カテゴリー「ニュース」の493件の記事

2019/12/03

赤城高原サービスエリアって、欠陥 SA なんじゃないの?

一昨日の「関越道の逆走死亡事故直前の動画」という記事にも【12月 2日 追記】として書いたのだが、関越道で死亡事故を起こした 80歳の男性の運転する軽自動車は、赤城高原 SA(サービスエリア)から逆走を開始した可能性が高いとわかった(参照)。

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ANN のニュースで紹介されているのだが、この SA、上の画像のように出口も入り口も駐車スペースの南東側角の近くにあって、自然の流れに反している。画像左側に私が書き足した紅い矢印のように、出口が駐車スペースから見て入り口と反対側の北東角にあればわかりやすいのだが、実際にはかなり紛らわしい設計になっているわけだ。

とくに地方の高速道などでサービスエリアに入ると、別に頭がボケてるわけでもない(と信じたい)私でも「ありゃ、この SA、一体どこから出たらいいんだ !?」と、一瞬戸惑ってしまうことがある。どこの SA だか忘れてしまったが、上り下りの両車線から共通の駐車スペースに入るなんていうところもあったりする。

そうなると本線に戻るのが結構ややこしくて、「これって、欠陥 SA なんじゃないの?」と言いたくなるほどだ。この赤城高原 SA も、そうした「欠陥 SA」の 1バージョンと言っていいんじゃなかろうか。

よく調べてみれば、私が書き足した赤い矢印方向には地形的に出口を付けにくいという事情があるのかもしれない。しかしいくら何でも、もう少しわかりやすい設計にすることもできたはずではないか。これでは工事費をケチって逆走を誘発しているようなものだろう。

NEXCO 東日本のページによると、高速道路における逆走の発生は決して少なくないことがわかる(参照)。これって、わかりにくい施設設計による場合もかなりあるのではなかろうかと疑いたくなってしまう。こんなわかりにくい施設が存在するのでは、米国辺りだと確実に遺族からの訴訟の対象になるだろう。

「SAの欠陥構造が事故を誘発した」として、遺族が NEXCO 東日本の責任を追及する訴訟を起こしても、あながち無茶じゃない気がしてしまう。こんな戸惑いやすい SA があるんじゃ、我々が高速道路を走るのも命がけじゃないか。

最近、オカミは高齢者の運転免許返納を勧めているらしい。しかしそれって、わかりにくい設計によって逆走事故が誘発されるケースが増えても、世の中を「逆走したボケ老人が一方的に悪い」「このじいさんが素直に返納していれば、こんなことにはならなかったのに」という雰囲気で満たすためなんじゃないかとまで疑ってしまう。

そもそも「返納」なんていう言葉で語ること自体が、何だか「エラそー」で不快だよね。田舎じゃ運転免許がないとまともに暮らせなかったりすることの方が問題なのだよ。

 

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2019/12/01

関越道の逆走死亡事故直前の動画

昨日、"明日から「ながら運転」が厳罰化" という記事を書いたので、実際の取り締まりがどんな具合だったのかを調べようとしてネットを検索したのだが、それに類するニュースはまだ見つからなかった。さすがに明日になるまで待たなければならないのかも知れない。

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その代わり、結構ショッキングな映像が見つかった。「関越道 逆走死亡事故の直前映像」というものである。今日の午後 5時過ぎに、常磐高速を通って帰ってくる時、関越道で高齢男性の逆走による事故があったことはカーラジオのニュースで聞いて知ってはいたが、実際にこうした動画で見せられると衝撃は大きい。

動画は、この事故の原因となった軽自動車が下り車線を逆走する様子を、たまたま付近の上り車線を走っていたクルマから録画したものだ。上り車線は空いているが、下り車線は結構な交通量で、多くのクルマが軽自動車とヒヤヒヤものですれ違っている。

この動画は助手席から撮影されたもののようだ。運転者が撮影したものだったらこの動画自体が「ながら運転」のエビデンスになるところだったが、運転者が握るハンドルもちゃんと映っているからそれには当たらないことを念のため述べておこう。

