カテゴリー「グルメ・クッキング」の157件の記事

2021年10月 6日

「横浜ヴィーガンラーメンプロジェクト」に拍手

私は肉食を絶って久しい。高校時代の同級生で医者になっている友人から「肉も食わないと体をこわすよ」なんて言われたことがあるが、全然そんなこともなく、至って健康である。たったひとつの難点と言えば、好きなラーメンを気軽に食えなくなったことぐらいのものだ。

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今年 2月 21日付の「肉の入ってないラーメンを食べさせてくれる店」で書いたように、ノーミートのラーメンを食べようと思っても、それに応えてくれる店は本当に少ないのである。とくに私のよく行くエリアではなかなか希少な存在でしかない。

出張などの帰りには東京駅か上野駅にある「T's たんたん」でありつくのが楽しみだったが、最近はコロナ禍のせいで旅が減り、なかなか立ち寄れない。こうなると、肉を使わないラーメンを提供してくれる店がどこの地域にもフツーにあるという状況になることを望むばかりである。

そんなことを思っているものだから、IDEAS FOR GOOD というサイトの "「横浜ヴィーガンラーメンプロジェクト」植物性・地産地消・食品ロス削減を同時に実現へ" という記事に目が止まり、思わず拍手を送りたくなった。これは快挙である。

このプロジェクトの発起人は、RCE 横浜若者連盟の村上柚芽香(むらかみゆめか)さんと中田裕斗(なかだゆうと)さんという若者であるらしい。村上さんが研究のために訪れた北欧では、ビュッフェ形式のレストランでヴィーガン・メニューの方に長い列ができるほどだったことにインスパイアされたようだ。

うぅむ、日本では肉料理に長い列ができて野菜料理はスイスイなので、「北欧は大変だな」なんて逆に複雑な思いになってしまいそうだが、いずれにしても、ヴィーガン料理がフツーに食べられるというのは羨ましい限りである。それを日本でも実現したいというのだから、「エラい!」と褒めてさせてもらう。

さらに地元横浜産の食材を用い、出汁がらや野菜の茎なども廃棄せずにトッピングに使うなどして、地産地消と食品ロスの削減にもアプローチしているというのだから、さらに「エラい!」。つくばの地からも応援したい。

こうした取り組みが、日本中に広まってくれないかなあ。

 

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2021年9月12日

激辛「ブート・ジョロキア」を試してみた

9月 4日付の「ハバネロより辛いトウガラシがあるとは!」という記事で触れていた、世界で 3番目に辛い「ブート・ジョロキア」(写真左側)という唐辛子が、Amazon からやっと届いた。

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これで我が家常備の「激辛調味料」は、沖縄の「島とうがらし」(コーレーグースー)、京都の「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」と合わせて 3種類となった。相当な辛モノ好きでも、ここまで揃えているのは珍しいだろうと思う。

今回届いたのは「りょう君のジョロキア」という商品で、ブート・ジョロキアの栽培のため、2007年にバングラデシュに渡った日本人、竹内僚さんによるものである。その生産に関する苦労話は、サイト内の「単身バングラに渡った日本人 竹内僚」というページに詳しく紹介されている。

なにしろ生のブート・ジョロキアのカプサイシンが直接皮膚に触れてしまうと、いくら洗っても洗い流されることはなく、氷がないと悶絶するほどの痛みが 15時間も続くという。それほど恐ろしいまでの辛さをもった調味料なのである。

届いた「りょう君のジョロキア」を、早速スープにかけてみた。ちなみに私はフツーの「鷹の爪」を使った七味唐辛子だと、1杯のスープに 15回ぐらい振りかけて、ようやく満足する辛さとなる。そして「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」だと、それが 4〜5回ぐらいで済む。

ところがこの「りょう君のジョロキア」だと、ほんの 1振りで十分な辛さになる。つまり、フツーの鷹の爪の 15倍、「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」の 4〜5倍は辛いということだ。大したものである。

そしてこの 3種類の香辛料には、それぞれの「得意/不得意」があるとわかった。

「島とうがらし」(コーレーグースー)は、なにしろ沖縄の酒「泡盛」を使っているので、アルコール風味があって、入れすぎるとちょっと心地良くなっちゃったりもする。やはり「沖縄そば」のような麺類に最適で、温かいスープのうどんにもよく合う。

