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2025年6月に作成された投稿

2025年6月30日

北見市の最高気温と、飲みかけペットボトルの話題

FNN が「北見市で3日連続34℃以上―「さすがに厳しい」 熱中症も相次ぐ 飲みかけのペットボトルは中身によっては細菌が急増殖も!麦茶やスポーツ飲料は大丈夫?」という、地域的な気候の記録とペットボトルの危険性を絡めた複合的なニュースを伝えている。

北見市というのは道東に位置しており、冬になれば厳しい寒さを伝えるニュースの舞台となる地域だ。それだけに 34℃ 以上が 3日も続いたら、暑さに慣れない住民はかなり辛いだろう。

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そしてニュースは突然、飲みかけペットボトルの危険性に話が移ってしまう。ペットボトルに直接口を付けて飲むと、細菌がどんどん増殖してしまうので危険というのだ。

一番危険なのはミルクコーヒーで、30℃で 48時間放置した結果、菌が 2日で 3億倍に増えてしまったという。含まれる糖分やたんぱく質が細菌の餌になるというのである。まあ、実際にはここまで乱暴な放置の仕方はあまりしないだろうが、ミルクコーヒーってかなりヤバいことは事実のようなのだ。

さらに麦茶も 48時間で菌が 3万倍に増えるというが、スポーツ飲料は酸性が強いためそれほど増えないという。ペットボトル飲料も、種類によって結構差があるようなのだ。

ただいずれにしても、夏の暑い時期には容器に移して飲んだり、なるべく早く飲みきることが大事と結論づけられている。要するに、飲みきるまでにダラダラ時間をかけてしまうのはヤバいようなのだ。

その点、私は 500ml ぐらいなら大抵 1時間以内で飲みきってしまうので、まあ、大丈夫だろう。ただ自前の保冷水筒を用意することも多いので、きちんと洗わないといけないね。

 

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2025年6月29日

暑さで危険すぎる万博

朝日新聞が「大阪・関西万博で暑さにより体調を崩し、会場の救護施設を利用した中学生が、体調が回復しないまま20分で退出させられた」と報じている(参照)。この暑さでは熱中症になるのもしょうがないが、救護施設に 20分しかいられないというのは問題だろう。

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記事には上のような、中学生があまりの暑さで地べたにへたり込んでいる写真まで添えられ、まともな人なら「万博なんて行きたくない」と思うのが当然みたいなことになっている。しかも救護施設がそんなような不親切な状態というのだから、どうしようもない。

私は前々から「真夏にかかる会期で万博というのは危険すぎる」と思っていたのだが、真夏以前でこんなことになるのだから、7月、8月になったら会場内をまともに歩いていられなくなるんじゃなかろうか。これじゃ会期設定があまりにもヒドすぎる。

私は元々万博なんて行く気がないが、これからの時期に予定している人は覚悟しておく方がよさそうだ。

 

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2025年6月28日

まだ真夏じゃなかったのか

ウェザーニュースが「真夏を思わせる暑さ 週後半はゲリラ雷雨にも要注意」という週間天気予報を伝えていて、「『真夏を思わせる暑さ』ってことは、まだ真夏じゃなかったの?」と改めて驚いた。来月、再来月になったら、こんなもんじゃ済まないってわけだね。

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昼過ぎにクルマで買い物に出たのだが、気絶するような暑さだった。夏風邪が治りきっていないので、結構しんどい。

早くこの夏風邪を治さないと、まさにフラフラだ。というわけで、今日のところはこれぎり。

【お詫び】

この記事、28日夜に書き上げていたのですが、夏風邪のせいでそのまま寝入ってしまい、公開が遅れて翌日になってしまったことをお詫びします。

 

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2025年6月27日

Apple Watch の充電器、実はタフだった

昨日は 23〜24日の大阪出張で夏風邪の症状が重くなってしんどかったという記事を書いたのだが、この出張はこれ以外にも問題がいろいろ発生して、しんどさが重なってしまったのだった。

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まず、宿泊したホテルで Apple Watch の充電ができなかったのである。上の写真は旅行用にコンパクトに設計された Apple Watch の充電器(Amazozn で 1,699円)で、2年ほど前に購入したのだが、下の写真のように電源につないで充電する。これが作動しなくなってしまったのだよ。

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突然、さらに当然のように壊れてしまったので、こちらとしてもあっさり諦めてしまった。とはいえ Apple Watch というのは 1回の充電で 2日間はもたない。翌日は 午前 11時頃に充電が切れてしまったので、時刻を確認する度に iPhone をポケットから取り出さなければならいのが、結構不便だった。

その上、老眼用のメガネを家に置き忘れてきてしまい、PC を打つときは少々合わなくなりつつある遠近両用メガネを、必死に手で押し上げてやっていたのだった。おかげで眼まで疲れてしまったのである。夏風邪の上にこれだから、まさに「弱り目にたたり目」だったというわけだ。

帰宅してからは、「早めに充電器を買わなければ」と思っていたのだが、夏風邪のためそのまま放っておいてしまい、今日になってからようやく Amazon でこんなようなものを発注した。明日には届くという。

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ところが問題はこれからである。壊れたものと思っていた充電器を念のため改めて作動させてみると、ちゃんと充電できるじゃないか。壊れてなんかいなかったのである。この充電器、実はかなりタフで、壊れていたのはホテルの配線の方だったようなのだ。

あわててて Amazon の発注を取り消そうと思ったのだが、それは思いとどまった。というのは、この新しく発注した充電器は USB 機器が 2つ充電できるというので、旅行に持って行く小物を減らすことができる。うむ、それならこっちを主力として使う方が楽そうだ。

前から使っているヤツは予備用として取っておこう。というわけで今回の経験かから、ホテルの配線を信用しすぎないという教訓を得たのだった。

 

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2025年6月26日

どうやら夏風邪をひいてしまったらしい

毎週出張が続いたせいで体が疲れているような気がして、23日24日の記事は「体力温存のため、早く寝る」みたいな締めくくり方をしているのだが、これはどうやら疲労どころではなく、夏風邪をひいてしまっているらしいとわかった。これも年のせいかなあ。

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どうやら夏風邪は先週末からのようで、今週からは 1日 15時間睡眠(決して熟睡しているわけではないのだが)みたいな状態になっている。それでもこちらは大丈夫と思っていて、大阪出張もフツーにこなしてしまったのだが、新幹線車内では往きも帰りもずっと居眠りという状態だった。

