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2025年11月に作成された投稿

2025年11月30日

アンガーマネジメントに見る日米文化比較

あひるさん という方が、X(Twitter)にアンガーマネジメントに関する投稿をしておられる(参照)。「貴方は怒鳴られた!罵倒された!侮辱された!さあ、なんて言葉を返す?」という講師の問いかけに対しての、米国人の回答が秀逸すぎるというものだ。

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紹介された米国人の回答で上の画像に紹介されているのは、「その言葉、ゴミ箱から拾ってきたの?」「君の心の冬、長そうだね」「君の自己肯定感踏んじゃった?」「深呼吸しよう。酸素が君の脳に届いてないみたいだ」といったもの。

さらに続いて次の tweet では、「その表現、あなたの自己紹介?」「君が怒ってるのは、私にじゃなくて、君自身に対してなんだよね。応援してるよ。頑張って。知らんけど」なんてのもある。こうした回答に、講師が「…君ら研修いらなくない?」と感嘆していたというのである。

ただ私の考えを言わせてもらうとすれば、これらは米国でなら使えても日本では使えそうにない。日本人の場合、怒鳴ったり罵倒、侮辱したりするのは、かなりエモーショナルな状態になっている時なので、そんな相手にクールな米国流のジョークを返しても通じないどころか、無駄にこじれるばかりになる。

とくに「その言葉、ゴミ箱から拾ってきたの?」なんて言ったら、火に油を注いで後々まで影響してしまいかねない。せいぜい「深呼吸しよう・・・」ぐらいで熱は冷めるかもしれないが、「酸素が君の脳に届いてないみたい」なんて続けた時点で救いようがなくなる。

日本人同士だったら、余計なことを言わずに「ごめんね」の一言で済ませてしまうのが一番面倒がないし、疲れずに済む。どうしようもないほどつまらなくて、うんざりするけど。

そもそも日本人って米国人と「怒りのツボ」が違うから、アンガーマネジメントというコンセプト自体が成立しにくいんじゃないかなあ。

 

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2025年11月29日

自民党総裁〜総理になるには、前年から莫大な金が・・・

毎日新聞が昨日付で「高市氏、宣伝費に8000万円超 24年総裁選 水面下で巨費投じる」という記事を報じている。注目すべきなのは、これが今年の総裁選ではなく石破茂氏が当選した昨年の総裁選時の費用ということで、つまり彼女は総裁〜総理になるために前年から莫大な金を使っていたわけだ。

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別の言い方をすれば、前年にそれだけ莫大な金を使っただけに、今年の総裁選ではそれを取り返すためにも必死に頑張ったのかも知れない。この人の使った金額は飛び抜けているようだから、そりゃ執着するよね。

さらに言えば、石破氏のように高市氏の 200分の 1 の 40万円とちょっとなんていう金しか使わなったりすると、1年少々しか総裁・総理の座に留まれないみたいなのである。政治の世界って、金に関して「清潔」を気取ったりケチったりするとロクなことにならないのだね。

逆に言うと、その程度の金しか使わなければ権力の座からあっさり降りてしまうこともできるみたいなのである。その方が気が楽でいいかもしれない。

そもそも 8,000万円以上なんていうお金がどこから集まってくるのか、私の想像を超えているのだが、朝日新聞が「高市首相が代表の政党支部、企業から上限超える寄付 公表後に訂正」なんて記事を伝えている。この辺りになると、100万円や 200万円の違いなんてアバウトで済んじゃうのだね。

ちなみに私もお金にはかなりアバウトだが、ケタが違いすぎるので比較にならない。というわけで、「お金が好きじゃない」なんてブログに書いてしまっている私のような者は、政治の世界で生きるなんて到底無理みたいなのだ。

何しろラジオのニュースで株価が前日比でいくら上がったとか下がったとか聞いてもまったく現実感がなく、何も迫って来ないのだからどうしようもない。

 

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2025年11月28日

「スーパーホテル岐阜・中津川天然温泉」にそそられる

月平均 2度は全国各地に出張する生活を長く続けていると、「贔屓のビジネスホテル」というのができてくる。私の場合は 2017年 11月 4日付の 「ビジネスホテル品定め 2」という記事で書いたように、ドーミーインスーパーホテルなのだが、実際にはスーパーホテルに泊まることの方が圧倒的に多い。

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そのためなのかもしれないが、今日、そのスーパーホテルから「【予約受付中】スーパーホテル岐阜・中津川天然温泉 12月 18日(金)グランドオープン!!」というメールが届いた。これはもう、「天然温泉」というのに惹かれてしまうよね(参照)。

実は今年 5月に岐阜県の下呂に出張した時、山梨県での仕事を終えてから下呂に向かう予定だったので、下呂温泉周辺でビジネスホテルを予約しようとしたのだが、適当なホテルが見つからなかった。そこで途中の中津川で一泊しようと考えていた。

ところが現地の下呂で落ち合う予定のカメラマンが「私は下呂温泉でホテルを取りましたよ、ご一緒しましょう」とメールしてきたので、同じホテルを予約したのである。ところがこのホテル、一昔前の修学旅行向けみたいな施設で、和室の大部屋に一人で泊まらされてしまった(参照)。

温泉はそれなりによかったのだが、何しろ和風なのでデスクも椅子もない上に、電源も不便なのでブログの更新もしにくい。私は "日本旅館の「おもてなし」で震えるのは、外国人だけじゃない" (2019年 2月 7日付)という記事にも書いているように、和風旅館というのは苦手なのである。

おっと、その 2年前の 7月 16日にも "「旅館」という施設には、できるだけ泊まりたくない" という記事で、多くの人があまり触れないような理由まで書いている。私ながらよくよく「旅館」には懲りているのだね。

それだけに今回のメールを見て、「あぁ、これが半年前だったら、中津川のスーパーホテルに泊まれたのになあ!」と溜息をついたのだった。それでなくても中津川という土地には、4年前の 3月 17日付の記事に書いたように、ちょっとした思い入れがあるのだよ。

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というわけで、これからは岐阜での仕事がある時には、都合が許せば中津川のスーパーホテルに泊まろうと決心したのである。ただ、それはいつになるかなあ。

 

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2025年11月27日

「ぼためし」の「お試し」もやぶさかじゃないけど・・・

つくば在住の私だが、X(Twitter)に紹介されている「ぼためし」(参照)というのは、食ったこともなければ見たことも聞いたこともなかった。生まれが山形県庄内で茨城ネイティブじゃないので、生粋の茨城スタイルで行われる法事に出たことがないからだと思う。

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ちなみにこれって、もらっちゃったらどんな風にして食べればいいんだろう。やっぱりめしとあんこをからめながら食うとしか考えられないから、カレーライスのあんこ版ということか。さすがに使うのはスプーンじゃないだろうけどね。

どうしてもというシチュエーションになっちゃったら、「お試し」してみるのもやぶさかではない。ただ、もらってもあんまり嬉しくなさそうだなあ。

そもそも茨城県というところは、食い物に関しての「洗練」ということにあまり執着しない土地柄だと思う。これは茨城県に限らず群馬や栃木にも共通したことのような気がしており、2019年 4月 20日に「北関東は取り立てておいしいものがない」という記事を書いている。

ただ北関東に限らず、この tweet には思いがけないコメントもあって、私が驚いてしまったのは 鳴門のてーくん という方から寄せられた赤飯の食い方(参照)だ。赤飯に塩をかけるというのは割とよく聞くが、3日前まで徳島にいた私としても、砂糖をかけて食うとは初めて聞いた。

