カテゴリー「グルメ・クッキング」の132件の記事

2020/01/11

ドクターペッパー、お前もか!

「ドクターペッパー」という飲み物がある。私は炭酸飲料は滅多に飲まないのだが、マイボトルを忘れた外出先で喉が渇いてしまい、近くの自動販売機にドクターペッパーがあると、ついそれを選んで買ってしまうという人である。

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「ドクターペッパー大好き!」とか「ないと淋しくてしょうがない」とかいうわけでは決してないので、せいぜい 1〜2年に 1度ぐらいのものだが、炭酸飲料を飲むときにはついドクターペッパーになってしまうのだ。コカコーラなんて 40年以上飲んだことがないのに、我ながら不思議である。

先日も某ショッピングセンターで家電関連の買い物中に無闇に喉が渇いてしまい、ふと見ると自動販売機にドクターペッパーがあるので、久しぶりに買って飲んだ。しかし一口飲んで「むむ ???」となってしまったのである。味が変わってしまっているのだ。どうみても、というか、どう飲んでも昔の味じゃない。

昔のドクターペッパーは滅茶苦茶クスリ臭いというか何というか、強烈なクセがあって、周囲の人間は皆「マズい!」と言っていた。「炭酸飲料を飲むんなら、ドクターペッパー」という私は、変人扱いされていたのである。

しかし先日飲んだドクターペッパーは、妙に無難な味わいになってしまっていた。また一つ「個性派商品」が市場から姿を消した。いや、姿は曲がりなりにも残っているから、「別物になってしまった」と言うべきか。

「井戸端アメリカン」というサイトの「ドクターペッパーの味は杏仁豆腐?成分や名前の由来を詳しくチェック」というページには、次のような情報がある。

ドクターペッパーは、コカ・コーラの誕生より一年早い、1885年に誕生した炭酸飲料水です。

テキサスのウェイコ(Waco)市にあるモリソン・オールド・コーナー・ドラッグという薬局に務めるチャールズ・アルダートンという薬剤師の実験によりできた商品です。

なるほど、確かに私の記憶の中にあるドクターペッパーは「薬剤師の実験によりできた商品」というにふさわしい味わいで、まさに「もの好き」に飲ませるためのものだった。ところが最近のドクターペッパーは「万人受け」する商品に姿を変えてしまっているではないか。

ところが私は憚りながら「もの好き」なのである。「万人受け」の「10,000人」からはいつも悲しくはみ出してしまう「10,001人目の男」として、あのドクターペッパーからまで切り捨てられてしまったのだ。

これで思い出すのが、昨年 11月に書いた "私はナビスコの「プレミアム・クラッカー」が食いたいのだよ!" という記事である。

「ナビスコ・プレミアム・クラッカー」は、日本市場では「ヤマザキ・ナビスコ」という会社が展開していたのだが、ヤマザキとナビスコの提携が終了してしまった。で、ヤマザキが代わりに展開開始したのが、"Levain Classscal" という似て非なる商品で、「フツーの日本人向け」としか言いようがない、おもしろくもなんともないものなのである。

私は何とか探し出して、ホンモノの「ナビスコ・プレミアム・クラッカー」を食べているのだが、これは実はイタリアで生産されているもののようなのだ。さすがイタリアの味である。

これと同様の構図が、ドクターペッパーにも当てはまってしまうんじゃあるまいか。展開元の日本のコカ・コーラが余計なことを考えて、日本人向けの「無難な」味にしてしまったとしか思われない。

「ドクターペッパー、お前もか!」である。

これじゃ意味ないじゃないか。ドクターペッパーは、あの妙にクスリ臭い味わいだからいいのである。こうなったら、米国から直輸入して試してみたくなったが、うぅむ、フード・マイレージが馬鹿にならないなあ。でも、どうせ年に 1度ぐらいのものだから、やってみる価値はあるかな。

 

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2019/12/14

ナビスコの「プレミアム・クラッカー」に再び巡り会う!