咳も絶えないし、残尿感まである。「どうもおかしい」ということで調べてみると、ウェザーニュースのサイト(参照)に出ている上の表にある症状とかなりの部分が一致する。これはどうやら、夏風邪をうつされてしまった(妻からなのだが)ものと結論づけるほかない。

細かいことを言うと咳と残尿感に加え、朝起きると目やにがあってまともに目を開くにも手間がかかっていた。細かい字を読もうとしてもかすんでしまい、「もう年なのかな?」なんて思っていたが、今朝辺りからまともにモノが見えるようになっている。これって、なかなかありがたいことだ。

今は妻と一緒に買い置きにあった薬を飲みつつ、夏風邪からの回復過程にある。こういうのってこれまで実感的な体験がなかったのだが、いざ実際に直面してみるとかなり面倒くさいものだね。

というわけで、今は夏風邪症状からの脱出に全力というところなのでよろしく。

 

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2025年6月25日

オジサンの半袖シャツ袖口ツンツン問題には啓蒙が必要

オジサンの半袖シャツ袖口ツンツン問題」というものに初めて触れたのは、2007年 9月 11日付の「オジサンの半袖シャツ、袖口が広すぎ」という記事で、18年近く前のことだ。そして毎年夏になるとこの記事へのアクセスが急増するのだから、これはもう恒例行事化していると言ってもいいかもしれない。

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電車で隣席に座ったおじさんの半袖シャツというものは袖口がやたら広がっていて、しかも妙にアイロンが効いているので、こちらの半袖でむき出しになった二の腕をビミョーにツンツンくすぐるのである。これはもう、「公害」と言ってもいいレベルだと思う。

私は既に一般的な「定年」とされる 70歳を超えて、毎日電車で出勤なんてしなくていいフリーランスという境遇だから、この公害から免れて久しい。しかし世の中には、この問題で悩む人が絶えないのだから、由々しき問題である。

さらに最近はオジサンばかりでなく若いあんちゃんの間でもこんなような袖口のシャツが流行っているようなのである。つまり、オジサンだけを問題にするわけにもいかなくなっているようなのだ。

電車で通勤する境遇の人たちは、自覚的に袖口ツンツンになるような広い袖口のシャツは避けるようにしなければならないと思う。これはもう、国民的課題と言っても大げさ過ぎることはない。

マジな話、多くのブロガーがこの「公害問題」に触れて啓蒙すべきなんじゃないかと思う。ちなみに私は冒頭で紹介した以外にも下記のような記事を書いている。

電車隣席の「昭和的半袖シャツ」袖口ツンツン問題(2020年 8月 12日付)

袖口の広い「オジサン半袖シャツ」が、まだまだ健在(2024年 7月 8日付)

それにしても今年は猛暑のせいか、私の 2017年 9月の記事へのアクセス増加が、やたら早い。5月半ば頃から目立っていたのだから。

 

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2025年6月24日

大阪でも雨に降られずに済み、青空までのぞいた

夕方に大阪出張から戻った。予報ではずっと雨で雷雨もあり得るということだったのだが、結果としては一度も傘をささずに済んでしまい、昼頃からは雲の切れ間に青空まで見えたので、自分の晴れ男振りに改めて驚いている。本日の写真は帰りの新幹線車窓から撮った京都東寺五重塔のサービスショット。

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ちょっとした社内報の取材で、当初は「一日雨降りなら、室内の写真を添えるだけで済むから、楽じゃん!」と思っていたのだが、期待(?)に反して晴れてしまったので、つい屋外での写真まで丁寧に何ショットか加えてしまうことになった。結構時間と手間のかかる仕事になってしまったわけだ。

ましてや今月は、第二週、第三週、そして今回の第四週と、三週連続の出張となってしまったので、来月で 73歳となってしまう身としては、思いのほか疲れてしまったよ。いくら旅好きでも、毎週となるとちょっときついよね。

来月はまた九州に二度行かなければならないし、体力維持のため、今日のところはこの辺で失礼。

 

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2025年6月23日

大阪に来てみると、0.5ミリの雨だった

今月は本当に忙しい月で、今日は大阪に来ている。3週連続で、北九州市、三条市(新潟県)、大阪という出張だ。

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午後 3時半過ぎに東京駅を発ち、車窓を見ているうちに名古屋を過ぎたあたりから雨が降り始めたようだった。iPhone で WeatherNews のサイトを確認してみると、大阪は今夜から明日にかけて雨になるようだ。天気図を見ても、一度は消えていた梅雨前線がしっかりと日本列島上にある。

今月 17日の記事で ”梅雨時に 3週続けて「晴れ男振り」を発揮するというのは、「なんだか、済みません」と言いたくなるほどだ” なんて書いている。この時点の予報では、今日も晴れるということだったのだが、実際には謝らずに済んでしまいそうだ。

明日も 1ミリ程度の雨が続きそうなのだが、この程度の雨ならどうってことはない。l晴れて猛暑になるよりずっとマシだ。それに今日のところは新大阪の駅で下車してからは曇りになって、一度も傘を差さずに済んでいる。我ながらしぶとい晴れ男だ。

そんなわけで出張の連続で疲れてしまいそうなので、今日は早く寝ることにする。おやすみなさい。

 

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2025年6月22日

結婚で女性側の苗字にすることについて

X(Twitter)で、興味深いスレッドを見つけた(参照)。最近注目の「選択的夫婦別姓」とはちょっと違うが、結婚する同士で珍しい方の苗字にするという合意があり、女性側の苗字の方が珍しいのだが、男性側の祖母が女性の苗字に変わることに猛反対しているというのである。

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祖母が猛反対してもこの結構には法的な支障は何もないのだが、当事者としてはやはり悲しいものがあるだろう。祖母としても気持ちよく結婚させてやればいいのにと思うばかりである。

なかなかいいなと思ったのは、祖母の「あんたは女の尻に敷かれて恥ずかしくないんか」という言い草に対して、彼氏が「それ爺ちゃんにも言ってやれば? 俺はそんな尻に敷かれてる爺ちゃんのこと、カッコいいと思ってるけどね」と返したという点だ。なかなかのものである。

さらにいいなと思ったのは、次の tweet だ。

わたしがここで絶対に折れたくないのは、もちろん自分の苗字を残したいというのが大前提にありますが、いま祖母の言う通りにすると今後も次々とアレコレ言われ始めるだろうなと思っているので、ここで折れることだけは絶対にしないと固く誓っています。

まさに、このばあちゃんならあり得ることで、あと 20年ぐらい長生きされたらたまらないだろう。ヌユ子さんにはしっかり頑張ってもらいたいものである。

 