それにしても高速道路の逆走って、こんな感じになってしまうのだね。逆走する当人は「自分は走行車線を走っている」と思い込んでいるのだろうが、実際には追い越し車線を結構なスピードで逆走しているのだから、危険度で言ったら最高レベルである。こんな事態には間違っても遭遇したくない。

逆走してしまうのは今回のケースも含めてほとんど高齢者のようだから、日本社会がますます高齢化するに従って、こうした事故は増えるだろう。高速道のサービスエリアやパーキングでは、間違っても逆走してしまわないように、正しい進行方向を示す矢印などを路面上でことさら目立つぐらいに表示することが必要になりそうだ。

それから最後に敢えて余計なことを言ってしまうが、こうした動画はタテ位置じゃなくヨコ位置で撮影してもらいたかったなあ。ニュースでも結局、ヨコ位置に拡大して放送しているのだから、初めからヨコ位置だったら、より多くを訴えかける映像になったはずなのに。

(参照: あの「ガラケー女」に、「カメラはヨコ位置で構えろ」と言いたい

 

続きを読む "関越道の逆走死亡事故直前の動画"

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2019/11/26

大阪の小学校 6年生の女の子と、安倍政権のいい年したオッサンの、共通した不条理

大阪で行方不明になっていた小学校 6年生の女の子が栃木県で保護されたというニュースは、いろいろと考えさせるものがある。まるで「神隠し」みたいな事件だったが、そこに至った要因はやっぱり「神の仕業」なんかじゃなく、「人間心理の不条理さ」だった。

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フツーに考えたら、「その女の子、なんでまた、そんなアヤシいオッちゃんにノコノコ付いてったん?」ってなことになる。確かにマトモには理解しにくい事件だ。これに関して、Ameba TIMES に「大阪小6女児誘拐、SNSで知り合って 1週間の短期間でなぜ? 臨床心理士が指摘する 3つの要素」というニュースがある。

このニュースで臨床心理士で心理カウンセラーも務める明星大学准教授の藤井靖氏は、次の 3つの要素を指摘する。

(1)話をきちんと聞くこと(受容)
(2)褒める・認めること
(3)居場所の存在を示すこと

具体的には次のようなことだという。

まず、加害者が子どもの価値観を否定せずに話を聞いてくれた、という体験を持つことが多い。また、伊藤容疑者が『半年前に来た女の子の話し相手になってほしい』と言っているのは、『あなたならできるからお願いしたい』と認め、褒めているようなもの。そして、家に来て見て欲しいものがあるとか、共通の趣味としてゲームのコミュニティがあるとか、自由に使える部屋が空いているなどと伝え、居場所があることを示す。

「そんなことで、フラフラと付いていってしまうのか?」と驚く人も多いだろうが、大いにあり得ることだ。人間って誰しもそんなような不条理さを抱え込んでいて、ふとした拍子にそれが現実の行動原理と化してしまう。

さらに付け加えれば、ここに挙げられた 3つの「甘言」に巧妙な「脅し」がセットになると、より完璧になる。今回保護された女の子も、「鉄砲の弾のようなものを見せられて、怖くて逃げ出せなかった」と言っている。

それは女児誘拐事件の話に限ったことじゃない。例えば学校の部活などで、強権的な指導者のムチャクチャなシゴキや体罰が問題になったりすることがある。

一般には「部活なんていつでも止められるのに、なんでまた、そんな理不尽に甘んじて耐えていたのか?」なんて思われてしまうが、それも「甘言と脅し」のセットの賜物である。言い換えれば「飴と鞭」は人間を強権的に支配するのに最強のシステムなのだ。

ことのついでに言ってしまえば、安倍首相のムチャクチャな政治手法に自民党員や官僚の多くが逆らえなくなっているのも、同じ構造だろう。要するに「飴と鞭」のなせるワザである。

彼らは「桜を見る会」とやらの招待者名簿をやれ廃棄しただの、廃棄に時間がかかったのは「シュレッダーの空き待ち」のためだっただの、電子データが復元できないだのと、馬鹿馬鹿しいにもほどがあるようなことを言っている。要するに「政府が主催した行事」の出席者が誰だったのか「永遠にわからなくなりました」と、驚くべき無責任なことを言っているわけだ。

