土葬の墓地を認めたがらない日本人のメンタリティ
Courrier が "海外メディア「土葬のお墓がほしいと願うイスラム教徒を攻撃する日本」" というニュースを伝えている。"ネットの「誤情報」が深刻な対立を生む" というサブ見出し付きだ。
この記事は、つぎのようなリードで始まる。
近年、日本に暮らすイスラム教徒が増えるにつれ、教義に則った土葬墓地への需要が高まっている。大分県の別府ムスリム協会は土葬墓地の建設を求めているが、地元の日出町の町長らの反対で難航している。
墓地建設に対する抵抗感の背景には、ネット上で拡散されるイスラム教への誤解があると中国紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は指摘する。
大分県を拠点とする別府ムスリム協会の人々は、ムスリムのための土葬墓地建設の許可が同県日出町の行政から、まもなく得られるだろうと考えていた。2020年9月当時の話である。
だが 5年近く経つ今も承認は下りていない。同協会の代表ムハンマド・タヒル・アッバス・カーン(57)は、「土葬が法律で禁止されていない日本で、自分たちの率直な要望が認められないのは、メディアや SNS で発信された誤解を招く情報に原因がある」と訴えている。
土葬できる墓地の建設に反対しているのは、一部の YouTuber であるらしく、代表的なのは「カーンが日本をムスリム多数派の国にしようと企んでおり、墓地の建設はその活動の一環」という主張だ。馬鹿げた話だが、こんな話に乗って町長までが建設に反対しているというのだから情けない。
こんなことになっているのは、先進国では日本ぐらいのものだろう。多様性を認められないメンタリティというのは、かなり困ったことだ。そもそも日本でも戦前までは土葬が普通に行われていたのだが。
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コメント
土葬が嫌なのではなくて、単なる排外主義でしょうね。
投稿: 山辺響 | 2025年3月13日 13:52
山辺響 さん:
日本人でも時々住みにくさを感じることがありますからね ^^;)
投稿: tak | 2025年3月14日 07:04