カテゴリー「パソコン・インターネット」の619件の記事

2020年11月20日

他人の PC でパスワードを設定してあげる時は

下の写真は、私が 3年ちょっと前に書いた記事の画像である。”「私の iPad のパスワード、教えて下さい」 と言い出す人” というタイトルだ。

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知り合いの年配の女性の iPad の、起動時のログイン・パスワードを含む初期設定をしてあげて、「このパスワード、忘れないようにしっかりメモして保存しといてくださいよ」と何度も念を押したのに、案の定、しっかりとなくしてしまっているというお話である。こうしたケースは本当に多い。

そしてこのほぼ 1年後に書いた ”「らくらくスマホ」 は絶対にオススメしない” という記事のコメント欄に書いた話だが、知り合いの女性は Facebook の自分のアカウントのパスワードを忘れてログインできなくなる度に新しいアカウントを作るので、かれこれ 5個もアカウントをもっている。

「友達申請しようとして Facebook 内を検索したら、あなたが 5人もいて、どれに申請したらいいのか分からない」と言うと、「あ〜ら、どうせ使ってるのは 1つだから、いいのよ」なんていう。「あなたはよくても、周囲には迷惑千万なんです!」と言っても、どうにも話が通じない。

で、最近また、これと同じような話に遭遇した。別の知り合いの女性から、「スマホを新しいのに買い換えて、Facebook のアカウントも新しくしたので、改めて友達申請させていただきます」なんてメッセージが来たのである。彼女の最初のアカウント作成もやはり、私が手伝ってあげたんだった。

「スマホを新しくしても、Facebook のアカウントはそれまでのを使い続ければいいんですよ」と言うと、「パスワードがわからなくなったので、新しく作り直しました」と言う。ああ、やっぱりやってしまったか!

それまでの機種はパスワードを記憶して自動入力してくれていたらしいのだが、機種変更したら急にパスワードの手入力を要求されたので困り果てて、新しいアカウントを作ったのだそうだ。だからあれだけ何度も何度も、「パスワードはしっかりメモしといてね」と言ったのに。

「あなたが設定してくれたんだから、パスワードを覚えていてくれてもいいじゃない」なんて言う人もいるが、冗談じゃない。そんなものは礼儀としてさっさと忘れてしまうことにしている。

ただしそんな常識論が通じないのは結果が雄弁に物語っている。友人には「オバサンという人種は絶対にパスワードを忘れるから、設定してあげたパスワードはすべてこちらが Excel に保存してある。かれこれ 40〜50人分ぐらいのリストになっていて、いつ聞かれても答えられる」なんて剛の者もいる。

さらに最初に紹介した記事にはこんなコメントも付いている。

私の場合は、他の方のPC等をセットアップしてあげる際のパスワードは「a●min」or「r●●t」にしています (Senna さん)

他人様の機器を設定してあげるときは必ず自分の生年月日にしておくとよいかもしれません(笑) そのユーザーの生年月日ではないからセキュリティ的には問題ないし、31July2017とかならアルファベット数字混在だし。(山辺響 さん)

なるほど、そのくらいの対策は必要だと痛感するばかりである。上述の女性のパスワードを設定してあげた時には、残念なことにそうしたノウハウをもっていなかったのだ。

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2020年11月17日

Mac は Big Sur アップデートでトラブル続出らしい

Gigazine が「macOS Big Sur アップデート中に Mac が文鎮化するトラブルが多発」と伝えている。エラいことで、まったく他人事ではない。

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この記事の書き出しは、こんな感じで始まる。

Mac 向けの最新 OS「macOS Big Sur」がリリースされたタイミングで OS 全体が低速化するという問題が報告されましたが、新たに、「macOS Big Sur へのアップデートを試みたものの Mac がブラックスクリーンになり文鎮化した」という報告が多発していることがわかりました。

私も昨日、所有する 2台の Mac (iMac と Macbook Air)の OS を Big Sur にアップデートしたのだが、どちらもやたらと手間がかかった。やっとの思いでアップデートが終了した途端に、「文鎮化」とまではいかないまでも、とくに iMac の方で何をやらせても動作が遅くなってしまっている。

iMac はデスクトップ・タイプでディスプレイが大きいくせにメモリ(RAM)が 8GB しかないので、前に使っていた Macbook Pro と比較すると元々動作が遅かった。それが Big Sur にした途端にますます遅くなったので、「こりゃ、しんどいことになった」と思っていたのである。