いい年したオッサンが恥ずかしげもなくほざく不条理は、小学校 6年生の女の子とほとんど変わらない。

 

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2019/11/07

"OK, boomer" というチョー便利なフレーズ

"25歳議員が年配議員の野次を平然とあしらった「OK、ブーマー」の一言 NZ" という CNN の記事が注目を集めている。"ニュージーランドの議会で気候変動問題について演説していた 25歳の女性議員が、年齢をからかう野次を飛ばした年配の議員を「OK、ブーマー」の一言で黙らせて、同世代の共感を集めている" というのだ。

 

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記事には次のようにある。

緑の党のクロエ・スウォーブリック議員は 5日、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロとする目標を掲げたゼロカーボン法について演説していた。

演説では、何十年も前から気候変動問題を認識していながら、政治的駆け引きに終始してきた世界の首脳らの対応を批判。「私の世代、そして私に続く世代には、もうそんな余裕はないのです。2050年には私は 56歳になります。そして今、この第 52回議会の平均年齢は 49歳です」と続けた。

スウォーブリック議員の年齢をからかう野次が飛んだのはこの時だった。しかし同議員は「OK、ブーマー」の一言で軽く受け流すと、何事もなかったように平然と演説を続けた。議場は静まり返り、スウォーブリック議員の後ろでクスリと笑いを漏らす男性もいた。

記事に添えられたビデオではスウォーブリック議員の演説の声以外は聞き取れない。この件でインターネットにアップされたほかのビデオを聞いても、どんな野次だったかはやはり聞き取れない。

ただ、野次を飛ばした議員は「ブーマー」というのだから戦後のベビーブームに生まれた人間で、きっとオッサン趣味以外の何物でもないつまらない野次を飛ばしたのだろう。

その野次に対してスウォーブリック議員は、「はいはい、勝手に言ってなさい。私はあんたなんかに付き合ってるほど暇じゃないから」ってな感じでさらりと "OK, boomer" とやっている。なかなかのものだ。これ、インターネットなどでベビーブーマーの言動をテキトーにあしらう場合に使われる便利なフレーズであるらしい。

なかなか便利なフレーズである。日本語でもこんなのが欲しいところだ。

それにしても、ニュージーランド議会の平均年齢が 49歳というのは羨ましくなるデータである。日本では 2017年 10月の衆院選における当選者の平均年齢が 54.7歳だったそうで、あれから 2年経っているから、今は 56.7歳ぐらいだろう。そして内閣閣僚の平均年齢は、61.6歳だそうだ。

「え? 案外若いんだ!」と意外に思ってしまったのは、テレビ・ニュースなどを見ると議員はみな年齢以上にオッサンぽく見えてしまうからなのだろうね。

 

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2019/08/30

大阪人のデザイン感覚というもの

"「悪趣味」批判受け大阪メトロが駅デザイン変更" というニュースに、申し訳ないがちょっと笑ってしまった。大阪メトロが昨年末に発表していた御堂筋線と中央線の改修案は「派手」「悪趣味」などと批判されており、建築家や学者ら約2万人の反対署名が提出されていたという。

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それにしても「2万人の反対署名」というのはすごい。よほど大阪人が心の底深く抱くデザイン・コンプレックスの核心に触れてしまうものがあったのだろう。

上の画像は、左が心斎橋駅、右が堺筋本町駅のデザイン。いずれも下が当初発表されたデザインで、上が最終案だ。なるほど、とくに左の心斎橋駅の当初案は、大阪のオッちゃんが「若者の街」をイメージするとこうなっちゃうんだよねという典型例で、見ているだけで気恥ずかしくなる。

右の境筋本町のデザインは、天井の柄は見ようによっては悪くないが、白漆喰と板の壁は異様なほど写実的すぎて、夜になったら酔っ払いが小便ひっかけたくなってしまうだろう。さらに天井に書かれた言葉は「ごめんやすや かんにんしてや かんにんな」なんてもので、もう少し気の利いた大阪言葉にしとけばよかったのにと思ってしまう。

