見たくないモノは見ないし、聞きたくないことは聞かない
夕方になって、兵庫県の斎藤知事への不信任決議案が、全会一致で可決されたと一斉に報じられている(参照)。このブログではこれまでこの問題を無視してきたが、まあ、今日ぐらいは触れておこう。
斎藤知事という人、仕事のできない人じゃないみたいで、一定の成果は収めていると擁護する人もいる。しかしながら、あまりにも次元の低い場面でのパワハラだのおねだりだのがバラされまくり、県庁職員、県会議員、県民の心が離れきってしまったからには、もはや知事としては機能しようがないだろう。
ちなみに、「パワハラの難しさは殆どのケースで加害者が非常に仕事ができる優秀な人間である点なんだよね」という tweet をしている人がいて、これにいろいろなコメントが付いているのがおもしろい(参照)。
主だったコメントとして、次のようなものがある。
非常に優秀な人は、そのあたり(コンプラ等)の配慮も出来ていてるイメージ、非常に優秀な人はパワハラする人の方が稀と思いますよ
「でかつよ」が自分の心の赴くままに振る舞ったら「ちいかわ」たちが吹っ飛んだ…という話なんでしょうかね
集中力高く行動できるから仕事できるけど、感情が抑えられない。客観的にADHD傾向がある人がパワハラ気質
プレーヤーとして優秀だけどマネージャーとしてはイマイチという人にパワハラ気質な人が多い気がしますね
というわけで、「仕事はできる人」であっても人間的な部分で問題があって部下を上手に使いこなせないといったことが、今回の問題のキモのような気がする。斎藤知事を擁護する人のほとんどが「仕事はできる」ということのみにフォーカスしているが、それだけでは知事は務まらないのだよね。
知事としては議会解散という選択肢も排除しないみたいなことを言ってるようだが、選挙し直しても似たようなメンツの議員が揃ってまた不信任決議しちゃうだろう。そうなると、二度目の議会解散は認められないらしいから、いずれにしても知事は辞めざるを得ない。
斎藤知事という人、どうやら見たくないモノは見ないし、聞きたくないことは聞かないという性向のようなのだ。これ、状況によってはとてつもない強みとして働くこともあるのだが、今回ばかりはちょっとどうしようもないよね。
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