「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」は、私は「一味」ではなく「七味」の方が好みである。「一味」はシンプルな辛さだが、「七味」はハバネロ以外の調味料がうまくブレンドされて、ちょっと複雑で深みのある辛さとなる。

それに対し、「りょう君のジョロキア」の辛さはひたすら単刀直入だ。だから元々いろいろな風味を備えた具だくさんのスープに振りかけると、絶品の「おいしい激辛」になる。そして一振りで足りてしまうので、一瓶でも長持ちすると思う。

というわけで、当面はこの 3種類の「激辛香辛料」をそれぞれ楽しんでみたい。そして「りょう君のジョロキア」が切れてしまったら、今度は世界第二位の辛さの「トリニダード・モルガ・スコーピオン」を試してみようと思う。

 

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2021年9月 4日

ハバネロより辛いトウガラシがあるとは!

2019年 4月 3日付 "「舞妓はん ひぃ〜ひぃ〜」という名の唐辛子" という記事で書いているように、私は日本人としてはかなりの「辛モノ好き」である。CoCo 壱 のカレーだと、最高の 10辛(参照)を注文して、その上にさらに「とび辛スパイス」をドバドバッとふりかけて食べる。

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ごく一般的な鷹の爪(参照 1参照 2)程度では、例えばかけうどんだったら、丼の中で汁の表面全体が興醒めなほどに赤くなるぐらい振りかけないと満足できない。ところが上述の「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」なら、4〜5回パラパラッとふりかける程度でちゃんと辛く感じるからありがたい。

「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」というのは、国産ハバネロを使用しているということで、さすがの威力である。

ところで、かつてはハバネロが世界一辛い香辛料と言われていたが、最近ではもっと強烈に辛いものが登場していると知って驚いた。クックビズ総研の "あの暴君「ハバネロ」が 4位!?暴君の上に君臨する激辛 TOP 3 とは?" という記事(2016年 5月 23日付)に、なんと「生食動画」付きで紹介されている。

第 3 位 ブート・ジョロキア

2007年時点のギネスで、「世界一辛い唐辛子」に認定された唐辛子。(ということは、2006年まではハバネロが世界一だったようだ)

第 2 位 トリニダード・モルガ・スコーピオン

素手で触るのも危険で、触れると炎症の恐れ。

「触ると炎症の恐れ」と言われる割には、この動画では直接食べているが、1分 18秒あたりから咳き込み、しまいには涙ぐむまでに悶えてしまう。

第 1 位 キャロライナ・リーパー

直接種ごと食べると “死ぬ” とすら言われている。

この記事では、さすがにこれを生食する動画は掲載されていないが、試しにググってみたところ、2019年 3月 19日付の「【超激辛】死神と呼ばれた唐辛子キャロライナリーパーを完食チャレンジ!」という動画が見つかった。

前置きがかなり長いが、2分 19秒あたりで最初の一口にチャレンジし、ここで既に激しく咳き込む。さらに4分あたりで 3口目チャレンジの直前に大きくのけぞって悶えてしまうが、めげずに 7分あたりでどうにかこうにか完食に成功。ただし後が心配になるほどの大悶えとなる。

ちなみに紹介の記事は 2016年版でのランキングをもとにしているが、「唐辛子専門店 ハクタカ」は 2020年版でもランキングは変わっていないとしている。

ただ、「ドラゴン・ブレス・チリ」というのが 2017年に世界で最も辛い香辛料としてギネスが認定したと紹介するページもあれば、さらに「ペッパー X」というのがより辛いとしているサイトもあり、このあたりは混沌としていて、なんとも判断しかねる。

いずれにしても、私としても是非挑戦しなければならないと思い、早速ながら、とりあえず 第 3 位のブート・ジョロキアを Amazon で注文した。ただし、これを食べた男性が 3週間以上の病院送りになったという 2016年の記事(参照)もあるので、さすがに生食は敬遠し、香辛料としての市販品である(参照)。

届き次第、カレーやスープ、うどんなどで試してみて、本ブログで報告しようと思う。さらに順を追って、第 2 位のトリニダード・モルガ・スコーピオン、第 1 位のキャロライナ・リーパーも試してみたい。

味を占めたら、「舞妓はんひぃ〜ひぃ〜」にとって代わる常備品となるかもしれない。

 

