「なりすまし広告」って何のことか、やっとわかったよ
ちょっと前からネット上で「なりすまし広告」という言葉を見かけることがあったが、投資やら何やらの関係らしいのでまったく興味が湧かず放置していた。ところが昨日、「なりすまし広告 一斉提訴」といったニュースが流れたおかげで、どんなことなのかやっとわかったよ。
要するに、SNS(主に Facebook らしい)上で有名人の名を騙って投資話をもちかけ、金銭を騙し取る詐欺のことを言うようなのだ。今回問題になっている「なりすまし広告」は、ホリエモンや前澤友作さん、池上彰さんなどになりすましていたらしい。
池上彰さんは自分の名前が詐欺に使われたことにかなり立腹しておいでのようで「私は怒っています!」という愛知県警察の啓発ビデオに登場し、「絶対儲かる投資などないんです」と力説されている。
そういえば私もだいぶ前にそんなようなことを書いた憶えがあるなと思い、自分のブログを検索してみると、2013年 11月13日付の「楽して金儲けしたい心情」という記事が見つかった。
この中で私は次のように書いている
こんなケースで引っ掛からずに済むには、ただ一つ、先に述べた「世の中に、おいしい話なんて、そうそう転がっているわけがない」という常識を尊重するしかない。
冷静に考えれば、本当においしい話なら初対面の他人になどもちかけるはずがない。縁もゆかりもない他人に話を持ち込むことこそが、詐欺の証拠みたいなものである
本当に儲かる話なら、他人になんか勧めずに自分でやるよね。この記事にハマッコーさんの付けてくれたコメントがそのことを如実に示す。このようなコメントだ。
30年前に「いま、金を買えば確実に儲かりますよ」という電話がかかってきた、
「そんなに儲かるの?」
「はい、確実に儲かります」
「そんなに儲かる話を他人に教えたらダメでしょう。電話なんかしてないで金は自分で買わなくちゃ」
これで相手は完全に戦意喪失して、電話は切られました。
つまり、他人が薦めてくる「ボロい儲け話」というのはことごとく詐欺なのだとわかってさえいれば、そんなものに引っかかることもない。相手がいくら有名人になりすましていても、同じことである。
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コメント
このニュースをテレビで見て呆れました。いい歳した大人が複数回に渡り総額一千万円以上の金額を振り込んだらしい。
被害といえば被害だが被害者面して裁判起こすなんて世間に対して“私たちはこういう軽率な人ですよ”と披露しているようなもの。
弁護士も呆れてるでしょうが儲かりそうだから引き受けてるだけですね。
ホリエモンさんは一年以上前から“この広告は消せ”と meta 社に抗議してたらしい。
今回の裁判に対して meta 社は“厳正に審査している”と開き直っている。これも困ったもんです。
ところで 前野勇作 さんは 前澤友作 さんのことだと思います。
投稿: ハマッコー | 2024年10月31日 01:56
ハマッコー さん:
>このニュースをテレビで見て呆れました。いい歳した大人が複数回に渡り総額一千万円以上の金額を振り込んだらしい。
これ、ブログ本文では書きにくいですが、まさに同感です ^^;)
人名誤表記のご指摘、ありがとうございます。訂正しておきました。
投稿: tak | 2024年10月31日 13:53