山形県の人口が 100万人を切っちゃったんだそうだ
読売新聞が本日付けで「山形県人口 100万人割れ、45年後には 50万人下回る予測も…1市のみ 20年間で増加」という記事を報じている。私が山形県にいた高校時代までは 120万人台の人口を維持していたのだが、ついに大台割れとなるとちょっと淋しい気がしてしまう。
私は仕事で日本中出かけることが多く、印象としてはちょっとした地方都市でも駅前は人っ子一人歩いていないというところが少なくない。私の生まれた酒田市も、いよいよそんな感じになるのだろうか。
当ブログで 9年前に触れたことだが、山形県というのは上の画像で示したようにポカンと口を開けた人の横顔の形をしていて(参照)、ちょうど目の辺りに位置するのが酒田市である。江戸の昔から西廻り航路で栄えた港町で、芭蕉も気に入って長逗留したと『奥の細道』に書かれている。
ところが一昨年 6月、その街中にクマが現れた(参照)というのだから驚いてしまう。芭蕉が奥の細道を辿った昔でさえ、クマに遭遇したなんてことは書かれてないのに。
読売新聞によれば、人口が 100万人を切る 12県というのは以下の表の 36位以下。最少の鳥取県は 53万人足らずだから、東京の板橋区(58万人あまり)より少ない。そして山形県も 45年後にはそれ以下になるかもしれないというのだが、私はそこまで生きる気はないので深く考えないでおこう。
ちなみにこの中で秋田県と山形県は面積が飛び抜けて広い。ということは、人口密度的にはモロに過疎感が漂ってしまいそうだ。
それにしても 47都道府県のうち 12県ということは、4分の 1強が人口 100万人以下ということなのだね。今後も人口はますます減っていくのだろうから、日本の田舎はのどかになるなあ。
【付記】
上の画像中で山形県が庄内弁で呟いている「確かに、人、いねもののぅ」は、「確かに、人がいないものねぇ」という意味なので、よろしく。
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