「クマを殺すな」との抗議が殺到しているらしいが
今月 3日、京都府舞鶴市で住宅敷地内に入った親子のクマ 2頭を緊急処理した(参照)というニュースが、大きな波紋を呼んでいる。舞鶴市役所に抗議の電話が殺到し、業務にまで差し支えるほどだというのだ。
これに関して、舞鶴市の鴨田秋津市長が X(Twitter)で理解を求める tweet を書き込んでいる(参照)。見たところ、それほど咎められるような内容ではない。
ところが、この tweet にも非難のコメントが多数付いている。代表的なのはこんなようなものだ(参照)。
こう言っちゃなんだが、ちょっとヒステリックな印象を受けてしまう。実際問題として、体重 5キロの小型犬でも本気で暴れられたら相当手こずるし、クマはもっと危険だ。そもそもクマは小型犬と違って、いつまでも体重 5キロのままじゃないのだし。
そりゃ、私とて野生動物を無闇に殺していいとは言わない。しかし、一度里で味をしめてしまったクマは危険だ。
こんな話を聞く度に浮かぶのは、「クマを殺すな」と抗議する人たちは、牛や豚の肉を食わないのだろうかという疑問だ。ベジタリアンというなら話は別だが、普段動物の肉を平気で食いながら野生動物の殺処分に抗議するというのは、かなり欺瞞的だと思ってしまうのだよ。
それとも、食肉用の家畜は殺すために飼っているのだから屠殺しても咎めないというのだろうか。そのように命の大切さに軽重をつけて差別することに、何の疑問も感じないのだろうか。
少なくも私はそうした疑問を感じないわけじゃないので、せめてながら「肉を食わない」という食生活を続けているのである。決して自分の健康のためとかいう理由じゃないのだ。
もっとも、それだけで世の中のしがらみがすべて解決されると思っているわけじゃないけどね。
私は過去にもこの問題でいくつか書いているので、よかったら参照いただきたい。
クマの「駆除」への抗議電話ということ(2023年 10月 7日)
「クマとの共存」と言っても、なかなか難しいよね (2023年 10月 25日)
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