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2021年7月17日

アイスコーヒーは、今や外国でも飲まれてるらしい

2日続けてのコーヒー・ネタで恐縮だが、私はつい最近まで「アイスコーヒーなんて飲むのは日本人だけで、外国にはそんなものない」と思い込んでいた。ところが実はこれ、情報としては既に化石同様になっているようで、今の世の中、頭の中身のの更新を怠っていると、とんだ恥をかくことになる。

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私は 2004年にシカゴに行って以来、外国には行っていない。その代わり、この間に日本国内は全都道府県制覇したが、いずれにしても 17年間ドメスティックな人である。そして 2004年頃までは、欧米のコーヒーショップではアイスコーヒーなんて、少なくとも一般的じゃなかった。

というわけで、私は「アイスコーヒーは、日本独特の飲み物」と思い込んでいたのだが、こちらのページ によれば、海外でも西暦 2000年頃からアイスコーヒーが出現し始め、今ではごくフツーに飲まれているようなのである。ということは、2004年なら、よく探せばあったのかもしれない。

ただ、私が頻繁に欧米と香港あたりに出張していた前世紀(つまり 20世紀)までは、日本以外ではアイスコーヒーなんて見当たらなかった。これは自信を持って言い切らせてもらう。

海外出張で一人ではメシも食えないようなオッサンの食事に、浮世の義理で付き合ってあげて、「飲み物は何にします?」と聞き、「アイスコーヒー」なんて言われたら、「ここは日本じゃないのでアイスコーヒーはありませんから、別のものにしてください」なんてフツーに言っていたものだ。

ああ、こんなこと言ってると、自分が「前世紀の遺物」みたいな気がしてきた。世の中の移り変わりは本当に激しい。

アイスコーヒーの発祥については「日本発」という説(参照)が主流だが、「北アフリカ発」という説(参照)もあって、このあたりはよく確認できない。ただ、「アイスコーヒー」と言ってフツーにイメージできるような形のものは、日本発というのが妥当だと思う。

私は個人的には「コーヒーはホット」という主義で、アイスコーヒーは飲む気がしない。デスクに置いたコーヒーカップの中身が、仕事に没頭しているうちに冷めて生ぬるくなってしまうことはよくあるのだが、生ぬるくてもアイスコーヒーよりはずっといい。

ちなみに、欧米でもフランスではアイスコーヒーはあまり好まれないらしい。私はフランス人とは気の合った例しがほとんどないのだが、この点に関してだけは共鳴し合えそうだ。

 

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2021年7月 7日

「枝豆」は確かに「大豆」ではあるのだが

枝豆のおいしい季節になりつつある。ビールのつまみに枝豆なんか出されると、私は最近めっきり酒量が減ったので、枝豆ばかりパクパク食べて、あっという間に食べきってしまう。

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ちなみに、私が「枝豆は大豆である」と知ったのは、20代後半のことだった。これはフツーに知らない人が多く、tenki.jp のサイトにも "「枝豆」が成長すると何になる? 答えは「大豆」です" (2020/06/30 付)というウンチク・ページがあるほどだ。

13年前の記事にもちらっと書いているが、インド人を含む数人の友人とビールを飲んでいた時のことである。このインド人、つまみに出された枝豆が大変に気に入ってしまったようで、こんなような会話になった(元は英語だが、日本語に翻訳しておく)。

「このおいしい豆は、一体何だ?」
「エダマメ」
「いや、僕が聞きたいのは、英語で何て言うかってことなんだ」
「そんなの知らないよ。寿司が “スシ“ で、すき焼きが "スキヤーキ" なんだから、エダマメも "エッダマーミィ” でいいじゃん」

ところが、彼はそれでは納得しない。「英語でもちゃんとした言葉があるはずだ」と言い張るので、私は仕方なくバッグからコンパクトな豆本タイプの「英和/和英辞書」を取り出した。当時は英語を多用する仕事をしていたので、この辞書は必携品だったのである。今ならスマホで十分足りるが。

で、その辞書で "edamame" を引いてみたところ、ごく素っ気なく ”immatured soy beans" とあるではないか。これには思わず「はぁ !?」と叫ぶほど驚いてしまった。

「どうだ? 英語で何というか、わかったか?」
「英語で何というか以上のことを初めて知って、びっくりしてるところだよ。これって『未熟な大豆』なんだってさ!」

これはその場にいた友人全員も初めて知ったらしく、その話で大いに盛り上がってしまった。「大豆はすべて未熟なうちに食いたい」なんて言い出すやつまでいたほどである。

「すべて未熟なうちに食う」というのはさすがに暴論で、それじゃ味噌、醤油が世の中から消えてしまう。後日よく調べると、そこはそれ、枝豆は枝豆専用の品種改良がなされているようなのだ。上述の tenki.jp のページにも次のようにある。

