日本でも「たぬき汁」なんて食ってたらしいけど・・・
最近の研究成果で、新型コロナウィルスの起源が中国武漢市の市場にあったという説の信憑性が高まっているようだ。日本経済新聞も21日付で「新型コロナウイルスの起源、中国武漢市のタヌキか 米誌」と報じている。
コロナの最初の症例が確認されたのは 2019年後半の中国湖北省武漢市でのことで、これは間違いない。しかしウィルスの起源については、次の 2つの説があった。
- 研究所流出説:関連するウイルスを扱っていた武漢の研究所から流出したというもの。
- 市場起源説: 地元の市場で売られていた野生動物からヒトに感染したとするもの。
コロナのパンデミックが問題になり始めた当初は、ニュースでも研究所流出説の方がもっぱら取り沙汰されていたので私もそれを信じかけていた。「まったく、中国の研究所はウィルスの管理もまともにできないくせに、アブナい研究なんかしてくれたもんだ!」と憤慨していたのである。
しかし最近では、科学者の多くが市場流出説を支持しているという。武漢市の市場ではタヌキや犬、ネズミ、ウサギ、ハリネズミなどの動物が食用として売られていたことが確かで、その中でも今回のウィルスの起源はタヌキの可能性が高いらしい。
日本でも昔話に「たぬき汁」なんてのが出てくるが、江戸の市場でタヌキが売られてたなんて話は聞いたことがない。21世紀の街頭でそんなものが売られていたというのは、さすが「足のあるものは机以外、何でも食べる」(参照)と言われる中国だけのことはある。
今回のパンデミックを境に、中国でも野生生物は市場から姿を消したといわれるが、他人事ながら願わくはその状態が続いてもらいたいものだ。
ついでに「移民がペットを食ってる」なんて言ってるトランプ一味(参照)にも、さっさと消えてもらいたい。あの連中は生魚すら扱ったことがないから、生きた犬や猫を捕まえて殺して捌いて、さらにその後始末をするのがどんなに大変で避けたい仕事かということが、想像すらできないようなのだ。
そんな頭の悪さだから、いい年して馬鹿馬鹿しいデマを恥ずかしげもなく言いふらすのである。
【同日 追記】
今どきの「たぬき汁」は、タヌキの肉の替わりにこんにゃくを使うことが多いので、給食でも「たぬき汁」という名のこんにゃく汁が出たりするようだ(参照)。メニューだけ見たら、一瞬ビックリである。
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コメント
冗談かどうかは分かりませんが、30年くらい前に台湾の方(官庁の職員さん)から聞いた話。
「今、台中の街にも野犬が増えました。なんでかって?食べなくなったからだよ。」
本邦だって、キツネもタヌキも召し上がってますやん🤣。(アタシャ盛りばっかりですが😅)
投稿: 乙痴庵 | 2024年9月26日 22:29
乙痴庵 さん:
>「今、台中の街にも野犬が増えました。なんでかって?食べなくなったからだよ。」
わはは (^o^) 素晴らしい!
ちなみに、私も盛りばっかりです ^^;)
投稿: tak | 2024年9月26日 22:42