今の子どもって、腹減らないんだろうか?
その昔、NHK の『みんなの歌』で『おなかのへるうた』というのがあって、当時育ち盛りだった私は「母ちゃん、母ちゃん、おなかと背中がくっつくぞ」という歌詞にムチャクチャ共感を覚えていた。とにかく常に腹が減っていて、目の前に食い物さえあれば食う以外の選択肢なんてなかった。
ところが今の世の中、様子が変わっているらしい。X(Twitter)に、いか さんという方が「うちの小学校では白ごはんを食べられない子が続出しているらしく毎日大量の廃棄がでてるそう」と書き込んでおられ、「うちの学校でも」みたいなコメントがかなりついている。
今月 8日付(参照)の「給食の緑茶飲み残し」という問題でも触れたが、私には信じられない話で、「今の子どもって、そんなんで腹減らないんだろうか?」と不思議でしょうがない。
そう言えば、子どもの身長体重の平均値は戦後ずっと上昇傾向にあったが、最近になってそれが止まったという記事をどこかで読んだことがある。改めてググってみると、「子どもの身長・体重は横ばい傾向、中高生の6割以上が視力1.0未満 令和3年度 学校保健統計【速報値】」という記事が見つかった。
これは 2022年 7月の記事だが、「身長の平均値は平成 6年度から 13年度まで上昇し、その後は横ばい傾向。体重は平成 10年度から 18年度まで上昇し、その後は横ばい傾向」と記されている。へぇ、やっぱりまともに食わないから体も大きくならないんだ。
私は身長が 180cm 近くあって、同年代では圧倒的に高い方なのだが、最近の若い連中と比べるとそれほどというわけでもなくなっている。近頃ではユニクロの服のサイズも大きくなっているようで、Mサイズで十分だったりするから、私なんて「ごくフツーの日本人」になりつつあるのかもしれないと思っていた。
ところが近頃の小学生をみると、体格の大きな子があまりいなくなっている気がする。本当に日本人の体格って、ここに来て「はい、こんなもんでいいでしょう」的な状況になっているようなのである。まだまだ大きくなって欧米並みになるってわけではないようなのだ。
というわけで、近頃の子どもがあまり腹が減らないみたいというのは、「食い物に関して贅沢になった」というよりは、民族の体格変化の大きな流れの中の一現象なんじゃないかという気までしてきている。戦後数十年、日本人は急に大きくなりすぎていたのかもしれない。
下手すると、今後の地球は気象変化で食物生産が困難になる方向にあり、神の摂理か何かで、人間もそれほど量を食べなくても済む体に変化しつつあるんだろうかなんて、妙なことまで考えてしまう。食物が豊富な時代に成長期を迎えていてよかったよ。
それにしても今の子どもって、よくまあ給食食べないで空腹が我慢できるなあ。本当に不思議だ。
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