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2025年6月21日

豆乳ソフトクリームって、見つけたら食べてみよう

トルー さんという方がDaily Portal の「豆腐屋さんのソフトクリームを食べる」という記事で、実際に 1日で食べた 3つのソフトクリームを紹介してくれている。豆腐屋さんで作っているだけにすべて「豆乳ソフトクリーム」で、かなりおいしそうだ。、

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 これらの豆乳ソフトクリームを買ったのは、埼玉県草加市付近の、谷塚、梅島、獨協大学前という 3つの駅近くにある豆腐屋さんのようで、写真のように見た目からしてそれぞれ微妙に違いがある。さすがに手作りだけのことはある。

私も「豆乳ソフトクリーム」というものを味わってみたくなり、つくば付近の検索をしてみたところ、こんな風な結果になった。

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埼玉県草加市付近のように豆腐屋さんということにはならないようだが、提供してくれる店はあるようなのである。そのうち試してみよう。

今日はあちこち用があって暑い中を移動していたため、かなり疲れてしまったのでこの程度で失礼。そのうち実際に食べたら報告してみようと思う。

 

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2025年6月20日

「多目的トイレ」の「排泄以外の目的」って何だろう?

下にあるのは、昨日新潟県三条市からの帰路、水上の道の駅か何かでふと私のアンテナにビビッときてしまったトイレ入り口の写真である。このトイレ、排泄以外にも多くの目的がいろいろ設定されているようなのである。一体どんな目的だろう? 洗濯? ゲーム? 宿泊? それとも他の何か?

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帰宅直後は暑さのためにバテバテ状態で忘れていたのだが、急に思い出してたまらなく気になってしまい、「多目的トイレとは?」のキーワードでググってみた。すると「AI による概要」として次のような説明が表示されたのだった。

多目的トイレとは、車いす使用者や高齢者、小さな子供連れの方など、様々な人が利用しやすいように設計されたトイレのことです。広さや手すりの設置、ベビーベッドやおむつ交換台、オストメイト対応設備など、一般のトイレよりも多くの設備が備えられています。

ふぅむ、こんなような話なら「多目的トイレ」なんていう名称はトンチンカンだよね。そもそも基本的なコンセプトからして「多」であるのは「目的」なんかじゃなくて、「利用する人々の境遇」ということのようだから。

ちなみに「オストメイト対応設備」って初耳だったが、こういうことなんだそうだ。そう言えばショッピングモールみたいなところのトイレで見たことがある。この際だからちゃんと覚えておこう。

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さらに調べてみると、ミライロ通信というサイトに「多機能トイレと多目的トイレの違い」というページが見つかり、"「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」が改正され、名称が「バリアフリートイレ」に変わっています" と解説されている。

うむ、確かに「バリアフリートイレ」という方がずっとしっくりくる。さらにこのページの「多目的では無い。目的はただ一つ! 人の尊厳を守ることです」という中見出しにもグッときてしまったよ。

これに関する説明は、こちらにもある。うぅむ、これだったら、まさに「バリアフリートイレ」という名称に統一すべきだよね。とにもかくにも「多目的トイレ」なんていう名称ではトイレの片隅のテーブルでメシを食う場面さえ想起されてしまい、「はぁ?」ということになってしまう。

 

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2025年6月19日

暑い! 東京や大阪だけでなく、上越も暑い!

クルマでの新潟出張から帰って来たのだが、帰路の暑さにはさすがにまいってしまった。ウェザーニュースは「太平洋側は来週にかけても暑い 東京や大阪は真夏日が続く予想」と伝えているが、新潟から群馬に続く上越道も暑かった。まだ 6月中旬というのが信じられないほど、十分以上に暑かった。

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付けっぱなしのカーラジオでは、番組の出演者が判で押したように「暑いですね〜!」という悲鳴のような挨拶から入る。スタジオにいるパーソナリティはまだいいが、外に出て中継している担当者は本当に気の毒なほどだった。

こちらはずっとクルマを運転していたのだが、道の駅とかサービスエリアなどでちょっとトイレ休憩するだけで、クルマに戻るとサウナ状態である。ましてや食事休憩のあとなんて、車内に入るのに一大決心が必要だ。かと言って、車外にいても気絶しそうなのだが。

駐車場のすべてのスペースを、直射日光を防ぐ屋根付きにしてもらいたいと思ったほどである。まあ、無理な話だけどね。

再スタートする度に心の中で確認するのは、「まだ 6月なんだよね」という事実だ。よく言われていることだが、6月は体がまだ暑さに慣れきっていないので、熱中症になりやすい。本当に、33℃ が 35〜37℃ ぐらいに感じてしまうのである。

来週は早々に大阪に出張する。大阪の暑さは、こんなもんじゃ済まないだろう。今から覚悟を決めておかなければ。

 

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2025年6月18日

「越の梅」の梅干し、うまそう!

今日は朝 8時前にクルマで出発して、新潟県の三条市に出張してきている。5時過ぎにホテルにチェックインし、テレビを点けると "梅干しに適した 田上町の特産「越の梅」収穫が始まる" というローカル・ニュースだった。田上町というのはこの三条のすぐ北、県庁所在地である新潟市のすぐ南にある町だ。

この田上町で、特産の「越の梅」(「越乃寒梅」じゃないので、よろしく)の実が収穫されているのだという。この品種は種が小さいためその分果肉が分厚く、さらに薄皮なので梅干しに適しているという。ニュース動画に登場する梅干しも、かなりおいしそうだ。

毎年 3月頃になると私のもう一つのブログである『和歌ログ』に登場するように(参照)、我が家の庭にも梅の木がある。やきもきするほど遅咲きなのだが、ちゃんと毎年咲いてくれるからブログにも書きたくなってしまう。既に年中行事だ。

そしてちゃんと梅の実もなり(参照)、それなりの大きさに育つ。しかしながら、この梅の実は種が大きすぎて、果肉の部分は本当に薄いのである。梅干しにしても種ばかりで食べる部分がほとんどないようなものなので、近頃ではすっかり諦めてしまっている。

というわけで、このニュース動画にあるような見事な梅を見ると、羨ましくなってしまうのだ。我が家の梅ももう少し果肉部分が厚かったら、毎年梅干しを作るんだがなあ。

今回収穫された梅が梅干しになるのはもう少し先になるのだろうから、お土産に買って帰るわけにもいかないし、また来られればいいと思っている。

 

