えのげ というサイトに「【不安】歯医者に行ったら…目の前の液晶にとんでもないロゴが表示されたwwww」というタイトルがあるので、どんなロゴかと覗いてみたら、なんと Windows XP だったというので、さすがに笑ってしまった。
ちなみに「初のまともに使える Windows」と言っていい Windows 3.1 以後のバージョンを挙げると、下のような感じになる(NT 系は除く)。かれこれ 32年の歴史になるし、まったく見たことも触ったこともない超マイナーの Windows 1.0 (1985年発表)から数えたら 39年だ。
- Windows 3.1 (1992年)
- Windows 95 (1995年)
- Windows 98 (1998年)
- Windows 2000 (2000年)
- Windows ME (2000年)
- Windows XP (2001年)
- Windows Vista (2007年)
- Windows 7 (2009年)
- Windows 8 (2012年)
- Windows 10 (2015年)
- Windows 11 (2021年)
Microsoft は Windows 10 のサポート期限を 来年の 10月 14日と発表している(参照)のだから、それ以前のバージョンは「昔の Windows」と言っていい。ましてや Windows XP なんて 23年前のものだから、もはや「大昔の Windows」である。
実は私は MS-DOS 時代からの Microsoft OS のユーザーで、Windows に関しては 1992年に展開開始の Windows 3.1(「石器時代の OS」って感じ)から使い始めた。しかし Windows 98 までは、実感的に「頼りになる」とは感じられなかったなあ。
というのも Windows 3.1、95,98 までは「パーソナル用途」と位置付けられていて、「オフィス向け」の Windows NT (これも使っていたことがある)は別系統だった。そしてそれらが統合されたのが Windows 2000 だったのだから、これは信頼性が格段に向上していた。
そして Windows XP はその翌年の 2001年に鳴り物入りで展開開始された。Vista の出現する 2007年まで 6年間もの長期にわたって「最新」の地位にあったのだから、それなりに優秀な OS だったと言えるのだろう。
ただ私としては、XP デフォルトのコチャコチャっとした初期画面が気に入らず、シンプルな Windows 2000 ライクに変えて使っていたので、「完全に気に入っていた」というわけじゃない(参照)。そして、それを次いだ Windows Visita にははっきり言って失望していた(参照)。
その後 2009年に展開開始された Windows 7 は、私としてはその 3年後の 2012年に展開開始された Windows 8 を無視してほぼ 5年近くにわたって使い続けていたほどだから、それなりの「信頼感」があった。Windows 2000 以上の「お気に入り」だったと言っていい。
ところが周囲が徐々に Windows 8 にバージョンアップし始めた頃に試しに触らせてもらい、「うわぁ、こりゃ使いたくない!」と思ったのを今でも鮮明に憶えている。
こんな OS を使わされるぐらいなら、それまで 20年間抱き続けてきた「自分は本来ならば Mac ユーザーであるべきだった」という忸怩たる思いから解放されようと、2014年 1月に MacBook Pro を購入した。私の Mac デビューの直接のきっかけは、Windows 8 のヒドさだったのだよ(参照)。
そんなわけで今となっては「窓の外側」から眺めていると、現行の Windows 11 はまだしっかりした印象だが、これなら「Windows 7」で十分じゃないかという気がしてしまう。それだけにまだ XP を使い続けるというのも、インターネットに繋がないなら「十分あり」と理解できる。
私としても 2017年 5月 15日に「大企業の PC が案外 Windows XP のままで動いてるらしい」という記事を書いているほどだが、とはいえ、せめて Windows 7 にバージョンアップしておいてもよかったんじゃないかという気もしてしまうのだよね。
今となっては遅いが。
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