カテゴリー「パソコン・インターネット」の635件の記事

2021年10月20日

私が依然として「Apple 信者」になり切れないのは

BBC ニュースによると、Apple は中国で ”Quran Majeed” というコーラン・アプリを取り下げたのだそうだ(参照)。これ、コーランを多言語(日本語には対応していない)で読んだり聞いたりできるもので、"Essential app for all Muslims"(全てのイスラム教徒必須のアプリ)と紹介されている(参照)。

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Apple は、この措置は中国政府からの要請によるものだとしているが、中国政府は直接にはこれについて声明を発表しておらず、BBC の取材にも答えていないという。ただ、最近の新疆ウィグル自治区のイスラム教徒に対する迫害と人権侵害と無関係とは考えられない。

私はムスリムではないが、こんなニュースを聞くと「中国に生まれなくてよかった」と単純に思う。中国では信教の自由が表向きは保障されているが、各論ではこんなことになる。いろいろな方面で「無茶な各論」が出てくるのだから、このようなブログを書いても迫害されるだろう。

Apple はこの件に関してはうやむやな態度に終始しているという。最高経営責任者の Tim Cook は米国の政治家の偽善的な発言などは厳しく批判するが、中国に関してはかなり生ぬるい。これは、中国がアップルにとって、生産・販売の両面で重要マーケットとなっているからとみられる。

自分自身について言えば、私は iMac、MacBook、iPhone、iPad、Apple Watch を使っている。傍目には典型的な「アップル信者」に見えても仕方がないが、自分でそう言い切ることには、今でも抵抗がある。

6年半前の「アップル信者になり切れない私」という記事で私は、Apple 製品の仕様に完全には馴染みきっていないことを告白している。しかしその 4年半後の追記では、この面についてもかなり馴染んだことを報告し、"「Apple 信者」に近付いてしまった" なんてことを書いた。

ただ、それでも「まだ今イチ、なり切れていない」としているのは、残念なことに、企業姿勢としてこんなことがあるためでもあるのだよね。

 

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2021年10月10日

英語学習/くずし字解読 と AI 翻訳

Quora に「英語学習はオワコンでしょうか?」という質問が寄せられている(参照)。「あと 5年もしたら会議で日本語喋ったら勝手に相手の言語に翻訳されて、メールも送信ボタン押したら勝手に翻訳されると思うのでこれからビジネス英語を学ぶ意欲が湧きません」というのである。

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昨日の記事で「くずし字」が AI によって瞬時に現代の文字に変わるというプログラムに関して肯定的に述べている私としては、質問者の気持ちがわからないではない。しかしながら、「英語学習がオワコン」と言ってしまうのは短絡的すぎるとも思うのである。

ちなみに昨日の記事には案の定、らむねさんからコメントがついた。本文中からリンクする 1月 5日付記事に彼が付けてくれた「AI に古文書を解読させる試み」紹介コメントへの私のレスに関して、実にソフトに「撤回と謝罪」を要求してくれたものだ。この時の私のレスはこんなものだった。

それにしても、人の書いた文字を人が読めずに AI に頼るというのは、なんだかムカつきますね ^^;)

いやはや、「10ヶ月経ったら、言うことが違ってしまってるじゃないか」と言われても仕方がないことで、お恥ずかしい。しかしながら、言い訳がましいかもしれないが、この「AI に頼る」ことへの「ムカつき」感覚は、私個人としては、決して解消してしまっているわけではないのだ。

それは、昨日の記事でも次のように書いていることで、少々察していただきたい。

「古文は草書体で読んでこそ本物」という実感や、草書体の趣ある美しさを大切にしたいという思いは、私としても十分にわかる。

そうなのだ。不肖私としても、古文は草書体で読みたいという思いには、十分に共感してしまうのである。しかしながら、私自身が決してスラスラと読めるわけではないし、さらに広範な層への訴求というコンセプトを重視すれば、AI で古文を読む試みを否定してはならない。

