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2026年7月14日

「心太」という名前の子がいるということだが・・・

Vatanabeus さんという方が "知人のお子さんに「心太」と書いて「ここた」という男の子がいる。まだ世間一般における心太の読み方をご両親に伝えていない" と tweet している(参照)。富士とまと@なろう系小説家・漫画原作さんという方の「土竜」に関する tweet への関連だ。

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話の順序として、まず「土竜(もぐら)」から。これだけでも十分に意表を突いているが、さらに「地竜」と書いて「みみず」なんだという。そのうえコメントでは、「海星 = ひとで」、「海月 = くらげ」なんてレアな書き方まで出てくる。

「クラゲ」は「水母」と書く方がまだ知られているが、それでも「はて?」と思ってしまう。オモムキはあるが、時として「凝り過ぎ感」の方が勝ってしまう。

昔々のもの好きたちがほとんど洒落みたいに使い始めたのが広まってしまい、思いのほかというまでに後世まで残ってしまったんだろう。ある意味、「危険な遊び」だったのかもしれない。

そして「心太」だが、私は今を去ること 17年以上も前に "「心太」を巡る冒険" という記事を書いている。

「心太」の読み方は、世の中では「ところてん」ということになっており、それしかないと思われがちだが、実は「こころぶと」という言葉の方が古くからあるらしい、そんなわけで次のように書いたのだった。

和名抄以前のいにしえ(つまり、平安中期以前)から、ところてんの原料であるテングサを「こころぶと」と称し、「こころぶと = テングサ」を原料として作った食べ物をも「こころぶと」と称するのである。

ちなみに「ところてん」だけでなく「寒天」とか「赤てん」なんて食べ物もあるから、「てん」というのはこうした練り物の総称なのかも知れない。私の生まれた庄内では、ところてんのことを単に「てん」と言っていたし。

もしかしたら、「こころぶと」という海藻で作った「てん」を「こころぶとてん」と言っていたのが、ちょっと縮んだ上にビミョーに発音変化して「ところてん」になったのかもしれない。さらに「てん」を作る海藻だから「テングサ」となったということも考えられる。 

ところで、人名として「心太」と書いて「ここた」となると、ちょっと舌噛んじゃいそうだなあ。「しんた」ならまだ言いやすいが。

そう言えば子どもの頃、近所に「公子」(だったかなあ?)みたいに書いて「こうこ」と読む名前の女の子がいて、周囲に「ここたん」と呼ばれていた。確かに「ここたん」なら「ここた」より言いやすい。音韻というのはかなりビミョーなところがある。

 

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