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さらに梅田駅の当初案(上図)に至っては、側壁から天井につながる斜めの面の端から端まで、ニュースだがなんだか知らないがズラリと文字が流れている。そこに文字さえあれば条件反射的に読み始めてしまう私みたいな人間は、ラッシュ時に人にぶつかりまくるだろう。「歩行中のスマホは危険ですのでご遠慮ください」と言ってる当事者がこんな案を出すのだから、さすが大阪人はシュールである。

というわけで今回は修正案が示されたわけだが、これらがまたおとなしすぎて、おもしろくもなんともないデザインなのだね。これだったら当初案の方が「いかにも大阪チック」で話になったのにと、関東在住の身としては無責任なことを言いたくなったりもしてしまう。

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2019/08/24

あの「ガラケー女」に、「カメラはヨコ位置で構えろ」と言いたい

例の「常磐道あおり運転」ですっかり有名になってしまったのが、宮崎容疑者の運転する BMW に同乗していた「ガラケー女」である。無関係の女性が「ガラケー女」として住所氏名までネットに晒されるという騒動まであったようで、どうしようもないお話だ。

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それはそれとして、私が興味を覚えてしまったのは、「ガラケー女」という世間での呼び方だ。それほどまでに、今やガラケーは少数派のデバイスになってしまったようなのだ。ニュースで流れた動画の右手でガラケーを構えた姿は、まさに「異様」と表現するに十分な鬼気迫る姿である。

せっかくなので敢えてそれ以上のことを言わせてもらうとすれば、なにゆえこれほどまでに「異様」な印象なのかというと、この「ガラケー女」のケータイカメラの構え方が、かなりダサい「縦位置」だからである。世の中のギャルやオバサンがよくやってしまう「不細工な姿」だ。

私は 2年半前に 「視聴者投稿のタテ位置動画に思う」という記事を書いている。写真や動画は、基本的に「ヨコ位置」で撮影してもらいたいという話だ。

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最近はテレビニュースなどでも視聴者の撮影した動画が使われる場合があるが、最初に示されるのは圧倒的に「タテ位置」の画像が多く、それが2〜3秒以内にズームで横位置になって表示されるのが「お約束」になっている。私としては、「だったら、始めから『ヨコ位置』で撮影してくれよ!」と思ってしまうのである。

上の画像で示した「富士山と新幹線」の画像なども、フツーに「ヨコ位置」で撮影してくれさえしたら、富士山のきれいな姿と、右から左に失踪する新幹線が美しいバランスで表現されていたはずなのである。撮影する時に、どうしてそれに気付かなかったのか、私は不思議でしょうがない。あまりにも無神経すぎる。

というわけで、私はこの「ガラケー女」に、「次はちゃんとヨコ位置で撮影しようよね」と諭してあげたい気持ちで一杯なのである。世間の一般的反応とは角度が違ってて、ゴメン。

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2019/08/21

例の「あおり運転」の事件について

今月 14日の "「高齢化社会」を実感する" という記事で 「ところで最近、近所の道路のクルマの流れが妙に遅くなったと感じている」と書いた。一時は運転の荒いことで有名だった茨城県でも、最近は高齢化のためか運転がおとなしくなったという印象を述べたものである。

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ところで最近、私の妹が例の「常磐道でのあおり運転」のニュースを持ち出して「茨城県の運転は相当に乱暴みたいだから、気をつけて」と LINE をよこした。今回の事件は「茨城県の運転は荒い」という世間一般の思い込みの象徴になってしまったようなのである。

しかしニュースをよく吟味すればわかるように、あおり運転をしたのは「大阪在住」の男で、使われたクルマは横浜市内のディーラーから代車として貸し出されたものであるらしい(参照)。この男がたまたまコトを起こしたのが常磐自動車道というわけで、茨城県としてはいい迷惑なのである。

この事件で逮捕された宮崎文夫という男が、どうしてまた横浜のディーラーから代車を借りて茨城県まで来たのかについてはまったく情報が公開されていない。茨城県民としては「お前みたいなヤツに、用もないのに来てもらいたくないわ」と言いたいところだ。

