「AI ブリタニカ」が脚光を浴びてるんだそうだが
GIZMODE JAPAN が「AI ブリタニカ百科事典、ChatGPT がデタラメすぎて脚光を浴び業績回復」という記事を伝えている。重厚な本の形の "Encyclopedia Britannica"(ブリタニカ百科事典)は、2010年版で終了したが、今、インターネットの世界で復活しているというのである。
ググって見ると確かに、"Britannika" という何でも調べられそうなサイトがあるじゃないか。英語版だけのようだが、それは本の形をとっていた昔からだからしょうがないよね。
インターネットで調べ物をしたいとき、最近注目されているのは ChatGPT だが、信頼性にはかなり疑問があり、Wikipedia にしても時々「ありゃりゃ?」と言いたくなるほどの変な説明がされていたりすることがある。そこへいくと、ブリタニカはさすがのもので、信頼性の高い回答が得られるという。
ただそこはそれ、無料というわけではない。メンバーシップ性で、こんなような会費を納入しなければならない。(下の画像クリックで、オリジナルの料金ページが表示される)
月間契約で 1ヶ月 8.99ドル、年間契約で 74.95ドル、ファミリー契約だと年間 98ドル。1ドル 150円換算の年会費は 11,240円あまりである。さすがブリタニカで決してお安い値段ではないが、昔、30巻以上のセットだった頃は日本で買うと 30万円以上したというから、まあ、リーズナブルかもしれない。
まあ、本棚の飾りにしておくよりはずっといいだろう。
ここで視点を変えて、日本の百科事典はどうなっているのかと調べてみると、ジャパンナレッジ(Japan knowledge)というサイトがあり、小学館が出している多くの事典、辞書などを網羅している。これもまたスゴい。
料金は「JKパーソナル+R」(すべてのコンテンツが使える)が月払いで 2,200円、年間契約で 22,000円。45コンテンツ限定のライトプラン「JKパーソナル」が、月払い 1,650円、年間契約 16,500円である(参照)。ブリタニカより高いのは、コンテンツが膨大だからだろう。
というわけで、自分はどうするかということになると、「まあ、ここは無料の Wikipedia を慎重に使っていけばいいか」というところに落ちついてしまった。とりあえずはこれで十分だよね。
ただ最後に、「ものすごく専門的で厳密な仕事が要求されている方は、AI ブリタニカなり JK(女子高生じゃないよ)なりどうぞ」とだけ書いておく。
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