11月 23日に「私はナビスコの「プレミアム・クラッカー」が食いたいのだよ!」という記事を書いた。ヤマザキとナビスコのライセンス契約が切れて、ヤマザキが "Levain Classical" (ルヴァン・クラシカル)という代替品を展開し始めてから、近所のスーパーからナビスコの「プレミアム・クラッカー」が姿を消してしまったのだ。

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しかし、代替品は所詮代替品である。あの「プレミアム・クラッカー」には遠く及ばず、「できの悪いパチもん」というしかないのが悲しい。

私は先月の記事を、「都心の大型スーパーにプレミアム・クラッカーを探しに行くというのもちょっと億劫だし、しばらくの間は、Amazon で買うしかないのかなあ」という一文で締めくくっているのだが、ずっと忙しすぎて Amazon に発注するというのを忘れていた。そしてついに一昨日の朝、例の「ワンクリック」ってやつで Amazon に発注し、昨日の夕刻に届いたのである。

私の発注したのは「ナビスコ プレミアムクラッカー 業務用 3個入り(241gx3個)」ってやつで、「業務用」というだけに結構な量だ。これで「心強い非常食」にすることもできる。

嬉しさと懐かしさで、さっそくパリッとかじって見ると、確かにあの「プレミアム・クラッカー」以外の何物でもない食感と味わいだ。「やっぱり、こうでなくっちゃね」と言いたくなった。

願わくはモンデリーズ・ジャパン社には、末永く日本市場でこの「プレミアム・クラッカー」を展開し続けてもらいたい。ヤマザキの "Levain Classical" なんかとの競合に負けず、しぶとく生き残ってもらいたいものだ。

そうでなければ、同じ Amazon で買うにしても、米国かイタリアから個人輸入という形で取り寄せなければならなくなってしまう。

 

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2019/11/29

インド料理はハードルが高い

NewSphere に "「インド料理はまずい」ツィート 批判殺到、人種差別論議にも" という記事がある。「インド料理はまずい」というアメリカ人男性の tweet が炎上してしまったのだそうだ。

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この tweet には「インド料理を愛する人々からの非難が殺到」した上に、「インド人への人種差別ではないか」とまで言われているという。Tweet 元の男性は「重箱の隅をつつくようなネット界の粗探しと不毛な議論」にうんざりしているのだそうだ。

確かに「食に関する好みの問題」に過ぎない発言に対する反応としては、「人種差別」云々は極端すぎる気もするよね。ただ、tweet の経緯を知ると、過剰反応の下地みたいなものは元々あったということがわかる。

そもそもの発端は、「最も物議を醸す食べ物についての意見を述べて」というお題に応じて、海軍大学で教鞭をとるトム・ニコルズ氏 が「インド料理はひどくまずいが、我々はそうじゃないふりをしている」と発言したことなのだそうだ。

ということは「物議を醸す」ことはむしろ初めから狙っていたわけだ。ただ、安全保障の専門家で USA トゥデイ紙の寄稿者委員会のメンバーでもあるというニコルズ氏にしても、「人種差別」問題まで持ち出されるとは、 さすがに想定していなかっただろう。

というわけで、「ネット界の粗探しと不毛な議論」は、プロフェッショナルの予測を遙かに上回るものになってしまったのだね。ネットというのはかくまでに過剰反応が常だから、甘く見ちゃいけないってことだ。

事のついでに言うと、私はインド料理が大好きである。20年以上前に、インドの対日輸出促進の政府系団体でトップを務める人に招待されて、数人の日本人とともに本格的インド料理をご馳走してもらったことがある。さすがにマハラジャだけに、彼の公邸には数人の使用人がいて、立派なインド料理でもてなしてくれた。

ところが、その料理は「日本人ゲストのためにマイルドな辛さにしてある」ということだったにも関わらず、私以外の日本人は火の出るような辛さに悲鳴を上げて、まともに食えなかった。辛もの好きの私だけが「おいしい、おいしい」と喜んで食べていたのを思い出す。

その日はほかの日本人が英語を話さないので、通訳したり料理を食ったりでなかなか大変だったよ。おかげで「tak-shonai の前世はインド人だった」ということにされてしまったほどだ。

やっぱりインド料理のハードルがかなり高いということは、否定の余地がない。ちなみに、インドでも南部に行くほど辛さの度合いが増す傾向があるらしい。私の辛さ許容の南限はどの辺りになるのだろう。

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2019/11/23

私はナビスコの「プレミアム・クラッカー」が食いたいのだよ!

