「幽玄」という難読漢字と、その他諸々
現代ビジネスというサイトに、【難読漢字】というシリーズがある。読み方のちょっと難しい漢字や熟語を読んでみようというものだ。最新の問題は「幽玄」という文字(参照)で、その前の 4問は「比丘尼」「吹聴」「礎」「刮目」だった。
まず「幽玄」。「こんなの、フツーに読めるよね」と思っていたのだが、実は案外難易度が高いらしい。私が「フツー」と思っていたのは、どうやら大学で古典演劇研究なんてやっていたかららしいのだ。本当の専門は歌舞伎だったのだが、能も少しはかじったので「幽玄」というのは案外身近なのである。
せっかくだから私の故郷、庄内に伝わる国指定重要無形民俗文化財、黒川能(参照)の画像を貼っておこう。「幽玄」というのは、一般的にはまさにこの画像の醸し出す雰囲気と言っていいだろう。
「一般的には」と言ったのは、「幽玄」とは「物事の趣が奥深くはかりしれないことまた、そのさま」(参照)と考えられているわけなのだが、深掘りするともうちょっと奥があるからだ。実は「幽玄」って、元々「妖艶」にとても近かったらしい。これ、知っておいていい知識だ。
和楽 web に "一生聞いていたい、歌人・馬場あき子さんの講義!「幽玄」の本当の意味って? 阿部顕嵐が語る「あらん限りの歴史愛」" という記事があるのでお読みいただきたい。「へぇ!」と思ってしまうこと請け合いだ。
ついでだから、上の画像の「幽玄」の下にある 4つの「難読漢字」にも、さっと触れておこう。
比丘尼 (びくに) 吹聴 (ふいちょう)
礎 (いしずえ) 刮目 (かつもく)
これぐらいならまあ、フツーに読める人が多いだろうが、この現代ビジネスの【難読漢字】シリーズには、時としてチョー難読なものも登場するので油断がならない。例えばこんなのだ。左側は何とかなっても、右側は「????」の人が多いだろう。
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クリックすると、それぞれの正解が表示される。
「已己巳己」というのは読み方の正解を知っても「????」が解消しない人が多いと思うので、こちらの解説も合わせて読んでいただくしかない。よく見ると 2文字目と 4文字目以外は別の文字というのがミソだ。
最後に民俗芸能の話に戻るが、庄内には「黒川能」だけでなく「黒森歌舞伎」というのもあり、私は 17年前に「黒森歌舞伎による観客論」という記事を書いているので、お時間があればどうぞ。
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