「ヘクソカズラ」とか「イヌフグリ」とか
ようやく猛暑から解放され始め、庭で少々動いても熱中症でダウンなんて心配がなくなったので、これまで手の付けられなかった雑草取りを始めている。何はなくとも、庭木の表面を覆い尽くすまでにのさばっている「ヘクソカズラ」ってやつを引っぺがさなければならない。
それにしても「へクソカズラ」という名前は、付けも付けたりという気がしてしまう。葉を潰すと強い悪臭を放つことから「屁糞葛」の名が付いたというのだが、フツーに処理している分にはそんな臭いに悩まされることはないがなあ。
ちなみにこの「ヘクソカズラ」、蔓性の植物なのでどこか一箇所を捕まえて力任せに引っ張ればズルズルズルっとまとめて剥がれてくる。夏の初めに増える「イヌフグリ」みたいに地面から 1本ずつ引っこ抜かなければならないのと違い、まだ楽と言えば楽だ。
ついでに出てきてしまったが、「イヌフグリ」という名称もひどいと言えばヒドい。正式(?)には「イヌノフグリ」というらしいが、実の形が雄犬の「フグリ」(陰嚢)に似ているから付けられたという。花は可愛らしいといえば可愛らしいので、気の毒な名称としか言いようがない。
我が家の庭の「ヘクソカズラ」は、そんなわけで割と楽に取り除くことができたが、大変なのは「葛の葉」である。近頃周辺ではこの葛の葉がはびこりすぎるほどになっていて、街路樹のてっぺんまで覆い尽くされてしまっている。下の画像は一昨年 10月の和歌ログだ(参照)。
角度によっては、街路樹ではなく土手があるんじゃないかというぐらいに見えてしまう。米国のケンタッキーでは日本から入ってしまった葛の葉に覆い尽くされてしまった村から、住民が脱出に追い込まれるということすらあったらしい(参照)。
ここまで行かないとしても、近年は猛暑のせいか葛の葉とヘクソカズラの繁殖がすさまじくて、対応が大変なことになってしまっている。
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