 私は昔からナビスコの ”Premium” (いわゆる「プレミアム・クラッカー」)が好きで、ちょっとしたスナックとして食うだけでなく、非常食としてもしっかり保存してあった。しかし今年のいつの頃からか、この愛すべき商品が近所のスーパーから姿を消してしまった。

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以前プレミアムクラッカーが陳列されていた棚には、"Levain Classscal" (「ルヴァン・クラシカル」と読むらしい)というのが並んでいる。仕方なくこれを買って食っているが、どうにもあの芳醇な味わいがなく、「まがい物」としか思われない。私はあの「プレミアム・クラッカー」が食いたいのである。

一体どうなってしまったのかと、最近しびれを切らしてググってみると、米国ナビスコ社(現在はモンデリーズ・インターナショナル社の子会社)との契約により、日本国内でナビスコ製品を生産販売してきたヤマザキナビスコ社が、2016年でライセンス契約を打ち切ったのだそうだ(参照)。へえ! そんなこととは、ちっとも知らなかった。

じゃあ、なんでそれ以後もプレミアム・クラッカーが食えていたのかというと、2016年 9月以後はモンデリーズ社の日本法人、「モンデリーズ・ジャパン」が日本市場での展開を引き継いでいるらしい。そして「ルヴァン・クラシカル」というのは、ヤマザキナビスコの後継会社である「ヤマザキビスケット」という会社が展開しているのだという。いやはや、これもまた、ちっとも知らなかった。

そして細かいことを言うと、ヤマザキナビスコ時代のプレミアム・クラッカーは、小さな包装だった(下の写真上の方)のだが、モンデリーズ・ジャパン社に移行してからは 2枚がつながった形での包装に変わっていた(下の方の写真)という。

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うむ、この変化については私もしっかり認識していた。これって調べてみると、ヤマザキナビスコ時代のプレミアム・クラッカーは日本国内生産だったが、モンデリーズ・ジャパンの製品はイタリア生産なので、仕様がちょこっとだけ変わってしまったようなのである。

で、ここからが重要ポイントなのだが、この 3年前の、「ナビスコ・プレミアム」の生産が日本のヤマザキナビスコからイタリア生産に切り替わった頃から、私は「近頃、プレミアム・クラッカーがやけにおいしくなったなあ」と感じていたのである。これ、作っている会社がヤマザキじゃなくなったのだから、当たり前のことなのだね。

私の感覚ではヤマザキって、パンにしてもクラッカーにしても全然大したことない。ナビスコとのライセンス契約を続けていさえすれば、まだ救われたかもしれないのにね。

そしてこれは企業としての「営業力」の問題になってしまうのだろうが、モンデリーズ・ジャパンはヤマザキに負けてしまっているので、近所のスーパーの売り場では、「プレミアム・クラッカー」が「ルヴァン・クラシカル」に置き換わってしまったというわけだ。商品力と営業力は別物なのであって、ヤマザキってのは営業力優先の会社と思うほかないよね。

で、要するに私にとっての最大の問題は、「モンデリーズ・ジャパンの展開するイタリア製ナビスコプレミアム・クラッカーを食いたいのだが、それは一体どこで買えばいいのか」ということなのだ。都心の大型スーパーにプレミアム・クラッカーを探しに行くというのもちょっと億劫だし、しばらくの間は、Amazon で買うしかないのかなあ。

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2019/10/24

「コールスロー」という食い物について

私はカタカナ名前の食い物にからきし疎くて、「ラーメンとカレーとハンバーグぐらいしかわからないよ」と言っているぐらいである。まあ、実際には英語の食い物ならまだなんとかわかるが、フランス語とかイタリア語とかが由来の食い物となると、本当にチンプンカンプンである。

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最近、ようやくイタリア語由来らしい「ペスカトーレ」(魚介系スパゲティということらしい)というものの正体がわかった。これは、自分が魚介類は食べるが肉は食べない「ペスカテリアン」であることから、自然に理解できた(参照)もので、ほかの「何とかーレ」系はさっぱりわからない。