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2025年6月17日

明日は天気図から梅雨前線が消滅しちゃうらしい

朝からよく晴れて、日向に出ると頭がクラクラするほどの暑さだった。周囲と「もう梅雨明けしたんじゃないの?」なんて話をしていたのだが、ネットではウェザーマップの気象予報士、杉江勇次氏が「異例、6月中旬に梅雨前線が消滅へ、わずか1%の確率」と伝えているじゃないか。

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ニュースに添えられた予想天気図を見ると、本当にきれいさっぱりと前線が消えてなくなっている。過去 10年のこの時期 100日分の天気図では梅雨前線が消えていたのはたった 1日のみで、あとの 99日は何らかの形で確認できたというのだから、これは 1%の確率でしかないのだ。

週末には梅雨前線が復活すると見られるのだが、ということは、過去 10年間で 1日しかなかった現象が、今年は 1年で 2〜3日出現するというわけだ。確率としてはさらに大変なことになる。

私は明日、自分でクルマを運転して新潟県に出張するが、雨の心配はなさそうだ。上越の山越えルートを辿るだけにありがたいといえばありがたいものの、ちょっと気持ちの悪いほどのありがたさでもある。

さらに来週は大阪に行くが、復活する梅雨前線の影響に関しては「北日本や北陸、あるいは西日本の日本海側では曇りや雨となる所がありそう」というだけで、大阪はいい天気が続きそうだ。梅雨時に 3週続けて「晴れ男振り」を発揮するというのは、「なんだか、済みません」と言いたくなるほどだ。

その代わりまだ 6月後半だというのに、新潟も大阪も真夏日が続いて暑くなるのは間違いなさそうだ。最近の天気は、本当に過去の常識が通用しなくなっているようなのである。

 

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2025年6月16日

捨てるとわかっているコメを、毎日無駄に炊く日本

朝日新聞が "コメ不足なのに止まらぬ食品ロス 毎日 3トンが「廃棄」される現実" という記事を伝えている。直接朝日新聞のサイトに飛ぶと、有料記事ということで途中までしか読めない(参照)が、それを間接的に紹介する Yahooo のサイトだと全文読める(参照)というのがおもしろい。

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記事には次のようにある。

食品リサイクル会社「日本フードエコロジーセンター」(神奈川県相模原市)は、県内や東京・多摩地域のスーパーやコンビニの食品工場など約 200の事業者から余った食品を回収している。炭水化物を中心に 1日に約 40トンが運び込まれ、そのうち 3~4トンがコメ類だ。まだ食べられるのに捨てられた米飯もある。すべて「食品ロス」になったものだ。

同社の高橋巧一社長は「食品工場では発注が来た際に弁当やおにぎりを作れずに欠品となることを避けるため、多めにコメを炊く。余った米飯は店頭に並ぶことなく、運ばれてくることが多い」と語る。「米不足」と言われる中で、捨てるとわかっている米を無駄に炊いているわけだ。

日本という国は、コンビニでのおにぎりの欠品を避けるため、食えるものを毎日毎日直接捨てるという「悪業」を積んできているわけなのだね。

私は以前からコンビニでおにぎりを買うという行為にわけのわからない抵抗感を覚えていたのだが、その抵抗感の正体はこれだったと判明して啞然としてしまったよ。

 

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2025年6月15日

自分自身の晴れ男振りに、改めて驚く

2泊 3日の北九州への旅から戻ってきた。仕事本番の昨日は朝方の天気予報でもずっと雨という予報で、「豪雨もあり得る」なんていうしんどそうな話だった。ところが実際にはホテルを出る前の早朝は土砂降りだったものの、それからはあっさり止んでしまい、傘は一度もささずに済んだのだった。

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いや、まったく降らなかったというわけではない。小倉駅から電車(いや、ディーゼル車だったかな?)での移動中に窓を濡らす程度の雨は降っていた。そのため仕事先のスタッフが駅までクルマで迎えに来てくれていたのだが、到着した時にはすっかり上がっていて拍子抜けしてしまった。

というわけで、常日頃から「晴れ男なので、雨の心配はしなくて済む」と公言している私としても、自らの晴れ男振りに改めて驚いてしまったのだった。同じ北九州でも、私のいた地域だけが降らなくて、博多辺りは土砂降りになっていたようなのでなおさらである。

上の写真は、今日新幹線で帰ってくるときに車窓から撮った山口県周南市辺りの光景。昨日までの雨はすっかり東に移動して、青空も見渡せるほどのいい天気だった。昨日がこんな具合だったらもっと安心して動けたのだが、まあ、全然降られなかったのだからよしとしておこう。

今週中頃にはクルマで新潟県に出かける予定なのだが、今のところは晴れマークの付く予報となっている。これが雨マークに変わらないよう、せいぜい精進していよう。

 

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2025年6月14日

北九州の地で「平均寿命」と「健康寿命」を考える

「飯豊の空の下から」で、食工房の青木さんが「平均寿命」と「健康寿命」について語っておられる。彼は 73歳 8ヶ月で、私も来月には 73歳になるということもあり、遠く北九州まで出張して来てこの 2つの「寿命」が気になってしまった。ちなみに下の写真は、JR  日田彦山線の香春(かわら)駅構内。

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食工房の記事によれば日本人の平均寿命は 2023年時点で男性が 81.09歳、女性が 87.14歳らしい。私のこのブログは 78歳になる 2031年 5月で「連続 10,000日 毎日更新」の記録に達する計算だが、私は文章を書くことはちっとも苦にならない体質なので、サボりさえしなければ十分イケるだろう。

ただ、問題は「健康寿命」だ。日本人はこちらの方では男性 72.7年、女性 75.4年とされているらしい。おいおい、私はこうして仕事ではるばると北九州まで来るほど元気なわけだが、実は既に健康寿命の平均を過ぎちゃってるじゃないか。

「健康寿命」の定義というのは こちら のページに詳しいが、要するに日常生活が制限なくできて本人が「健康である」と思っている期間のことを言うらしい。ずいぶんざっくりとした話のようなのだね。

日本人は「平均寿命」は長いものの、「健康寿命」との差が大きいとも言われている。上述の数字からすると、日本人男性には単純計算で平均 9年余り、女性にいたっては 12年近くの「健康じゃない期間」てのがあるわけだ。

さらに認知症とか寝たきりとかで、「ただ生きてるだけ」(酷な言い方をすれば「死んでないだけ」?)というケースも結構多いとされる。私の祖父母(血はつながってない実家の祖父母:参照)は、二人ともこの期間が結構長かった。

祖母は若い頃から病弱(当初は当人がそう思い込んでいただけというフシもあるが)のため、毎日医者通いしなければ気が済まない人だった。そして 50代後半には自分で起き上がることもできなくなっていた。

