「世界最大の島」を「氷のかけら」なんて言うトランプ
領有したくてたまらないはずの「グリーンランド」のことを、トランプはダボス会議の演説で何度も「アイスランド」と言い間違えたんだそうだ。これに関する AFP のニュースは、下の画像をクリックすると別画面で表示される。トランプは「老人性ボケ」が入り始めてるという噂だが、どうやら本当らしい。
AFP はこれに関して、興味深く伝えている。"ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、ジャーナリストのリビー・ディーン氏が X(旧ツイッター)に載せた「トランプ氏はグリーンランドとアイスランドを 3回ほど混同したようだ」という投稿(参照)に反論した" というのだ。
その「反論」とは上のようにお粗末なもので、トランプの原稿に「グリーンランドが "piece of ice(氷のかけら)" と記されていたのは、その通りだからだ」とし、言い間違いを指摘したディーン氏については、「あなたは何でもかんでも混同してる唯一の人だ」なんて失礼千万な言いがかりまで付けている。
下に紹介するロイターの動画ニュース(▷ をクリックすると、該当部分から再生される)を見ると、確かにトランプは「グリーンランド」のことを "piece of ice" と呼び、続けて「土地と呼ぶのは難しい」とまで言っている。しかしそれは報道官の言う「その通りだから」なんかでは決してない。
グリーンランドは「氷のかけら」どころか、れっきとした「島」であり、それどころか「世界最大の島」である(参照)ことは、中学生でも知っている。これを「土地と呼ぶのは難しい」と言うなら、英国のグレートブリテン島も日本の本州も「土地」とは言えないという、とんでもない話になってしまうよね。
しかもトランプが「グリーンランド」を「アイスランド」と言い間違えているのは、動画を見ればわかるように、"piece of ice" 云々と言っているのとは全然別の文脈である。キャロラインの投稿はまったく言い訳になっていないどころか、親分のトランプと自分自身の知的レベルの低さを如実に物語っている。
ちなみによく目にするメルカトル図法の世界地図だと、グリーンランドは下の図のようにオーストラリア大陸よりずっと大きく、南米大陸ぐらいに表示されがちだ。これを見慣れていたら、少なくとも国際会議で「氷のかけら」なんて口走る発想は湧かないよね。
米国民の多くはせいぜい北米の地図しかまともに見たことがないとよく言われるが、トランプも同様で、世界地図をしっかりと見たことがないんじゃなかろうか。「ウクライナの位置を、地図上で指させる?」と聞きたくなってしまったよ。
こんな貧弱な知性の男を大統領に戴いてしまっている米国民は、不幸と言うほかない。それどころか、世界の人類にとってもかなり不幸なことだろう。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 立憲って、まだ本気で公明と組んで行く気?(2026.02.12)
- 自民と中道、イメージ戦略の差がありあり(2026.02.10)
- 選挙結果で、「そこはかとなく」「心底から」脱力(2026.02.09)
- 立憲・公明の「合流」、なかったことにしてもらいたい(2026.02.04)
- 新幹線マップから見る日本の現在と未来(2026.02.03)











コメント
詳しくは書けないのですが、トランプが現時点で健在であることは、今の世界にとって、数少ない希望ではなかろうか、という気がしています。世界が今よりもけっこう良い場所になる可能性が少なくとも一つは残されているという意味で。
ちなみにアイスランドは文化的にも政治的にも実に興味深い国のようです。
投稿: 山辺響 | 2026年1月23日 19:20
山辺響 さん:
>世界が今よりもけっこう良い場所になる可能性が少なくとも一つは残されているという意味で。
ある意味、「究極のポジティブ思考」かも (^o^)
>ちなみにアイスランドは文化的にも政治的にも実に興味深い国のようです。
文学が盛んなようですね。私は読んだことがないですけど ^^;)
投稿: tak | 2026年1月23日 21:02