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私はコーヒーにも砂糖を入れない人で、我が家には客用の小袋入りコーヒーシュガーと自家製パン発酵用(参照)の黒砂糖以外には砂糖というものがない。というわけでこれは信じられない食い方だが、「赤飯を食う」という特別のシチュエーションにあやかった「贅沢な食い方」というココロなのかなあ。

どうしても食えというならこれもやぶさかじゃないが、同じ食うならやっぱり砂糖なしで食いたいものだ。いやはや、食い物ひとつ取ってみるだけで、日本は広いとわかるよね。

 

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2025年11月26日

昨日の熊本地震のニュースには、ちょっとザワついた

当ブログの昨日の記事は昼頃に更新してしまっていたため、その日の午後 6時過ぎに熊本阿蘇地方で震度 5強を記録した地震(参照)には触れられなかった。とはいえ私はその 2日半前の 23日朝まで熊本に滞在していたので、このニュースを聞いた時には胸の辺りがちょっとザワついてしまったよ。

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この地震、2016年に震度 7を記録した熊本地震の余震とみられると発表されている。9年も経ってからの余震というのだから驚きだし、この「余震の余震」というのまで大きいのがありそう(参照)というのだから、厄介な話である。

今回は 21日の昼頃に熊本城の近くまで行ったのだが、天守閣は観光客が登れるまでに復旧していたものの、石垣などを含む城全体の復旧はまだまだだった。聞いたところでは 2052年までかかるのだそうで(参照)、36年がかりというのだから気の長い話である。

私は 22日中に熊本から四国の徳島に移動したので、周囲の話題はいつ来るかわからない(ということは、明日来てもおかしくない)「南海トラフ地震」の方に移ってしまった。四国でも高知と徳島は大きな被害が予測されているため、「覚悟はしているけれど、やはり怖い」という話だった。

というわけで、その 3日後の熊本阿蘇の地震は思いもよらなかった。現地の人からのメールには、「9年前を思い出してゾッとした」とあり、私も 1964年の「新潟地震」と 2011年の「東日本大震災」を経験しているので、その気持ちはよくわかる。日本に暮らしている限り、地震からは逃れられない。

地震のほとんどないニューヨークなどから日本に来ている人の多くは、ちょっとした揺れで青ざめるほど怖がる。ただ同じ米国人でも地震頻発地帯であるサンフランシスコ辺りの西海岸から来ている人は、地震には結構度胸が据わっているようだ。

「地震慣れ」というのがあるようなのだが、いくら慣れても震度 5以上になるとやはり怖いよね。

 

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2025年11月25日

「幽玄」という難読漢字と、その他諸々

現代ビジネスというサイトに、【難読漢字】というシリーズがある。読み方のちょっと難しい漢字や熟語を読んでみようというものだ。最新の問題は「幽玄」という文字(参照)で、その前の 4問は「比丘尼」「吹聴」「礎」「刮目」だった。

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まず「幽玄」。「こんなの、フツーに読めるよね」と思っていたのだが、実は案外難易度が高いらしい。私が「フツー」と思っていたのは、どうやら大学で古典演劇研究なんてやっていたかららしいのだ。本当の専門は歌舞伎だったのだが、能も少しはかじったので「幽玄」というのは案外身近なのである。

せっかくだから私の故郷、庄内に伝わる国指定重要無形民俗文化財、黒川能(参照)の画像を貼っておこう。「幽玄」というのは、一般的にはまさにこの画像の醸し出す雰囲気と言っていいだろう。

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「一般的には」と言ったのは、「幽玄」とは「物事の趣が奥深くはかりしれないことまた、そのさま」(参照)と考えられているわけなのだが、深掘りするともうちょっと奥があるからだ。実は「幽玄」って、元々「妖艶」にとても近かったらしい。これ、知っておいていい知識だ。

和楽 web に "一生聞いていたい、歌人・馬場あき子さんの講義!「幽玄」の本当の意味って? 阿部顕嵐が語る「あらん限りの歴史愛」" という記事があるのでお読みいただきたい。「へぇ!」と思ってしまうこと請け合いだ。

ついでだから、上の画像の「幽玄」の下にある 4つの「難読漢字」にも、さっと触れておこう。

比丘尼 (びくに)  吹聴 (ふいちょう)
礎 (いしずえ)   刮目 (かつもく)

これぐらいならまあ、フツーに読める人が多いだろうが、この現代ビジネスの【難読漢字】シリーズには、時としてチョー難読なものも登場するので油断がならない。例えばこんなのだ。左側は何とかなっても、右側は「????」の人が多いだろう。

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クリックすると、それぞれの正解が表示される。

「已己巳己」というのは読み方の正解を知っても「????」が解消しない人が多いと思うので、こちらの解説も合わせて読んでいただくしかない。よく見ると 2文字目と 4文字目以外は別の文字というのがミソだ。

最後に民俗芸能の話に戻るが、庄内には「黒川能」だけでなく「黒森歌舞伎」というのもあり、私は 17年前に「黒森歌舞伎による観客論」という記事を書いているので、お時間があればどうぞ。

 

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2025年11月24日

トラックの「社名逆読み」(進行方向書き)という問題

꒴との丸 VAB乗り꒴ さんという方が X(Twitter)に「トラック社名逆読み選手権優勝候補」という興味深い投稿をされているので紹介しておく。これには私としても、さすがに朝から笑ってしまったよ。

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こういう書き方を世の中では「進行方向書き」と称するらしく、私もこのブログの 2011年 11月 1日付「車体右側面の 「進行方向書き」 が減ってきたようだ」という記事で触れたことがある。この時は「減ってきたようだ」と書いたのだが、実は 14年以上経った今でも健在ということのようなのだね。

この投稿にはコメントとしてさらに笑ってしまう例がいくつも紹介されている。例えばこんなのだ。

わかいあの肉 (実は 肉のあいかわ)
ツマトネタイヨ  (実は ヨイタネトマツ)
チンポツールフ(実は フルーツポンチ)
所務エロ井  (実は 井口工務所)
クッテジローK(実は Kーロジテック)

さらに企業名ではないが、「別分とんちき」(実は きちんと分別)、「トンタルサンコ合総」(実は 総合コンサルタント)なんてのまである。ここまでくると、ちょっと狙ったんじゃないかとまで思ってしまうよね。

連休最終日の混雑の中、阿波の徳島から在来特急、快速、新幹線を乗り継いで帰路の途中なので、まずはこれにて失礼。

 

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2025年11月23日

「寝台列車」が本格的に復活してくれると嬉しい

4泊 5日の旅の 4日目ということで、旅ネタにさせていただく。「夜の旅情を求めブルートレイン再び 復活する夜行列車 宿泊料高騰のなか若者らで連日満席」という産経新聞記事についてだ。

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昨年 10月、鳥取県米子市への出張(参照)の際に交通手段を調べていたところ、「サンライズ出雲」という特急に寝台車があると知り、予約しようとしたのだができなかった。とてつもない人気列車で発売開始直後に満席売り切れになるというのである。

思えば学生時代、東京からの帰省では、いつも急行「鳥海」というブルートレインを利用していた。普通座席に座れればまだ運のいい方で、大抵は満員のため通路に座り込んでの 9時間の移動だった。若かったから体がもっていたのだろう。

で、バイトでいつもよりお金に余裕ができたりすると、この夜行列車の寝台を予約することがあった。ほんの 2〜3回しか乗ったことがないが、「極楽、極楽」と言いたくなるほど快適だったのを覚えている。

この寝台列車というもの、いつの間にか日本の鉄道からどんどん姿を消してしまい、ついに「サンライズ出雲」を残すだけとなっていたのだが、昨今の交通事情の変化で、復活傾向があるという。これは嬉しい情報だ。

「寝台列車」がどんどん復活してチケットも取りやすくなれば、私としては積極的に利用したいと思っている。

 

