年賀状は、本当にネットで済ませようよ
Threads に take3siz さんという方が「ハガキの料金が上がって年賀状どうしよっかという話が出てるが、国民は郵便局からの正しいメッセージを理解しなくてはならない」とのメッセージをポストしている(参照)。「これは郵便局からの『もう年賀状止めようよ』というメッセージである」というのだ。
この見方はあながち「うがち過ぎ」というわけでもないだろう。郵便局は本当に年賀状の取り扱いを減らしたいのだと思う。年末年始の郵便局は、年賀状のせいでどっと忙しくなり、バイトまで雇わなければならないのだから本当に大変だ。
年賀状が減れば、郵便局の負担はかなり軽くなるだろう。当然ながら「お年玉付き年賀はがき」の売り上げ枚数も減るだろうが、はがきは 1枚当たり 63円から 85円と 3割以上値上げしているのだから、取り扱いが 3割減ってもまだお釣りがくる。たとえ 4割減っても諸経費負担だって軽減されるから OK だろう。
ただ、上で紹介した 2つ目のレスの「というか、富くじに使うお金がない!では?」というのは、ちょっと的外れだよね。そもそも「富くじ」ではなく「お年玉」ということになってるし、そこには結構な「テラ銭」が含まれているはずなので問題ないだろう。
こうなったら「年賀状どうしよっか」を一足飛びに超えて、「年賀状や〜めた」にするのが正解だと思う。最近は企業や団体でも「年賀状廃止」とか「枚数を大幅に減らす」という声をよく聞く。
もとより NTT や KDDI などは 3年前から年賀状を廃止してる(参照)ほどだから、敷居は低い。まあ、この両社はいわば郵便と競合する業種だから廃止しやすかったのだろうが、オリエンタルランドや大広など、多くの企業も年賀状から離れている。
ちなみに私は 2年前の 12月に "既に「年賀状じまい」してしまったのだが" という記事を書いている。ただそれは「紙の年賀状」を止めてしまったということで、ブログ上ではそれ以後もオリジナル・デザインの年賀状を発表し続けている(参照 1、参照 2)わけなのだが。
その意味で、始めに紹介した書き込みへの「LINE で済ませてる」というレスにはかなり共感する。今後の年賀状は、ネット上での「年賀メール」とか「年賀ポスティング」とかに切り替わっていくのが自然の成り行きというものだろう。そこには祝電や弔電ほどの妙な頑固さ(参照)はないと思っている。
というわけで、来年早々には「tak-shonai 年賀状ギャラリー」に 2025年巳年の年賀状も加わるのでよろしく。
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コメント
年賀はがきの発行枚数は、
2003年の44億5936万枚(最多)
2024年用は14億4000万枚
2025年用は10億7000万枚(前年比25%減)
だそうで猛烈な勢いで減少してます。
最後まで残るのは、スマホは使わないけど、年賀状終いまではいかない高齢者だけですね。
投稿: ハマッコー | 2024年11月23日 13:36
ハマッコー さん:
20年とちょっとで 4分の 1弱ですか。なるほど、そんなものなんでしょうね。
この調子で行けば、3年後には 5億枚を切りますね。
>最後まで残るのは、スマホは使わないけど、年賀状終いまではいかない高齢者だけですね。
年に 1度の楽しみとして「生き甲斐」にまで昇華されそう (^o^)
投稿: tak | 2024年11月23日 14:44