津軽弁の「まいね」は ”money” に聞こえない
X(Twitter)に妙な tweet がある。"日本を旅した外国人カメラマンが「青森の人間はカネの亡者だ。青森では人にカメラを向ける度にカネを要求された」" (参照) というもので、"津軽弁で「ダメ」は「まねー」って言うんですよね" というオチ付きだ。
はっきり言わせていただくが、津軽弁で「ダメ」という場合、「まねー」に聞こえがちな場合もあるにはあるが、メジャーは「まいね」である。だから実際の反応は「まいね」の方が多かったはずで、しかもアクセントは語頭の「ま」ではなく「ねー」の方にあるから、英語の "money" に聞こえるはずがない。
そもそもの話、"money" の発音は「マネー」じゃなく「マニ」に近いし、「まね」からも「まいね」からもかけ離れてる。
多くの訪日外国人はどこに行っても英語がまともに通じないことでフラストレーションを感じているから、津軽を訪れていきなり "money" なんて言われるはずがないことぐらい承知している。物欲しそうに手を差し出されたわけでもないんだから。
あるいはこの tweet は、その外国人カメラマンが無理を承知のブラックジョークとして言ったことを、聞いた日本人が真に受けてしまったのかもしれない。日本人の多くは英語を英語としてではなくカタカナで覚えるから、こんなガセネタをつい真に受けてしまうことがある。
というわけで、この種の話は信じない方が身のためと知っておく方がいい。そして親愛なる津軽の人たちは、決して「カネの亡者」なんかじゃないのでよろしく。
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