若い頃にしなくてもいい注射を医者にせがんでまでし過ぎていたせいか、本当に悪くなってからはどんな薬も効きにくい体になっていたのである。「医者は体によくない」という私の印象は、この辺りから来ている。

そして祖父は酒の飲み過ぎで 60代で体がガタガタになり、さらに認知症も重なって「自分は健康じゃない」と自覚することすらできない状態だった。二人とも結構悲惨だったよね。

そんなわけで、はばかりながら私としては世の中とのまともな関係性を維持できなくなってまで、形だけ生き続けようとはまったく思わないようになってしまったのだよ。とくに文章(当然ながらこのブログを含む)を書けなくなってまで生き続けるなんて、考えも及ばないのだ。

世の中では「長生き」はほとんど無条件に「めでたいこと」とされているが、私にはそうは思えない。少々非人情に聞こえてしまうかも知れないが、実際には「長生きは健康であってこそめでたい」のだよ。

この点に関しては妻も似たような考えなので、「将来病気になったとしても、過剰治療だけはお互いに拒否しようね」と確認を取り合っている。そのうち文書化して署名捺印しておくのもいいかもしれない。

 

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2025年6月13日

京都はもはや日本人の行くところじゃなくなったかも

NHK が昨日付で「京都市 外国人観光客 去年 1000万人越える。宿泊は日本人上回る」というニュースを伝えている。私は今日から 2泊 3日で北九州に出張で、今まさに新幹線でその京都にさしかかっているところだ。最近は北海道南部、九州ぐらいまでなら陸路で行くことにしているので。

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数年前まで、私は大阪に用がある時でも宿泊は京都にするほど京都の街が好きだった。ところが最近の京都は観光客、とくに外国人観光客が増えすぎて、日本人の行くところじゃなくなってしまったような気がしている。何よりもまず、ホテル代がとんでもなく高くなったし。

誤解を避けるために断っておくが、私は決して「外国人嫌い」というわけではない。むしろ嫌いなのは偏狭な日本人国粋主義者の方である。ただ、いくら何でも最近の京都は外国人が増えすぎだ。

彼らは大きなスーツケースを引っ張ってあちこち眺めながら歩くので、ただでさえ混雑する駅の通路や駅前の道がますます歩きにくくなる。これにはどうにもイライラしてしまうのだよ。さすがに京都の街では、大抵の外国人が「田舎者」と化してしまうようなのだ。

ちなみに「7月に日本で大災害が起きる」という噂が、とくに韓国辺りで広まっていて、実際に(彼の国では)日本への旅行客が減ったりするという効果(?)が発揮されているらしい。それでもこんなに外国人観光客が多いのだから、この噂がなかったら、ますます大変なことになっていたはずだ。

これに関して、【「7月に日本で大災害が起こる」「地震か、津波か…」――ネット上を騒がせる大災難の "予言"。もし外れたとしても、素直に喜べないワケ】なんてことが語られている。「予言の失敗による認知的不協和(の解消)」という心理的負担があるのだそうだよ。私にはどうでもいいことだが。

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そんな呑気過ぎる心理的負担なんてことより、京都が日本人のものじゃなくなったということの方が、私としては大問題だと思ってるんだがなあ。

ただありがたいことに、私はこれまで関西方面への出張の度に京都に寄り道して何度もあちこち見て回ったので、主な神社仏閣や名所は見尽くしている。今さら改めて訪れなければならないのはかなり周辺の観光客の少ないところなので、ゆっくり行くことがあったらしっかりと足を伸ばしてみたいと思っている。

それにしてもいつものことながら、東海道新幹線の Free Wifi は新横浜を過ぎてしばらくしないと滅茶苦茶トロくて使い物にならない。さらに言えば、実は東海道山陽新幹線って思いのほかトンネルだらけなので、岡山を過ぎてさえネットにつながりにくいところが多いのである。

新幹線での移動中に MacBook を開いて仕事をすることが多い私としては、旅程の半分近くでストレスまみれになってしまうのだよね。

 

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2025年6月12日

バスの運転手が SA でカレー食べて何が悪い?

TBS が "乗客が会社にクレーム「バスの運転手が SA でカレーを食べている」 休憩時間くらい食事したい… 運転手 SNS 投稿の真意は?" という記事を伝えている。こんなクレームを寄せる乗客って、運転手を何だと思ってるんだろう。というか、自分を何様と思ってるんだろう。

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クレームについて SNS に投稿したのは、当のバス運転手(中部地方で高速バスのドライバーを務める20代の男性)。「バスの運転手さんがサービスエリアでカレーライスを食べている、というクレーム。休憩中にカレーを食べてはいけない理由を具体的に説明しろや!!」というものだ。

この運転手は TBS の取材に応えて次のように語っているという。

その日は中部地区から関東地区へ、およそ 4時間半の長距離運転でした。ちょうどお昼ごろに、サービスエリアで 25分ほどの休憩をとり、フードコートでカレーライスを食べたんです。そして、その日営業所に戻ったときにこのクレームがあったことを所長から伝えられました。

昼の休憩時間に食事するぐらいはごく常識的な話で、危険行為でも迷惑行為でもない。とくにカレーライスは提供時間が短いので、休憩時間を超過することもないだろう。こんなことにイチャモンをつけるようなやつは、自分も昼休みにメシを食っちゃいけない。

そしてクレームを受けたバス会社としても、その場で「それは違反行為でも何でもありません」と説明すべきところだったと思う。それを「申し訳ありません」みたいなテキトーな言い方で受け付けてしまうから、非常識な乗客はますます非常識の度を増す。

この運転手の tweet に関しては 4.5万件以上の「いいね」、1.3万回以上のリツイートがされるなど大きな反響を呼んだという。これはこの国の大きな救いと言っていい。

 

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2025年6月11日

Courrier Japan の「タックヘイブン」って何だ?