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2025年11月22日

記事の見出しは(サブタイトルも)まともな日本語でね

HUFFPOST 日本版が宇宙飛行士、油井亀美也さんの宇宙からの X(Twitter)投稿画像を紹介している(参照)。「関東や中部地方が確認でき、その中央には存在感たっぷりに佇む富士山の姿が写っています。山頂の雪がはっきりとわかるほど鮮明で、遠い宇宙からでもその形が際立っています」というのだ。

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上の画像は元の写真の富士山部分を中心にやや拡大したもので、なるほど「フジツボみたい」という印象も頷ける。しかしその下の「雪化粧を始めた富士山のくっきりしたシルエットが大きな反響を呼んでいます」というサブタイトルには、ちょっと首を傾げてしまうよね。

映っているのは決して「シルエット」じゃないからだ。あくまでも宇宙から見た「実物の富士山」である。そもそも「雪化粧を始めた」姿なんて、「シルエット」で確認できるわけがない。

もしかしたら最近は「シルエット」という言葉の意味が広がってしまったのかと思い、念のため Wikipedia で確認してみたが、やはり次のような説明である(参照)。

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シルエット(フランス語: silhouette)は、輪郭の中が塗りつぶされた単色の画像のこと。影絵と同義に見なされる場合もある。

元々は18世紀ヨーロッパに起った、黒い紙を切り取って人物の横顔を表現した切絵に対して用いられた言葉で、そこから明るい背景に対して事物が黒く塗りつぶされて見えるような光景や、物の形そのものを言い表す語として用いられるようになった。

「明るい背景に対して事物が黒く塗りつぶされて見えるような光景」を言うこともあるという。しかし上の写真の場合は、青っぽく見える大地に対して冠雪した富士山の頂上付近が白く立体的に見えるのだからまったく反対だ。

なんでまた、これを「シルエット」なんて言えたかなあ。あるいは「ちょっとオシャレな言い方にしてみました」なんてつもりなのかなあ。

最近のネットニュースは、本文がまともでも見出しやサブタイトルに「はぁ?」と言いたくなる表現が目立つ(参照 1参照 2参照 3)。きちんと日本語を学んだ人材が編集者になってくれないと、今後ますます「はぁ?」が増えてしまいそうだ。

 

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2025年11月21日

台湾問題での高市発言を巡る日中泥仕合の様相

高市首相の「台湾有事」を巡る国会答弁問題はかなりこじれてしまっているようだ。私は今月 16日付の記事で、中国政府の訪日自粛呼びかけについて「歓迎」すると書いた(参照)が、それは中国人の来日が減ったら観光地や新幹線がさぞ静かになるだろうとの期待からである。

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ということは、元々の高市発言をことさら積極的に支持しているわけでは決してなく、ネット上の多くの「歓迎発言」「来なくていい発言」も概ね同様に見える。その辺りは誤解のないように、この際だから念のため確認しておきたい。

日本政府はこれまで台湾問題について、当たり障りのない態度を表明し続けてきた。そのため今回の高市発言は、かなり「踏み込み過ぎ」の印象を与えている。中国としては「この時ばかりは」と意気込んで、中国からの日本渡航自粛を呼びかけるまでに至ったわけだ。

ただこの「日本渡航自粛」というのは、中国人客を主な顧客とする旅行業者を別とすれば、日本にとってとくに大きなダメージにつながっているわけではないようだ。それどころか冒頭で紹介したように「来なくていい発言」まで目立ち、「中国側の空振り」という印象が強くなっている。

こうした状況に業を煮やしてか中国側はさらに強い姿勢を見せ始めており、共同通信は "国営通信新華社は19日、高市氏の名前をもじって「高市『毒苗』はどのように育ったのか」と題する記事をサイト上に掲載" と報じている(参照)。

一国の首相を「毒苗」とはよくぞ言ったもので、中国側もかなり意固地になっている印象だ。さらに産経新聞は 20日付で、緊張した日中関係が続けば「日本はパンダがいなくなる状況に直面するだろう」という専門家の見方を中国のメディアが伝えていると記事にしている(参照)。

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こんなことでダシに使われるパンダが気の毒なほどだが、これに関しても、日本のネット上では「パンダなんかいなくても困らない」と突き放すコメントが多数になっており、「日本にはタヌキがいるからいい」という声まである。タヌキって、実は世界的には結構な希少動物らしいのである。

どうやらこの問題、日中泥仕合の様相に近くなっているようだ。無駄に仕掛けたのは紛れもなく高市側だが、中国側は反応が下手過ぎ。どちらの国にしても、国民感覚としてはマジで関わりたくない話だよね。

【翌日 追記】

中国では政府からのプレッシャーに敏感に反応して、日本行き航空券のキャンセルが相次いでいるらしい(参照)。彼らとしても本心では日本に行きたいのだろうが、政府に睨まれるのを避ける事大主義が発揮されてしまってるのだろう。

気の毒だが、こちらとしては「静かになってありがたい」と言っておく。

 

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2025年11月20日

駅弁「深川めし」が復活していたのだが

仕事のために熊本に向かっている。家を出たのが午前 9時 20分で、東海道新幹線と九州新幹線を乗り継いで 午後 5時 39分に熊本駅に着き、ホテルに入るのは 6時過ぎになるだろう。最近はなるべく飛行機を使わないことにしているのでほぼ一日がかりみたいなものだが、飛行機を使ってもそれほど変わりはない。

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先月、高知に出張した時に東京駅でいつもの駅弁「深川めし」を買おうとしたところ、売り場になかったという話を書いた(参照)が、今回は復活していた。うれしいことである。

ただ、値段が 1,350円なんてことになっていて驚いてしまった。20年前は 850円で買えた(参照)のに、だんだん値上がりして今年初めに 1,000円の大台を超えたと思ったら、いきなり 1,350円とはかなりヒドい。もっともほかの駅弁はもっと高くて 1,500円なんてザラだ。

いずれにしても、最近のモノの値上がりにはちょっと驚いてしまう。ホテル代もちょっと前までは一泊 6,800円なんてフツーにあったが、今は 9,000円以下のホテルを探すのが大変だ。

今日は新幹線の中でのブログ更新で、トンネルに入る度にネット接続が途切れたりしてストレスなので、とりあえずここまで。

 

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2025年11月19日

「二季」が流行語大賞の候補なんだそうだ

このブログの 7月 17日付 "「五季」を単語登録してしまおう" で、東洋経済 ONLINE の "もはや四季ではなく「五季」の日本" という記事を紹介した。従来の「夏」とは別に、「猛暑」という季節をプラスしなければならないというのである。

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ところが人々の感覚はそれから半年足らずでさらに極端になってしまい、「二季」が今年の流行語大賞候補にノミネートされているという(参照)。「一年には夏と冬しかない」という話になっているわけだ。せっかく「五季」を単語登録したのに、もう古いというのか。

それを受けてか、MSN のサイトが気象予報士・松浦悠真氏の【「まず "秋" が消滅する」… 気象予報士がデータから読み解く日本が "二季" になる残酷な真実】という記事を紹介している。確かにかなり残酷な気がしてしまうタイトルだ。

主要な論点は上の画像で示したように "夏の期間は明らかに長くなった" ということと "秋は顕著に短縮している" ということで、そのため "現時点では「二季化」より「三季化」" なのだという。上の図では 9月末から「秋」ということになっているが、実際には 10月になっても「夏日」が何度もあったしね。

ちいさい秋みつけた」という歌があるが、作詞者のサトーハチローさんが今の世に生きていたら、「みじかい秋みつけた」になっていたかも知れない。

ウェザーニュースによれば今朝はかなり冷え込んで、「全国の半数以上の地点で今季これまでで一番低い最低気温を観測」したという(参照)し、あちこちで雪まで降っている。私の住むつくばも最低気温が 0℃ になったようで、ベッドから抜け出すのにちょっとした決心が求められた。

