新幹線車内での富士山案内アナウンス、英語バージョン
私のもう一つのブログ『和歌ログ』にも書いた(参照)のだが、昨日は関西は曇っていたものの、新幹線で三島付近まで来ると文字通りの「雲一つない青空」になっていた。雪を戴いた富士山の姿が「理想的」と言っていいほどの美しさだった。
この景色が見える直前、新幹線車内に「左の車窓より富士山の姿が見られます」という案内放送が流れた。これって正式のアナウンスというわけではなく、車掌のサービス精神によるものらしい。何かに夢中で外の景色に気付かない人もいるだろうから、ありがたいと言えばありがたいことである。
ところがこの日本語アナウンスに続いて、「ザビューオブマウントフジキャンビーシーンフロムザレフトウィンドー」という思いっきりのカタカナ英語(いや、平仮名っぽくさえ聞こえる)アナウンスが流れた。ちなみに一昨日の往路では、最後の部分が「ライトウィンドー」だった。
"The view of Mt. Fuji can be seen from the left window." というココロなのだろうが、外国人に理解されたかどうかはわからない。聞いてもわからない日本語アナウンスの延長と思われても仕方がないほどの口調だったからね。
思うにあの英文って、日本語の直訳なのだろう。しかも「キャンビーシーン」なんて持って回った受動態になっているところから察するに、機械翻訳の産物なんじゃあるまいかとさえ思われる(can be thougut)。
こんな時は同じカタカナでも、あるいは平仮名でも、ごく素直な中学生英語で「ゆーきゃんすぃーまうんとふじおんざれふと」(You can see Mt. Fuji on the left.)と言う方がずっと楽だし、まだ英語のつもりと気付いてもらいやすくて、辛うじて通じると思うがなあ。
まあ、ご参考までにということでよろしく。
【同日 追記】
あの車内アナウンス、やはり通じていなかったと思う。というのは、あの時は何人もの外国人が乗車していたが誰一人として反応していなかったもの。近くに座っていた米国人らしき夫婦も、顔を左に向けることすらなかった。
通じていたら、あの富士山の見事さだもの。"Oh!" とか "Beautiful!" とかいう声の一つぐらい聞こえてきてもいいはずだしね。やはり日本語アナウンスの延長としか思われていなかったのだろう。
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