ここで冒頭の Quora の質問の件戻るが、「会議での発言が瞬時に相手の言語に翻訳されて伝わる」という世の中が来るというのは、私も「そうだろうな」と思うし、そんな時代はかなり近いだろう。いわば「AI 同時通訳システム」だ。

しかしながら、だからといってビジネス英語を学ばなくてもいいということにはならないだろう。それは、言葉というものは翻訳されたとたんに別のニュアンスをもってしまうことが往々にしてあるからだ。勿論、ビジネス英語に関してはそうした要素は最小限に抑えたいところではあるが。

私の 10月 7日付の記事は「写真はイメージです/言葉は雰囲気です」というものだが、まことにも、言葉というのは良かれ悪しかれ「雰囲気」の要素が強く、無視できない。文学作品でも、別の翻訳で読むと印象がかなり変わってしまうことまであるのだから。

やはりリアルのコミュニケーションというのは、翻訳を介さずに同じ言語で丁々発止する方がいい。翻訳を通すのはどうもかったるいし、ピンボケになってしまいがちというのは、私も何度か経験したことがあるからね。

で、ここで 5度目の「しかしながら」という接続詞を使いたくなってしまう(今日の記事は「しかしながら」(however)のオンパレードで、歯切れの悪いことおびただしい)のだが、私は AI による同時通訳は決して否定しないのである。

それは古文書を AI で読むのと同様に、「セカンド・チョイス」として歓迎しておきたいのだ。誰もが英語で上手にコミュニケーションできるわけではないという現実があるのだから、それは当然である。

さらに付け加えれば、日本語のほかに英語を学ぶことのメリットもあると言わなければならない。他言語を学ぶことで母国語での思考とは別の視点による考え方ができて、「思考の重層性」が獲得できる。上手に使いこなせば、人間としての「厚み」みたいなものも身につくだろう。

まあ、ここで言う「他言語」は別に英語でなくてもいいのだが、事実上、最も汎用性のある言語は英語ということで納得していただきたい。

で、古文書を変体仮名ですらすら読むことのメリットも、似た感じではある。ただ、そのメリットは現状では 0.01%の日本人しか実現していないというのだから、その意味では、古文書 AI 翻訳のメリットは、英語の AI 翻訳と比べても圧倒的に大きかろう。

余談だが、もし変体仮名が今の世にも現役で生きていて、新聞が昔の「瓦版」みたいなものだったら、日本語は断トツで「世界一習得困難な言語」の座に君臨していることだろう。なにしろ、こんなだから(下の画像は「地震速報」みたいなものの一部拡大図で、全体像は こちら)。

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見出しは「大坂つなみ」(これ、「大阪」という表記じゃなかった頃の瓦版)。全体として漢字は読みやすいのだが、かなは手強いよね。

 

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2021年9月24日

「昇順/降順」と「Excel ギャンブル」というもの

Togetter で Excel のデータ並び替え作業の際に「昇順/降順」のどっちがどっちなのかで迷うという投稿が妙に共感を呼んでいる(参照)。いつもイチかバチかでクリックしてしまうのだそうだ。

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まあ、このケースでは正解の確率は 2分の 1と保証されているから、それほど大変なことにはならない。それだけに多くの共感コメントが付いていて、例を挙げればこんな具合だ。

  • 迷うなら、やってみたほうが早いです。違ったら直せばいいから
  • わかるー。もう悩まずにひとまず「昇順」から押してみることにしてる。
  • プログラマーだけど同じことやってる

というわけで、これをきっかけに個人的な「新しい気付き」がいくつかあった。社会的に重要な意味をもつなんてものでは全然ないが、ちょっとここに挙げてみたい。

  1. 最重要気付き:「昇順/降順」の正しい読みは「しょうじゅん/こうじゅん」だった!
    恥ずかしながら、これまではほとんど無意識的に「のぼりじゅん/おりじゅん」なんて言っていたが、それだと「昇り順/降り順」に変換されてしまう。