というわけで、もう充分に「冬」である。明日から九州と四国に出張だが、一応暖かい格好をして行こうと思っている。

 

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2025年11月18日

コメは慌てて買わずに、年明けまで待てばいい

今月 7日に「年明けに米価が暴落するなんて言われ始めて・・・」という記事を書いたが、引用したのがあの日刊ゲンダイの記事なので、「うぅむ、実際はどうかな?」なんて気も少しはしていた。しかしどうやら実際に、コメ価格の不安定さはコメ農家さえ危惧しているほどのようだ。

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テレ朝 NEWS が昨日付で "コメ農家も困惑「高すぎ」 在庫山積み、それでも価格高騰 集荷競争の現実" というニュースを伝えている。在庫山積みなのに価格高騰というのは、どう考えても尋常なことじゃないから、そのうち値崩れするだろう。コメを買うのは本当に年明けまで待つ方がよさそうである。

7日付の記事にも書いた通り、我が家のコメは年明けまでギリギリもちそうだ。ということは高い米を買わなくても済むという巡り合わせになるようで、ありがたい。

それにしても少なからぬ人たちが無責任な風評に踊らされて、高い米をどっさり買ってしまっているようなのだね。

今となっては半世紀以上前になる 1973年、「オイルショックの影響でトイレットペーパーが店頭から消えてしまう」との噂が爆発的に広まり、世に言う「トイレットペーパー騒動」となった。あの時私は大学 3年生で、東京の国分寺で暮らしていた。

周り中の人たちが必死にトイレットペーパーを買い漁っていたが、私は「トイレット・ペーパーがなくなったら、チリ紙を使えばいいじゃん」と呑気に構えているうちに、いつの間にか店頭はトイレットペーパーであふれかえっていた。世の中って、えてしてそんなものである。

こうした騒ぎには敢えて乗っからない方が賢明というものだ。

 

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2025年11月17日

瞬間を切り取ることによる、絶妙過ぎるほどの効果

Togetter で、横綱・大の里の写真がエラく話題になっている。"大相撲九州場所で「大の里のぴょんと飛ぶ姿」の画力が強すぎる、「アフガン航空相撲」や「SUMOU」を想起する声も" というのだ。画像を見るとなるほど、大相撲とは思われないほどファンタスティックなまでの「ぴょん感覚」だ。

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どんな具合でこんな写真になったのかと、YouTube で勝負のいきさつを見ると、下の動画のような成り行きである。画像をクリックすると、立ち合いの瞬間から見ることができる。

大の里としては、迂闊に足を着いたら「負け」と判定されかねないから、咄嗟の判断で跳びはねたのだろう。しかし動画で見る限りはご覧の通り、それほどの「ぴょん感覚」とは気付きにくい。ほとんどの観客も、見過ごしてしまっただろう。

ところが写真というのは恐ろしいモノである。瞬間の切り取りようによっては、現場にいた誰も気付かなかったようなことでも思いっきり強調されてしまう。もしかしたらこれを撮影したカメラマンさえ、画像を確認してみて初めて「これはイケる!」と思ったかもしれない。

ネットの世界には "決定的瞬間を捉えたおもしろ画像 50枚「よく撮った!」と思わず感心" というページがある。この中で私がとくに面白いと思ってしまったのは、次の 2枚である。

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というわけで、今日のところはおしまい。

 

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2025年11月16日

中国の日本への渡航自粛呼びかけ、私なんか歓迎だが

高市首相の「台湾有事」を巡る国会答弁を中国側はかなり問題視しており、中国国民への日本渡航自粛の呼びかけにまでつながっている。これに関して SNS ではオーバーツーリズムの回避につながるとして「歓迎」の声が多いようだが、そうした反応は一般報道ではほとんど無視されている。

一方、テレ朝 NEWS は今回の渡航自粛呼びかけ後に日本に向かう中国人観光客にインタビューし、その結果を放映してくれている(参照)。下記のような受け答えが聞かれるが、概して穏やかな調子である。

「(中国人に)少し影響があるかもしれません。そうですね、一部の人は気にしていますから」
「チケットは全部買ってあるので仕方ないです。夜はあまり外に出ず、早くホテルに戻るように注意したいです」
「(今後も影響が)少しあるかもしれません。日本に行くのなら、何か影響を受ける可能性があるので考え直した方がいいかもしれない」
 

一応「夜はあまり外に出ず」とか「何か影響を受ける可能性がある」とか言っているものの、いきり立った日本人に襲われかねないなんて心配をしているようには全然見えない。日本は安全な国とフツーに認識しているのが伺える。

今回の渡航自粛呼びかけについて表立って歓迎発言をしているのは、元航空幕僚長の田母神俊雄さんぐらいのもので、率直に「大歓迎だ」とまで言っているようだ(参照)。「中国人が増え過ぎて困っているのは日本側」という主張である。

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私は田母神さんの政治的立場には決して同調するものではないが、今回の発言に関する限りは、つい「同感!」と言いたくなってしまった。というのは最近、日本中に中国人観光客が溢れてしまっているからである。正直言って、あの人たちかなりうるさくて気に障ってしまう。

日本の観光地や新幹線車内、ホテルなどで、中国人観光客が減って静かになってくれるならかなりありがたい。この渡航自粛呼びかけ、長期間に渡ってしまってもいいとさえ思っているぐらいだ。

 

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2025年11月15日

ブラジルには「蚊の工場」があるという

Forbes に "毎週 1億 9000万匹生産。世界最大「蚊の工場」ブラジルに建設" という記事があるのを見つけたが、「蚊の工場」なんて何のために建設したのか、にわかには見当も付かない。本文を読むと 1行目に「デング熱の拡大を食い止めるための画期的な取り組み」とあるが、それでもわからない。

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さらに読み進めると、この工場ではデング熱、ジカ熱、チクングニア熱を媒介するネッタイシマカ(Aedes aegypti)というのを繁殖させているのだそうだ。以下、記事から引用する。

この施設で育てられている蚊は、通常の病原体を運ぶ蚊とは異なる。これらの蚊は、「ウォルバキア(Wolbachia)」と呼ばれる天然の細菌を意図的に感染させられており、この細菌によって蚊の体内でデングウイルスが発達できなくなるのだ。

この特別な蚊が野生の蚊と交配すると、ウォルバキアがその子孫へと受け継がれ、野生の蚊全体が徐々にデングウイルスを人間に感染させにくくなるという仕組みである。

「なるほどね」と納得してしまった。単純に考えると、デング熱などの病気を減らしたいならそのウィルスを媒介する蚊を減らせばいいとなりそうなものだが、さすがにアマゾンの密林を抱えるブラジルである。蚊を減らすのはどえらく大変なので、蚊の体質を徐々に変えて行こうとしているようなのだ。

この体質の変わってしまった蚊が、ブラジルの中でマジョリティになるのを待てばいいのだろう。蚊には国境線なんて関係ないので、もしかしたら南米全体で伝染病が減るかも知れない。

ただ、この体質の変わってしまった蚊が新たな災いの元になったりしないように祈るばかりである。

 

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2025年11月14日

信州の旅から、今戻った

信州への出張から帰って来た。用件は昨日のうちにほとんど済んでしまったので、今日は余裕たっぷりに一般道のドライブを楽しみ、高速道路を使ったのは混雑する東京都内に入る手前の大月インターから地元の常総インターまでのみ。やはり一般道を走る方が趣がある。