ただ、英語由来の食い物でも「何それ?」というのが少なからずあって、その代表格が「コールスロー」というものだ。これ、細かく切ったキャベツがベースで、時に人参も入るというものだが、どうしてまた「ゆっくり呼べ(call slow)」なんて名前なんだろうと、ずっと不思議に思っていた。

で、今日ようやくその気になって Wikipadia で調べてみたところ、「コールスロー」は "call slow" ではなく、"coleslaw" なんだそうだ(参照)。元々はオランダ語の ”koolsla" から来ているらしい。ほぅらね、やっぱり英語そのものっぽい名前でないとさっぱりわからないのだよ。フランス語、イタリア語でもわからないのだから、オランダ語となったらお手上げだ。

Wikipadia には次のように説明されている。

英語の「コールスロー (coleslaw)」という名前は 18世紀ごろにオランダ語の "koolsalade"(キャベツサラダ)を短縮した「コールスラ (koolsla)」から生まれたものだが、1860年ごろまでのアメリカ合衆国とイギリスでは誤って "cold slaw"(冷たいスロー)と呼ばれており、ホットスローという温サラダが作られることもあった。

米国や英国でも変てこに誤解されていたというのだから、日本人の私がわからなくて当然だ。ちなみに、オランダ語でキャベツを意味する "kool" はラテン語由来らしく、同じ言葉が英語では "cole" になっているとあるのだが、それでも "cold slaw" なんて誤解されるのだから、そもそもあまり一般的な言葉じゃないんだろう。

いずれにしても、私はこの「コールスロー」という食い物が好きだから、言葉の由来がわかってすっきりした。

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2019/09/04

「ペスカテリアン」という言葉を広めたい

先月 17日に 「肉食を避けるライフスタイル」という記事の中で、「ペスカテリアン」という耳慣れない言葉を使った。広義の「ベジタリアン」に含まれる概念だが、卵や牛乳などに至るまで動物性の食品を完全に避ける「ヴィーガン」との違いは、「魚介系は食べる」ということである。

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ところがこの言葉は、日本に入ってきてから間もないため、未だにカタカナ表記すら定まっていない。ググってみると、「ペスカタリアン」「ペスクタリアン」「ペスクトリアン」など、いろいろな表記がみられる。

ただ私としては「ペスカテリアン」と表記するのがしっくりくるので、そうしている。発音しやすいし、実際の英語の発音にも一番近い。ネット上の英語辞書で引いても上図で示したように、カタカナでは「ペスカテリアン」「ペスカテアリアン」に置き換えるのが自然な発音が示されている。

「ペスカタリアン」は、英語のスペルをそのままローマ字読みしたものだろうが、実際の発音からして違和感があるし、「ペスカテアリアン」はちょっとクドいかもしれないので「ペスカテリアン」が妥当だろう。

英語辞書では、「魚は食べるが肉は食べない人」というような意味と紹介されている。まあ、魚介系だけではなく卵や乳製品も食べるのだが、そこまで正確に説明しようとすると言葉として長ったらしくなりすぎるので、こんなところだろう。

問題は、外来語として馴染みがないことだ。「ヴィーガン(vegan)」「ベジタリアン(vegitarian)」なら最近は一般的な言葉として通じるが、「ペスカテリアン」はほとんど通じない。「魚菜食主義」なんていう言葉も散見するが、「ぎょさいしょく」で変換すると「魚彩色」になり、「ぎょさい」でも「魚際」になってしまうことからも、適当な訳語が確立していないことが明らかだ。

人間は言葉で考えるから、言葉が確立していないとその示すところの概念も確立されない。だから日本では「菜食主義」というと厳格な「ヴィーガン」がイメージされがちで、外食でも「ペスカテリアン」向けのメニューが極端に少なくて苦労する。

というわけで、私としては「ペスカテリアン」という言葉を広めて一般的なものとし、それによって魚や卵は含んでも肉は含まない料理の幅を広げてもらいたいと思っているのである。魚介系のスパゲティを「ペスカトーレ」と言うのだから、それほど戸惑うことなく理解されると思うんだがなあ。

 

