こんなに訳のわからない見出しは初めて見た
訳のわからない見出しのニュースが一部で話題になっている。"クマスプレー浴び…水切れで遭難「ハチに刺され」富良野西岳で救助要請 ハチに刺されず 警察「装備万全に」" というものだ。できの悪い個人ニュースサイトかと思ったら、HTB(北海道テレビ放送)のニュースだというので驚いてしまったよ。
「ハチに刺され」と言ってすぐに「ハチに刺されず」とくるのだから、かなり重症で、何がどうなってしまったのかさっぱりわからない。それだけでなく冒頭の「クマスプレー浴び...水切れで遭難」というのも、クマスプレーを浴びると体から水分が失われてしまうのかと思わせてしまう。
ニュース本文を読むところでは、早く言えば "北海道富良野市の西岳で登山をしていた男性(38)から「ハチに刺され水がない」などと救助要請があり道警ヘリが救助した" ということだったらしい。コトの顛末は順を追うとこんなことになる。
- 富良野西岳で登山をしていた男性から「ハチに刺された。歩けないほど重傷ではないが、水がなく、歩き回るのが危険」と 110番通報があった。
- 男性は午前 9時半ごろから西岳の沢ルートを登っていたところ、途中でハチに出くわし、慌ててクマスプレーを噴射したところ、自らもスプレーを浴びてしまったという。
- その後、飲み水も尽きたことから警察に救助を要請した。
- 男性は約 2時間後に道警のヘリコプターで救助されたが、実際にはハチに刺されておらず、体調も問題なかった。
ハチには刺されていないのに、あせって「ハチに刺されて、飲み水が尽きた」と警察に救助要請したというわけだ。さらに登山の常識としては沢登りで体調に問題なかったのなら、フツーに沢の水を飲みながら下山すればよかったのにね。
そもそもの話として言えば、この程度の初心者は単独で沢登りなんてすべきじゃない。一般的には、沢登りはきちんと経験を積んだ中級以上の登山者のするものだ。
というわけで、あまりにもお粗末過ぎるお話だったために、記事の見出しもそれにつられてお粗末になってしまったということのようだ。
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コメント
恐らく本文記事だけ人間が書いて、見出し作成は(あまり性能のよくない)生成AI任せ、という状況なのかな、と思います。まぁ記事を読んでも今ひとつまとまりがなく、書く方も書く方だな、という印象ですが。
人間が見出しをつけるなら…「ハチ襲撃でパニック? 的外れの救助要請に警察も渋面」くらいでしょうか。
しかし緑茶2リットル持っていたのか…。9時半に登攀開始で14時に救出なら、それなりに消費していたとしても、少なくとも喉の渇きに悩まされることはなさそうですね。
投稿: 山辺響 | 2025年8月 1日 14:58
山辺響 さん:
>見出し作成は(あまり性能のよくない)生成AI任せ、という状況なのかな、と思います。
なるほど、最近妙にヘンテコな見出しが目立つのは、AI 任せだからなんでしょうかね。
>人間が見出しをつけるなら…「ハチ襲撃でパニック? 的外れの救助要請に警察も渋面」くらいでしょうか。
うまい!
緑茶 2リットルというと、市販のペットボトルそのままみたいですね ^^;)
投稿: tak | 2025年8月 1日 17:31
断言しても良いですが、probabilityで文字を配置するだけの生成AIには逆立ちしても(しないけど)ここまで支離滅裂な文章を作れないと思います。誤字誤植も、こういうハチャメチャな文章も、人間がテキストを生成していた時代の味わいみたいなものになっていくのかなぁ、と思います。
同じくらいの長さで同等の情報量の見出しを作らないといけないなら、、
熊スプレー浴び、水も尽き「ハチに刺された」と通報の男 富良野西岳で救助 無傷 道警「登山準備万端に」(50文字)
とかですかね
投稿: 太郎 | 2025年8月 5日 10:58
太郎 さん:
ほほう、いくら AI でもそこまでお馬鹿じゃないってことですね。
すると、人間が馬鹿だったのか ^^;)
投稿: tak | 2025年8月 5日 14:11