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2025年3月 2日

トランプの「稚拙なやりたい放題」に、早くもほころび

米国トランプ大統領の矢継ぎ早のわけのわからない振る舞いだが、まともに考えればあんなやり方が長く通用するはずがない。共同通信が "トランプ大統領は「マフィア」 米有力紙が社説で批判" という記事を報じているほどだ。

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「米有力紙」というのはワシントンポストで、3月 1日付の社説として、トランプ大統領のゼレンスキー大統領に対する振る舞いは、映画「ゴッドファーザー」の主人公でマフィアのボスである「ドン・コルレオーネのようだった」と批判したという。確かにそう言われても仕方がないよね。

何しろ米国民の圧倒的多数は「ロシア嫌い」である。第二次世界大戦後の「米ソ対立」以来の「アカ嫌い」がずっと続いているのだから、こればかりは急には変わりようがない。ところがトランプはプーチンと一脈通じてしまい、あからさまな「仲良し」ぶりなのだから違和感あり過ぎだ。

こうした行き方に対しては身内の共和党内部からも批判が出始めているようだ。当然といえば当然である。

穏健派のマカウスキ上院議員は1日、トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の首脳会談の終了後、「政権は同盟国から離れ、ロシアのプーチン大統領を受け入れようとしているようだ。吐き気がする」と、SNS で痛烈に批判したと伝えられる(参照)。

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さらに、CNN が「解雇に不満の米連邦職員、ロシアと中国が採用に動く」という情報筋の話を伝えており、かなり危険なニュースと受け止められている。なにしろ CIA などを辞めた人物がロシアと中国に雇われてしまったら、機密情報筒抜けになってしまいかねない。

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トランプの「稚拙なやりたい放題」は、既にボロが出始めていると言ってもいい。これが米国だけの問題で済めばいいのだが、全世界に悪影響を及ぼすのは必至だから、しばらくの間、世界は馬鹿馬鹿しい混乱に付き合わなければならないのだろう。

 

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コメント

トランプ氏は発言内容が無茶苦茶ですね。ウクライナに既に52兆円支援したと言ってましたが、実際は15兆円だったり、ゼレンスキーを独裁者と決めつけ、あとで記者から独裁者と今でも思っているのかと聞かれ「おれ、そんなこと言った? そんなこと俺が言うはずない。はい、次の質問どうぞ」ととぼけたりで、周囲を振り回します。

こんなことが今後四年間も続きます。世界は相当疲れます。

投稿: ハマッコー | 2025年3月 4日 06:43

ハマッコー さん:

>こんなことが今後四年間も続きます。世界は相当疲れます。

まったくですね。
私は既にかなり疲れちゃってますが ^^;)

投稿: tak | 2025年3月 4日 13:22

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