本場のエスプレッソというもの
コーヒー好きの私だが、ごくフツーの淹れ方でガブガブ飲むだけで、本場のエスプレッソがどんなものかなんて、ちっとも意識していなかった。それで 19日付の毎日新聞『桜田です!』を見てちょっと驚いてしまったのである。こだわりのエスプレッソって、かなり小さな器で飲むみたいなのだね。
お馴染み大山珈琲店のにこりともしないこだわりオーナー、大山勝一氏が、本場のイタリアからエスプレッソ・マシンを輸入したという。かなりフンパツしたもののようだ。
ところが出されたコーヒーは 3コマ目にあるように、やたら小さなカップの底の方にほんの少しだったので、4コマ目は奥さんとともに「イタリア人はケチだよなー」なんて語り合うオチになっている。インスタント・コーヒーを淹れながらというのが、落とし過ぎみたいな気もするけどね。
そんなわけでちょっと気になってググってみたところ、本場のエスプレッソって、本当に小さなカップで飲むもののようで、
こんなのとか、
こんなのとかばかりなのである。
「なんじゃ、こりゃ?」と言うほど小さいカップに、馬鹿にされてるんじゃないかと思うほどほんの少ししか注がれていない。
私はコーヒーに関しては自分で豆から挽いて淹れる程度にはこだわっているのだが、大きめのマグカップやシエラカップでたっぷり飲むスタイルなので、エスプレッソなんて世界にはあまり縁がなかった。
ただ、飲んだことがないわけじゃないような気もするので自分のブログを調べてみると、2016年の秋頃に頂き物のマキネッタという器具を使って、何とまあ、エスプレッソを飲んでいたようなのだ(参照)。そんなこと、どこからもらったのかということとともにほとんど忘れていた。
さらに言えば、これはどうやら自己流の「エスプレッソもどき」だったようだ。添えられた写真を見ればさすがに少量しかないが、いつものようにノー・シュガーで飲んでいた。
改めて調べてみると、エスプレッソ本来の飲み方というのは、砂糖をたっぷり入れるもののようなのである(参照)。スプーンで 2〜3杯入れるみたいなことになっているのだが、そんなに入れたって、こんなちょっぴりのコーヒーに砂糖が溶けるわけないじゃないか。
ところが溶け残った砂糖は、飲み終えた後にカップの底からスプーンですくって食うなんてことが書いてある。いやはや、そんなの私には到底無理。直後にしっかりうがいしなければ、いつもの生活に戻れない。
そんなわけで 8年前は、器具に付属していたエスプレッソ用の粉だったか豆だったかを使い切ってしまうと改めて買い直すなんて気にもならず、元の「レギュラー・コーヒーをたっぷり淹れて飲む」というやり方に戻ったのだった。私にはこれが一番だ。
というわけで、今後の人生の中でもエスプレッソというものは飲まずに済ませようと思った次第である。たとえ頂き物があったとしても、妻に任せてしまうことにする。
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コメント
別に 格好付けるために飲むわけじゃないので イタリア人の真似なんかしないで そのまま飲めばいいんじゃないですか。(私は割と好きです。)
もっとも その場合は 上の写真のカップでもちょっと大きすぎって感じですね。
投稿: Sam.Y | 2024年7月22日 20:19
Sam.Y さん:
同じ飲むならレギュラー・コーヒーの方が好きってことで、格好付けるとかいうのは関係ないんですけどね。
エスプレッソって、少なすぎて満足できないって感じなんですよね。かといって、エスプレッソをたっぷりと淹れて飲むってのも馬鹿馬鹿しい気もして・・・ (^o^)
投稿: tak | 2024年7月23日 05:54