この機種は RAM 増設がやたらと困難な作りになっているので、1年間の補償期間が過ぎたらどこかの専門ショップに持ち込んで、少なくとも 16GB ぐらいに増設する方がいいと思っていた。それがこの度の事態で、「とにかくなるべく早く増設しなければ!」という思いに変わってしまったよ。

幸いにも Macbook Air の方が結構軽く動いてくれているが、自宅で仕事に使うのは iMac の方なので、これは切実である。ただ、今日外出から戻って iMac をいろいろいじってみたところ、昨日よりはまともに動くようになっている。少しは馴染んでくれたんだろうか。

もしかしたらマイナーチェンジを何度かするうちに、多少改善されるかもしれないと、淡い望みも湧いてきているが、いずれにしても RAM の増設は急いだ方がいいだろう。

 

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2020年11月 4日

FAX と聞いて「まいと〜く FAX」というのを思い出した

昨日、"「霞ヶ関の働き方改革」を巡る冒険" という記事で、官僚の 86%が「議員とのやり取りは FAX」と言っていると書いた。この数字に関しては決して驚きはしなかったものの、改めて呆れてしまった。

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ちなみに、FAX なんてとっくに前世紀の遺物になってしまったと思っていたのだが、「まいと〜く FAX」というソフトウェアがまだ生きながらえていると知った。PC の世界でも、まだ FAX というシステムの需要がある証左である。

実はこのソフトは私もしばらく愛用していた。前世紀末から今世紀初め頃まで業界団体の事務局というところに勤務していたので、このシステムは必要不可欠だったのである。

団体の会員企業向けの情報を「同報 FAX 送信」(同じ内容を複数に送付すること)する場合、リアルの FAX 機で手動送信したら、100社に送るのに 100回プッシュボタン操作をしなければならない。ところが、このソフトを使えば予め登録された複数の送信先に、クリック一発で順ぐりに送れるのだ。

前世紀末頃はまだ中小企業レベルではメール使用が浸透しておらず、FAX が主流だったので、このソフトは本当に重宝した。PC で作成した文書を取り込み、あとは予めグループ分けされた送信先を選んでクリックすれば、PC が自動でジーコンジーコンと送ってくれるのである。

ただ、1箇所に送付するのに大体 1分ぐらいはかかるから、100社に送ったら 100分の 1時間 40分、300社に送ったら 300分、つまり 5時間もかかる。だからたいていは仕事が終わって帰り際に送信を開始させ、翌朝には送り終えているという手はずにしていたものだ。

ところが、このやり方にも問題はある。2004年 3月 16日付の「改めてデジタルデバイド」という記事にも書いているが、この方式だと 100社に FAX すれば 100回分の電話代がかかるのだ。そして、送付先の人材が FAX 受信の操作に慣れていないと、受け取ってさえもらえない場合がある。

というわけで、思い出すさえ嫌になる FAX という前世紀の遺物を、霞ヶ関の官僚が依然として使い続けているというのは、なかなか気の毒なことと思ってしまったわけである。これも皆、受け取る側(つまり国会議員)の頭の中身が前世紀のままのせいだ。

 

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2020年10月26日

Apple Watch を使って Mac に瞬時にログイン

自分のブログを検索してみると、私がそれまでのガラケーから iPhone に乗り換えたのは、11年以上前の 2009年 8月 14日のことだった(参照)。バリバリの Windows ユーザーだった頃である。ちなみにその 3年前の 2006年には既に何代目かの iPod を使っていた。

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そして 2011年、あの大震災から 3ヶ月近く経ってようやく落ち着きかけた 6月 3日に ipad を買った。その 2日後と 9日後に使用レポートを書いている(参照 1参照 2)。

Windows PC から Macbook Pro に乗り換えたのはその 2年半後の 2014年 1月 20日だったが、さすがに iPhone や iPad のようにすぐにレポートを書くことはできない。"Mac を使うことによる 「しっくり感」"という記事を書いたのは、10日経った 1月 30日だった。

そして今年になってからは、デスクトップの iMac、軽量ノートの MacBook Air、iPad、iPhone、そして 2017年 11月 2日に買った Apple Watch (参照)と、合わせて 5台持ちの堂々たる(?)Apple 信者になってしまっている。ここまで来るのに 14年以上かかっているということだ。

