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2025年8月12日

川久保玲のファッションを思い出してしまった

COURRIER が "82歳の川久保玲が「パリ・ファッション界の中心」であり続ける理由" という記事を配信している。これを読んで、その昔自分が東京コレクションを取材していたなんてことを思い出してしまった。私ってば「ファッション記者」だったこともあるのだよね。

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1990年代の東京ファッションって、ちょっとスゴかったのだよ。私もコムデ(オム)を着ていたし、シーズンになると東京コレクションの取材で飛び回っていた。とくにイッセイ・ミヤケ、コムデギャルソン、ヨージ・ヤマモトのコレクションはひと味もふた味も違っていた。

三宅一生は 3年前にあの世に逝き、川久保玲、山本耀司は日本のファッションビルみたいなところでは目立たなくなっているが、レベルの高いファッション界ではまだまだ大きな影響力をもっていることがわかる。ただ、川久保自身はそんな風には思っていないようだが。

私はファッション記事を書いていた頃、川久保玲のファッションに関してはある種の「哲学的なもの」と捉えていて、そのような書き方をしていた。「哲学そのもの」じゃないが、確かに「哲学的な何か」を発信していたのである。つまり目に見えるフォルムの底に「特殊な何か」を秘めていたということだ。

「形の中にある形でない何か」というのは、かなり人を引きつけるものをもつ。もっと言えば「究極的なのは形じゃない」ということだ。

というわけで、私は今、自分の着る物のほとんどをユニクロで調達しているが、それって「形じゃない」からなのだよね。

 

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