« 連休中にどの地域の道路が混んだのか、一目瞭然 | トップページ | 奈良公園を歩いて気付いたこと »

2026年5月14日

「受験文学」なんてカテゴリーができたらイヤだなあ

毎日新聞が一昨日(12日)付で「高校国語、再び小説重視 AI時代に感性を 次期要領で文科省案」という記事を報じている。私は半世紀以上前に高校を出ちゃってるので、記事を読んでもあまりピンと来ないのだが、要するに国語教育で「感性を磨く」と言いたいようなのだ。

260514a

こうした変更っていつからなのかと記事をよく読んでみると、最終行に「高校の新たな指導要領は 32年度以降実施される」とある。「32年度以降」って、「令和 32年度以降」だとすると 24年も先になるから、6年先の「2032年度以降」ってことなんだろうね(多分)。

見出しでは「再び小説重視」とされているのだが、「再び」というからには過去にも小説が重視されていた時代があるってことなのだろう。ただ、私の頃はどうだったかと思い出そうとしても、何しろあまり真面目に授業に出ていなかったからよく覚えていない。

ただ国語の教科書なんかに小説が取り上げられなくても、自分で勝手にいくらでも読んでいた。そもそも小説なんて、授業で読むもんじゃないだろう。実際問題として、よほどの掌編小説でなければ教科書にはほんの「さわり」ぐらいしか載せられないだろうから、本当の良さなんて伝わらないだろうし。

あるいは高校の授業で小説に触れることで、多少は感性が磨かれるきっかけになるなんて期待しているのかも知れないが、それもちょっと「おめでた過ぎる」気がしてしまう。いわゆる「文学好き」って、小学校時代から小説読みまくるからね。

私としては、「受験文学」なんてカテゴリーが形成されたらイヤだなあと思ってしまうよ。

 

|

« 連休中にどの地域の道路が混んだのか、一目瞭然 | トップページ | 奈良公園を歩いて気付いたこと »

学問・資格」カテゴリの記事

コメント

論説文ではなく物語文ならばAIより人間の感性の方が勝るはず、という淡い期待だと思いますが、全然負けますよ。現在のAIでさえ東大合格点ぐらいの読解力があります。ましてや6年後など。
ちなみに
>「32年度以降」って、「平成 32年度以降」だとすると 24年も先になるから、
令和のことですよね(笑)

投稿: らむね | 2026年5月14日 14:58

らむね さん:

>令和のことですよね(笑)

おっと、大ボケでした。平成以後のことって、とんと現実味がないもので (^o^)

投稿: tak | 2026年5月14日 15:14

この手の議論を見るたびに清水義範氏の「国語入試問題必勝法」という傑作を思い出してしまいます。講談社で文庫本になってると思います。
本に収録されている「さるかに合戦とは何か」という短編も、拓さんのご同郷、酒田の文豪丸谷才一氏の文体を完璧に模したパスティーシュで爆笑です。ご一読、強くお勧めします(笑)

投稿: きっしー | 2026年5月15日 10:12

きっしー さん:

「国語入試問題必勝法」、ご紹介、ありがとうございます。

たった今、京都に向かう新幹線の中から Amazon で注文しました。明日の夜に帰宅する頃には届いていると思います。楽しみです。

ちなみに、国語の教科書には載りそうにない作品のようですね (^o^)

投稿: tak | 2026年5月15日 12:54

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 連休中にどの地域の道路が混んだのか、一目瞭然 | トップページ | 奈良公園を歩いて気付いたこと »