これじゃ ”「トラガール」促進” になんてならないよね
"「トラガール」促進のために女性が企画した「水玉ピンク」のキャンター! 実際の女性トラックドライバーから非難囂々「大不評」だったワケ" という記事に添えられた写真を見て、悪いけど笑ってしまった。こんなんじゃ”「トラガール」促進” になんかならないよね。
案の定、見出しものっけから「実際の女性トラックドライバーから非難囂々」とある。そりゃそうだ。こんなのに乗ろうなんて思わないだろう。
実際の市場ではドライバーが不足しがちのため、大型・中型免許をもつ女性ドライバーをトラック業界に呼び込むための動きが活発化しているらしい。記事本文にも、"2014年から国土交通省を中心に「トラガール促進プロジェクト」という取り組みが進められている" とある。
そして国交省のプロジェクトでもこのトラックが大々的にアピールされたというのだが、その反応は記事中で次のように報じられている。
とくに女性サイド、実際にトラック業界で働く女性からの否定的な意見が多く、「ダサピンク。女性とピンクに謝って欲しい」「女性だからピンク…… センスがおっさんだ」などなど辛辣なコメントが飛び交った。
「センスがおっさんだ」という反応には私としてもまさに同感だ。まさにオッサンが企画したんじゃあるまいかと思ってしまうが、記事の見出しには「女性が企画した」とあり、本文にもメーカーの三菱ふそう社が「女性の、女性による、女性のためのトラック」というテーマで作ったとある。
デザインに関わった女性チームは、単純に考えると下手な「ロリータ趣味」ということになるのだろうが、ちょっと深読みすると、妙な事大主義が出てしまったとも想像される。
つまり、女性による企画チームが「女性トラックドライバーの乗るトラック像」を構築するにあたり、職場のオッサン上司の OK をもらいやすくするために、無意識的に「いかにもオッサン目線で考えそうな女性トラックドライバー像」というのを、ことさらなまでに採り入れてしまったという複雑事情だ。
結果、オッサン上司は喜んで承認しちゃったんだろう。しかし実際は、女性ドライバーに「このトラックにお乗り下さい」と言っても「勘弁してよ」と言われるのがオチだ。その気持ち、フツーの男でもよくわかると思うが、オッサン上司や国交省のお役人にはわからなかったのかなあ。
さらに付け加えさせていただくが、こんなトラックに乗っていたら、悪趣味な男性ドライバーが幅寄せなどの迷惑運転を仕掛けてこないとも限らない。余計な危険を呼び寄せる可能性まであるってことだ。
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コメント
メーカーである三菱ふそうの女性社員は実際にトラックの運転はしないですから、それも要因かもしれないですね。現場の運転士とは異なる世界の人たちでしょうし。
投稿: らむね | 2026年3月17日 11:42
らむね さん:
それはあるとしても、「女性の、女性による、女性のためのトラック」をうたうにしてはピンボケが過ぎますね。
「少しは現場にも触れてみろよ」と。
投稿: tak | 2026年3月17日 14:09