首都圏での闇バイト強盗事件、その傾向と対策
NHK が一連の「闇バイト強盗事件」の特徴から推定される「家の防犯対策」のあり方を伝えている(参照)。首都圏で発生した19件の特徴を調べると、「事件に巻き込まれないための手がかり」が見えてきたというのである。
記事によれば、8月末から 9月 3日までは貴金属販売店や質店などがターゲットとされていたが、9月 18日以降は個人宅への強盗が続いている。こうした中では 500万円以上の高額の被害がある一方で、多くは数万円から 20万円程度の被害だったというのが注目される。
つまり高額の現金があるかないかに関わらず、押し入られていたというのである。「ウチは多額の現金なんかありそうに見えないから大丈夫」ということにはならないようなのだ。
押し入られた時間帯はいずれも明け方から未明にかけてで、ガラスを叩き割って入るという単純素朴なまでの手口が圧倒的に多い。そして金品を奪うためには手段を選ばず、殺人やキャッシュカードの暗証番号を聞き出すための連れ去り・監禁など、かなり凶暴なことを平気でする。
こうした犯罪への対策として、警備会社で20年以上にわたって防犯対策の研究をしている濱田宏彰さんは、「窓ガラスの強化」が重要と指摘する。比較的簡単な方法は、窓ガラス全面に防犯フィルムを貼り付けることだ。特殊なフィルム 4枚を重ね合わせた「強化ガラス」はさらに防犯効果が高い。
ウチは防寒対策も含めてガラスにシートを貼ってあるので、少しは大丈夫そうだ。さらに窓ガラスが割られても「補助錠」が付けられていると、メインの鍵が開けられても窓は開かないという。ウチも考えようかな。
(補助錠は)窓の上側への取り付けを推奨しています。侵入者が外すときには立って作業する必要がある(=人目に付きやすくなる)ためです。数百円から購入可能で、簡単に取り付けられます。
また、塀を低くしたり植木をせんていしたりすることで、周囲から見えやすくすること、人に反応する「センサーライト」の設置や、踏むと大きな音がする防犯砂利を敷くことも効果的だという。ウチはかなり開放的なので、この辺のことは大丈夫そうだ。
それでも侵入を許してしまった場合は、次のことを心がけるように記されている。
- 窓や勝手口からできるだけ外に逃げる。
- それができなければ「トイレや寝室など、鍵のかかる場所に逃げる」こと。警察に通報する時間を確保できる。
- それができずに、対面する事態に陥ったら「現金などをおとなしく渡す」。抵抗しないことが大切。
とにかく相手は強盗の素人のようなもので結構アセっているので、こちらの方が落ちついてあげないといけないようなのである。厄介な世の中になったものだ。
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コメント
強盗対策で一番の方法は侵入されないことです。
侵入する気をなくすのは tak さんが書かれた通りですね。
万一、侵入されたら ‶5万円なら現金があるから持って行って”と渡したほうが安全です。
以下は元刑事のアドバイスです。
https://www.youtube.com/shorts/rWACmjziVXU
投稿: ハマッコー | 2024年11月28日 21:15
ハマッコー さん:
なるほど。私なんかつい、ぶっ飛ばしたくなってしまうかもしれませんが、もう 70過ぎてるのでヤバいかもしれませんね。
万一の時には拝み倒すことにします ^^;)
投稿: tak | 2024年11月28日 23:36