Courrier Japan の記事の "出来上がるのは新種の汚い資本主義「米国はいま、トランプ政権下で史上最大のタックヘイブンに変貌している」" という見出しに驚いた。冒頭の画像を見れば「タックスヘブン(tax haven)」のことを言ってると想像できるんだが、いくらなんでもちょっとね。

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初めは単に見出し部分だけのタイプミスかと思ったのだが、本文も 1行目からしっかり「タックヘイブン」になってるのだから、これはもう確信犯なんだろう。

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考え得るのは、自動の文章校正システムか何かが英語で名詞を形容詞的に用いる場合は常に単数形になるという文法をヘンテコに適用したんじゃないかということだ。つまり「タックス」を「タック」の複数形みたいに誤解した結果、「タックスヘイブン」の「ス」を取っちゃったとか。

確かにいろいろ入った「おもちゃ箱」でも "toys box" とは言わずに "toy box" と言うし、「犬の遊び場」も "dogs yard" ではなく "dog yard" だ。日本では「メンバーズルーム」という表示をよく見かけるが、カタカナならいいが "Members Room" とやっちゃうとやっぱり奇異に見える。

そんなわけで自動校正システムも過剰反応しちゃったのかもしれないが、そもそも税金は "tacks" なんていう複数形じゃなくて元々 "tax" なんだから、"tack haven" なんてことにしちゃわけがわからなくなる。

自動校正システムも気をつけて使わなければならないという教訓になるかもしれない。というわけで、ここで論じたのはトランプの政策の是非なんかではなく、あくまで「タックヘイブン」という妙な言葉に関する話なので、その辺りよろしく。私はこういうことになると気になってしょうがないのだよ。

ついでに書き添えておくが、"haven" のカタカナ表記も「ヘイブン」じゃなくて「ヘブン」の方が自然だよね。「青空」も「ブルー・ヘイブン」なんて言わずに「ブルー・ヘブン」が一般的だし。

【同日追記】

さすがにどこかから(あるいは内部からか?)指摘を受けたようで、元記事の見出しはいつの間にか「タックスヘイブン」に修正されていた。

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しかし、当初の間違い画像はしっかりこの記事の冒頭にあるので、しらばっくれることはできないよ。

 

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2025年6月10日

炭酸とコーヒー混ぜて、さらにライム味までつけて・・・

togetter に"コーヒーに炭酸を入れようとする謎の勢力はなぜ定期的に現れるのか…新発売の炭酸コーヒーを飲んだ人が「ここ数年でトップクラスにヤバい」と投稿" という記事があるので、「ハァ!?」と思いつつも怖いもの見たさも手伝って、つい読んでしまった。ただ、飲むことは絶対にないけど。

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どうしてこんなことに興味を覚えてしまったのかと言えば、記事見出しにもある「なぜ定期的に現れるのか」という疑問に尽きる。複数のメーカーが一度ならぬ失敗を重ねているのに、似たような商品が何度も市場に登場し続けているというのだ。

ちなみにこの tweet にある「ここ数年でトップクラスにヤバいです」というコメントの「ヤバい」というのは、近頃よくある肯定的な表現ではなく、文字通り否定的なものだ。要するに「まずい」烙印を押されているものだけに、それを提供するのは「謎の勢力」と称するにふさわしい。

今回の謎の勢力は伊藤園で、提供される "Fizzpresso" は、分類的には「コーヒー入り炭酸飲料」という摩訶不思議なものらしい。これは「内容量 100g中にコーヒー生豆換算で 1g以上のコーヒー豆から抽出又は溶出したコーヒー分を含むものに二酸化炭素を圧入したもの」と規定されている(参照)。

要するにコーヒーの成分は 1%以下で、こんなの飲むのは「コーヒー好き」ではなくて「炭酸飲料好き」なんだろうが、結果的にはその「炭酸飲料好き」にさえ不評なのだから救いようがない。

炭酸水にコーヒー味付けて、さらにライム味まで付けたりしたら、それぞれのファクターが喧嘩してしまうに決まってるじゃないか。スレにも「タバコの吸殻ってこんな感じじゃない?」とか「納豆っぽい炭酸水」とか、想像をたくましくしてしまうような感想がいろいろ述べられている。

こんなもの作って凝りもせずに市場に出すというメーカーの心理は、もしかしたらスレッドにある ツイ鳥「ジョージ=コクム」さんという方のこうした記述で説明できるかもしれない(参照)。

じゃあ、なんで開発するかって?/きっと「ロマン」だよ、ロマン。

ってのもあるが、この失敗続きのカテゴリで/もしも仮に1位取れた時は/「パイオニア」として一生名が残る。

ギャンブル性があるハイリターン。/それが炭酸コーヒーだよ。 

飲料業界って、「ロマン」という名の暇をもてあましてるんだろうか? あるいは「お茶とかコーヒーとかソーダとか、決まり切ったものばかり作ってるわけじゃなく、ロマンを持って新商品開発にもいろいろ努力してるんですよ」とアピールしたいんだろうか?

その辺りのまで考えると、さらに謎は尽きない。

 

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2025年6月 9日

名護市役所の「圧倒的佇まい」に驚く

X(Twitter)に nomugi-松本産の旅人- さんという方の「ついに来れた... 知らなきゃ誰も現役の市役所とは思わない圧倒的佇まい...」という tweet (参照)を見つけ、一瞬サイパン島の遺跡か何かと思ったら何と沖縄県名護市の市役所なんだそうだ。こんな素敵な市役所があるとはついぞ知らなかった。

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私は過去に 2度、沖縄に行ったことがある(いずれも仕事がらみ 参照 1参照 2)のだが、再び行く機会があったら是非立ち寄ってみたい。

Wikipedia で調べてみると、この名護市庁舎が完成したのは 1981年 6月で、第33回日本建築学会賞を受賞しているという(参照)。やはりただものではないが、Wikipedia には「建替え案」として次のようにある。

完成から40年余りが経過し老朽化が進んだこと、また耐震性にも問題を抱えていることから、市は2020年度末に策定した公共施設等総合管理個別計画において、市庁舎および国道を挟んだ名護市民会館の将来的な建て替えの方針を示した。2023年6月に、移転や建て替えの検討に入ったと報じられたが、職員や市民を対象としたアンケート調査には建物の保存を求める意見も寄せられた

私としてもこの建物だったら是非保存してもらいたいと思う。私の沖縄訪問の目的地はほぼ那覇市になり、名護市はそこから少し距離があるようだが、再び行くことがあったら、スケジュールを工夫して是非訪問してみたい。訪問時には取り壊されていたなんてことのないように願いたいものだ。

nomugi-松本産の旅人- さん はさらに「ちなみに那覇市役所も負けてませんから...」と tweet しておられる。

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うぅむ、こちらもなかなかのものだ。沖縄、やはりもう一度行ってみたいなあ。

 

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2025年6月 8日

銭湯の混浴がフツーだった江戸の庶民感覚の不思議

Japaaan に「どんだけ混浴したいの! 何度禁止してもしぶとく復活し続けた江戸時代の混浴の歴史」という記事がある。とにかく江戸時代の銭湯って混浴がフツーで、度々禁止されたもののすぐに復活してしまっていたらしいのだ。

