カテゴリー「おすすめサイト」の6件の記事

2011年10月11日

Tunein Radio というサイトがいい

既にご存じの方からは「何だ、今頃気付いたのか」と言われそうだが、Tunein Radio というサイトを今日初めて知った。世界中のラジオ放送を聴けるのだ。日本のメジャーなラジオ局は、Radiko なんかやっても地域限定なんていうケチなことをしているが、世界のラジオの大勢はこんなにも太っ腹だ。

このサイトに行って、例えば「音楽」-「R&B」とクリックしてみると、世界中の R&B を流しっぱなしにしているラジオ局のリストが出るから、その中からなんとなく良さそうな気がするのを選ぶと、あとはずっと R&B を聞いていられる。

PC で聞けるだけでなく、iPhone や Android、Windows Phone 専用のアプリもあって、無料でインストールできる。一日 iPod を聞いているような人は、手持ちの曲だけでは飽きてしまうこともあるだろうが、この Tunein Radio を聞きっぱなしにすれば、いつも新しい曲を聴ける。

私も早速、手持ちの iPhone と iPod にアプリをインストールした。多分、これで iPod を聴く時間というのはかなり減ってしまうんじゃないかと思う。スマホをお持ちでまだインストールされていない方は、早速インストールした方がいい。オススメである。

 

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2011年8月 8日

原発のせいかも

高校で同級だった わたなべ じゅんじ くんが、自分のサイトでおもしろいことを書いている。まあ、いつもそこはかとなくおもしろいことを書いてくれるんだけど、今回はとくにそこはか度が高くて、なま暖かい気持ちにさせてもらった。

トップページにある 「週一/うたたねコラム」の 8月 3日付である。ちょっと引用させてもらう。(参照

今年はセミの鳴き声をあまり聞かない。原発のせいかな。このあいだスーパーマーケットの駐車場でスズメがセミを空中キャッチしているのを見た。スズメなかなかやるなと、そのときおもったが、よく考えてみるとそれも原発のせいでセミが弱っていたのかも。

うん、これいい。とりあえず、軽い気持ちで「原発のせい」ということにしておいて、「かな」とか「かも」とかで、チョー無責任にボカすというのは、これからの自由業系おっさんの新しいスタイルになるかもしれない。

ちなみに「今年はセミの鳴き声をあまり聞かない」というのは、かなり地域差が大きいようで、ウチの周辺では去年よりずっと蝉の声がうるさい。じゅんじくんの家よりずっと原発に近い茨城でセミが多いんだから、まあ「原発のせい」じゃないとは思うんだけど、でもとりあえず「原発のせいかな」と言っておいても、そんなに罪深いってわけじゃない。

セミがスズメに空中キャッチされちゃうのも、「原発のせい」なんかじゃなさそうな、ビミョーなところがいい。セミはどうせ 1週間ほどで弱って死んじゃうんだから、弱ってるセミに遭遇する確率は元々ものすごく高いんだけど、そこをあえて原発に関連させてみるという芸風は、そこはかとなくいい。今後少なくとも数年は使える。

これを発展させると、「今日はよく鳥のフンが道に落ちてる。原発のせいかな」とか、「今日はコーヒーでむせた。原発のせいだろうか」とか、「今日は赤信号によくひっかかる。原発のせいかも」とか、いろいろな発展型を使える。

こうしたファクターというのは決してウケるはずがなくて、「あ~あ、またなんか言ってる」と、ビミョーにうウザがられることは請け合いである。しかし、その程度の毒にも薬にもならない、かすかなしつこさというレベルをキープするのが、浮世で生きる上の望ましいインテリジェンスというものだ。

我々の世代ももうすぐ還暦なんだから、あんまりスマートな大人になり果てては、おもしろくないしね。

 

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2010年8月15日

「人魂」 に関する労作の紹介

「千日ブログ」 の管理人さんが「人魂」についてものすごい労作を書いてくださっているので、ご紹介したい。この労作は四部作になっていて、それぞれの記事がかなり長く、しかもそれがたった 1日でアップされている。これを労作と言わずになんと言おうかというほどのものだ。以下にそれぞれの記事のタイトルとリンクを記しておく。

「人魂の正体はリン」は嘘
人魂=骨のリンの可能性
人魂=リン説の経緯
人魂の種類

そもそも 「人魂」 とは、墓場なんかで見られるという、あの空中に浮かぶ火のようなものである。私は見たことがないが、怪談映画などではお馴染みだ。これに関して、「千日ブログ」 には次のように書かれている。

人魂 Wikipediaを見てみると、「正体」 というところに、「戦前の葬儀は土葬であったため、遺体から抜け出したリンが雨の日の夜に雨水と反応して光る現象は一般的であり、庶民に科学的知識が乏しかった事が人魂説を生み出したとする説もある」と書かれています。

