箱根の岡田美術館で「愛と平和の江戸絵画」展
JAPAAAN が "江戸時代の絵画を「愛」と「平和」をテーマに紹介する特別展「愛と平和の江戸絵画」が岡田美術館で開催" というニュースを伝えている。岡田美術館は神奈川県箱根町にあるのでちょっと遠いが、機会が折り合えば行ってみたいものだ。
記事には「江戸時代は、徳川家康が幕府を開いた1603年(慶長8)から終焉を迎える1867年(慶応3)まで、約260年もの長きにわたり平和の続いた、世界史的にも稀有な時代でした」とある。ただ、江戸時代の絵師たちが「愛」と「平和」をテーマに創作活動を行っていたわけでは決してない。
「愛」と「平和」というのはとても近代的なコンセプトなので、江戸時代の人間たちはそんなことを意識していなかっただろう。ただ、現代に生きる我々が江戸期の絵画に「平和」な雰囲気を感じるのは確かなことだ。
「愛」となると少々むずかしいが、記事には「遊女や贔屓の役者など美しい男女を描いた美人画に限らず、江戸時代には愛する人の存在を直接的、あるいは間接的に描いた作品が数多く制作されました」とある。なるほど、そうした見地から「愛」と「平和」をセットで訴求する取り組みのようだ。
「名所・遊楽から、日常を豊かにする琳派、旅を描いた浮世絵まで」と紹介されており、広範囲の分野の絵が展示されるようなので、かなりおもしろそうだ。個人的には遊楽の絵と浮世絵をたっぷり眺めたい。
この絵画展の会期は 6月 8日(日)~ 12月 7日(日) までとほとんど半年にわたるので、この期間内に箱根の近くまでいく用事ができたら、是非寄ってみたいところである。
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