それにしても世間というのはよくよくわからないもので、こんなひどい男が、居住地でもない横浜のディーラーから簡単に BMW の SUV を借りられるようなのである。一見羽振りがよさそうだと、クルマを売りたい一心で簡単に貸し出すのだろうか。

いずれにしても、世間にはこんな滅茶苦茶なやつが生息しているわけだから、クルマを運転する時には前だけでなくバックミラーやサイドミラーを頻繁に確認して、アブナそうなクルマが来たらさっさとやり過ごす方がいい。そして追い越し車線をノロノロ運転するクルマはこうした被害に遭いやすいかもしれないから、ゆっくり走りたいなら(3車線の真ん中ではなく)左側の走行車線を走る方が無難だろう。

 

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2019/08/09

オネーチャンのいる店が大好きな幸手市長の踏んだドジ

埼玉県幸手市の渡辺邦夫社長が暴行罪で逮捕されたというニュースを聞いて、「世の中って、よくよくわからんことってあるものなのだ」と思った。私としては「コトの真偽」よりも、この「わけのわからなさ」の方に興味をもってしまったよ。

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まず基本的事実を確認したいのだが、はっきりしているのは、渡辺市長は広島の原爆記念日の式典に参加して、その夜は幸手市職員とともに飲酒に出かけた。それで足りずに夜中にまた 1人で飲みに出て、新天地の雑居ビルでママが 1人でやっているバーで飲み直したということだ。この出張に同行していた幸手市職員としては「酒呑み市長には付き合いきれんわ」と放っといて、こんなことになったんだろうと想像する。

それ以後の話が錯綜している。8月 8日 17:45 の日テレ News 24 (参照)では、「捜査関係者によると、その際、6万円を請求され、怒って料金を支払わずに店を出たという」とされている。

ところが Livedoor ニュースの記事(参照、元媒体はスポーツ報知のようだ)に紹介されている市長側の言い分では、「ビールを 1〜2本」飲み(そもそも、1本なのか 2本なのか、憶えてないらしい)その後にそのママに誘われてさらに別の店に行った。そして 2人で一緒にビールを飲んだ後にホテルに戻ろうとしたところで、警官から同行を求められたということになっている。

逮捕容疑は被害者とされる女性の店での料金トラブルで、その女性の顔を数回殴ったという「暴行」(「暴行傷害」じゃないから、怪我してないのは決定項目)であるらしい。ところが渡辺市長はその容疑を真っ向から否定している。

上の写真からリンクされる ANN ニュースの動画では、渡辺市長は記者会見で「余裕をもって 1万円払い、喜ばれた」と言っている。そうした店が 1万円ぽっちで喜ぶわけないじゃんと思うし、私のような貧乏人からすると、例え1万円でも 「ビール 1〜2本」の料金としては十分に「ぼったくり」である。

さらに言えば、顔をぶん殴られた女性が殴った相手をそのまま「別の店」に誘って一緒に酒を飲み交わすというのも「奇々怪々」の領域だ。そして「別の店」で飲み終わるまで警察が待っていたというのも不自然な話で、渡辺市長の話はにわかには信じにくいところがある。話が錯綜しているが、この被害者のママ、案外な食わせ者である。

そして渡辺市長自身も、オネーチャンのいる店で酒を飲むのがお好きなようだ。62歳というから私より 5つも年下のくせに滅茶苦茶「オッサン」ぽい。要するにこれは「食わせ者のママとオッサンの事件」としか言いようがない。

そう言えば去年、文科省幹部が頻繁に高級クラブで接待を受けていたと発覚して逮捕されている。現役官僚だから 60歳以下なんだろうにと呆れてしまった私は、「そんなに綺麗なオネーチャンのいる店で酒を飲みたいか」という記事を書いた。

この記事で私は、若い頃に宮仕えをしていた頃、エラいさんに強引に二次会に誘われて高級クラブに連れて行かれ、ヒラヒラしたドレスのオネーチャンに隣に座られて、ゴルフとか宝石とかの話を振られるのが「死ぬほどイヤ」だったと書いている。しまいには「放っといてもらうのが一番ありがたい。いいから、向こうのオジサンたちをかまってあげてて」なんて言ってたものだ。