  2. 英語では "ascending order/disendeing order"。
    「昇順/降順」は、どうやら英語からの直訳らしい。

  3. 「昇順」は、数字なら「1, 2, 3・・・」、アルファベットなら「a, b, c・・・」という順番。「降順」はその逆。
    文系の私はエレベーターやエスカレーターをイメージするので、これについては間違えたことがない。蒸し返しみたいになるが、そのイメージは「のぼりじゅん/おりじゅん」と読む方がつかみやすい。

  4. ただ、Excel でよく取り扱う「成績/評価」みたいなものだと、意味的にはその反対になるのでややこしい
    成績だと上に行くほど数字は小さくなり、アルファベットだと「A」ランクが最上位。これはもう「記号」みたいなものと考えるほかなく、別に「順列」とかいう項目を加えるとソートしやすい。

  5. Excel の作業は、「言葉そのものの意味」からかけ離れてしまうことがある。
    Excel を使うのは理系作業の典型みたいなものなので、単純な文系イメージと結びつきにくいのかもしれない。

  6. 世の中には「Excel ギャンブル」というものがあるらしい。
    Excel ではイチかバチかで操作して、間違えたらすぐにやり直せばいいということのようだ。

  7. ところが、「Excel ギャンブル」の他の例は見つからなかった。
    「他にも様々な Excel ギャンブルが集まる」とあるので、どんなのがあるのだろうとググってみたら、下の画像のような結果だった。ほとんどが Excel を使って競馬やパチンコなどをするというものである。

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というわけで、「昇順/降順」に類した「Excel ギャンブル」で他にどんなものがあるのかは、私にとって謎のまま残されている。気にかかってしょうがないので、ご存知の方がいらしたら、コメント欄でご教示いただきたい。

 

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2021年8月 8日

インクジェット・プリンターのインク、高い!

自宅では レーザー・プリンター(Brother JUSTIO HL-2270DW)とインクジェット・プリンター(Epson EP-840A)の 2台を使い分けている。メインで使っているのはレーザー・プリンターの方だ。

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JUSTIO HL-2270DW はモノクロ印刷のみの単機能なので、年賀状などのカラー印刷と、アナログ文書のスキャンやコピーには EPSON EP-804A を使う。ただ、そんな機会は少ないので、こちらのスイッチを入れるのは、せいぜい月に 2〜3度ぐらいのものだ。

ところがインクジェット・プリンターは、どいういうわけかインクの消耗が激しいのだ。年賀状印刷の際にしっかりカートリッジを交換し、終わった後に残量の少なくなった分の交換もしているのだが、半年も経つとまた「〇〇色のインク残量が少なくなっています」なんて表示が出てくる。

「それほど使ってるわけでもないのに、どういうわけなんだ !?」とムカついて調べてみたら、インクジェット・プリンターのインクというのは、印刷以外でもヘッド・クリーニングなどで消耗してしまうようなのだね(参照)。いやはや、これは知ってるようで、切実な問題としては知らなかった。

同じ消耗するなら、ヘッドクリーニングなんかより実際の印刷で使う方がマシと思ったりもしたが、それだとさらに、あっという間に消耗し尽くしてしまうだろうから、普段のモノクロ印刷はどうしても、コスト・パフォーマンスのいいレーザー・プリンターを使うことになる。

その昔、太平洋戦争の頃は「ガソリン一滴、血の一滴」なんて言われていたらしいが、インクジェット・プリンターのインクはガソリンどころじゃない。1cc あたりに換算したら、高級ワインなんかより高そうだ。

というわけで最近は、純正インクより価格の安い互換インクを使ったりもしている。上の写真では、純正と互換が併用されているのがおわかりだろう。シアン、イエロー、ブラックが純正だ。

ただ、私のような使い方だと使用量そのものが少ないので、互換インクによるコスト削減効果は大したことがなくて、それなら純正インクの品質を取った方がいいような気もしてしまう。さらに気のせいか、互換インクのカートリッジの方が消耗が早いようにも感じるのだが、確かなことはわからない。

