都会のホームレスが激減しているんだそうだ
ルポライターの國友公司さんが PRESIDENT Online に寄せた「だから若者は "路上生活" に落ちずに済んでいる…都会のホームレスが 10分の 1に激減した 3つの理由」という記事を興味深く読んだ。都会のホームレスが減っているのは薄々感じてはいたが、この記事で初めて確認できた。
いわゆるホームレス=路上生活者は減りつつあるのだが、それでも上野駅周辺で暮らすホームレスは、今でも 50人はいると國友さんは見ている。そして昨年 2月の上野公園内の炊き出しには、150人以上のホームレスが列をなしていたというのである。
私は「ホームレス」にはなったことがないが、学生時代にはリュック一つで日本中を放浪し、もっぱら駅や公園で寝泊まりしていた。そのため警察にはいわゆる浮浪者と一緒にされてしまったこともあって、印象的にはまんざら「別世界」というわけじゃない。
ただ、最近は山谷なども「ドヤ街」というイメージではなくなり、外国からの若い旅行者が寝泊まりしたりしているという。確かに昔とは違ってきているのだ。
筆者は路上生活者が減少している要因として、「高齢化により亡くなった人が増加」「ここ最近の夏の異常な暑さ」というシンプルな理由のほかに、次のような 3つの理由があるとしている、
- 路上生活者が生活保護を受けやすくなった
2009年頃からのリーマンショックによる不況で貧困が「可視化」され、役所は生活保護を求める人たちを門前払いしにくくなった。 - 路上生活者の寝る場所がなくなってきた
繰り返される再開発で、路上生活者が寝泊まりするための「都市の空白」がなくなりつつある。 - 路上からネットカフェやシェアハウスへ
路上生活を回避して寝泊まりする術が増えた。
なるほど、3番目の「ネットカフェの増加」というのはかなり大きな要因だろう。何しろコーヒー一杯で夜通しいられるのだから、路上で寝る必要がない。ただ 50年前にネットカフェみたいなものがあったとしても、私はやっぱり駅や公園で寝ていただろうなあと思ってしまう。
こうしてみると、上野公園の炊き出しに集まるような人たちは「古典的なホームレス」(私はさながら「古典的な放浪者」だった?)ということになるのかもしれない。若い層は別のスタイルを選択するようなのだ。
今後は一体どんな風になるのか、想像がつかない。家のない貧困者がまったくいなくなるというのは困難だから、いろいろ姿を変えてサバイバルすることになるのだろう。
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