炭酸とコーヒー混ぜて、さらにライム味までつけて・・・
togetter に"コーヒーに炭酸を入れようとする謎の勢力はなぜ定期的に現れるのか…新発売の炭酸コーヒーを飲んだ人が「ここ数年でトップクラスにヤバい」と投稿" という記事があるので、「ハァ!?」と思いつつも怖いもの見たさも手伝って、つい読んでしまった。ただ、飲むことは絶対にないけど。
どうしてこんなことに興味を覚えてしまったのかと言えば、記事見出しにもある「なぜ定期的に現れるのか」という疑問に尽きる。複数のメーカーが一度ならぬ失敗を重ねているのに、似たような商品が何度も市場に登場し続けているというのだ。
ちなみにこの tweet にある「ここ数年でトップクラスにヤバいです」というコメントの「ヤバい」というのは、近頃よくある肯定的な表現ではなく、文字通り否定的なものだ。要するに「まずい」烙印を押されているものだけに、それを提供するのは「謎の勢力」と称するにふさわしい。
今回の謎の勢力は伊藤園で、提供される "Fizzpresso" は、分類的には「コーヒー入り炭酸飲料」という摩訶不思議なものらしい。これは「内容量 100g中にコーヒー生豆換算で 1g以上のコーヒー豆から抽出又は溶出したコーヒー分を含むものに二酸化炭素を圧入したもの」と規定されている(参照)。
要するにコーヒーの成分は 1%以下で、こんなの飲むのは「コーヒー好き」ではなくて「炭酸飲料好き」なんだろうが、結果的にはその「炭酸飲料好き」にさえ不評なのだから救いようがない。
炭酸水にコーヒー味付けて、さらにライム味まで付けたりしたら、それぞれのファクターが喧嘩してしまうに決まってるじゃないか。スレにも「タバコの吸殻ってこんな感じじゃない?」とか「納豆っぽい炭酸水」とか、想像をたくましくしてしまうような感想がいろいろ述べられている。
こんなもの作って凝りもせずに市場に出すというメーカーの心理は、もしかしたらスレッドにある ツイ鳥「ジョージ=コクム」さんという方のこうした記述で説明できるかもしれない(参照)。
じゃあ、なんで開発するかって?/きっと「ロマン」だよ、ロマン。
ってのもあるが、この失敗続きのカテゴリで/もしも仮に1位取れた時は/「パイオニア」として一生名が残る。
ギャンブル性があるハイリターン。/それが炭酸コーヒーだよ。
飲料業界って、「ロマン」という名の暇をもてあましてるんだろうか? あるいは「お茶とかコーヒーとかソーダとか、決まり切ったものばかり作ってるわけじゃなく、ロマンを持って新商品開発にもいろいろ努力してるんですよ」とアピールしたいんだろうか?
その辺りのまで考えると、さらに謎は尽きない。
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