タワマンは宅配ドライバー泣かせというだけじゃなく・・・
近頃は都市部に出ると「タワマン」なるものの光景が目に飛び込んできて、「あんなのに住みたくないよなあ」と思うばかりだ。とくに上の方の階なんて、(あり得ない話だが)たとえ「部屋代無料」なんて言われても御免蒙りたい。
東洋経済 ONLINE に【"タワマン配達" の困惑ルール「まるでダンジョン」 台車や置き配の禁止にドライバーは悪戦苦闘】という記事がある。タワマンというのは、宅配ドライバー泣かせのようなのだ。
何しろ面倒な「独自ルール」を設けているところが多いらしい。台車は壁にぶつかると傷が付くから禁止なんてのはザラで、エレベーターのオートロック解除申請などの面倒な手続きを複数回求められることが多く、たった一つの荷物を届けてマンションの外に出るまでに 30分かかることもあるという。
とくに次の記述には驚いた。
客が不在の場合は宅配ボックスに入れるが、ドライバーは配達を終えてエントランスに戻ってからも、確認のために不在だった部屋のインターホンを再度鳴らす。時間差で帰宅する住民もいるからだ。「在宅していたのになぜボックスに入れたんだ」。そんな苦情はどの会社も日常茶飯事だ。
(中略)
中央区などタワマンが多い地域を担当するドライバーは「タワマンでは、なぜか上から目線で配達員が怒られるケースが多い」とこぼす。
うっとうしいほど面倒なシステムをかいくぐって届けてくれたんだから、ありがたいと思えばいいじゃないか。おお、やだやだ。そんな空気のところには本当に住みたくない(どうせ住めないからいいけど)。
宅配業者はタワマンへの配送に関して、「採算悪化で特別料金を模索」しているという。そんなに面倒な手続きが多くて余計な時間がかかるというなら、倍ぐらいの料金を取ってもいいんじゃないかと思うし、住民もそれに納得すべきだろう。ただ設定の仕方が難しいだろうが。
あまりにヒドい場合は、「配達お断り」のタワマンを公表してしまえばいいだろう。住民にとっては致命的に不便だろうが、そんな面倒なところに住まいしてしまった身の不運と諦めてもらうほかない。
ちなみに私が「タワマンなんかに住みたくない」と思うのは、単に感情的な理由からではない。合理的理由は、次の記事を読んでもらうだけでよく理解できる。
(前篇)多くの日本人が知らない…!海外だとタワマンが「低所得者向けの賃貸物件」という「信じがたい現実」
(後篇)ご存じですか? 欧米の富裕層がタワマンに住みたがらない「深刻な理由」…!
| 固定リンク
「世間話」カテゴリの記事
- 「ふてほど」には、「ふてくされるにもほどがある」かも(2024.12.02)
- 「透析しないと死ぬ」は「透析しないと死ぬ」という意味(2024.11.26)
- 「スマホでカフェの場所取り」よりスゴい光景(2024.11.21)
- 寒空の下でひまわり満開という奇妙な光景(2024.11.20)
- 「同人誌」を本気でやると、大変なことになるようだ(2024.11.13)
コメント
ところでタワマンに住む子供たちは赤とんぼを追いかけることもなく大人になっていきます。
“あの素晴らしい愛をもういちど”の歌詞もピンとこないでしょうね。
世代が違えばそういうことはつきものです。仕方ないですね。
投稿: ハマッコー | 2024年10月19日 01:22
ハマッコー さん:
子供たちがタワマンに住んだら、リアル体験としての世界はかなり狭くなってしまうでしょうね。気の毒に。
投稿: tak | 2024年10月19日 04:28