「夢の超特急」と ”Super Express” という英語
今回の広島出張で改めて気付いたのだが、新幹線「のぞみ」の車内アナウンスは日本語では「この電車は、のぞみ号、〇〇行きです」とさりげないが、英語だと "This is the NOZOMI Super Express bound for..." となる(参照)。英語の時だけ "Super Express" なんて枕詞(?)が入るのだ。
1964年の開業当時、新幹線は「夢の超特急」なんて言われていたことを思い出してしまう。あの頃私は小学校 6年生だったが、東京オリンピックがどえらい話題で、日本中が「夢」を描きながら高度成長の滑り出しに浮かれ騒いでいた。
あれから 60年以上経ち、浮かれた「夢」は儚く消え去ったが、「超特急」という言葉は英語アナウンスの中で辛うじて生き延びているというわけだ。"Super Express" は直訳だと「超急行」だが、今の JR は「特急」があって「急行」がないというおかしなシステムだから、細かいことは言わないでおこう。
感覚的な問題として、日本語アナウンスだと「この電車は、超特急のぞみ号」なんていうのは、JR としてもさすがにちょっと気恥ずかしいのだろうが、英語だとしれっと言ってしまえるのだね。このあたりのメンタリティって、なかなかおもしろい。
ちなみに「ひかり」や「こだま」の場合はどうなんだろうと念のため調べたところ、「のぞみ」と同じように "HIKARI Super Express"(参照)、 "KODAMA Super Express" (参照)で済ませているようだ。日本に慣れない外国人には、どれが速いのかわかりにくいかもしれないね。
ちなみに日本人の私としても、「こだま」より「光」が速いというのは当然のこととして理解できるが、それより「望み」が速いというのは、「ふぅむ、かなり妙な哲学っぽいね」なんて思ってしまう。
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コメント
ふむふむ、面白いですね。海外向けにはSuper Expressを明示する必要があるのか?とちょっと調べてみました。
まず日本人が、新幹線か在来線かを勘違いする可能性はゼロに等しいです。知名度も、改札システムもそうです。
いっぽう欧州の高速鉄道(TGVなど)ですが、どうやら在来線と同じホームで発着することがあるそうです。レールの幅がすべて標準軌だからあり得るのですね(日本は新幹線は標準軌で在来線が狭軌だから併用は不可能)。
つまり欧州人に対しては「あなたが乗っているのは高速鉄道ですよ」と明示する必要(優しさ)があるのかなあと思いました。
投稿: らむね | 2026年5月24日 20:46
らむね さん:
うぅむ、新幹線ホームに行くには改札を二重に通らなければならないし、アナウンスのしょっぱなで "Welcome to the Shinkansen." と言ってるので、そこまでの過度な優しさは必要ないと思いますけどね ^^;)
投稿: tak | 2026年5月24日 22:31
「のぞみ」が「ひかり」より速いのは、あっというまに消え去るからじゃないですか?(笑)
投稿: 山辺響 | 2026年5月27日 18:24
山辺響 さん:
なるほど (^o^)
投稿: tak | 2026年5月27日 18:51