「多目的トイレ」の「排泄以外の目的」って何だろう?
下にあるのは、昨日新潟県三条市からの帰路、水上の道の駅か何かでふと私のアンテナにビビッときてしまったトイレ入り口の写真である。このトイレ、排泄以外にも多くの目的がいろいろ設定されているようなのである。一体どんな目的だろう? 洗濯? ゲーム? 宿泊? それとも他の何か?
帰宅直後は暑さのためにバテバテ状態で忘れていたのだが、急に思い出してたまらなく気になってしまい、「多目的トイレとは?」のキーワードでググってみた。すると「AI による概要」として次のような説明が表示されたのだった。
多目的トイレとは、車いす使用者や高齢者、小さな子供連れの方など、様々な人が利用しやすいように設計されたトイレのことです。広さや手すりの設置、ベビーベッドやおむつ交換台、オストメイト対応設備など、一般のトイレよりも多くの設備が備えられています。
ふぅむ、こんなような話なら「多目的トイレ」なんていう名称はトンチンカンだよね。そもそも基本的なコンセプトからして「多」であるのは「目的」なんかじゃなくて、「利用する人々の境遇」ということのようだから。
ちなみに「オストメイト対応設備」って初耳だったが、こういうことなんだそうだ。そう言えばショッピングモールみたいなところのトイレで見たことがある。この際だからちゃんと覚えておこう。
さらに調べてみると、ミライロ通信というサイトに「多機能トイレと多目的トイレの違い」というページが見つかり、"「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」が改正され、名称が「バリアフリートイレ」に変わっています" と解説されている。
うむ、確かに「バリアフリートイレ」という方がずっとしっくりくる。さらにこのページの「多目的では無い。目的はただ一つ! 人の尊厳を守ることです」という中見出しにもグッときてしまったよ。
これに関する説明は、こちらにもある。うぅむ、これだったら、まさに「バリアフリートイレ」という名称に統一すべきだよね。とにもかくにも「多目的トイレ」なんていう名称ではトイレの片隅のテーブルでメシを食う場面さえ想起されてしまい、「はぁ?」ということになってしまう。
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コメント
多くの多目的じゃなかったバリアフリートイレに非常通報用の 赤い玉のついたひも があります。 (リンクの写真にも一部映っていますが なんかオレンジに見えますね)
で これを 水栓レバーと間違えて? 引いてしまう人が 一定数いらっしゃるんですね。
外で 赤いパトライトが回っているので 「大丈夫ですか」と 勇気を振り絞って声をかけながら中に入ると すでに誰もいないってことが 2回ありました。 間違えるのは 仕方がないですが ひもを戻すとパトライトは止まるので そちらの後始末はきっちりやってほしいものです。
まぁ 扉がロックされていないということはは すでに逃亡済みってことなんでしょうが。
投稿: Sam.Y | 2025年6月24日 21:12
Sam.Y さん:
へぇ、結構人騒がせな機能まで付いてるんですね。いろいろな意味で改良の余地がたっぷりありそうですね。
投稿: tak | 2025年6月25日 09:14