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上の写真は佐久市のホテルの 9階にある部屋の窓から撮った今朝の夜明け頃の八ヶ岳方面。南の方角なので朝日は写っていないが、八ヶ岳の山裾から朝霧が平地まで流れ出ているのがわかる。「朝霧は晴れのシルシ」と言われるように、今日はとてもいい天気だった。

ただ、朝一番で行った軽井沢はこう言ってはナンだが期待外れだった。これまで軽井沢という所はまともに訪れたことがなかったので、近くに来たついでにせっかくだからと行ってみたのだが、ウィークデイだというのに道中はやららと渋滞し、軽井沢の町に入ると今度は人が多すぎる。

町のイメージもバブルっぽい感じで、まったく性に合わない。クルマを停めて散策してみようという気にもなれずに、さっさと退散して来た。おそらく二度と行かないだろう。ちなみに「軽井沢 つまらない」でググってみると、軽井沢の嫌いな人って私だけじゃなく結構多いとわかる。

そんなわけで、口直しに清里と河口湖に立ち寄り、馴染みの店で食事とコーヒーを楽しんだ。やっぱりこっちの方がずっといい。

帰り道の中央道と圏央道が思っていた以上の渋滞で、午後 6時前には帰宅できると思っていたのだが、着いた時には 7時半を過ぎていた。結構疲れたが、まあ、軽井沢を除けばいい旅だった。

この 2日間で 800km 走ったことになり、我ながら先々月に 2週間入院した身とも思われない。来週は立て続けに九州と四国に行くが、これももちろん仕事である。

70歳を過ぎても「貧乏暇なし」(参照)だが、まあ、暇を持て余すよりずっと楽しいからいいか。

 

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2025年11月13日

信州への出張と、雷電為右衛門に関して

今日は朝 8時に家を出て圏央道、関越道、上信越道を通り、信州長野に出張してきている。上田市のちょっと手前の東御市(「とうみし」と読む)と小諸市で仕事をし、やっと佐久市のホテルに入ったところだ。写真はホテルの部屋から眺めた佐久市の夜景。

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昼食は東御市の道の駅「雷電くるみの里」というところで食べた。この道の駅の名称、「くるみの里」というのはしっくりくるものの、「雷電」というのがどんな言われなのかわからなかった。ところが入ってみると「雷電展示館」(入場無料)というのがあるじゃないか。

東御市というのはなんと、江戸時代の天下無双力士、雷電為右衛門の出身地なんだそうだ(参照)。ちっとも知らなかった。

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小学校 2年生の頃だったと思うが、学校の図書館にあった雷電の伝記絵本を読んだ覚えがあり、そこには「雷電は強すぎたため、横綱になれず大関止まりだった」というような記述があった。これに関しては、多くの人がごく当たり前みたいに語っている(例えば この記事 とか)。

私としては幼心に、どうして強すぎると横綱になれないのかというのがさっぱりわからなかったが、絵本にはそれに関する説明が全然なかったし、その後に読んだ雷電関連の文章でも同様だった。そのため雷電に関しては、ずっとモヤモヤした感じを抱いていたのである。

そこでせっかく雷電の生誕地を訪れたのも何かの縁だからとネット検索してみたところ、思いがけなくあっさりと Diamond Online の昨年 7月 10日付 "身長 197センチ・体重 169キロの史上最強力士「雷電為右衛門」はなぜ横綱になれなかったのか?" という記事が見つかった。

そこには有力な説として次のように書かれている。

雷電を抱える雲州松平家と、相撲司家を抱える肥後細川家。その対立を考え、自ら横綱を求めなかった。

雷電という人は子どもの頃からきちんと学問を習い、なかなか優秀な人格者だったらしい。それだけに大名同士の対立を避けるため、自ら大関止まりを望んだというのが真相らしいのだ。「強すぎて云々」というのは、やはり俗説だったのだね。なるほど、これで疑問が晴れた。

というわけで、さすがに長時間の運転で疲れたので今日の所はこれにて失礼。

 

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2025年11月12日

「腹パン」って何だ?

"「腹パンかますぞ」マスク着用求めた医療施設の職員を脅迫か 会社員の男(53)を逮捕「これで脅迫と言われても…」と供述 広島" という TBS ニュースの見出しを思わずクリックしてしまった。「腹パン」の意味がわからなくて、「マスクをパンツ代わりに腹に巻くのかな」なんて思ってしまったよ。

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まあ、マスクを腹に巻いてもパンツ代わりになんかなるわけがなく、実際のところは下の tweet にあるように「腹にパンチする」の略語だという。さらに「お腹がパンパンになる」という意味でも使われるようになっているらしい(参照)。「へぇ!」を 3回ぐらい繰り返してしまいそうだ。

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このニュースのおっさんは、医療施設で女性看護師にマスク着用を求められて腹が立ったらしく、「腹パンかますぞ」のほか「顔を覚えたけえのう、やられたら絶対やり返すけえのう」「一人でおったら用心せえよ」などと言ったのだそうだ。ずいぶん物騒な言い方で、女性相手とも思われない。

ところが調べに対しては「暴言を吐いたのは間違いないが、これで脅迫と言われても納得できない」などと供述しているという。あるいはこの男、このくらいのことは日頃からしょっちゅう軽い気持ちで口走っているので、「別に脅迫なんてつもりじゃなかった」ってことなのかもしれない。

しかしフツーに考えれば、これだけのことを言ったら立派に「脅迫」に値するだろう。男でもビビりかねないのに、相手が女性看護師というのだからなおさらである。

何となく「さすが広島らしいニュース」とも言いたくなってしまうが、映画『仁義なき戦い』が公開されてから、既に半世紀以上経ってるんだがなあ。

 

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2025年11月11日

一生食える金はあるんだろうに、まだ何かやりたいのか

President ONLINE で "松本人志は「エンタメ治外法権」を手に入れた…「コンプラ地獄」から逃げ出す芸人、テレビマンが行き着く「墓場」" という記事に目が止まった。いや、芸能界の事情に興味をいだいたからというわけでは決してなく、あくまでもこのどアップの顔写真の暑苦しさ故である。

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私は芸能界の事情には疎いので、松本人志というお笑い芸人がテレビの世界から干されているということは知っていたが、どうしてそうなったのか詳しい事情までは知らなかった。で、これを機会に Wikipedia の「松本人志女性に対する性的行為強要疑惑」という項目を読んでみた次第である。

詳細まで触れる気にはならないが、そんなこんなでいろいろあったようなのである。で、私なんかは、そうしたあまり大きな声で言えないような事情があったのなら、それを機にすっぱりと芸能界を引退してもよかったのになんて思ってしまうのだ。

この人、一時は売れまくっていたようなので引退しても一生贅沢できるほどの財産はあるんだろうに、まだ芸能活動というものをやりたいみたいなのである。こうなると、もう「金の問題」じゃない。

このようなタイプの人間としては、一度華々しい舞台に立ってしまうと、残りの人生を世の中の片隅でひっそりと暮らすなんて死んでも嫌なんだろう。芸能界って、ある種の麻薬みたいなところがあるようだ。まったくもって因果なことである。

ちなみに上述の記事によれば、松本人志が活動を再開している「ダウンタウンプラス」というインターネット上の「治外法権的」なコンテンツには、吉本興業が数十億円規模の投資をするという。お笑い界としては、斜陽のテレビに取って代わるものと期待しているらしいのだ。

しかし私なんかは、「お笑い」というのはテレビという「軽めのメディア」にこそ相応しいんじゃないかと思ってしまうのだよね(参照)。テレビで松本人志が見られないなら継続的に金を払ってまでインターネットで見たいというようなコアなファンって、メジャーなビジネスを支えるほど多くいるのかなあ。

 