 しかし、その後に 「が、人や動物の骨に含まれるリンは発光しないので該当しない」と続きます。

 昔の人は科学的知識に乏しかったからと言いつつ、非科学的な説を展開する……実は現代人だって大して科学的知識を持っていないのです。

 というか、私が一番だまされていました。

つまり、「人魂 = リン」 説は、嘘だというのである。で、中程はすっ飛ばさせていただいて、結論として次のように語られている。

 (前略) 紀元前の中国で 「人間や動物の血から燐や鬼火が出る」 と語られていたのが、そもそもの始まりのようです。

 そして、ここで言う「燐」というのは、元素の「リン」(P) を指すものではないそうです。ホタルの発光現象や、現在でいうところの摩擦電気も含むとありましたので、おそらく発光するもの全般を「燐」と呼んでいたのでしょう。

 ところが、日本で元素のリンに「燐」の字があてられたことで、混乱が起きてきます。

先程の「燐」が元素の「リン」と混同されるようになった他、リンが人体に含まれているとわかったため、このような誤解が生まれたのではと推測されています。

つまり、古代の中国で「人間や動物の血から燐や鬼火が出る」と語られていたのだが、日本で「リン」という元素に「燐」という漢字を当てたことで、「リンが燃えている」と誤解されてしまったというのである。

中学生の頃、理科の教師が「人の魂が抜け出して光っているのが人魂だなんていうのは迷信であって、あれは人間の骨から抜け出たリンが発光しているのである」と、エラソーにしたり顔で言っていたが、なんてことはない、そんなのは嘘八百だったわけだ。

じゃあ、人魂の本当の正体は何なんだということになるが、それは明らかにされていない。そもそも、人魂を科学的にきちんと語るためには、「分析可能な人魂のサンプル」を手に入れなければならないのだろうが、そんなサンプルを入手した科学者がいるとは聞いたことがないから、科学的には語りようがないのである。

つまり、人魂なんて本当にあるのかどうかもはなはだアヤシイものなのだ。ところがそれほどアヤシイものが、世の中ではいかにもあるもののように語り継がれている。どのくらい語り継がれているかというと、人魂を現わす言葉だけで、ものすごい種類があるというほどなのだ。

「千日ブログ」 には、そのおびただしい種類の人魂を現わす言葉がリスト化されている(参照)。 あまり多いので、「とりあえず、頑張ったので、見てください。(でも、ざっとスクロールする程度が良いと思います。馬鹿みたいな量あります)」との断り書きがあるぐらいだ。ちなみに私もざっとスクロールするだけにとどめておいた。

というわけで、最後に残されたのは、「で、結局のところ、人魂って何なの?」 という疑問だが、それについては、疑問のままでとどめておくのがいいのだろうと思う。何しろ前述のように、科学的には推定というレベル以上に語りようがないのだから。

まあ、かくまでにいろいろの言葉で語られるほどに、あちこちで目撃されている(というように語り継がれているだけなのかもしれないが)のだから、重要なのは、きっと本当にあるのだろう(と思われているだけなのかもしれないが)ということにしておけばいいのだ。

これが、科学的にはわけがわからないが、人文学的には意味のある態度というものである。

 

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2006年1月31日

王冠を一つもらったのだけれど・・・

知のヴァーリトゥード」 は、以前から @nifty のオススメサイトである "Vippie" に認定されていたが、今週からさらに昇格して、王冠を一つ付けてもらえることになった。

アットホームページ」 というページの右側のサイドバーに、1月 30日から 2月 6日までの間、紹介されている。

「思わず引き込まれるネタの宝庫!(V)」という過分な紹介文まで付けられていて、恐縮の限りである。

まあ、こんな風に、せっかく昇格させてもらったのだから、確かに嬉しいことは嬉しいのだが、なんだか拍子抜けなのである。というのは、@nifty のポータルサイトで紹介されているのだから、そこからのリンクで辿ってくるアクセスが急増するのではないかと期待していたのだが、さっぱりなのである。

少なくとも、紹介初日の 30日に限って言えば、「アットホームページ」からのリンクでの来訪は、ゼロ。ゼロなのだ。あんまりじゃないか。

1件や 2件ぐらいのアクセスがあってもいいじゃないかと言いたくもなるが、掛け値なしに、ゼロなのだ。@nifty さん、このページ、ほとんど影響力ないぜ。もう少し、やり方を考えた方がいいと思うがな。

Strap

ちなみに、@nifty からは、王冠獲得記念プレゼントとして、こんなケータイ・ストラップが送られてきた。

Vippie 君が、ちゃんと赤い王冠をかぶっている。ただ、こんなのをケータイに付けて持ち歩きたくなるほど、私も若くない。

それよりも、くどいようだが、自分のところのポータルサイトの影響力をアップさせることの方が重要だと思うのである。

【同日 午後 3時 20分 追記】

「アットホームページ」 からのリンクが、1日半以上にわたってゼロというのは、いくらなんでもおかしいと思って、リンクのプロパティを調べてみたら、どうやら直接のリンクではなく、間になにやらバッファがかませてあるようだ。

それで、こちらのアクセス解析では、リンク元が 「不詳」 として表示されるのではないかと想像される。しかし、いずれにしても、大した数字じゃないようである。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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2005年12月11日

