酒は飲まないに越したことはないようなのだ
Threads に sao.ri0616 さんという方が次のような投稿をしている(参照)。大谷翔平選手が酒の誘いを断っていたということに関するものだ。
大谷選手は先輩からの誘いも「お酒ですか? お酒なら行きません」とキッパリ断るというのである。「嫌われたらどうするの?」という声には、「世界一の選手になったら、みんなが僕のこと好きになる」と答えるという。「酒に付き合わないぐらいで嫌うなら、どうぞご勝手に」ってなもんだ。
さすがに世界の大谷翔平である。一方で毎日新聞の連載まんが、いしかわじゅん さんの『桜田です』の本日付最終コマは、こんな感じだ。
桜田家のお父さんと上司が、会社の帰りに「あっという間に暗く鳴っちゃったなあ」「仕方ない ちょっと寄ってくか」なんてことで、日の短くなったのを飲み屋に寄る理由にしている。ほとんど言い訳みたいに「一杯だけですよ」なんて言ってるが、それで済みそうには思えない。世の中、いろいろだ。
私について言えば、7年前に「お酒は卒業しちゃったようだ」という記事で書いたように、最近はほとんど飲んでいない。先月 27日には「今年になって酒を飲んだのは、昔の仲間と集まった時の 2度しかない」と書いているほどで、そうした機会さえなければ一度も飲まずに済んでいただろう。
決して「禁酒」とか「断酒」したとかいうわけではないが、最近は飲むのが面倒になってしまったのである。10年ぐらい前まではほとんど毎日飲んでいたのに、今は目の前に酒瓶があっても栓を開けて飲もうという気にならないのだから、我ながら驚きだ。
ちなみに 7年前の記事では「NHK の番組では、一日に一合ぐらいなら『酒は百薬の長』として機能すると言っていた」と書いてしまったが、最近の医学的研究では、飲酒はほんの少しでも体に害になるということがわかってきたらしい。
アルコール分解物質が DNA を傷つけ、がんを誘発するのだそうだ(参照)。もっともらしく聞こえることでも時代によって変わってくるのだから、信じすぎてはいけない。
やっぱり酒は飲まないに越したことはないようなのである。前世紀末はタバコの害が明らかになって禁煙の動きが強まったが、今後は酒の害が話題になって禁酒がトレンドになるかもしれない。
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- 甘いコーヒー飲料を飲むと、体内時計が狂うおそれ(2024.09.10)
- 酒は飲まないに越したことはないようなのだ(2024.09.06)
- 36年前のキットカット CM に見る「美少女の行進」(2024.09.02)
- 若者って本当に酒離れしているようなのだが・・・(2024.08.27)
- ラーメン屋店主の「腕組み」を巡る冒険 その2(2024.08.11)
コメント
では、遺物として潰えます。
まだ、ひとり静かに飲むことは、やめられません。
さすがに仕事柄ってこともありますが、「じゃぁ行きますか!」って環境ではないので、徒党を組んでは年に数回ですかねぇ。
もう、職場の飲みは、可能な限り回避の方向です。
投稿: 乙痴庵 | 2024年9月14日 18:20
乙痴庵 さん:
>まだ、ひとり静かに飲むことは、やめられません。
酒飲むなら、これに限るという気がします。しみじみ飲むのが一番ですね。私も、たまになら一人酒してもいいという気がしています。
投稿: tak | 2024年9月14日 18:32