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2025年11月10日

「お金が嫌い」って、「お金好き」の理解を超えている

先日知人と世間話をしていたところどういうわけかお金の話になり、彼が「お金が嫌いな人なんて、いるわけないんだからさ」と言い出したので、思わず「俺、どちらかと言えば嫌いなんだけど」と反応してしまったところ、どえらく驚かれてしまった。251110a

私としては「お金というのは鬱陶しいし、金勘定するのも面倒くさい」と言うのだが、彼にしてみればそうした反応が信じられないらしい。私は逆に、「お金が好きじゃない」と聞いてそれほどまでに驚く人間がいるということの方に驚いてしまった。

帰宅してからインターネットで「お金が嫌い」というキーワードで調べてみると、結果は「お金嫌い」に関して肯定的なページと否定的なページに、見事なほどに二分されている。そして否定的なページには「お金が好きになるために」という変な意味での啓蒙的なページが多いことに、私はさらに驚いてしまった。

上の画像からリンクされる "「お金が嫌い」「稼ぐの苦手」な人のための 15のタイプ別克服法" というのは、その典型的なものである。こういうのって、私に言わせれば「余計なお世話」もいいところだ。「お金嫌い」って、別に「克服」しなきゃ困るような悪癖ってわけじゃないだろうよ。

その知人は「お金というのは、『お金が好き』という人のところに集まってくるものなんだよ」と力説するのだが、じゃあ、彼の所にはもっと集まってもよさそうなものだよね。逆に言えば「お金が嫌い」な私のところにだって、死なない程度には集まってきてるし。

いずれにしても、「お金が嫌い」というのは「お金が好き」という人間の理解を超えたことのようなのだね。

 

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2025年11月 9日

小さな祠まで入れると、神社の数はコンビニの 5倍

草の実堂というサイトに "『神社の数はコンビニの5倍?』神社の数と分類、12の代表系統を解説" というページがある。全国の神社数は 8万社以上で、コンビニ店舗数(約 5万 4000店)の 1.5倍程度なのだが、小さな祠まで勘定に入れると 20〜30万社で「コンビニの 5倍」になるのだそうだ。

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そう言えば我が家の周辺(半径約 1.5km 以内)を見渡しても、ちゃんとした鳥居のある「神社らしい神社」が 5社あり、コンビニは 3店だから、まさに 1.5倍を越える。さらに鳥居のない小さな祠のようなものまで含めたら、いくつあるか数え切れたものじゃない。

今回取り上げた草の実堂の記事では「祭神による分類」に力点があり、次のように 12の系統が説明されている(詳しい話は元記事へどうぞ)。

  1. 八幡宮: 主祭神は八幡神(一般には応神天皇を指す)。大分県宇佐市の宇佐神宮が総本社で、全国に 約 45,000社と日本最多。
  2. 稲荷神社: 主祭神は商売繁盛や五穀豊穣を司る稲荷神(宇迦之御魂神)。京都の伏見稲荷大社が総本社で、全国に約 30,000社。
  3. 天満宮: 菅原道真を祀る神社で、京都の北野天満宮と福岡県の大宰府天満宮のどちらも総本社とされる。全国に約 12.000社。
  4. 伊勢神宮: 日本神道の中心に位置し、内宮と外宮を主軸として伊勢市周辺に 125社が点在。
  5. 出雲大社: 大国主大神を主祭神とし、全国に約 200社の分社。
  6. 熊野神社: 複数の神を祀り、和歌山県の熊野三山を中心として全国に約 3,000社。
  7. 春日神社: 主祭神は武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神ら、藤原氏の氏神。奈良県の春日大社を総本社とし、全国に約 1000社。
  8. 諏訪神社: 主祭神は建御名方神で、長野県諏訪大社を総本社とし、全国に約 5,000社。
  9. 厳島神社: 市杵島姫命をはじめとする宗像三女神を祀る。広島県宮島の厳島神社を総本社とし、全国に約 500社。
  10. 住吉神社: 主祭神は、底筒男命、中筒男命、表筒男命の住吉三神で、大阪市住吉区の住吉大社を総本社とし、全国に約 2,300社。
  11. 金比羅神社: 主祭神は大物主神で、香川県琴平町の金刀比羅宮を総本宮とし、全国に約 600社。
  12. えびす神社: えびす神を祀り、兵庫県西宮市の西宮神社が総本社で、全国に約 3,500社。

飛び抜けて社数の多いベスト 3は、「八幡様」として知られる八幡宮、「お稲荷さん」の稲荷神社、「天神様」の天満宮というところのようだ。ただこの他にも八坂神社、愛宕神社などもかなり多く見かけるのだが、どうしてここでは取り上げられなかったんだろう。

仕方がないので自分で調べたところでは、こんな具合。

  • 八坂神社: 主祭神は素戔嗚尊で、京都市祇園にある総本社は「祇園さん」して親しまれる。全国に約 2,300社。
  • 愛宕神社: 主祭神は火産霊命で、火伏せの神。京都市右京区の愛宕神社が総本社で、全国に約 900社。

神社が日本中にこれほどたくさんあるのは、元々古代においては「礼拝の窓口」として機能していたからと考えられる(参照 1参照 2)。御本尊がたくさんありすぎたら「神様の安売り」と言われかねないが、窓口なんだからいくらあってもいいのだ。

ちなみに結構な神社仏閣好きの私だが、ここで取り上げた総本社といわれる神社のうち、大分県の宇佐神宮と熊野三社だけはまだ行ったことがない。機会を見て是非お参りしたいものである。

【同日 追記】

筑波山神社の拝殿前まで(参照 1参照 2)と、笠間市愛宕山にある愛宕神社まで(参照 3)は、茨城県にある代表的な自転車でのヒルクライム・コースで、私も何度も息を切らしながら登っている。笠間の愛宕神社は、日本三大火防神社の一つなんだそうだ(参照 3)。

9月に入院しちゃったりした(参照 3)が順調に回復しているので、トレーニングし直してまた昇ってみたいものだ。

【11月 20日 追記】

本文中で熊野三社にお参りしたことがないと書いたが、実は 2017年 7月に熊野への出張の時に行こうとしていたものの、白内障手術直後で激しい運動を止められていたため、行けなかったのだと思い出した。

なるべく早く雪辱したいものだ。

 

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2025年11月 8日

高市さんって、まだ FAX に頼っているようなのだね

読売新聞オンラインの昨日付に「午前3時過ぎに勉強会の高市首相、宿舎のファクスは詰まりやすい」という記事があって、思わず「へぇ!」と呟いてしまった。

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予算委では立憲民主党の中島克仁氏が「睡眠時間が足りないから寝てください」と注文を付けたというが、子どもじゃないんだからどうしてもムチャクチャな早起きをしたいなら勝手にすればいい。まあ、付き合わされる方はかなわないだろうが。

そんなことより私が驚いたのは、議員宿舎では今でも FAX を使っているらしいということに対してである。記事には次のように書かれている。

首相は、宿舎のファクスは紙が詰まりやすいとし、「一読もせずに委員会に臨むわけにもいかず、答弁書ができあがる午前3時に公邸に行った」と釈明。「手伝ってくれた秘書官、SP とドライバーの方には迷惑をかけた」と述べた。

つまり、議員宿舎の FAX は詰まりやすくて使い物にならないので、首相公邸の FAX で受け取って答弁の準備をしたということのようなのだ。

フツーに考えれば、FAX が詰まりやすいというならメールで受け取ればいいのにね。なにしろ米国では FAX なんて 2010年代には産業遺産の展示で知られるスミソニアン博物館入りしているというほど「過去の遺物化」(一部の用途を除く)しているのだから。