2018年 3月 5日に、「もし MacBook Air の廉価版が出るなら、私は将来的には、自宅で使う iMac と、外出用の MacBook Air、そして iPhone の 3台体制に移行したいと思う」と書いている。確かに最近は iPad の使用頻度が高くないから、これに Apple Watch を足した 4台体制で満足している。

そして最近、ふとした小技を知った。手首に Mac と連動させた Apple Watch を付けていると、ログインの際にパスワードとか指紋認証などの面倒がないのである。

Mac の「システム環境設定」から「セキュリティとプライバシー」を選択すると、「Apple Watch を使ってアプリケーションとこの Mac のロックを解除」という項目がある。これをオンにすると、スリープ状態になっていた Mac のキーボードかマウスにちょっと触れただけで、瞬時にログインできるのだ。

電源オフになっていた場合でも、パスワード入力画面が表示される前にログインできてしまっている。これはかなり快適だ。下手するとログイン・パスワードを忘れてしまうんじゃないかとも思ったが、既に体に染みついているから、どうやら大丈夫そうだ。

 

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2020年10月23日

インターネット接続が 3日続けて安定している

17日に「インターネット接続の光回線が突然死んだ」という記事を書いて、それから 3日連続で夜になると光回線がつながらなくなるという状態が続いたが、この記事の【10月 20日 追記】に書いたように、20日夜にはこの現象が消え、フツーにつながるようになった。

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このところはずっと右側の ONU の緑色のランプがちゃんと 4つとも点灯してくれているが、17日の記事に添えた写真では、「認証」と「光回線」というランプが消えっぱなしだったのだ。左側の ルーターも、「電源」ランプの下の「警告」ランプが、ずっと赤く点灯していた。

あれはいったいどういうことだったのだろうと、「夜間 光回線 切断」というキーワードでググってみたが、「夜になると接続が遅くなる」という現象に関する記述は多いが、「切れる」という現象に関しては、ドンピシャリの回答がほとんどない。

いずれにしても、夜になるとアクセスが集中的に増えてスピードが遅くなるというのは、ありがちの現象のようだ。我が家の場合はそれが極端な形で現れて、朝になるまで切断された状態が続いていたのだと思われる。

それにしても、私は基本テレワークなので、インターネットがつながらないと本当に困ってしまう。一応 iPhone でテザリング接続するという手で切り抜けていたが、やはりつながるべき光回線がつながらないというのは、かなりのストレスになる。

20日から今日まで 3日間、夜になっても安定してつながっているので、ひどい状態は一段落したものと考えているが、いつまたぶり返すか知れたものではない。願わくは、まともな状態がずっと続いてほしいものである。

 

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2020年10月17日

インターネット接続の光回線が突然死んだ

夕方過ぎに、我が家の光回線(Softbank 光)が突然つながらなくなってしまった。大抵の場合は ONU(写真右の光回線終端装置)と BB ルーター(写真左)の電源を入れ直せば何事もなかったように復活するのだが、今回ばかりはどうしてもつながらない。

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ソフトバンク公式サイトの「障害・メンテナンス情報」で確認しても、茨城県では「障害情報は登録されておりません」と表示されるので、我が家内部の回線接続に異常が発生しているということだ。ONU の 「認証」と「光回線」のランプが点かないので、この機器そのものがおかしくなっている可能性が高い。

ONU(なぜかNTT のロゴ入り)は回線契約の際にレンタルされたもののはずだから、これを交換してもらえば何とかなるかもしれないと、淡い期待を抱いてみる。しかし何しろ日が暮れてしまってからのハプニングなので、明日になるまでは動きようがない。

仕方がないので、iPhone の 4G 回線でテザリングしてこの記事を書いている。いやはや、今月の iPhone の電話代は高く付きそうだ。早く復旧することを祈るばかりである。

【10月 18日 朝 追記】

朝起きていろいろやって、ふと ONU を見るとランプが 4つとも点いていて、BB ルーターの電源を入れ直したら Wifi が復活した。何もしてないのに一体どうしたんだろう? やっぱり我が家の中の異常じゃなくて、光回線の不調だったのだろうか? 謎である。