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江戸時代の初めは銭湯はカップルのデートの場所でもあったらしく、それだけにフツーに混浴だった。寛政の改革で知られる松平定信にはそれが許せなかったようなのである。

彼は寛政 3年(1791年)に混浴を禁止したのだが、実際には形だけのもので、仕切りが粗末な上に浴槽の下の方はトンネル状態で、男風呂から女風呂に潜って行けちゃってたらしい。そして彼の失脚後はあっさりと混浴が復活していた。昔の庶民って、よほど混浴に抵抗がなかったようなのである。

松平定信以上に厳しかったと言われる水野忠邦の天保の改革により、混浴は 50年後の天保 12年(1841年)に再び禁止された。それでも禁止は徹底されずにペリー来航の幕末以後も続いていたという。記事には次のようにある。

明治維新後、明治新政府は欧米への体裁を気にし、混浴禁止令をたびたび出しましたが、なかなか改まらず、都市部でも混浴が廃れたのは明治末期になってからでした。

1853年に来日したペリーは『日本遠征記』には次のような記載があるという。

男も女も赤裸々な裸体をなんとも思わず、互いに入り乱れて混浴しているのを見ると、この町の住民の道徳心に疑いを挟まざるを得ない。他の東洋国民に比し、道徳心がはるかに優れているにもかかわらず、確かに淫蕩な人民である。

江戸の暮らしというのはかなりの洗練を遂げていたのだが、どういうわけか入浴に関してだけは大らかすぎるほど大らかだったようなのである。ずいぶん説明が難しい話だよね。

今でも田舎の山の中なんかに行くと、混浴温泉が残ったりしている。私もだいぶ昔に浸かったことがあるが、一緒に入っていたのはかなりひなびてはいるが元気なバアさん達で、まあ、楽しいと言えば楽しい体験だった。

 

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2025年6月 7日

「ぶつかりおじさん」というのも、相手を選ぶようなのだ

弁護士 JP ニュースというサイトに【"ぶつかりおじさん" 福岡・名門大学准教授が 3度目逮捕…類似の悪質行為は各地で発生 反撃は「正当防衛」になる?】という記事がある。結論的には、ある程度の反撃なら「正当防衛」となるが、「過剰防衛」にならないように気を付けなければならないということのようだ。

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この記事に取り上げられた「名門大学准教授」というのは「4月にも同様の容疑で 2度逮捕されており、逮捕はこれで 3度目」というのだから、「ビョーキ」に近いのだろうね。ただちゃんと複数回にわたって逮捕されてるのだから、「無罪」ってことにはならないのだろう。

ちなみにこういうのは男だけかと思ったら、そうでもないようなのだ。"【実態】「ぶつかりおじさん」に「体当たり女」被害経験者は 14%で地域別 1位は東京都…専門家「報復は過剰防衛にも…駅員・警察に ”防カメ映像確認" 申し入れを」" なんて記事まであるので、「へぇ!」と驚いてしまった。

「地域別 1位は東京都」というのは、やはり道や通路が混んでるからなのだろう。つくば近辺ではなかなかこんな目には遭わない。

さらに言えば、私自身はこうした被害には一度も遭ったことがない。都会の混み合ったところでちょっとぶつかってしまうことはたまにあるが、それは故意ではなく、相手(ほぼ 100% おばさん)が「避けるのが下手」なために心ならずもということばかりだ。

これに関しては「日本人の空間感覚」ってのがかなり影響していると思っている(参照)。とくに「日本人のおばさん」というのは混雑の中で人をよけるのがムチャクチャ下手だ。

こうした事情を別とすれば、私が「ぶつかりおじさん」や「体当たり女」の被害に遭わないのは、私が日本人としては大柄だからということがあるんだろうと思う。「ぶつかりおじさん」も相手を選ぶのだろう。こちらとしては、わざとぶつかってくるような相手は逆に弾き飛ばしてしまう自信があるからね。

ただ、弾き飛ばしすぎて「過剰防衛」になってしまわないよう気を付けよう。

 

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2025年6月 6日

メキシコのバンドがビザ差し止めで米公演キャンセル

多くの米国メディアが、メキシコの有名宗教音楽バンドがカリフォルニアでのミュージック・フェスティバルへの出演をキャンセルせざるを得なくなったと報じている。原因はトランプによるめったやたらなビザ差し止めだ。下の画像は HUFFPOST の記事(参照)。

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「宗教音楽」と言っても決して抹香臭いものじゃなく、下の動画にあるようにかなりノリノリでイケるものだ。それだけに米国でのファンも多く、今回の措置には失望が広がっているだろう。

ビザ見直しの理由はどうやら彼らの麻薬カルテルと関連疑惑のようだが、そんなことを言ったら米国人ミュージシャンでも、麻薬でグダグダになっているのは腐るほどいる。もう死んでしまったがフランク・シナトラなんて、今回の措置を考えれば国外追放になっても不思議じゃなかったよね。

どう見てもトランプの差別的な意識が大きく影響しているとしか思われない。彼の政策は世界経済を萎縮させることにつながるが、文化をもつまらなくしてしまうようなのだ。

 

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2025年6月 5日

清里への旅から戻った

妻と一緒の一泊二日の清里への旅から夕方に戻ってきた。帰りはついでなので河口湖にも立ち寄り、湖畔のカフェで昼食してきた。

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写真は、清里から南アルプスを望んだところ。今日は昨日よりさらに上天気で、遠くの山々まできれいに見渡せた。

二日間、びっしりとクルマを運転していたようなものだから、さすがに疲れた。疲れたけれどもいい旅だった。今はまるで天上界から下界に戻って来たような気がしている。

明日からまた、いつもの日常が始まるので、今日は早めに寝ることにする。おやすみなさい。

 

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2025年6月 4日

珍しく出張ではない旅、夫婦で清里に来ている

今日は朝早くつくばの自宅を出発し、夫婦で清里に来ている。妻との旅は近頃では何度か裏磐梯を巡っていた(参照)が、今回は清里を選んだ。2人で清里なんて、若い女の子たちが清里ブームを作り上げる直前の 1973〜74年頃以来、ほとんど半世紀ぶりだ。

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半世紀前はクルマなんて持っていなかったので、清里まで中央線と小海線に乗って来ていたが、今回はクルマなのでさすがにあちこち廻れる。あまり混まない穴場スポットでゆっくり食事をしたりコーヒーを飲んだりできた。