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2019/06/29

「コーヒー好き」の裾野の広大さ

私は一応「コーヒー好き」のつもりでいるのだが、一応自分で豆から挽いてドリップしたコーヒーを 1日に何杯も飲むというだけで、世の中の「こだわりのコーヒー党」みたいに豆の選び方からネルドリップの仕方まで細心のこだわり方をしているわけではない。だから、「コーヒー好き」としてはお恥ずかしいほど大雑把な方だと思っている。

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ところで先日、仲間内でコーヒーの話題になったのだが、そこに居合わせた全員が「自分はコーヒー好き」と任じているのだった。しかしその中身はピンからキリまでで、私のような「豆から挽いて飲む」というのは、その場では「最高レベルのコーヒー好き」ということにされてしまった。

なんと世間では「インスタント・コーヒーを 1日に 2〜3杯飲む」という程度でも、平気で「コーヒーが好き」と言い放って構わないようなのである。それどころか「自分はコーヒー好きだから、缶コーヒーが欠かせない」と言うオジさんまでいる。

申し訳ないが私の個人的な認識としては、「インスタント・コーヒーを飲む程度で『コーヒーが好き』とは、ちょっとお恥ずかしくて言えない」と思っている。さらに缶コーヒーとなると「ただ甘いだけで、コーヒーとはいえない」という認識だから、本当に心の底から驚いてしまった。まあ、好き好きだから批判するつもりは毛頭ないのだが。

そこに居合わせた「自称コーヒー好き」の、コーヒーの飲み方のバリエーションは、ざっと次のようなものだった。

  • 一応豆から挽いて淹れて砂糖なしで飲むが、それ以上こだわるつもりは毛頭ない(これ、私)。
  • 普段はインスタント・コーヒーだが、たまには贈答品としてもらったレギュラー・コーヒーを淹れて飲む。カロリーが気になるので、砂糖は控えめ。
  • 家ではインスタント・コーヒーしか飲まない。砂糖は 2〜3杯。(これ、圧倒的多数派)
  • 家ではインスタント・コーヒーで、外に出たら缶コーヒー。店では「アメリカン」。砂糖はたっぷり。
  • インスタント・コーヒーと缶コーヒーがほとんど。
  • とにかく甘ければいい。

「とにかく甘ければいい」ということでも「コーヒーは好き」と言えるのだから、「コーヒー好きの裾野」の広大さは驚くべきものがある。

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2019/06/09

仙台には取り立ててうまいものってないんじゃなかろうか

二泊三日の東北出張から帰ってきた。初日は青森県の八戸で、二日目は山形県山形市。どちらも食べ物のおいしいところである。八戸では魚介類、山形では蕎麦を堪能した。とくに山形県は自分が 18歳まで育った土地でもあるし、食べ物が体に馴染んでいるから、何を食べてもうまい。

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そして今日、仙台に少し寄って帰ってきたのだが、申し訳ないけど仙台というところは取り立ててうまいもののないところと思っている。いや、単なる偏見で言っているのではない。私の妻が仙台出身だから、結構何度も訪れて長く滞在したこともある。その上で言うのだが、本当にこれと言って「食べたい」と言いたくなるものがないのである。

世の人は「仙台には牛たんがあるではないか」と言うかもしれない。しかしご存じのように私は近頃肉を食わないことにしているから、当然にも牛たんだって食わない。そもそも仙台人だってそれほど牛たんなんてものを好んで食ってるようには思えない。

妻に「牛たんって、いつから仙台名物みたいなことになったの?」と聞いても、「知らない。一度も食べたことないし、食べたいとも思わない」なんて言う。観光や仕事で訪れた人間が話のタネに食うと言うだけのことのようなのだ。

仙台駅ビルの飲食街に行ってみると、「ずんだ小径」「牛たん通り」「すし通り」なんていうのがある。「ずんだ」というのは「ずんだもち」のことで、すりつぶした枝豆をあんこ代わりにした郷土菓子である。つまり、「ずんだもち」と「牛たん」と「すし」以外には別に食うもんがないよと、仙台人が自ら言っているようなものだ。最後の砦のような「すし」にしたって、周辺の漁港のある町で食う方が安くてうまいし。