Softbank の光回線は不安定ともっぱらの評判だが、それを実感。

【10月 20日 追記】

17日から 19日まで 3日間、夜になると突然 ONU の「認証ランプ」が消え、インターネット接続ができなくなり、翌朝になると接続が復活しているという現象が続いた。どうやら夜になると光回線上のトラフィックが異常に増え、まともな接続がきかなくなっていたようだ。

Softbank の代理店に立ち寄って、この現象に関する情報はないかと尋ねたが、一切報告されていないという。案外いい加減なものだね。

そして今夜は 21:35 現在、インターネットはまともに接続されている。異常なトラフィック増大という現象は一段落したのだろうか。まだまだ安心はできないが、少しほっとしている。

 

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2020年10月10日

ホテルでの Wifi 接続のリスク

スラドに「FBI がホテルの Wi-fi を使ったテレワークにはリスクがあると警告」という記事が載っている。「何を今さら感」たっぷりのニュースだ。

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アメリカでも COVID-19 感染リスクを避けるためのテレワークが増えているが、自宅は何かとうるさいので、静かなホテルに滞在して仕事をするという人も多いらしい。そのホテル代ってどこから出てるんだろう。自腹だとしたら優雅なことである。

スラドの記事によると、FBI は「ホテルのワイヤレスネットワーク(Wi-Fi)を使用する際は注意が必要だと警告している」という。そんなの今に始まった話じゃなく、前々から言われているから、私は出張の際にはモバイル・ルーターを使っている。

下の写真の左は、2011年頃からしばらく使っていた E-Mobile の ”Pocket Wifi” というもの。これは要するにテザリング(スマホ経由でのインターネット接続)ができるというだけのセコい Android スマホで、当時は iPhone でのテザリングが解禁されていなかったので、仕方なくこんなものを使っていた。

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ただ、iPhone と Pocket Wifi の 2つのスマホを持つと、回線料も 2本分になって癪なので、2013年末に iPhone でのテザリングが解禁になるとすぐに解約した。この間の事情は、以下の記事に詳しく書いてある。

E-mobile の Pocket Wifi を買った
モバイル Wifi のジレンマ
iPhone のテザリングは、今のところ問題なし

ただ、上記の 3本目の記事でもちらっと触れているが、2013年以後は「超小型のモバイル無線 LAN ルーター(CWR-GN150S)」というのを主力に使っている。上の右側の写真だ。LAN ケーブルの端子と比較すれば、どんなに小型かわかるだろう。

ホテルの部屋に有線接続の端子がある場合は、そこから LAN ケーブルを繋ぎ、電源は USB で取る。そうすると、ホテルの部屋ぐらいの広さなら充分な速度の Wifi 接続ができる。ただ、この機種はもう在庫もなくなったようで、取り扱いしていないみたいなのだね(参照)。

ただ最近は、インターネット接続は Wifi オンリーで、有線接続できないホテルも多い。そうなると、ホテルの Wifi なんてセキュリティが信用できないから、たいていは iPhone のテザリング機能を使うことになる。

さらにいい加減なホテルだと、エレベーターの前辺りに家庭用の Wifi ルーターを置いて、「Wifi 接続できます」なんてほざいていることがある。こんなちゃっちいルーターだとちょっと離れた部屋でまともな接続なんてできないのは、3年前の「ビジネスホテルでのインターネット接続」という記事に書いた通りだ。

大手チェーンのホテルなら、インターネット接続で「なんじゃ、こりゃ?」なんて思うことはほとんどないが(たまにはあったりするけど)、地方のいい加減なホテルではヤバいことが結構あるので、くれぐれも注意が必要だ。

 

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2020年9月28日

DX だの AI だの IoT だの Agile だの

「東洋経済」の "創業90年、老舗が 「DX」 に勝負をかける理由 経営は順風満帆、しかし社内にはある課題が" という記事の見出しに目が止まった。「DX」なんて「デラックス」の(日本だけで通じる)略語とばかり思っていたが今回は違うようで、やれやれ、また新しい言葉を覚えなければならない。

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MONSTER-LAB というサイトの説明によると、最近流行りというか、注目の「DX」というのは、"Digital transformation" の略語なんだそうだ(参照)。英語圏では "trans" を ”X” と略すのが普通というのだよね。

意味から言って "trans" は「横切る」とか「横断的」とかいうことで、"cross" という言葉と共通する。だったら ”cross-country" が ”X-country” なんだから、"transformation" も ”X-formation” でいいじゃんということのようなのだ。まあ、それでいいなら日本人としては別に文句ないけどね。

で、問題の MONSTER-LAB のページの末尾には関連項目として、次の言葉を解説したページへのリンクが掲げられている。

AI(人工知能)とは何か?
IoTとは何か?

