入院 13日目 - 病気のオッサンっていびきがうるさい
入院 13日目。4人部屋の病室で、いつの間にか一番の古株になってしまった。私より先にいたおじいさんが退院し、新たに 3人が入って来たためだ。ただ、彼らは前にも同じ病気で入院していて退院後にまた悪化してしまったための「出戻り」のようで、私なんかよりずっとこの病院に馴染んでいる風情である。
そしてここから先が今日の本題なのだが、先に退院したおじいさんも含め、私以外の 4人が昼間から(当然夜も)のべついびきをかいて眠るのである。しかもそれはそれは大きないびきだ。
私自身はと言えば、妻に「あなた、たまにいびきかくことがあるわね」と言われる程度で、それは今回の入院中も変わらないと思う。ところがおっさん(おじいさんも)には眠りに落ちさえすれば必ずいびきをかく人がいて、病人となるとそれがさらに甚だしいようなのである。
「おっさん/いびき/病気」という 3つのキーワードでネット検索してみたところ、くさるほど多くのページが見つかった。中でも上の画像からリンクされる「男性の方がいびきをかきやすいのはなぜ?」というページは、おっさんのいびき問題をわかりやすく解説してくれている。
いびきの原因や対策などについてはリンク先に飛んでみればわかるが、中でも私が注目したのは「口呼吸」ということだ。私の斜め向かいのベッドの患者は鼻に管を通して酸素補給をしているようで、「〇〇さん、鼻から酸素入れてますから口呼吸はダメですよ」とスタッフに釘を刺されている。
ところがこの人、実際には盛大ないびきをかきっぱなしだからモロに口呼吸だ。鼻に刺したパイプもいつの間にか外れているようなので、「これじゃパイプはだめだから、酸素マスクにしましょうか」と言われても、「マスクはイヤだ」と駄々をこねている。困った患者である。
それともう一つ、「睡眠時無呼吸症候群」というのが気になる。おっさんやじいさんたちのいびきを聞いていると、時として一際盛大に「グワーッ、ガガ・・・」となった後にピタリと止んでしまうことがあり、いびきだけでなくそのまま呼吸まで止まってしまっている。
そのまましばらく止まりっぱなしで、「おいおい、大丈夫か?」と思う頃になって突然「グガガーッ」と復活する。その繰り返しだ。これではとても熟睡どころではないだろう。当人の目が覚めないのが不思議なほどだ。
ありがたいことに私は周囲の雑音をあまり気にせずに眠れてしまうタイプなので(若い頃の「雑魚寝」で鍛えられた)、いびきの大合唱の中でも寝不足にはならずに済んでいる。ただ、神経の細かい人だと大変だろうね。
ちなみに私も、明後日ぐらいにはめでたく退院できそうな見込みである。
【同日 9:15 追記】
明後日ぐらいなんて書いたが、経過が良すぎるので(?)今日の午後に退院できることになった。いびきの大合唱から解放される。
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コメント
退院おめでとうございます。
長期間お疲れさまでした!
入院中でさえ面白いブログって、さすがです。
…とはいえ外に出たくてウズウズしていたのではないでしょうか。
外の空気を思い切り満喫してくださいね~。
投稿: るー | 2025年9月22日 12:29
るー さん:
ただ今、自宅に到着しました。今日はゆっくり風呂に入って寝ます。
確かに外に出たくてウズウズでした ^^;)
投稿: tak | 2025年9月22日 15:30