近年は、大豆として収穫しない枝豆専用の品種で栽培するのがメジャーです。枝豆専用の品種は実に 400種類以上。収穫適期が短いので他府県に出回ることが少ないため、多くの地方品種があるようです。

なるほど、私の田舎でしか食えない「だだちゃ豆」(私は「日本一おいしい枝豆」と思っている)も、その一つだったのか。あそこまでいったら、さすがに「未熟な大豆」なんかでは済ませられないよね。

ああ、久しぶりで里帰りしてみたい。だだちゃ豆を食うためだけでいいから。

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2021年5月31日

頑張れ、きしめん!

東洋経済が "名古屋「きしめん」が絶滅の危機に瀕しているワケ" という記事を紹介している。きしめん好きで味噌煮込みうどんにはちっとも感動しない者としては、「味噌煮込みうどんにご当地料理の座を奪われた」というサブタイトルまで気になってしまう。

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昔、ウールや毛織物関連の仕事をしていた頃は、ほとんど毎月のように名古屋に出張していたから、きしめんはよく食べていた。名古屋地元の連中に「それより味噌煮込みうどんを食べてみろ」としきりに勧められ、一度だけ夕食に試してみたがまったくピンと来なかったので、結局きしめんに戻っていた。

「なごやめし」をプロモーションしている方面の方々には申し訳ないが、私としては「名古屋ではきしめん以外に食うものがない」とまで思っている。まあ、何にでも鶏肉が入ってしまうということもあるが、これは肉食を止めるずっと前から思っていたことだ。

それだけに、今回の記事は気になった。「味噌煮込みうどんにご当地料理の座を奪われた」というのは、「そんなの、もってのほか!」とまで思ってしまう。この間の事情を、記事に登場する「市内の麺類食堂店主」は次のように語る。

「きしめんと味噌煮込みうどんを出したときのお客さんのリアクションが違うんです。きしめんは反応が薄いのですが、味噌煮込みうどんのグツツという音とビジュアルに盛り上がるんですよね」

うぅむ、確かに味噌煮込みうどんは目の前に出された時のインパクトが大きい。しかし、はっきり言ってそれだけのことだ。個人的な印象だが、実際に食ってみると「何これ? 決してまずくて食えないってわけじゃないけど、リピートはあり得んわ!」となる。値段だってきしめんより高いし。

インパクトだけのものより、奥の深いものの方がいい。息長く愛することのできるのは、圧倒的にきしめんだ。それだけに、「絶滅の危機に瀕している」というのは聞き捨てならない。

「きしめんは駅ホームの立ち食いが一番おいしい」なんて言われていて、名古屋駅構内のきしめん専門店で食うよりも新幹線ホームの立ち食い店がおいしかったというのは、3年前の 3月に書いた(参照)。ただ、「本当に本当に旨いきしめん」というのはまだ食べていないような気がする。

今はコロナ騒ぎでなかなか旅に出られないが、またあちこちに出張できるようになったら、名古屋では是非この記事で紹介されている "麺類専門店「星が丘製麺所」" まで足を伸ばし、「本当に本当においしい、本物のきしめん」を食べてみたい。

頑張れ、きしめん!

 

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2021年5月25日

「スパゲティ・カルボナーラ」を突破口に

一昨日の「ティッシュペーパーのブランドとメーカー」という記事で、自分のスマホのブランドをしっかりと認識しているが、ティッシュペーパーのブランドを知らない人もいれば、その逆のケースもあるというようなことについて触れた。

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ことほど左様に、人は自分の興味のある分野では細かいことまで知識があるが、興味がない分野ではすっかり無頓着になってしまうものである。私の場合で言えば、カタカナ名前の食べ物がとんとわからない。

「カタカナ名前の食べ物は、ラーメンとカレーしかわからないんでしょ」なんて言われることがある。「とんでもない、パンとスパゲティだってわかるよ」と反論してみても、それ以上のことは本当によくわからないのだから、我ながら呆れる。

いや、実を言えば「カタカナ名前の食べ物」でも、英語由来のものなら大抵はわかる。オニオン・スープとか、ポテト・パイとかアイスクリームとかならしっかりわかるのだが、食い物の名前というのはやたらとイタリア語やフランス語が多いので厄介なのだ。

