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2024年8月 1日

「前向き駐車」って、どっちに「前向き」なんだ?

近所のドラッグストアの駐車場側の外壁に「前向き駐車禁止 ご協力をお願い致します」という表示があるのだが、実際に駐車しているクルマの向きはバラバラだ。「ご協力」しようにも、表示の意味が曖昧なのでどうしようもない。

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私としては「前向きで駐車スペースに入ることが禁止されている」との解釈で、いつもフツーにバックで入っているのだが、半数は前から入って駐まっている。これだとクルマの通路側からは「後ろ向き」に見えるから、それでいいのだと解釈しているのかもしれない。

とにもかくにも「どっちに "前向き" なのか」がはっきりしないので、明快な対応ができないのである。

それで先日、「前向き駐車って」というキーワードでググってみたところ、トップに表示されたのがソニー損保の「前向き駐車の意味と注意点」というページで、そこには "前向き駐車は英語では「head in parking」となり、クルマの前方から駐車スペースに入れるのが正解です" とある。

損保会社がそう言うんだから、信用していいだろう。そして近所のドラッグストア駐車場の場合は、それが「禁止」されているわけだから、逆に「バックで入れ」ということになる。私の解釈でよかったわけだが、それはほんのたまたまみたいなもので、いずれにしてもわかりにくい。

下の画像のようなケースでは、それぞれの駐車スペースの奥に「前向き駐車でお願いします」とあるので、これならば「フロントから入れ」ということなのだと感覚的にも理解しやすい。実際にも紛れが少ないだろう。

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ところが近所のドラッグストアの場合は、10台分ほどの駐車スペースから歩行者通路を隔てた店舗外壁にたった 2枚の表示があるだけなので、そもそも駐車しようとするクルマから見えにくい。クルマから降りて店舗の入り口に向かう段階で初めて気付く。

クルマを降りてから気付くのだから、「駐車スペースから出る時には前向きでなく後ろ向きで出る」みたいな錯覚に陥るのも当然だ。

もっと言えば、「前向き駐車」だけでもわかりにくいのに、さらに「禁止」なんて言葉で打ち消しているのだから、とにかく面倒過ぎる話なのである。結局のところ「ま、いいか!」となってしまい、「次は気を付けよう」とすら思わない。何しろ、どう気を付けていいのかもわからないのだから。

いくら日本語は雰囲気重視の言語(参照)とはいえ、ここは「バックで駐車してください」のように具体的な表現にしてくれないと、結局は何も言っていないのと同じである。

ちなみに英語で「前向き駐車」を表す "head in parking" というのはわかりやすくて、さすが具体性を重視する言語だけのことはあるよね。

 

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コメント

普通「前向き駐車してください」の看板は、その方向に隣家などがあって後ろ向きに駐車すると騒音や排気ガスの問題が出るからですよね。写真を見ると「前向き駐車禁止」はドラッグストアの壁に在るようなので、その理由は考えにくいですね。
おそらく駐車場が狭めで、前向き駐車にすると出庫しづらく車が詰まったりぶつけたりするので、「前向き駐車禁止」としたわけでしょう。
そのうえで思うのは「後ろ向き駐車してください」にすれば良かったのになあってことですね(笑)

投稿: らむね | 2024年8月 1日 17:47

らむね さん:

>おそらく駐車場が狭めで、前向き駐車にすると出庫しづらく車が詰まったりぶつけたりするので、「前向き駐車禁止」としたわけでしょう。

特別狭いわけでもないんですよね。どういう意図があってこんな表示にしているのか、実のところ、さっぱりわかりません ^^;)

そんなわけで、実際に駐車する人もてんで勝手に駐めているわけです。それでちっとも不都合がないので、ますますわかりません。

投稿: tak | 2024年8月 1日 20:11

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