ちなみに私自身は 2017年 4月 22日付で「A3 サイズ対応の FAX 兼用プリンターの使用を止めた」という記事を書いているが、実際にはその 2年ほど前(つまり今から 10年以上前)から FAX の受発信なんてしたことがなかった。というわけで、個人的には FAX は充分すぎるほど「過去の遺物」だ。

FAX だけでなく、アヤシい営業電話しかかかってこない固定電話の契約も 3年前に解約した(参照)。というわけで、我が家では FAX も固定電話も「過去の遺物」である。

NewSphere が「ハイテク日本はなぜファックスを使い続ける? 高齢者の執着が要因と海外紙分析」と報じたのは 2014年 4月で、記事中には「高齢者が好む時代遅れのツール」という見出しがあるほどだ。そしてさらに 10年以上経っても、状況は大きく変わっていない。

そう言えば私の 5年前の過去記事 "「霞ヶ関の働き方改革」を巡る冒険" では、次のような HUFFPOST の記事を引用している。

2020年 6月~7月に実施された「コロナ禍における政府・省庁の働き方に関する実態調査」(株式会社ワーク・ライフバランス調べ)によると、議員対応がある官僚のうち 83%が電話やオンラインに移行せず対面での打合せを求められたためテレワークできず、4割が 100時間を超える残業、300時間を超えている官僚もいました。また、86%が「議員とのやり取りは FAX だった」と回答しています。

まあ、国会議員先生の多くが結構なお歳のジイさんであることを思えば、まんざら不思議でもないわけだが、高市首相はまだフツーの会社の定年前にあたる 64歳のはずだよね。

 

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2025年11月 7日

年明けに米価が暴落するなんて言われ始めて・・・

我が家は玄米食なのでごくフツーの白米を買うことがなく、今年夏に「米不足」と言われた時も、たまたま直前に玄米を多めに買っていたため少しもあせらずに済んだ。そしてその在庫がようやく減ってきたので、年が明ける頃に購入のタイミングがやってきそうである。

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そんなことを考えていた矢先、「新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋」というニュースに目が止まった。本文には次のようにある。

コメ卸最大手・神明ホールディングスの藤尾益雄社長が 4日付の朝日新聞で「新米の販売に急ブレーキがかかっている。全く動かないと言ってもいい」と現状を語った。

2日にデジタル版で事前配信された記事では、さらに踏み込み、米価が「どこかで暴落するのではないか」とまで言及。その時期についても「(価格が)上がるときも下がるときも、年明けが多い。その次は決算期の 3月だ」と示したのだ。

米価が年明けに「暴落」するというなら、我が家は年内はコメが底を突かないようにして、年明けまでもたせればいい。どうやら夏に続いて、「高いコメを買わずに済む」という巡り合わせになりそうだ。

「新米の販売にブレーキがかかっている」というのは今年の夏、盛んに「米不足」が言われた時に、多くの人たちが無理して米を買い過ぎたせいかもしれない。そのせいできっと「家庭内在庫」がたっぷりなのだ。

いや、家庭内だけではなく流通在庫もたっぷりあるみたいで、記事には次にようにある。

スーパーの店頭には、随意契約により放出された備蓄米が、いまだに残っています。備蓄米で商売になる卸売も積極的に新米を仕入れる動機がなく、集荷業者は大量の新米を抱えている。

というわけで、「多くの卸売業者が赤字覚悟で売りに出さざるを得ない状況」になっているという。今に始まったことじゃないが、市場の動きに過剰に反応しすぎるとろくなことにならないのである。

 

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2025年11月 6日

老舗の鞄店と「ナイロンビニール」という言い草

GINZA TANIZAWA TOKYO 五代目店主という人の tweet が一部で話題になっている。「スーツに革靴まで履いて部下と同じナイロンビニールのリュック..... 本当にそれでいいんでしょうか」というのだ(参照)。

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私としてはスーツに革靴なんて格好するのは年に一度あるかないかだし、一匹狼で部下もいないので、年中リュックで何の問題もない。そんなわけで上に紹介した tweet は「余計なお世話」にすらならないのだが、やっぱり心のどこかで「はぁ !?」と思ってしまうよね。

これ、Togetter でも "老舗の鞄店主の問題提起に、「ライフスタイルが変わってるのよ」と反対意見が相次ぐ" と紹介されている。のぞいてみると、「今は PC を持ち歩く時代だから、昔の革かばんでは辛い」という意見が支配的のようだ。当然の話で、私は革鞄持って街を歩くなんて考えられない。

GINZA TANIZAWA TOKYO というのは結構なステイタスのバッグ店らしく、自ら "日本で「鞄」という漢字を生んだ老舗" と謳っている(参照)。ただそれにしては、いくら「言葉を選ばずに言います」という tweet でも「ナイロンビニールのリュック」という言い草には首をかしげてしまう。

そもそも「ナイロンビニール」なんて素材はないからね。「ナイロン」と「ビニール」が別物というのは、今どき子どもでも知っていることだが、老舗バッグ店当主の頭の中では一緒くたになっちゃってるのかなあ。

あくまでも念のために示しておくが、ナイロン・リュックとビニール・リュックって、こんな感じね。


ナイロン・リュック

ビニール・リュック

言うまでもなく街で見かけるのはナイロン製がほとんどで、スーツと革靴姿で透明ビニールのリュックを背負ってるサラリーマンなんていうのは、いくら何でも見たことがない。

というわけで、相手はこれらをごっちゃにしてしまう程度の人と思えば、それほど腹も立たないか。

【同日 追記】

GINZA TANIZAWA TOKYO 五代目店主 がこの件に関するお詫びの tweet をしているようだ(参照)。ただ、「ナイロンビニール」ということについては何も触れられていない。

ちなみに思い出したように改めて触れておくが、私はほぼ半世紀前に、ワセダで最初にリュック(当時は「デイパック」と称していた)で通学し始めた男である(参照)。教授に「君はいつも山登りみたいだね」なんて言われていたものだが、今は当たり前のことになった。時代は変わる。

 

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2025年11月 5日

ヴィーガンが日本で外食するには「困難を極める」

X(Twitter)で あお さんという方が "英国でヴィーガンとかベジタリアンの人が「日本行きたい」って言って来たら、必ず「かなり難しいよ、外食は困難を極める」と伝える" と tweet しておられる(参照)。まさにその通りで、私は魚介類なら食うペスカテリアンだが、それでも外食はむずかしい。

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たとえば近所の「イオンモール」のフードコートを見渡すと、焼肉、ローストビーフ、とんかつ、ハンバーグ、ラーメン(当然チャーシュー入り)、カレー(肉入りがほとんど)の類いを食わせる店がぎっしりだ。うどんの「丸亀製麺」でも「肉うどん」が人気のようなのである。

確実に「肉の入っていない外食」をしようと思ったら、蕎麦かうどん(「肉そば/肉うどん」はパス)、あるいは「焼魚定食」みたいなものの食える店を探すほかない。それ以外だと「野菜炒め定食」とか「ベジタブル・カレー」とか称するものでも、かなりの確率でバラ肉が混じっていて驚いてしまう。

日本人、「肉を食う」というのがあまりにも当たり前になってしまったようなのだ。私は魚介類に逃げることもできるが、それも避ける厳格なヴィーガンだったら精進料理屋を探すしかないだろう。

私は月に 2度以上泊まりがけで日本中に出張する生活を長年続けているので、食事には本当に困る。朝食に関しては、最近のホテルはビュッフェスタイルが多いので肉以外のものを自分で選べるが、選択肢はかなり狭められる。そして問題は夕食だ。

ホテルの周辺を見渡すと、焼き鳥屋などの飲み屋と肉料理ばかりのレストラン、そして牛丼屋、焼肉屋、ラーメン屋しか見当たらないことがほとんどだ。これって、肉を食わない者の視点からすると、肉、肉、肉・・・の肉責めとしか思われない。