天気に関しては、先週まで今日と明日の予報は「雨」で、今週初めに「曇り時々雨」と、少々マシになっていたぐらいだが、今回来てみれば、上の写真にあるように見事な青空。私は仲間内でも有名な「晴れ男」なので天気の心配はしていなかったが、それでも出来過ぎぐらいである。

そして泊まりは、これも半世紀ぶりの清泉寮。さすがに落ちつく宿である。

ただ、早朝からの運転であちこち廻ったため、結構疲れてしまった。そんなわけで、今日は短めで失礼。

 

 

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2025年6月 3日

1979年の「省エネファッション」というもの

共同通信の「あのころ」という写真ページで、"「省エネ」ファッション展 46年前の 6月 2日" という記事がちょっとした話題になっている。新宿の百貨店(私の記憶では伊勢丹だったはず)で開かれた「省エネルック」というファッション展のものだ。さすが半世紀近く前の雰囲気に満ち満ちている。

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記事には「半袖の紳士用スーツ約 90種など、夏の冷房温度の引き上げに対応する商品がそろったが、特設コーナーでの売れ行きはいまひとつ」だったとある。音頭を取った江崎通産相(前列右端)が従来の暑苦しそうなスーツ姿だったというのも、当時は面白半分に批判されていたと記憶している。

「言い出した張本人が着ないでどうする」ということだったのだが、半袖ワイシャツの上に半袖ジャケット着てネクタイ締めるなんて、いくら変わったファッションが流行った 70年代とはいえ「滑稽」の二文字を身にまとっているようなものだった。

もっともその両隣のおっさんはちゃんとその「滑稽な」ベージュっぽい半袖スーツを着ている。フツーに街で着ている人なんて一度も見たことがないが、この時ばかりは「浮世の義理」というものだったのだろう。政治家とか役人の考えることなんてこの程度のものというのは、今も昔も変わらない。

ステージ上のモデルが着てるのも、いかにも新宿っぽいというか歌舞伎町っぽいというか、こんなの着て会社に行ったら浮きまくるみたいなやつだ。というわけで今世紀に入ってからは、こんなお役人発想の「省エネファッション」なんかよりポロシャツなどが「クールビズ」として市民権を得てる。

もう 10年前になる 2015年 6月の記事(参照)でも書いているのだが、真夏でもスーツとネクタイで汗だくになっているのは営業マンぐらいのもので、「そんな格好を見るとこっちまで暑苦しくてたまらなくなってしまうから、上着だけでも脱いでおくれ」と声を掛けたくなってしまう。

 

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2025年6月 2日

職場での熱中症対策が事業者に義務づけられた

読売新聞が「職場の熱中症対策、きょうから義務に 重症化防ぐ狙いで怠れば拘禁刑も」と伝えている。昨日(6月1日)付けの記事だから、既に昨日から発効しているってことだ。もっとも昨日は肌寒いぐらいだったから、あまり意味はなかったのだが。

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これは労働安全衛生法の改正によるもので、事業者に職場での熱中症対策を義務付ける内容となっている。もはやこうした法律が必要な世の中になったということだ。なにしろ記事は次のように、熱中症での死者が 3年連続 30人以上と報じている。

厚生労働省によると、職場で熱中症となって 4日以上の休業を余儀なくされるなどした死傷者は昨年、過去最多の 1257人に上った。死者は 31人で、3年連続 30人台で推移している。

私自身はフリーランスのライターだから自宅が仕事場で、近年は暑い日には我慢せずにエアコンを付けて作業しているから、その点ではあまり心配がない。しかし一昨年の 6月 17日には、庭仕事をしていて熱中症になってしまった。体が熱さに慣れきっていない 6月頃というのは、結構アブナい。

この時は "「熱中症」ってやつになりかけたかも" という記事を書いたのだが、それから 3日ほど完全に体調がおかしく、「なりかけたかも」どころじゃなく、実際にはしっかりと「なっていた」ようなのだ。この体験は翌年 8月 2日付の「熱中症対策をマジに考えなければ」という記事につながっている。

これからどんどん暑くなるし、自分ばかりでなく家族や周囲の人たちが倒れたりしないよう、十分に気を付けなければならない。私は今月、北九州、新潟、大阪と 3度の出張が控えているから、無駄に体力を消耗したまま真夏を迎えてしまうなんてことは避けたい。

自分では若いつもりでも、何しろ来月は 73歳の誕生日を迎えるし、これまでみたいな「行け行けドンドン」じゃ体がもたないみたいなのだよ。

 

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2025年6月 1日

実に九州らしい(?) ”女性向けの注意書き”

一部で「あるお店に貼られた "女性向けの注意書き" が 『実に九州だ…』」と話題なので X (Twitter)に行ってみると、こん感じの tweet だった(参照)。「女性のお客様へ お願い 殿方の為に使用後は便座を上げてくださいね スムーズに出来る様、御協力の程、願い上げます」なんて書いてある。

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多分、トイレが男女共用の一つだけという小さなな店の貼り紙なのだろう。とはいえ「使用後はふたを閉じてください」という注意書きは時々目にすることがあるものの、「便座を上げておけ」なんていうのはこれまでの人生で一度も見たことがないので、「スゴいなあ!」とたじろいでしまう。

まあ、客の多くは男性で女性は圧倒的に少ないのかもしれないが、それにしたってこんなにまで男の都合を言い立てるのはみっともない。個人的にはたまたま入った飲み屋のトイレでこんな貼り紙を見たら二度と来る気がしなくなるし、女性だったらなおさらだろう。

ただ、そうかと思うとこんなのもあるから、世の中っておもしろい。我慢しきれずに女性用のトイレに飛び込んでしまう男性対策なんだろうか。

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ただ昔の歌舞伎座なんかでは話が逆で、休憩時間に女性トイレがものすごく混んでしまうらしく、オバサンたちが男性トイレに「いいんですよ~、気にしませんから~」なんて言って大挙してなだれこんでいた(参照)。そっちが気にしなくても、こっちが気にしてしまうんだが。

こうした分野では(九州はいざ知らず)、オバサンってやっぱり最強である。

【補足】

九州のトイレの貼り紙、最後の「願い上げます」という言い回しは最近ではなかなか馴染みがなく、「そんなの願い下げだよ!」なんて言われそうだが、昔はそれほど珍しくなかった。

古文書なんかでは「願い上げ候」とか「奉願上候(ねがいあげたてまつりそうろう)」なんていうのが決まり文句だったりする。九州って男権社会的なイメージばかりでなく、こんなところまで古風だったりするのかなあ。

 

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