「ススキ」と「オギ」の見分け方
KBS ニュースに "「生き物大好き記者が追う! 今回のテーマは「ススキとオギの見分け方」 岡山" という記事がある。それによると「河川敷とかちょっと湿り気がある場所に生えてるのは、大抵オギという植物」なんだそうだ。
そう言えば、かなり昔の『和歌ログ』でそのあたりのことに触れた記憶があって、検索してみたところ、2007年 11月 3日という 17年近くも前の記事が出てきた。(参照)。「河川敷にススキ (荻という説もあって、私には区別がつかないが) の穂が光っている」と書いている。
要するに、河川敷に生えているのがススキなのかオギなのか分からないと言っているわけだ。それならばと今回紹介する記事をスクロールしてみると、次のような写真が現れた。「ススキとオギの違い」を視覚的にわかりやすく説明したものである。
「白っぽくて穂が柔らかそうに見えるのが大体オギ」で、「ススキの穂は茶色っぽく、オギほどはふさふさしていません」というのである。なるほど、端的にわかりやすい。
それならばと、自分の『和歌ログ』でも「ススキ」を読んだ歌がずいぶんあるので、間違っていないか確認してみたところ、例えば昨年 10月 27日の「青空に夏思はせて湧き上がる入道雲を見上ぐる薄」(最後の「薄」という字は「ススキ」と読む)という歌は、ススキで OK。セーフのようだ。
ところがその前年 2022年 12月 7日の「すつかりと白くなりたる薄の穂を揺らす風吹くこともなき午後 」という歌に詠んだのは、ススキではなくオギのようなのだ。知らないというのはコワいもので、やってしまったわけである。
いずれにしても、今日取り上げた記事で「ススキとオギの見分け方」はわかったような気がするので、今後は歌を詠むときに間違えないように気をつけようと思った次第である。
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