そりゃあ、個別の飲食店やレストランなどを調べれば、うまいものを提供してくれる店には事欠かないのだと思う。しかし、「仙台に行ったら、何はなくともこれを食う!」と言いたくなるような絶対的な食い物って、まったく思い浮かばないのだよね。悪いけど。

 

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2019/05/06

遅ればせながら、フェアトレード・コーヒーに鞍替えした

私は結構なコーヒー好きだと思う。と言っても、よくいる「徹底したこだわりのコーヒー好き」というわけではなく、とにかく何杯も飲んでしまうというだけで、そこそこおいしければあとは文句は言わない。

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ただ、それなりにおいしいコーヒーを飲みたいという欲求はあるわけで、何でもいいというわけじゃない。どうせ飲むならインスタント・コーヒーは論外だし、昨年の今頃「コーヒーは豆で買うに限る」という記事を書いた程度の贅沢はしてもいいと思っている。

そして最近、遅ればせながらフェアトレード・コーヒーというものに乗り換えたので、「遅すぎだよ!」と言われるのを覚悟で報告申し上げる次第である。本当に我ながら完全に乗り遅れと思うのだが、フェアトレード・コーヒーを豆の状態で売る店が近所に見つからず、長らく購入する機会を失っていた。そしてついにしびれを切らして Amazon で探して買ったというわけだ。

今回の豆は、斎藤コーヒーという店の「メキシコ マヤビニック」というもの。200グラムで 1,289円だから、結構お高い。ただ他のコーヒーが途上国の小規模コーヒー生産農家にかなりの犠牲を強いて生産・流通していることを思えば、コーヒー好きとしてはこのくらいの負担はしても罰は当たらないと思う。(参照

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この豆はフェアトレードというだけでなく、有機栽培されたものという。缶にあけてみると、見慣れたコーヒー豆よりずいぶん艶々していて薫りもよく、それだけでかなりそそられる。

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ミルで挽いて淹れてみると、何だか赤ワインに近いような色合いだ。一口飲んでみるとかなりさっぱりしていて、苦みは少ない。とはいえ、後効きするようなコクがしっかりしている。心持ち的にも風味的にも、引っかかる感じがない。こんな類いのコーヒーは初めて飲んだ。

私としては、「こりゃ、おいしいじゃないか!」と思ったのである。こんなにおいしくて、フェアトレードであることによる潔い心持ちがするなら、今後ずっと飲み続ける価値がある。鞍替え決定だ。

 

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2019/04/03

「舞妓はん ひぃ〜ひぃ〜」という名の唐辛子

昨年末に「最近の七味唐辛子は軟弱すぎる」という記事で、近頃の七味唐辛子の辛さがなまくらになってしまったことを嘆き、その後にネットで 「激辛」という仕様のものを見つけて購入した。これはまあ、辛いと言えば辛いには違いないのだが、ドバドバふりかけてようやくほどよい辛さになるという程度のもので、「十分満足」とは言いがたい。

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ところが先日、関西方面に出張した際に、京都駅ビル内の土産物店で 「舞妓はん ひぃ〜ひぃ〜」という衝撃的(?)な商品名の七味唐辛子を見つけた。「狂辛 世界一辛い一味、七味」というキャッチフレーズにつられ、ものは試しと七味の方を 1缶買ってみたのである。「おちゃのこさいさい」という店の商品のようだ。

帰宅して缶を開けると、ビニールの小袋に入った唐辛子が入っており、その色が普通の赤基調ではなく、妙に緑っぽい。商品説明をみると、国産ハバネロを使用しているという。道理で色が違うわけだ。試しにうどんにふりかけて食べてみると、これがなんと「ちゃんと辛い」のである。私の言う「ちゃんと辛い」というのは、普通の人には口から火を吐くほど辛いという意味である。ハバネロの威力は大したものだ。

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この商品は上の写真のように、缶の穴がちゃんとした大きさというのも高ポイントの要素である。近頃の一般的な商品の瓶や缶は穴が小さいので延々と振り続けなければならないが、これはちょっと傾けて振ればドバドバ出てくるからストレスがない。

辛モノ好きにはオススメである。ネットでも購入できるが、私は関西への出張機会が多いので、今後は京都に寄る度に買って帰ろうと思っている。

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