山形県生まれとしては、あじフライにも醤油なんだが
食べ物全般にわたるウンチクがすごい「おいしいお」というブログに「【朗報】あじフライに何かけるか論争、ついに終結する」という記事があるので、「どれどれ」と行ってみると、昨年 2月 28日付のミツカンの記事が紹介されていた(参照)。
慶応義塾大学が開発した味覚センサー AI 「レオ」というのを用いて、アジフライにつけて食べられる調味料(味ぽん、タルタルソース、ソース、醤油)との相性度を測定した結果、最高だったのは「味ぽん」ということになったのだそうだ。「へえ!」ってな感じである。
ただ表を見る限り「相性度」の数値は 95.3〜97.3 のわずか 2ポイントの範囲内に収まっていて、この程度なら「好き好き」でどうとでもなるだろう。数字でものを食うわけじゃあるまいし。
それに、タルタルソースは作り方次第でいろいろな味加減が出るだろうし、ソースと醤油にだっていろいろな種類がある。これって「提供は『味ぽん』でお馴染みのミツカンでした」という御用調査みたいな気がしてしまうのだがなあ。
そもそも我が家には「味ぽん」なんてものはないのでどんなものなのかすら知らない。ググってみるとこんなもののようなので、ふむ、これならスーパーの棚でみかけたことがある。買ったことも使ったこともないけど。
ちなみに私は醤油派である。山形県生まれとしては当然のように醤油一択で、我が家にはソースなんてものもない。何にでも醤油の人だから、味ぽんなんて「何それ?」ってな感じでしかないのである。
かなり前のこと、西日本では天ぷらにソースをかけて食すのが当たり前と知って、もの凄く驚いたことがある。このことに関してはこんな記事を書いているので、ご覧頂きたい。
ソースで天ぷらを食う文化 (2013年 3月 10日)
天ぷらに醤油をかけるかソースをかけるかは、フォッサマグナを境にきれいに東西に分けられる。ざっと言えば東日本が醤油文化で、西日本がソース文化のようなのだ。さらに続編として次の記事も書いている。
ソースで天ぷらを食う人たちは、鉄板系コナモンも好き (同 12日)
「天ぷらにソース」の謎が、また少しほどけた (2021年 5月 6日)
とにもかくにも、醤油の奥深さは機械ごときには分からないものであるらしい。
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コメント
天ぷらじゃないですが 「カキフライ ソース」でググると 色々出てきますね。
投稿: Sam.Y | 2024年12月13日 21:43
Sam.Y さん:
本当だ! 結構な賑わいですね。
私はカキは好きなのですが、「カキフライ」となると食べることに「シンパシーが湧かない」という感じなんですよね。
妻は対照的に「カキフライ大好き」で、マヨネーズ派のようです。
投稿: tak | 2024年12月13日 22:22