若者って本当に酒離れしているようなのだが・・・
今朝、ラジオのニュース番組で「ソバーキュリアス」という言葉が話題になっていた。酒を飲まない志向のことだが、最近では実際に若者の間で「酒離れ」が進んでいるというのである。
「へぇ、そうなんだ!」という驚きと、「それも道理だよね」という納得感の交差するような気持ちで「若者 酒離れ」のキーワードで検索してみると、DIAMOND online のサイトで【「若者のアルコール離れ」は本当だった!"飲酒嫌い" の若年層に人気の飲み物とは?】という記事が見つかった。
これは今年 2月 7日付の記事なのだが、この記事の元になったニッセイ基礎研究所のサイトのページ(参照)には次のようなグラフがあり、週 3日以上飲酒する率を示している。1999年から 2019年までの 20年間で、男性の飲酒習慣率が「若者」ばかりでなく全年代で低下しているのが明らかだ。
こうした飲酒習慣率低の理由を、DIAMOND online の記事は「健康志向の高まり」のほか、飲酒を娯楽としてみると「コスパもタイパ(タイムパフォーマンス)も悪い」ことだとしている。
仕事の後に会社仲間が連れ立って飲み屋に繰り出すなんて、要するに一日中会社に縛られていることにほかならず、まともな神経だったらやってられない。することは他にいくらでもある 20歳代の若者にとって、それはごく当たり前の実感なのだろう。
紹介した記事のタイトルには「"飲酒嫌い" の若年層に人気の飲み物とは?」とあるが、それは「ノンアルコール・微アルコール飲料」なんだそうだ。若者と言えどもリアルでの「コミュニケーション」をすべて拒否しているわけではないが、そのために酔っ払う必要なんかないということのようなのだ。
ちなみに私自身も 4年前の「お酒は卒業しちゃったようだ」という記事に書いたように、昔はほとんど毎日酒を飲んでいたのだが、最近はほとんど飲まなくなった。今年になって酒を飲んだのは、昔の仲間と集まった時の 2度しかない。「週に 3日」どころか、4ヶ月に 1度という飲酒ペースである。
「酒離れ」しているのは何も若者ばかりでなく、70歳を過ぎた私のようなものまで、「もう、のべつうだうだと酒なんか飲んでる時代じゃないね」と感じてしまっているわけである。
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コメント
40-60代の女性だとむしろ飲酒習慣率が上がっているのも、世相を反映しているような気がしますねえ
投稿: 重箱の隅 | 2024年8月28日 00:56
重箱の隅 さん:
これもまた時代ですかね。強いオバサン、いますよね。
ただ、女性でも 30歳代より若いとやっぱり酒離れしているようなので、徒花的な感覚もないではありません ^^;)
投稿: tak | 2024年8月28日 08:09