”mixi2” という SNS へのちょっとした違和感
狂い咲きのような "mixi2" の話題に驚いている。もしかしたら 40代の人たちには懐かしさとともに歓迎されているのかもしれないが、70歳を過ぎてしまっている私には、ちょっとした違和感だなあ。
IT Media News では "「mixi2」は、X 移住先の本命か? mixi 古参ユーザーもどっぷりハマった、久しぶりの「平和な SNS」" というタイトルで紹介されている。「X 移住先」というのは何だか違うような気がするし、「平和な SNS」というのも不思議な表現である。
旧 mixi の方は、たまたま招待してもらったのを機会に「ものは試し」と会員になったことがあるが、その雰囲気にまったく馴染めず、完全放置していた。それに関してはリアルタイムの 17年も前(2007年 7月)に「mixi と MySpace の違い」という記事で触れている。
ちなみに "MySpace" (参照 1、参照 2)なんて、誰も憶えていないんじゃなかろうか。今は昔、2000年代には世界最大の SNS と言われていたサービスだが、いつの間にか Facebook に圧倒されて、日本語版は消滅してしまったようなのだ。
というわけで、"mixi" は Facebook 以前のいにしえの世界のサービスなので、そのあたりの感覚は d menu ニュースの【『mixi2』トレンド入りで、『mixi』にログインするユーザー続出 "黒歴史" 発掘に「アイタタ過ぎて速攻ログアウト」】 という記事で笑える。
"mixi2" のニュースで「旧mixi」 が懐かしくなったオジサンが久しぶりにログインして自分のつぶやきを読み返してみると、多くは「黒歴史しかなくてそっ閉じした」 なんてことになるらしい。今 40代の層が mixi やってたのは 17-8歳から20代前半の頃だろうから、「アイタタ」になるのは無理もない。
ちなみに私も試しに覗いてみようとしたのだが、Excel にメモしてあった ID とパスワードを入力してもログインできなかった。どうやらとっくに退会しちゃってたらしい。そんなこんなで、さすがに "mixi" とはまったく別物の "mixi2" にしなければ、今の世の中の SNS としては成立しにくいのだろう。
"mixi2" もログインしないと見られないクローズドなシステムで、参加するには既にアカウントを持っている知り合いからの招待を受けなければならないという建て前である。しかし X などに公開されている招待状もやたら多い(参照)から、「なんちゃって招待制」だよね。
とはいえよくわからない公開招待に乗っかって後で面倒なことにならないよう、ちゃんとした招待があるまでは「試しに覗いてみる」なんて必要もなさそうだ。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 選挙とインターネットの関わりというもの(2025.01.29)
- アヤシいメールには、くれぐれもご注意(2025.01.24)
- 「AI ブリタニカ」が脚光を浴びてるんだそうだが(2025.01.09)
- 「スタバで Mac ドヤァ」が「絶滅危惧種」って?(2025.01.06)
- ”Facebook” は既に ”Fakebook” になってしまった(2024.12.27)
コメント