昨年の平均気温が過去最高だったという嫌なニュース
共同通信が「24年の平均気温、過去最高 平年を1.48度上回る」という速報を伝えている。昨年の日本の平均気温が、平年値( 20年までの 30年間平均)を 1.48度上回り、1898年の統計開始以降最も高くなったのだそうだ。
一昨年の平年プラス 1.29度を超えて、2年連続での記録更新となったわけだ。これはまったく嬉しくない記録更新で、完全に「嫌なニュース」である。上の表を見てもわかるように、上位 6番目までは 2019年以後 6年間の記録で占められており、しかも昨年と一昨年の数値が飛び抜けて高い。
この数字はまさに「印象通り」で、一昨年もメチャクチャ暑かったが、昨年はさらに輪をかけた暑さだった。気象庁によれば「24年は夏(6~8月)が過去最高タイで、秋(9~11月)も過去最高」というのだから、11月頃まで暑かったのも道理である。
昨年と一昨年が飛び抜けて高い数字を示しているというのは、かなり嫌な印象である。猛暑は日本だけではなかったようなので、もしかしたら昨年から地球の「温暖化」がさらに一段階進んだ局面に入ったのではないかなんて考えてしまっても、あながち見当外れではなさそうな気がしてしまうほどだ。
前世紀までは夏から冬になるまでに 3ヶ月ぐらいの秋という季節があったので、我々の体も徐々に寒さに慣れることができていたのだが、近年はこの秋が短すぎる。「暑い、暑い」と言っているうちに急転直下の冬が来るので、人の体が気温の変化に付いていけず、この頃は「寒い、寒い」と震える毎日である。
私は最近よく「温暖化というより極端化だ」と言うのだが、昨年はその極端化にますます拍車がかかったという印象だ。今年は少し穏便な推移になってもらいたいもので、昨年以上の高温になったりしたら、冗談じゃなく絶えきれなくなってしまう。
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