「蕎麦屋なら何とかなる」と思っても、多くの蕎麦屋は夕方には店仕舞いしてしまうのだよね。仕方なくコンビニでおにぎりとお茶を買って、ホテルの部屋で淋しく食うことも珍しくない。「日本の食生活は豊か」なんて言われるが、肉を食わない者にはちっとも豊かじゃない。

少なくともヴィーガンが途方に暮れないレベルの外食がフツーにできるようでないと、「豊かな国」とは言えないんじゃないかなあ。

 

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2025年11月 4日

「ウィッグホールダー」という商品名を巡る冒険

Daily Portal の「ウィッグを安定させるにはウィッグホールダー」という記事に目が止まってしまった。いや、私自身がかつらをかぶるためにというわけじゃなく、「ホールダー」というカタカナ表記が見慣れないからである。

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紹介されているのは、ウィッグを被ったときに頭に安定させておくための製品で、上の写真では白いはちまきみたいに見えるものだ。これって多分、英語では "wig holder" (フツーにカタカナ化すれば 「ウィッグホルダー」)なのではないかと思い、早速 Amazon で検索してみたのである。

案の定その名の商品はどっさり見つかった。ところが上で紹介されているはちまき状の商品とは全然別物で、こんなようなものである。

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要するに英語で "wig holder" と言ってしまうと、"wig stand" とか "wig head stand" とかいう別名も表示されていることでもわかるように、かつらをかけておくための道具を指してしまうようなのである。じゃあ、最初に紹介したはちまきみたいなものは、まともな英語では何というのだ?

調べてみると、英語の世界ではどうやら "wig grip band" という言葉が一般的であるようなのだ。こんな具合である。

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そして本家の英語で言うところの "wig holder" は、日本では「ウィッグハンガー」とか「ウィッグスタンド」とかいう名称で定着してしまったようなのだ(参照)。「ウィッグホルダー」と言ってしまうと、何となく違和感なんだろうね。

で、最初に紹介した「ウィッグホールダー」はあくまでも「ウィッグホールダー」で、完全に和製英語とはいえ「ウィッグホルダー」とは別物なのだという建て前のようなのである。なるほどね、それでわざわざ見慣れない「ホールダー」なんてカタカナにしているわけか。

というわけで、「ウィッグホールダー」という商品名を巡る冒険、これでおしまい。

 

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2025年11月 3日

リニア新幹線、車両はいつでも営業運転できるというが

朝日新聞に「工事費 11兆円のリニア新幹線 記者が試乗、感じた 25年前との違い」という記事がある。運営する JR 東海は、「車両はいつでも営業運転を始められるレベルに達している」と語っているらしい。

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当初、中央新幹線の開業時期は 2027年とされていたが、誰も本気にしてなかった。案の定、工事の遅れのため東京〜名古屋間の開業は 2035年以後ということになり、さらに大阪までの全線開業は 2037年(参照)という。干支で一廻りも先の話だ。

2035年と言ったら私は 83歳になっているし、これとて保証の限りではないようだから、生きてるうちに大阪までの全線開通が実現するかどうかわからない。それに開通したとしても東京〜名古屋間の 90%はトンネル区間というから、乗っても面白くもなんともないだろう。

そもそも大阪までの所要時間が 1時間ということだと、大阪出張は「日帰り」が当然になってしまうだろうから、これまた面白くもなんともない。そんな味気ない世の中になる前に 80歳を過ぎるのはありがたいとまで思ってしまう。

さらに考えてみれば、今から 10年以上先になったら、IT のさらなる発達で大抵のビジネス事案はネット上で完結できるという方向に進んでいるだろう。実際に現場に行かなければ話にならないなんてことは、あまりなくなるに違いない。

そんな時代になると「物理的に早く移動する」ことよりも、むしろ「実際に移動しなくて済む」ことの方が意味をもつ。全国の支社のスタッフが本社会議室に集まって月例会議をするなんてのはナンセンスになり、実際に顔を揃えるのはせいぜい半年に 1度で済むようになるだろう。

リニア新幹線、開業してもウィークデイは客席がガラガラだったりして。

それにしても冒頭に取り上げさせていただいた写真、背景がやたら昭和っぽいんだが。

 

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2025年11月 2日

1ヶ月あたりのガソリン代はどのくらい?

HUFFPOST に「1カ月のガソリン代、トップは“あの都道府県”。平均より 2500円高かった」という記事がある。冒頭の画像では 1位の欄がもったいぶって「??」なんてことになっているが、本文を読めば「栃木県」とわかる。

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トップ 10は、こんな具合だ。

1位 栃木県(11,208円)、2位 岩手県(10,404円)、3位 山形県(10,065円)、4位 東京都(10,004円)、5位 鹿児島県(9,825円)、6位 宮城県(9,728円)、7位 兵庫県(9,431円)、8位 山梨県(9,406円)、9位 奈良県(9,319円)、10位 島根県(9,304円)

ほとんどは公共交通機関が不便なためにクルマに頼りがちな地方の県だが、4位に東京都の入っているのが意外だ。もしかしたら、いつも渋滞しているので燃費が悪くなってしまうせいなんだろうか。

ちなみに私の場合はほぼ 1万円になる。燃費のいい軽自動車に乗っている割には茨城県の平均値よりずっと高く、東京都と同じぐらいというわけだ。これは仕事であちこち遠方に行くことが多いからだろう。

目的地が東海道新幹線沿線や京阪神以西の場合は鉄道を使うが、北関東以北の東北や甲信越、北陸の場合はクルマで行くことが多い。つくばの地からバスと JR を乗り継いで東京駅まで行き、やっと新幹線に乗り換えるより楽だからだ。

もしも青函トンネルが自動車で通行できるなら、札幌ぐらいまでならクルマで行きたいと思うほどである。大洗から苫小牧までフェリーだと 17時間 45分というから、大洗までの移動時間を入れたら 20時間かかってしまい、現実的じゃないし。

ちなみに紹介した記事の元記事「47都道府県 ドライバー県民性調査 2025」(アクサ損害保険独自調査)によれば、私が現在住んでいる茨城県のドライバーが「運転あるある」として挙げているのは「茨城ダッシュ」なんだそうだ。茨城らしく、結構荒っぽい。

もっとも最近では事情が変わってきていて、つくばの田舎だとドライバーが高齢者ばかりで「茨城ダッシュ」なんてほとんど見られなくなってしまった。

 

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2025年11月 1日

男体山がすぐそこに見えて、秋の深まりを実感

今日は所用で、茨城県南西部に位置する古河市の近くまで行った。クルマでほぼ 1時間ぐらいのところである。

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地図上ではそれほど北上したというわけではないが、あの辺りまでいくと栃木県との県境が近いだけに奥日光の山々がかなり間近に見え、男体山の山頂も辛うじて雲より下だった。上の写真ではよくわからないが、実際には山襞まで綺麗に見通せた。

夏の間は湿度が高いせいでここまで鮮明には見えず、そして 10月になってもずっと暑いままだったので、奥日光まではなかなか視界が届かなかった。今日になって男体山がこんな風に見えたことで、ようやく「秋の深まり」というのを実感できたというわけだ。

一昨日は「11月は気温高めで推移するらしいのだが」なんて記事を書いており、確かに今日は天気もよくて暖かかった。とはいえいくら「気温高め」でも 11月はやっぱり 11月なのだから、少しは「冬も近いな」と感じさせてもらわなければ困る。

というわけで、今日は「気温高め」と「冬も近付く 11月」のギリギリの攻防が感じられる一日だった。もうしばらくすれば、男体山も雪化粧して、季節の進化が目に見えてくるだろう。今年も終わりに近付く。

 

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