5Gとは?
「アジャイル開発」とは?

”AI” は ”artificial intelligence" (人工知能)として生活にも浸透しつつあり、実際にいろいろな場面でお世話になってもいるから、まあ、いいだろう。実感としてなんとなくわかったような気になっている。

問題は "IoT" である。下手すると "^o^" とか "_| ̄|○" の類いの顔文字系と勘違いされそうだが、正解は "Internet of Things" (モノのインターネット)という言葉なんだという。今イチ漠然としていて、わかりにくいよね。

「ありとあらゆるモノの意味や状態をインターネットでアクセスして把握したりコントロールしたりすること」というような意味合いで使われているように思うのだが、まあ、いいや。その初歩のことなら普段からやってるような気もするし。

"5G" なんて、「まあ、通信速度が 4G より一段と早くなるんだろうね」ということで納得しておこう。そもそも 4G だってあんまりよくわかって使っているわけじゃないのだから、とりあえずそんなところで充分だろう。

「アジャイル」だけはカタカナで表現されることが多いが、英語では "agile" である。”Argyle” (アーガイル)だとセーターや靴下のチェック柄だが、"agile" は「すばしこい」とか「身の軽い」とかいう意味の形容詞である。一般的には「サルみたい」というイメージがあるらしい。

システム開発において、重厚長大なものを敢えて目指さず、機能単位の小さなサイクルで『計画→設計→実装→テスト』を繰り返していく手法を言うというのだが、まあ、要らん機能まで必死にくっつけるよりも、それが正解なのだろうね。

というわけで、文系としてはこうした言葉についてはあまり突っ込んで理解しようとせず、上っ面を撫でてわかったような気になっているだけで充分という気がしている。

 

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2020年9月24日

Microsoft って、前々世紀のことは関知しないらしい

きっかけは本日の TBS ラジオ(番組名は忘れた)の、「自分と同じ誕生日の著名人を 3人挙げられますか?」という問いかけだった。私は前々から「ミック・ジャガーと誕生日が同じ」というのを、半ば自慢気味の話のタネとしていたが、「3人挙げろ」と言われて、「はて?」とつっかえてしまったのである。

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で、インターネットで調べてみたところ、世の中には有名人の生年月日や没年月日などを調べまくっている人というのがいるもので、「ストローワラの情報交差点」というサイト内に「生年月日データベース」というのがあり、9月 23日の時点で 76,046人の誕生日データが収集されている。

スゴいものだと思いつつ、私の誕生日の 7月 26日の日付を開いてみると、いるわいるわ、191人がリストアップされている(参照)。ただこれだけいると「有名人」とはいえ、知らない名前がやたら多い。で、その中から「3人」挙げるための候補を、一応倍の 6人リストアップして、Excel の表にしてみた。

191人の中から選んだ 6人だけに、そうそうたる顔ぶれである。とくにバ−ナード・ショーとユングが同じ誕生日というのは、私としてはミック・ジャガーの誕生日を知った時と同じぐらいに嬉しくなってしまった。で、「3人挙げろ」と言われたら、結局のところこの 3人になってしまうだろう。

このデータベースには「没年月日」という項目もあるので、せっかくなので Excel で死亡時の年齢も表示させてみることにした。年齢を自動表示するには、”DATEDIF” という関数を使う。上の図で言えば、バーナード・ショーの享年は "=DATEDIF(D4,E4,"Y")" という関数で自動計算される(はずだった)。

「(はずだった)」としたのは、"#VALUE!" というエラー表示が出てしまい、年齢表示ができなかったからである。上から 3人目まではエラー表示が続いてしまっているのだ。

ところが 4人目のスタンリー・キューブリックの享年はちゃんと自動計算されて「70」と表示される。ミック・ジャガーはまだ生きているからエラー表示が当然として、萩原健一もしっかり「68」と表示される。じゃあ、なんでまた同じ関数で、上の 3人の享年はエラー表示になってしまうんだ?