これと比べると、レーザー・プリンターのトナーってコスト・パフォーマンスがいいよね。さんざん使っているのに、いつトナーを交換したのか忘れてしまったほどだ。

ちなみに JUSTIO HL-2270DW は既に販売終了しているが、Brother のサイトでは「レーザープリンター・複合機」と称されている(参照)。オプションのドライバーを入れたらスキャナーにもなるのかなんて思ったりしたが、どうやらそうでもないらしい。

たまたま「レーザープリンター・複合機」のカテゴリーの中に表示されているだけということのようだ。紛らわしいなあ。

 

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2021年6月 9日

佐川急便や Amazon を装ったフィッシング SMS

togetter で、よく食べるおばさん という方の「えぇ? 迷惑メールに返信したら返ってきた こわい」という書き込みが話題になっている。佐川急便からの不在配達通知を装った迷惑メール(SMS)に返信したところ、面倒なことになったというものだ。

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発端は、スマホに「佐川急便よりお荷物のお届けに上がりましたが宛先不明の為持ち帰りました」というメールが残されていたことのようだ。これに「了解っす」とレスすると、「何が了解なのさ?」という返事が来た。(この続きは、リンク先で見ることができる)

この返事は一般人からのもののようだとわかったので、「あなたの番号がなりすまし?で悪用されているようです」とのメッセージを送ると、相手は図々しくも「俺はいいです。なんかの縁なのでお友達なりませんか」「ラインとかは駄目ですか?」なんてことを言い出す。これは確かにヤバい。

ちなみに、私のところにもまったく同じ文面のメッセージが何度も来る。こんな具合だ。(相手の電話番号は隠してある)

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そもそも「宛先不明」の荷物を、どうしてよりによって私のところなんかに「お届けに上が」ったのか、その時点で「意味不明」で、詐欺を働くにしては頭が悪すぎる。それにリンク先を見ても ”sagawa" の "sa" の字もなくて、 "duckdns.org" というのは悪名高いドメインだし。

うっかり引っかかると、自分の電話番号が漏れてしまい、上述のようになりすましに悪用されることもあるようだ。私のところに来たフィッシングに表示されているケータイ番号も、ネット検索してみるとかなり多くの迷惑 SMS に使われているようだが、あるいは初めからナンパ目的だったりするのかなあ。 

ちなみに先月は私のところに、Amazon の名を騙ったフィッシング SMS が 3回来た。

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一見 Amazon からの通知のように見えるが、リンク先が ”Amazon-ホニャララ" なので、詐欺とわかる。だまされてクリックすると、下のようないかにも それらしい設定画面が表示され、Amazon ID とパスワード、さらに住所までの記入が求められるという(参照)からヤバい。

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道理でこの春先頃から、Amazon で買い物するとその都度「ワンタイムパスワード」なんてのが送られて来て二段階認証になるので、「最近、Amazon も面倒くさくなったなあ」と思っていた。その裏にはこんな事情があったのだね。

二段階認証のおかげでセキュリティはアップしているのだろうけれど、もしこうしたフィッシング SMS に素直に対応し、ID、パスワードを記入しちゃった覚えがあるなんて方がいらしたら、早速、本物の Amazon サイトに行って、パスワードを変更した方がいいだろう。

まったくこの世は油断がならないので、ご用心。

 

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2021年5月21日

LAWSON というソフトウェア企業のバッグ

スーパーなどで買い物をする時にかなり前から使っている「マイバッグ」は黒い丈夫なポリエステル製で、"LAWSON" というロゴ入りである。これ、コンビニの「ローソン」と思われがちなのだが、実は米国の "LAWSON Software" という IT 企業のものだ。

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バッグの反対側を見ると "Retail Systems 2001" のロゴがあり、20年前にシカゴで開催された ”Retail Systems“ という IT 関連の展示会に行った時に LAWSON のブースで、大量のパンフレットの入った状態でもらったものだ。「こりゃ、いいや!」と、その出張中から早速私の愛用アイテムに加わったのだった。(中身のパンフレットの半分以上はその日のうちに捨てたが)

あれから既に 20年経ってプリントは剥がれかけているが、別にローソンの宣伝をするつもりじゃないから構わない。作りそのものは米国流の質実剛健で相変わらずしっかりしており、まだまだ(多分、死ぬまで)十分に使える。