「ありがとう」のバリエーション

素敵なサイトを見つけたので、紹介したい。 "Jennifer's Language Page!" (ジェニファーの言語ページ!) というサイトだ。

"Thank you" だけで、世界の 500以上の言語での言い方が紹介されている。何しろ日本語だけでも 12種類の異なった言い方が載っているという充実ぶりだ。

このサイトは、Jennifer Runner さんという人が、ちょっとしたフレーズを世界中の言語で言うとどうなるかを紹介しているもので、"Thank you" 以外でも、例えば、800以上の言語での "Hello" の言い方、450以上の言語での "Goodbye" の言い方、425以上の言語での "How are you?" の言い方などが紹介されている。

中でもうれしいのは、やはり "Thank you" のバリエーションである。感謝の言葉は、世界中のどんな言葉でも最も美しいものだからだ。

私はこれまで、日本語、英語、ドイツ語、広東語、韓国語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語の「ありがとう」を実際に使ったし、それ以外でも、多くの言い方を知識として知っているけれど、こんなに多くの「ありがとう」を目の当たりにすると、それはもう、陶酔してしまいそうだ。

日本語でも、以下の「ありがとう」が掲載されている。

Japanese (Japan)                           Arigato
Japanese (Japan)                           Domo arigato
Japanese (Japan) [act of thanks not ended] Arigato gozaimasu
Japanese (Japan) [act of thanks has ended] Arigato gozaimashita
Japanese [Izumo] (Japan)                   Dan san
Japanese [Kansai Ben](Kansai, Osaka Japan) Ookini
Japanese [Kansai Ben](Kansai, Osaka Japan) Ookini arigatou
Japanese [Kumamoto] (Japan)                Kora doshi
Japanese [Kyo Kotoba] (Kyoto Japan)        Ohkini
Japanese [Shodoshima] (Shodoshima Japan)   Ookini
Japanese [Tohoku Ben] (northeast Japan)    Oshoshina
Japanese [Uchinaaguchi] (Okinawa Japan)    Nihwee-deebiru

この中に庄内弁の 「Mokkedano (もっけだの)」が見当たらないのがいかにも残念なので、さっそく投稿しておいた。Jennifer さんはとても忙しいらしいが、そのうち新たに登録してくれるだろうと期待している。

似た趣旨のサイトだが、Merry Christmas in over 350 languages (350以上の言語での 「メリー・クリスマス」) も、時節柄お勧めだ。

[12月12日 追記]

Rtmr さんのサイトで、【Japanese  [Izumo]  (Japan)  Dan san(出雲弁 で 「だんさん」) というのは、「だんだん」 のタイプミスではないかとの指摘があった(参照)。

そういえば、私も 「だんだん」 という言い方はどこかで聞いたことがある。

しばらく待って修正されなかったら、投稿で指摘してあげようかな。それとも、「だんだん」のバリエーションで「だんさん」という言い方もあるのかしらん。

それから、日本語の 「ありがとう」 のバリエーションは、こちら が圧巻。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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2004年7月23日

打ち水大作戦 2004

昔ながらの「打ち水」でヒートアイランド現象を緩和しようと、「打ち水大作戦」というイベントが 8月 18日から 25日まで、全国各地で行われる。
私も及ばずながら、その「呼び水人」に登録したので、ここで「打ち水」の呼びかけをさせて頂きたいと思うのである。

昨年は、東京都内で1日だけ行われたのだが、冷夏だったにもかかわらず約 34万人が参加したという。今年の参加者の目標は 100万人と、力が入っているが、これだけ暑いと否が応でも関心が高まろうというものだ。8月 18日からなどと言わず、今日からでも実行して頂きたい。

実行委員会の呼びかけている「打ち水のやり方」で重要ポイントとなっているのは、「お風呂の残り湯、エアコンの室外機にたまった水、雨水など二次利用水を使うこと」である。「わざわざ水道の水をつかうのはブー」と注意されている。

考えてみると、我々は水をずいぶん無駄に使っているのである。お風呂の残り湯を、単に流してしまうなんていうのは、無駄の最たるものだ。

我が家は小型ポンプを使って、残り湯を洗濯に利用しているが、それでも残る。夏の間だけでも、それを家の前の道路にまいてしまおう。実際のところ、1~2度の気温低下でも、気分の良さはそれ以上だろう。

中国でチョウチョが羽を羽ばたかせると、アメリカの天気が変わるなんていう「バタフライ理論」てのがあるぐらいだから、あちこちで我も我もと打ち水をしてみたら、案外日本列島がほんの少しは涼しくなったりするなんてことが、あるかもしれない。

興味を持たれたら、ぜひ「打ち水大作戦」サイトに行って、「呼び水人」に登録し、打ち水を始めていただきたいのである。

さぁ、これで「呼び水人」の義務は、かなり果たせたかな?

もし、「呼び水人」 に登録したり、興味を持たれて実行してみようと思われる方がいたら、ちょっと、下の「コメント」を押して、何か一言書いてみていただけるとうれしい。

 

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