Bluesky で英語のネット・スラングを学べた
最近、金ももらってないのに Bluesky という SNS の宣伝なんかしちゃってる気がするのだが、この度は図らずも英語のネット・スラングを学べたというお話である。Bluesky の運営当事者の書き込みが原則英語で表示されるので、目の前に字があればつい読んでしまうカラダの私としては結構勉強になる。
今回注目したのは、今月 21日付の「いくつかの技術面での機能的問題があるとわかったんだけど、忍耐強く使ってくれてありがとう」というお詫びみたいな書き込みで、「近日中の改善を期待しててね」と添えてある(参照)。自画自賛的アピールだけじゃないというのは、かえって好感度アップにつながる。
で、問題はこの書き込みの最終行にある "TL;DR we're so back" というものだ。恥ずかしながらこんなの初めて見た表現でさっぱりわからなかったが、とりあえずググってみたところ、こういうことだった。
TL;DR: "Too Long, Didn't Read" (長すぎて、読まなかった)の省略形。転じて「長すぎるという方のための要約です」
We're so back: "Things are good again!" or simply "hooray!" (「また良くなってるよ」あるいは単に「万歳!」)
要するに「長くなるから詳細はくどくど書かないけど、どんどん改善されてるよ。やったね!」って感じなのだろうね。
それからちょっと戸惑ってしまったのは、この書き込みへの自己レスにある "I jinxed it" である。日本語では「ジンクス」というカタカナ語がいい意味にも悪い意味にも使われるが、英語の場合は「またやっちゃったよ、ついてないなあ!」みたいな、悪い意味だけに使われるからだ。
ただこの場合は、「😌」という「ごめんなさい」的な顔文字付きなので、「真剣に改善努力するから、もうちょっと見守っててね」というようなニュアンスなのだろう。
さらにこれに対するレスの "gl lol" にも戸惑ってしまったが、"gl" は "good luck" (幸運を)の略語で、"lol" は両手を挙げて笑ってる姿を表したもののようだ。日本でよく見かける「\(^o^)/ 」の米国版なのだろう。
米国式が両手をまっすぐ上に挙げているのは、全角バックスラッシュ(「\」)なんて英文字にないからだろうが、半角でも "\o/" だとよりリアルに見えるがなあ。ただ、"lol" の方が圧倒的に素早く入力できるのは確かだ。
いやはや、いつまで経ってもお勉強のタネは尽きないものである。それにしても、Bluesky ってかなりカジュアルな雰囲気に満ちてるなあ。
【同日 追記】
ちなみに X (元 Twitter)の方でもイーロン・マスクの tweet が英語で出てくるが、くだらないものばかりで付き合いきれない。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「AI ブリタニカ」が脚光を浴びてるんだそうだが(2025.01.09)
- 「スタバで Mac ドヤァ」が「絶滅危惧種」って?(2025.01.06)
- ”Facebook” は既に ”Fakebook” になってしまった(2024.12.27)
- ”mixi2” という SNS へのちょっとした違和感(2024.12.18)
「言葉」カテゴリの記事
- 「正念場」という言葉の深い意味(2024.12.30)
- 「豚殺し/ロマンス詐偽」ー 中身は同じというお話(2024.12.26)
- 和菓子、薬、滑舌訓練等々 ・・・ 「外郎」を巡る冒険(2024.12.11)
- 「図に乗る」というのも、突き詰めるのは難しい(2024.12.01)
- 新幹線車内での富士山案内アナウンス、英語バージョン(2024.11.30)
コメント