私が 1年に 30回以上も日本中あちこちに出張しながら「ぼったくり」の被害に 1度も遭わずに済んでいるのは、ただひたすら「オネーチャンのいる店で酒を飲むのが死ぬほどイヤ」だからにほかならない。

いずれにしても「広島市中区新天地の雑居ビルにあるバー」はヤバい。今後しばらく敬遠されて閑古鳥が鳴くだろう。この件の「被害者」ということになっているママは、「しまった! 相手がどっかの市長で全国ニュースになって騒がれるとわかってたら、下手に警察沙汰になんかしなかったのに」と後悔しているかもしれない。

それにしても、こんなにも言い分が違うのに 7日未明の逮捕で翌 8日にスピード送検され、地検が即釈放というのも訳がわからない。扱いに困って「処分保留」というのだから、このままウヤムヤにしちゃうつもりなのかもしれない。広島って、警察、地検までヤバそうだ。

 

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2019/08/04

「かぶる日傘」と「省エネルック」

東京五輪・パラリンピックの暑さ対策として小池百合子都知事が提案した(とされる)「頭にかぶるタイプの傘」が妙な形で話題になっている。日射しを遮る素材が使われていて、内側のベルトで頭に固定するのだそうだ。

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まあ、はっきり言って「ダサい」の一言で済んでしまうと思うのだが、小池都知事は「男性で日傘を差すのは恥ずかしく、気が引けるという方は、思い切ってここまでいったらいかがでしょうか」と呼びかけたという。これ、「同じ恥ずかしいなら、思いっきり恥ずかしい方がいっそ開き直れるでしょ!」ってこととしか解釈できない。

私はこれで "The more extreme, the less embarrassed." (極端なほど恥ずかしくない)という格言を思いついてしまったよ。

これに関して、Twitter でぬえさんが、"暑さ対策に「被る傘」提唱・製作しときながらご自分は被らない小池百合子東京都知事閣下、全然普及しなくても省エネルック着用していた大平正芳首相・羽田孜首相を見習ってほしい" と tweet しておいでだ(参照)。実にもっともな話である。

で、大平正芳首相・羽田孜首相の「省エネルック」というのを唐突に思い出してしまったわけだ。ぬえさんが tweet で紹介しているのは、こんな写真だ。

190804時代を感じさせるのどかな写真である。「のどか」というのは、この「省エネルック」というものが提案された時代(1979年といえば 40年も前だ)は、今ほどの「猛暑」じゃなかったからだ。それでも当時の私は大学院生の気楽さもあって、これを見てちっとも「涼しげ」とは思わなかった。

「うわ! 暑苦しい! 俺はポロシャツ 1枚でいくわ!」と呟いたのを記憶している。これ、先見の明があったとは言わないが、今の世の中で大平さんみたいにネクタイしてジャケット着て直射日光の下に出たら、下手したら死んでしまう。

というわけで、この省エネルックはちっとも定着しなかった。少なくとも私は、こんな格好で街を歩く人を 1人も見たことがない。

そりゃそうだ。当時、いくらオイルショックとはいえ、冷房の効いた室内でなら、必要とあらばフツーに背広とネクタイで通せばよかったし、暑い戸外に出るなら背広を脱いでシャツ 1枚になれば済んだ。わざわざ金を出してまで、こんなおかしなジャケットを買う必然性はなかったのである。お役人の考えることなんて、昔からこんな程度のナンセンスが多いのだよね。

で、今回の「かぶる日傘」だが、これはナンセンス以上のもので「異様」の域に達している。まともには普及しようがないから、税金の無駄遣いに落とし込めないためには、ジョーク・グッズとして売るしかないだろう。

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2019/08/01

NHK の受診料問題

「N国」効果と言っていいのかどうかわからないが、NHK 受信料についての論議が盛んになっている。確かに私も、NHK の受信料聴取制度はおかしところが満載だと思う。