この展示会は 2004年まで連続で訪問していて、最後の出張の道中記はこのブログの初期に書いている(2004/05/1605/23)。この頃は正真正銘の毎日更新を始めて既に半年経っていたのだから、思えば私もずいぶん長くやっているものだ。

余談だが、上述の 5月 23日付「ホノルルに行ったかもしれない日」という記事に書いたように、私は今でも「あの時、ホノルルに行っておけばよかったかな」とちょっと忸怩たる思いを捨てきれずにいる。

ちなみに当時は Windows のバージョンでいえば XP の時代で、私は「ようやく Windows がまともに使いやすい OS になった」と実感していた。ところがその次の Vista では、Mac を下手に真似ようとしたみたいなところがあって、ちょっとガックリきた。

「だったら、いっそ Mac を使いたい」と思い始めたのはこの頃で、次の Windows 7 までは我慢したが、その次の Windows 8 の評判が今イチだったのを機に、2014年 1月に MacBook Pro を購入したというわけだ。

世の栄枯盛衰は激しく、IT とかソフトウェアの世界ではさらに激しい。展示会の Retail Systems にしても、2006年まで継続していたのは確認できる(参照)が、今はもう終了していて、"retailsystems.com" というドメイン・ネームが売りに出されている(参照)。誰も買わないだろうけど。

ただ、この 4回の米国システム業界展示会の視察で、当時の日本国内だけではほとんどピンとこなかった SCM の知識を得られたのは大きな収穫だった。この頃に得た情報やノウハウのおかげで、現在の流通システムの骨子もちゃんと理解できている。

それに、バッグまでまだしっかり使えているしね。

 

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2021年5月 9日

我が家は既に FAX がないので、よろしく

先日、iPhone の着信音が鳴ったので出てみると、何やら雑音が聞こえるのみだった。一旦通話を切り、折り返し発信してみたが、相手は「通話中」と表示される。そのうちに留守電が記録されたので再生してみたが、何やらプニュプニュいう雑音が聞こえるだけである。

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一体何だろうと思いながら再び発信してみると相手が出て、「そちらに FAX を送ろうとしてるんだけど、どうしても送れないんですよ」と言う。そうか、あの雑音は 数年ぶりで聞いた FAX の発信音だったのか。

「いや、ウチはもう FAX なんて設置してないんですよ」と言うと、「じゃあ、仕方がないから、メールで送ります」と言う。少し待ってみたら、ちゃんとメールが届いた。だったら、始めからそうしてくれればよかったのに。

我が家の馬鹿でかくて場所塞ぎだった A3 サイズ対応 FAX 兼用プリンターを処分した件は 2017年 4月 24日付の記事に書いてあるから、既に 4年以上前である。この記事には「この 2年ぐらい FAX の受発信そのものをしたことがない」と書いていて、いくら何でももう FAX は不要だろうと思ったのだ。

ところがそのほぼ 2年後の一昨年 3月 15日に、知り合いの女性から FAX を送付された。この時は大昔の安物 FAX 兼用電話機を押し入れの奥から引っ張り出してきて、なんとか受信できた(参照)が、これも処分してしまったから、もはや我が家に FAX というものはないのである。

この時の記事には FAX を使わないだけではなく、固定電話もほとんど使わないと、次のように書いている。

我が家の固定電話は FAX 兼用ではない一番安いタイプで、しかも呼び出し音が 1回なるだけで留守電応答に切り替わる設定にしてある。かかってくるのは 99.9%がアヤシい勧誘電話なのだから、これでまったく問題ない。

これでずっと何の不便もなかったのだが、2021年の世の中になってまたしても「FAX を送りたい」なんて言われたので驚いてしまった。そもそも FAX を送りたいくせに「090」で始まるケータイ番号に電話しておいて、「どうしても送れない」もないものだ。

そんなわけで試しに「FAX/不要」という 2語のキーワードでググってみると、Excite ニュースに「会社で FAX がまだ使われていると呆れる声に賛否 日本のファックス固執は異様?」という記事が見つかった。これがまた、私が FAX を処分したほぼ半月前の 2017年 4月 6日付なのだから笑える。