先日、妻とサイゼリヤで食事をしたが、メニューを開いてもカタカナだとさっぱりわからない。肉を食わない私としては、「野菜スパゲティ」というのを選べばいいので話は簡単だが、そうでなかったら途方に暮れてしまうだろう。

「この『カルボナーラ』ってのは、炭水化物ばかりのスパゲティなのかと思ったら、写真を見ると肉も載っかってるんだね」と言うと、妻は「それは炭焼き職人が山の中で自分で料理して食べたものだから、そういう名前になったという説があるのよ」と説明する。西洋の食い物の話になると、妻はやたら詳しい。

「へえ、炭焼き職人風だから、炭素の『カーボン』なんだね」
「そういう説があるみたい。でもそうやって何でもかんでも英語に翻訳して『カーボン』なんて言っちゃうと、趣きがなくなっちゃうけどね」

というわけで、妻としては興ざめしてしまったのかもしれないが、私としてはこうして「言葉と文化」に関連付けられると俄然興味が湧き、この日を限りに「スパゲティ・カルボナーラ」という料理の名前はしっかりと覚えた。これを突破口に、少しは料理の名前もわかるようになれるかもしれない。

とはいえ、肉が入っているみたいなので、「カルボナーラ」を自分で食べることはないのだが。

ちなみに、後日 Wikipedia で調べてみて、「カルボナーラ」の由来は「炭焼き職人風」以外にも諸説あると知った。中には「単にコショウの色から連想されたという説もある」というのもあって、「だったら、白コショウを使えば『スパゲティ・ライム』(石灰風)かよ!」なんて思ってしまったよ。

いや、イタリア語だと 「スパゲティ・カルチェ」か。

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2021年5月19日

私は「無精なコーヒー好き」

ちょっと前に、ラジオ番組の「リスナーからのお便り」で聞いたのだか、Twitter か何かで読んだのか忘れてしまったが、コーヒーに関するおもしろい話に笑ってしまった。

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コーヒー好きの息子が自分のコーヒーを淹れる時に必ず「お母さんも飲む?」と聞いてくれるので、「ウチの子はなんて優しいんだろう」と思っていたのだが、ある時その息子が「1杯分だけだと、どうもおいしく淹れられないんだよな」と呟くのを聞き、「優しい息子」は、思い過ごしと知ったのだという。

「お母さんも飲む?」と聞いてくれるのは、とりもなおさず自分自身がおいしく飲むためだったわけで、確かにコーヒーはある程度の量を一度に作る方がおいしいような気はする。私の気のせいかと思っていたのだが、それほどのコーヒー好きも言うのだから確かなのだろう。

私もコーヒーはいつも自分で豆から挽いて淹れるが、ここに登場した「優しい息子」ほどに凝りまくっているわけじゃない。いつも安物のドリップマシンで 3〜4杯分を一度に淹れて、半日ほどで飲んでいる。これ、飲む度にいちいち淹れるのが面倒だからというだけの話だ。

このやり方だと最初の 1杯目は確かにおいしくて、ちゃんと豆から挽いて淹れただけの甲斐はある。しかし 2杯目以降は香りも飛んでしまい、単なるフツーのコーヒーに落ちてしまうので、PC に向かって仕事しながら惰性でお替わりしてるだけと言っていい。

ただ惰性とはいえ他の飲み物よりは断然コーヒーを飲みたいのだから、一応「コーヒー好き」ではある。ただ、「無精な」(「無難」ではない)という形容詞付きで語る方がいいと自覚する程度には、「身の程」というものを承知している。本物の筋金入りコーヒー好きから見たら言語道断だろう。

ただ、香りが飛んでしまうというのは部屋にいつもコーヒーの香りが漂っているということでもあるので、幸せな気分で仕事ができるのだよね。

 

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2021年5月 6日

「天ぷらにソース」の謎が、また少しほどけた

もう 8年以上も前になるが「ソースで天ぷらを食う文化」という記事を書いた。岡山に出張した際に天ぷらをソースで食わされ、西日本ではそれがごくフツーと知って、かなり驚いてしまったという話だ。

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天ぷらにかけるのが醤油かソースかというのは、フォッサマグナを境にして、東日本と西日本にかなりきれいに分けられるようなのである。そしてその 2日後に、「ソースで天ぷらを食う人たちは、鉄板系コナモンも好き」なんていう関連記事まで書いている。