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最近では東横インの受診料に関する裁判結果が話題になった。19億円以上もの未払い分を支払えとの訴訟の結果、東横インが側の支払い義務が認められたというのである。ホテルの部屋ごとに設置されたテレビについて、それぞれに受診料支払い義務が付きまとうのだそうだ。同じ事業者の同じ建物内のテレビでも、部屋が違えば別の支払い義務が生じるのというのは、なんだかアコギ過ぎる話ではあるよね。

もっとも、ホテル内に 100台のテレビがあれば 100台分払えというわけではなく、2009年からは全てのテレビを契約すれば 2台目からは受信料が半額になるという措置を講じていて、多数のテレビを設置していても受信料総額はほぼ半額になる。東横インは既にきちんと契約しているが、今回の請求分は 2009年以前の金額なのだそうだ。

ただ、いくら 「2台目からは半額」とは言っても、アコギ過ぎという印象はそれほど変わらない。「とにかく取れるところからは取りまくる」という姿勢が目立ちすぎる。

ここで問題になるのは、NHK が「公共放送」ということだ。「国営放送」とは違って、国からの独立性は、一応謳われているわけだが、一方で NHK の予算決定には国会のチェックが入る。つまり NHK としては与党の意向に逆らえない構造があるわけだ。建前としては「不偏不党、中立」を謳っても、「NHK って、結局のところは体制側だよね」という印象が付きまとう。

しかしながら政治的立場がちょっと違うと、そうとも限らない。右翼側には「NHK は左翼に牛耳られている」などと騒ぐ人がいくらでもいて、Twitter などでもそんなような書き込みが後を絶たない。昨日の記事で取り上げた昨年の丸山議員の「いい子ぶりっ子」tweet も、そうした「NHK の偏向報道」という書き込みの一環としてのスレッドで書かれたもののようなのだ。

とにかく、NHK というところは「本音と建前」が違いすぎるし、その建前にもブレがあって、概ねは体制的なのだが、内部でせめぎ合いがあるらしく、時として妙に左翼的な姿勢を見せたりもする。実際にはちっとも「不偏不党」じゃないのだが、「公共放送」という建前は堅持しなければならない。なにしろ受診料が入らないと職員に給料も払えないのだから、もうゴチャゴチャである。

端的に言えば、NHK の受診料コンセプトは「テレビは一家に一台」がフツーのことだった時代から時代即応に進化していないからこんなことになるのだ。ラジオは何台あっても受診料がかからないが、テレビだと台数分だけ払わなければならないというのは、どう見ても時代錯誤である。

今や「一家に 2〜3台のテレビ」なんて珍しくないし、さらにワンセグ放送を受信するカーナビにも受信料の支払い義務が生じるとの判例が出てしまっている。こんなことで一家に数台分の受信料を要求するというのは、フツーの感覚からかけ離れすぎているだろう。

なるべく早いうちにこうした問題をクリアした制度に移行しないと、NHK 自体が「国民の敵」みたいなことになってしまう。あまりアコギに取り立てず、ある程度「日本的なあなあ運用」を認めてしまうのが最も面倒のない方法だと思うのだが、実際には NHK 自身がそうした「面倒のない方法」からどんどん逸脱してしまっているのが問題だ。これって、ある意味「自殺行為」だよね。

【追記】

らむねさんから 「事実誤認」を指摘するコメントがあったので、追記させていただく。"NHKの受信料は世帯単位なので、1世帯に何台テレビやカーナビやスマホがあっても1軒分の受信料です" ということで、さらに ”「スマホからも受信料を!?」と言われるのは、単身若者世帯(大学生独り暮らしなど)に多い、テレビを持たずスマホのみでワンセグが見れる人から徴収していることです” ということだ。

確かに、私の書き方はそのあたりをごっちゃにしてしまったようで、らむねさんのご指摘に感謝である。

ただ、そうだとしても、あるいはそうであるなら、どうしてホテルなどは「台数分だけ払え」ということになるのだという問題が、必然的に生じる。一般家庭と企業との基準が違いすぎだ。やはりアコギだよね。

 

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