あんまり不思議なのでしつこく調べまくった結果、そもそも Microsoft のソフトウェアでは、「日付データ」の最初の値に関して「西暦 1900年 1月 1日」をもって「最初の日付」、つまり「シリアルデータ 1」としているということがわかった。

さらに Mac 版の Excels では 1904年を最初の年として設定されているという。どうやら「うるう年」計算の便宜上、こんなことになったようなのである。というわけで、バーナード・ショー、ユング、小山内薫の 3人は 1900年以前の生まれであるが故に、"DATEDIF" 関数にかからないというわけだ。

いやはや、それにしてもこんな事情があるとはちっとも知らなかった。マイクロソフトという会社は「前々世紀のことまでは関知しないもんね」という立場のようなのである。これって、ちょっとヒドいよね。

しかたがないので手作業で計算した結果、3人の享年は、バーナード・ショー 94歳、ユング 85歳、小山内薫 47歳とわかった。前の 2人がかなりの長生きなのに対し、小山内薫は昔のこととはいえ、結構な若死にである。

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2020年9月23日

「PC の時代」はゆっくり終わりつつあるようだ

一昨日の「このブログへのアクセスは、ほぼ 6割がスマホ」という記事で、PC の重要性というか、必要性が、徐々に低下しつつあるようだという意味のことを書いた。5年前はこのブログはほぼ 5割が PC で閲覧されていたが、今や 4割を切り、スマホが多数派になっているのだから。

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この記事では、3年半以上前に書いた "Windows PC の時代の終わり" という記事を紹介している。本当に、PC の時代はゆっくりと時間をかけて終わりに向かっているようなのだ。代わりにスマホの重要性が増している。

上のグラフは、世帯主年齢階層別・パソコンの普及率を示したものだ。昨年 5月に発表された「年齢階層別にパソコンの世帯普及率の実情をさぐる(2019年版)」という記事の中にある。

ざっとみると、PC の普及率は全体的には 2012年頃からほぼ横ばいで推移している。つまり「ほぼ 3世帯のうち 2世帯は PC を保有している」ということだ。

ところが年齢別に見ると、ちょっと違う様相となっている。世帯主が 30〜59歳の世帯では、2013年の 86.5%を最高として徐々に低下傾向にあり、2019年には 80.3%まで下がっている。そして 29歳以下の世帯では、2015年の 86.6%を最高として、2017年には 71.4%に下がり、乱高下を見せている。

つまり 59歳以下の「現役世代」では、2013〜15年をピークとして PC 保有は 微妙に下り坂とみていい。ところが、60歳以上では 2018年までは緩やかな上昇傾向が続き、2019年になって明らかな低下を示している。30〜59歳までの世代と比べて 6年遅れの動きだ。

「60歳以上」の層には、下からどんどん上がってきた PC 所有者が加わっていることを考えても、それまで PC を使っていたが、定年以後はお古になった PC をあえて買い換えない人も少なくないということだ。つまり仕事を辞めたら、PC の必要性は顕著に下がるのである。

ちなみに上述の "Windows PC の時代の終わり" という記事で紹介した、私の周囲の「65歳を過ぎて初めて PC に挑戦」しようとした人たちのほとんどは挫折してしまっている。ついに Word でまともな文章を作ることすらできないままだ。

この記事に書いたように、私が「悪いことは言わないから、止めときなさい」とやんわりと止めたのに、彼らは「今どきやっぱりパソコンぐらいは、ものにしたい」なんて言い張っていた。しかし彼らには PC の「切実な必要性」なんてないのだから、こうなるのはほとんど目に見えていたのだけどね。

上述の記事では、私はその頃、彼らにこんなようなアドバイスをしていた。

「あなたの持ってるその大昔のガラケーを、iPhone に機種交換すればいいんです。どうせすぐには使いこなせないだろうけど、少なくともケータイとして使えて、メールぐらいはできるようになるだけましでしょ」

で、結果として彼らは 2年遅れぐらいで PC を諦め、ようやくガラケーをスマホに換えて、メールのやりとりぐらいはできるようになったというわけだ。めでたし、めでたし。PC への 10数万円の投資は無駄に終わったけどね。

要するに PC は主に仕事で使うもので、フツーの生活はスマホで充分ということだ。で、日本人の平均年齢がどんどん上がりつつある今、現実がそのようになってしまっているわけだ。

9月 19日付の「米国で深刻なノート PC 不足なんだそうだよ」という記事は、コロナ禍でテレワークが増えていることの反映と、念のため付け加えておく。

 

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