高石ともやさん、ありがとう
今朝、はてなブックマークをチェックしていたら、"【速報】高石ともやさん死去、82歳 フォーク歌手「受験生ブルース」" という記事が見つかり、本当に驚いてしまった。亡くなったのは 17日午後 3時半だそうだ。
私は中学 1年のの頃からギターの弾き語りを始めていたのだが、本格的にやり始めたのは高校 1年で高石ともやさんの歌を知ってからだった。
最初に触れたのは、深夜放送でヒットしていた『受験生ブルース』。夜更けになると山形県庄内の地でも辛うじて電波を拾える深夜放送で、雑音混じりの歌を必死になって聴いていた。あの頃は「アングラ・フォーク」なんて言われていて、私がずっとアンダーグラウンド志向となった出発点である。
その後、高校 2年の時だったと記憶するが、労音主催のコンサートで、高石ともや、岡林信康、五つの赤い風船のジョイント・コンサートを聞き、すっかりフォークソングというものに入れあげるようになった。一時は私もシンガーとして、ライブハウスなどで歌っていたほどである(参照)。
高石ともやさんはその後ナターシャ・セブンを結成して、カントリー・アンド・ウェスタン的なテイストを強調するようになった。私はブルースを追っていたので「ちょっと違ってきちゃったかな?」という気もしていたが、聞いてみればさすがにスゴい。
ナターシャ・セブンのメンバーの圧倒的演奏テクニックと、ともやさんのスゴい歌唱力の合わせ技で、「こりゃ、かなわんわ!」と思わせるほどだった。とにかく、ともやさん、歌がうまい。うますぎる!
とにかく、私の人生、とくにモノの考え方に大きな影響を与えてくれた人だった。心から冥福を祈る。ありがとう!
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コメント
私はフォークソング全盛期よりは、随分遅生まれなのですが、それでも熱心に愛聴してた時期があります。高石ともやさんは、ラジオで小室等さんの番組の〇〇回記念コンサートに出演された際、歌われた曲が、今もって心に残っていて、やっぱり凄い人なんだなぁという認識を新たにしました。「人生はいつでも」という曲で、YouTubeにアップされています。子どもさん(?)とハモっている素朴なデモ音源ですが、何とも魅力的です。
庄内さんのお歌、是非聴いてみたいです♫
投稿: 琥珀波 | 2024年8月23日 19:07
琥珀波 さん:
ご紹介の歌、初めて聞きました。いいですね。心に沁みました。
投稿: tak | 2024年8月23日 20:23