で、この件に関してはほぼそれっきりになっていたのだが、今日、さらに新しいことを知った。ラジオでたまたま、「西日本の人たちは天ぷらにソースをかけるので、やっぱりウスターソースでないとね」という話を聞いたのである。

この話の続きはこんなことだった。東日本の人たちはソースはとんかつやフライにしかかけないので、「中濃ソース」のほぼ一択だが、西日本ではさらりとした「ウスターソース」がメインで、お好み焼きなどには「特濃ソース」という使い分けをしているというのである。

そんなことは、この歳になって初めて知った。要するに「ソースで天ぷら」と一括りに言ってしまっても、そのソースそのものが、東日本と西日本では違うのだ。

西日本で「ソース」といえば、粘度が低いウスターソースなので違和感がないわけなのだね。東日本の人間は「天ぷらにソース」と聞くと、どうしてもどろっとした中濃ソースを思い浮かべるので、「うっ!」となってしまうわけだが。

ちなみに我が家は市販のソースを全然使わないので、中濃もウスターもないが、そういえば庄内の実家ではカツやフライなどには「とんかつソース」というのを使い、それ以外はすべて醤油を使っていた。しかもその醤油は、関東の「濃口醤油」よりやや色の薄い「薄口醤油」だったような気がする。

そういえば大学に入って上京した時、東京の醤油の色の濃さに驚いた覚えがある。さらにうどんの汁にも「うわぁ、真っ黒に近いじゃん!」とたじろいだものだ。私の田舎は江戸時代から西回り航路の終着港だったので、かなり上方文化が入っており、東北とはいえどっぷりと東日本的ではなかったのだ。

さらに明らかになったのはソースのブランドで言うと、上の図のように東日本では「ブルドック」(英文表記は "Bulldog" だが、カタカナでは「ブルドック」)が圧倒的だが、西日本では「オタフク」というのが有力ということだ。

このオタフクというのは広島のメーカーで、ウスターソースに強いらしい。さらに広島だけに、お好み焼き用の「お好みソース」というのまである。

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ちなみに「ブルドック」と「オタフク」の二大ブランドの他には、「カゴメ」もケチャップだけでなく奮闘しているし、そのほかにも地域的には限られるが、「イカリ」「コーミ」「オリバー」などがあるという。思いのほかに多様性のある市場のようなのだ。

 

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2021年5月 1日

牛肉レシピを載せない料理サイト

先月、生まれて初めて飛騨の国への旅に行った際の記事で、私は「開いているのは飛騨牛を食わせる店と高山ラーメン(飛騨ラーメン?)の店ばかり。肉を食わない私はどちらにも用がない」と書いている(参照)。本当に飛騨や佐賀など、牛肉が売り物の土地に行くと食うモノに苦労してしまうのだ。

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というわけで今回は、HUFFPOST の "牛肉レシピの掲載を停止「世界最悪の気候犯罪者の1人に出番を与えない」 アメリカの人気料理サイト" という記事に注目してしまった。これはもう、本当に「潔い」ことである。

このレシピサイトは "epicurious" という。ちなみに "epicurian" (快楽主義)という英語があるので、形容詞として「快楽主義の」という意味なのかと思ったら、私の手持ちの ウィズダム英和辞書にはこの項目がなかった。どうやら造語みたいなのだが、意味は誰でもすぐにわかるよね。

で、「快楽主義」と言うのだから牛肉もりもり食べ放題志向なのかいうと、そうじゃない。このサイトの宣言は次のようなものだという。

牛や、牛を食べる人々に対する“復讐”のようなものだと思う人もいるかもしれませんが、私たちはハンバーガーが嫌いだから、この決定をしたわけではありません(嫌いじゃありません!)

私たちの決定は、サステナビリティ(持続可能性)に関するものであり、世界で最悪の気候犯罪者の 1人に出番を与えないということです。これは、反牛肉ではなく、むしろ親地球だと考えています

世界の温室効果ガス排出量の約 15%は、家畜(および家畜の飼育に関係するもの)から発生しており、そのうち約 65%は、牛(牛乳も含む)から排出されているという。とすれば、epicurous のこの方針こそ、まさに「真の快楽主義」と言えるかもしれない。

私はこのサイトの "Left Beef Behind" ’(牛肉を置き去りにした)という方針を心から支持したい。

 

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