利という回答の 43%を上回ったという。
さればとて民主党の中に有力な代替候補がいるかといえば、これがかなり心許ない。まず名前の挙がるのがハリス副大統領だが、今回の調査による好感度は 29%にとどまり、バイデン氏の 34%を下回ったという。81歳のじいさんに及ばないというのだから、人材不足にも程がある。
これって米国に限らないと思うのだが、そもそも最近は有能な若手は政治家になんかなりたがらないんじゃなかろうか。
米国全体を見れば、経済界などには壮年の実力者がいくらでもいる。むしろ年寄りには務まるわけがないといっていいほどだ。ところが政界となると、一方のトランプにしても 78歳と十分にジジイで、当選したら任期中に今のバイデンの年齢を上回るのだから、その落差に驚く。
いずれにしても今の世の中、「政治家を志す」というのは決して魅力的なトレンドじゃなくなっているようなのだ。
現在進行中の都知事選の候補者を見ても、こう言っちゃナンだが「有能な若手」なんて一人も・・・と言いかけて、おっとこちらは選挙期間中でもあることだし、あとはムニャムニャ。
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