« 往復 1,000km のドライブの旅から戻った | トップページ | スペイン語とポルトガル語って、かなり近いらしい »

2026年6月15日

米国・イランが戦闘終結の「覚書」に合意したというが

ニュースは「米国とイランが戦闘終結の『覚書』に合意」という話題でもちきりだ。下の画像は「テレ朝NEWS」の【米イラン覚書に合意 トランプ氏が "譲歩" か イラン側「大きな勝利」】というニュース(動画含む)にリンクしている。

260615a

このニュースのタイトルではトランプ氏が「譲歩」してイラン側が「大きな勝利」としていることが強調されている。内容をみると、確かにトランプは核問題を含めてかなりの「譲歩」を余儀なくされており、イラン側としては「大きな勝利」は大袈裟にしても、「かなりうまくやった」という印象だ。

「3日で終わる」なんて大見得を切って始めたはいいが、トランプは思い通りに事を運ぶ力がなくなっているのだろう。この程度で妥協しなければ、ホルムズ海峡が使えないどころか、かつての「泥沼のベトナム戦争」みたいなことになりかねず、今後の国内政治さえまともに運営できなくなってしまう。

ちなみに今回の件について、日本のニュースでは「覚書(覚え書き)」という言葉が多く使われている。上のテレ朝ニュース以外でもちょっと例を挙げればこんな感じだ。

米イラン、戦闘終結の覚書合意 署名後に60日間で核問題など協議へ(日本経済新聞)
米イラン終戦向け「覚書」とは 今後60日間の協議、4つのポイント(朝日新聞)
戦闘終結、14日に覚書署名 トランプ氏表明、イランは否定―ホルムズ開放で駆け引き(時事通信)

いかにも日本人が便利に使いやすい曖昧な言い方だ。しかし、試しに米国のニュースを検索してみると "memorandum (覚書)" なんて言葉はほとんど見つからない。

例えば CNN ニュースのタイトルは "Trump and Iran say agreement to be signed on Friday" (トランプとイラン、金曜日に合意書に署名すると発言)だ。「覚書」と "agreement(合意書)" って、ビミョーに違う気がするがなあ。

この分野の専門家じゃないので細かいことはわからないが、あるいは日本では、今回 "agreement" を便宜的かつテキトーに「覚書」と訳してしまったんだろうか。まあ、いずれにしても曖昧な言い方には違いないが。

というわけで今回の合意とはいえ全て明確に解決というわけにもいかなそうなので、まだまだしっかりウォッチしなければならないのだろう。

 

|

« 往復 1,000km のドライブの旅から戻った | トップページ | スペイン語とポルトガル語って、かなり近いらしい »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 往復 1,000km のドライブの旅から戻った | トップページ | スペイン語とポルトガル語って、かなり近いらしい »