昨日の記事でもちょっと触れたが、官僚と政治家との文書のやり取りは、今どき 8割以上が FAX だというのもスゴい。そう言えば、確かにあの世界(お役所とか、公共団体とか)は、「お申し込みは以下の FAX フォームで」なんてのが多い気もするが。

世の中がまだこんなにも FAX 好きだとすると、PC やスマホで FAX の送受信ができるアプリを入れるのも手かなと思ったが、調べてみるとインストールは無料でも、固定の月額利用料がかかったり、送受信の度に課金されたりするのがほとんどだ。数年に 1度のことのためにそんな投資は馬鹿馬鹿しい。

というわけで、以後 FAX のことはすっぱりと考えないことにしたので、Yoroshiku4

 

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2021年4月27日

スマホでココログの PC 画面を表示させるには

いつの頃からか当ブログ(に限らず、ココログのブログすべて)をスマホで閲覧する場合、いわゆる「モバイル画面」の表示がデフォルトになってしまった。以前は、下の方に「PC 表示に切り替える」みたいなメニューが表示される仕様だったが、それすら消えてしまって久しい。

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上の画像の左は、スマホで当ブログのトップページを表示させたところで、真ん中はその最新記事をタップして表示させたところである。そして右は PC 表示させたもの。

モバイル画面では、せっかくのタイトル・バナー(最上部の画像)もサイドバーも表示されず、貧相な印象になるし、記事に付けられたコメントも妙に下の方の見にくい配置になる。私としては基本的に PC 画面を想定してブログをデザインしているのだから、できれば PC 表示で見ていただきたいものだ。

ところが最近のココログは、PC 表示に切り替えようとしても、どう操作したらいいのかわかりづらい仕様になってしまった。それはもう、「底意地の悪さ」さえ感じるほどである。

そこで本日は、スマホでも PC 版の表示を見るにはどうすればいいか、解説してみたい。

  • iPhone でブラウザに Safari を使用している場合

    アドレスバーの左端 "ぁあ" あるいは "aA" と表示されている部分をタップすると、下のようなメニューが表示される。この中の「デスクトップ用Webサイトを表示」をタップすれば、PC 表示画面が現れる。

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    この手順というのは、直感的操作ではなかなか発見できないから、かなり不親切な仕様だよね。
  • iPhone で Google を使用、あるいは Android スマホの場合

    私は Andoroid スマホを使ったことがないので保証の限りではないが、iPhone の Google の場合は、アドレスバーの右端の、アップロード用上向き矢印をタップする。多分 Android でも同様だと思う。(違ってたらごめん)

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    すると以下のようなメニューが出てくるので、「PC版サイトをリクエスト」をタップする。これで OK。

    20210424-235824珍しく、iPhone の Safari の操作よりも、Android 系 の方が直感的に辿り着きやすい操作になっている。iPhone でも、いつも Google を使っている人ならそれほど戸惑わずにこの操作をしていたかもしれない。

PC 表示だと文字が小さくなって読みづらいという人もいるが、スマホを横にすれば拡大表示されるので、かなり読みやすい。少なくとも貧相なモバイル表示より味わいが出てくる。

いずれにしても、ココログさん、かなり不親切な仕様にしてしまったものである。願わくは、PC 画面をデフォルトにして、何らかのちょっとした操作をすることで「モバイル画面」に切り替えることができるぐらいにしてもらいたいものだ。

 

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2021年4月19日

「ズーム疲れ」という新種のストレスがあるらしい

NATIONAL GEOGRAPHIC の「ビデオ会議は女性の方が疲れやすい、1万人調査」という記事を読んで、世の中には「ズーム疲れ」という新語が生まれていると知った。ZOOM を使った会議では、従来の対面の会議にはないストレスがあり、女性の方がそれを感じやすいというのである。

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この問題の研究チームによれば、「ズーム疲れ」の要因は 4つあるという。次のようなことだ。

