いかに齢を重ねても、人生の未知の分野は限りなく広い
X(旧 Twitter)で、たちばな TOKYO BUNNYS CLUB さんという方が「一生に一度の記念品にこだわる人は将来ゴミ屋敷確定やぞ」と tweet しておられる。父親が彼女の使っていたベビーベッドやらちっちゃい椅子やらを捨てられない人らしく、それらで一部屋埋まってるんだそうだ。
そんなことやってたら娘が 3人(それぞれもう独立しているが)の我が家なんて、一部屋が埋まるどころじゃ済まないだろう。しかし実際は大抵あちこちに「お下がり」としてあげまくったから、そんなことにはまったくなっていない。
私も妻も、子どもの使っていたものを手放せないようなセンチメンタリズムとは無縁の性格ようで、まことに至福の至りではある。ただそれはそうと、今日の記事の重要ポイントはむしろここから先なのだ。
上の画像で示した tweet に「お前の娘はもう BBA なんやぞって誰かおしえてやってくれ」という一文があるが、当初は彼女が大学の経営学部か経済学部を出て「経営学士」になってるんだという話かと思ってしまった。
フツーの常識では BBA ってのは Bachelor of Business Administration の省略形で、世間で(とくに米国なんかで)それよりありがたがられるのが MBA(Master of Business Administration:経営学修士 ) ってわけだからね。
しかしそう解釈してしまうと、そこはか以上の違和感が生じてしまう。いや、別に経営学士でも一向に構わないし、もしかしたら実際にそうなのかもしれないが、この文脈でそれを前面に押し出したところでナンセンスでしかない。実際は別の意味で使っていると考えるのが自然のような気がする。
というわけでググってみると、どうやら こんなこと らしい。いやはや、「ババア」とは思いっきり意表を突かれた。
この項目には「2012年 3月 27日更新」とあるから、私はこの用法をまったく知らないままで少なくとも 13年以上生きてきたことになる。となると、自分自身はモロに JJY(ジジイ)ってことか。常に日本標準時(JST)を発信してくれているありがたい無線局という意味じゃなく。
いかに齢を重ねても、そしてどんなにちょっとしたことでも、人生の未知の分野は限りなく広い。先月末には「 "Happee Birthdae" って、私が知らなかっただけ」という記事を書いてもいるし、「わし、な〜んも知らんもんね」と思っている方が事実に近いし、何より楽なのだよね。
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