  1. 非言語的な手がかりがわかりにくい。(画面では肩から上しか見えないので、ボディ・ランゲージが伝わりにくい)
  2. ビデオ会議中はウェブカメラの枠内に常に収まっていなければならないと感じ、自由に動けないことにストレスを覚える。
  3. 多くのビデオ会議アプリは、初期設定で自分の顔が表示される状態(セルフビュー)になっている。だが、そのまま自分の顔を見続けていると、「鏡不安(mirror anxiety)」に陥ることがある。
  4. 他の人々が自分のことをじっと見つめているのではないかという思いにとらわれてしまう「ハイパーゲイズ」現象がおきる。

なるほど。ただしかし、日本人は西欧人ほどボディ・ランゲージを多用しないので、1番目の問題はあまり大きくないかもしれない。ただ、2番目の「自由に動けない」というのは、確かにストレスだ。メモを取るための俯き姿勢や、ちょっと気分を変えるための「もぞもぞ動き」も、なんとなく憚られてしまう。

「それって、大きいよね!」と言いたくなったのは、ZOOM の自分の顔が常に一番目立つ左上に表示されるという設定だ。これって結構なストレスで、つい「自意識過剰」に追い込まれそうな気がする。私の場合はありがたいことに、「ハイパーゲイズ」ということにはならずに済んでいるが。

3、4番の問題に関しては、確かに女性の方が強くストレスを感じてしまうのだろう。もしかしたら、化粧の具合まで気になってしまうかもしれない。私もつい最近、「しまった、今日の髪の毛、ヒドい寝グセじゃん!」と気付いて、会議中にずっと居心地悪く感じたことがある。

ちなみに私の場合、ZOOM を使うことの不満は、多人数の会議ではなく 1 対 1 の「対話形式」の時に最も強く感じられる。リアルの対面なら相手の周囲の状況なども含めて得られる非言語的情報量が多いが、オンラインだと、ポートレイトのようなフレーム内のことしか伝わってこない。

「こいつ、表面だけ取り繕ってるな」と感じても、なかなかそれ以上ツッコみづらく、膨らみのある会話にもっていくのが難しい。オンラインというのは、不慣れという要素も大きいのかもしれないが、なかなか「ボケ/ツッコミ」の妙が成立しづらいのだ。

というわけで、事務的な「会議」なら ZOOM で十分だが、パーソナリティに至るまでの理解が必要な「対話」となると、ストレスを感じてしまうことが多い。やっぱり「リアル対面」の情報量にはかなわないよね。

 

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2021年3月30日

ワープロソフトを統一しても、根本的問題は消えない

FNN プライムオンラインが "法案ミスで「一太郎」禁止令? 農水省「ワード原則化」通知" と伝えている。同一組織内でワープロソフトが統一されることには合理性があるが、相次ぐ法案ミスの原因をソフトの互換性の問題としているのは、「ちょっと違うんじゃないの?」と思ってしまうがなあ。

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個人的な感覚としては、多くの組織がワープロソフトを ”Word" に統一してくれるとありがたいと思っている。6年前に ”(Mac に限らず)一太郎ファイルを読み込む苦労“ という記事を書いているように、一太郎で書かれた文書を送りつけられると、それを読み込むだけで苦労してしまうのだ。

それだけに農水省がワープロソフトを事実上 Word に統一したというのは、「そうすることで、確実に面倒が減る」と思ってしまう。ただ、その統一化の理由が「法案の条文ミスを防ぐため」みたいに言っているのは、自分たちの不注意を反省せずに原因をソフトに押しつけているとしか思われない。

ちょっと考えてみればわかる。法案の条文ミスというのは、互換性の不備によって生じているわけではない。一太郎文書を Word に変換した際に、文書形式が乱れて調整に手間取ることはあっても、テキストがあらぬ内容に変わってしまうなんてことはあり得ないのだ。

ワープロソフトを統一したところで、法案を書く役人の資質が向上しない限りは、法案の条文ミスは消えない。こんなことでは「気の毒なのはジャストシステム」ということになってしまう。

 

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