カテゴリー「ニュース」の509件の記事

2020/03/15

欧州がパンデミックの中心になったという認識

「新型コロナウイルスの世界的な大流行の中心がヨーロッパになったという認識」を WHO が示したという(参照)。ヨーロッパにおける感染者数の拡大が、中国を上回る傾向を示しているという。

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こうなると、今回のパンデミックはそんなに簡単には収まらないとみていいのだろう。ちょっと前までは「いくら何でも東京オリンピックまでには終息するだろう」と思っていたが、それも怪しくなってきた。下手すると中止になってしまう可能性もあるだろう。

ヨーロッパ人は日常的に握手したりハグしたりする習慣があるから、「濃厚接触」という点ではアジアよりもずっとリスクがある。とくにイタリア人なんていうのは男同士でフツーにハグしたりするから、感染リスクはとても高く、今や感染者数が中国を上回ってしまった。

身近な話でいうと、スーパーの店頭ではマスクやトイレットペーパーだけでなく、納豆まで品薄になっているという。「茨城県で感染者が出ていないのは、日常的に感染予防効果のある納豆を食べているから」なんて話がまことしやかに伝えられているらしく、溺れてもいないのに藁をもつかむ状況である。

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感染者が出ていないということに関しては、今のところ私の故郷の山形県も同様なので、季節要因なんて無視して「サクランボが感染予防になる」なんてデマが飛び交うかもしれない。それどころか、青森のリンゴ、富山の薬、讃岐うどんまで品薄になりかねない。

今回の騒ぎで私の知り合いのカメラマンも、「イベント開催が軒並み中止になったせいで、自分の仕事もずいぶんキャンセルになっている」とこぼしていた。暇でしょうがないそうである。「こんなことが続いたら、何かアルバイトしなきゃ」なんて、真顔で言っていた。

ちなみに細かい話だが、テレビニュースなどで「パンデミック」という言葉のアクセントを語頭の「パ」において発音されがち(参照)なのが、やたら気になってしまっている。「デ」に置くのが正解(参照)なのでよろしく。どうやら TBS 系はきちんと発音しているようだ。

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2020/03/11

新型コロナで大気汚染が減少

NewSphere が 「新型コロナで中国の空気に変化 二酸化炭素 汚染物質が激減」というニュースを伝えている。経済活動が急激に低下したことによるらしい。

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少し引用させていただこう。

フィンランドの研究機関、Center for Research on Energy and Clean Air(CREA)が2月末に発表した研究では、過去 3週間の間に中国の二酸化炭素排出量が 1億トンも減少したと報告されている。昨年同時期と比べ、25%以上の減少だという。二酸化炭素だけでなく、自動車や発電所から出る亜酸化窒素も 36%近く減少した。

これはどう見ればいいのだろうか。経済が減速したことで大気汚染が減ったというのだから、まんざら悪いことばかりでもないということなのか。

中国では毎年この季節、春節で企業が一斉に休みに入るため、大気汚染は減るらしい。しかし今回はいつもの汚染現象とはスケールがが違うという。

ただ、これは一時的なものということだ。

ウイルスの抑え込みが完了すれば、中国政府は埋め合わせのために生産強化を行うため、大気の改善はおそらく一時的なもので終わるだろうと専門家は見ている。

こればかりは大気がずっときれいになっていくというわけではない。見方によっては残念なことである。

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2020/02/27

中国で野生動物取引が全面禁止となったらしいが

NHK は先月 28日、「中国 野生動物の取り引き全面禁止 新型肺炎 感染源の疑いで」と伝えた。この関連ではヴィーガン(菜食)情報サイトの Veg News にも、 "China Permanently Bans Consumption of Wild Animals" (中国が野生動物の消費を永久に禁止)というニュースがある。

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NHK のニュースによればこの「禁止」は、次のように「ウイルスの流行が収まるまで」の一時的なものとされている。

中国で感染が拡大する新型コロナウイルスについて、中国当局は野生動物が感染源である疑いが持たれていることから、ウイルスの流行が収まるまで取り引きを全面的に禁止することを決めました。

しかし VEG NEWS の方は "Permanently Bans"(永久に禁止)となっていて、どちらが本当なのかわからない。

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VEG NEWS の日本語版サイトでは、このニュースを「中国、野生動物取引の全面禁止を宣言 2万ヶ所閉鎖」の見出しで次のように伝えている。

中国の政府は昔から野生動物の市場への反対を「海外からの押し付け」として無視してきたが、コロナウイルスの影響で経済が悪化し国民の健康も危険なので即時全面禁止を決めた。(中略)

北京大学が行なった調査によると、中国人の97%は野生動物の消費に強く反対しているそうで、コロナウイルスが流行したら中国のSNSが野生動物の市場を廃止しない政府に対して怒りの投稿が非常に多かったため政府は動かずにいられなかったらしい。

この記事の日本語、ちょっとイラつくレベルだが、厚労省の機械翻訳よりはずっとマシなのでそのまま引用した。中国でも圧倒的多数は野生動物の食用に批判的だったようだが、古くからの食習慣は脈々と継続され、そのための市場が 2万ケ所もあったというのだからすごい。

市場では、生きた犬、猫、亀、蛇、ネズミ、サル、コウモリ、トカゲなど(犬や猫は "wild animal = 野生動物" と言っていいのかなあ?)が狭い檻に入れて売られ、買い手がつくとその場で殺されていたと伝えられる。これが世界中の動物愛護者からの批判の的だった。

今回の感染症の拡大が、図らずもこうした取引の禁止につながったわけだが、今後は非合法取引として続くことになるだろう。どうしても犬食いたい人は食うだろうからね。

ただ、そうなるとかえってアンダーグランドで危険が増してしまうと思うがなあ。

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2020/02/23

「新型コロナウィルスによる感染症」とやらの影響

日本でも新型コロナウイルス関連の影響が出てきている。東京、大阪、名古屋の三大都市圏だけでなく、北海道や博多、金沢でも感染者が出ており、「対岸の火事」ではない状況になりつつある。

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発生元みたいな形になってしまった中国湖北省の武漢では、患者数が最大で 9万人とも推定されているらしい(参照)。「おいおい、市の人口が 1,100万人なんだから、このまま増え続けたら、下手したら 100人に 1人(つまり 1%)が感染者ってことになりかねないじゃないか」と言いたくなってしまう。

日本でも「用もないのに人の集まるところに出かけるな」なんて言われていて、そうなると私なんかあちこち出かけるのが仕事みたいなものだから、難儀と言えば難儀なことである。

さらに来月始めに参加する予定だった都内での会合が複数中止に追い込まれていて、予定を変更しなければならなくなった。中止にならないまでも、ちょっとした集まりだと、主催者から「マスクを着用しておいでください」というメールが来る。そんなこと言われても、マスクなんて軒並み品切れで買えないよ。

ドラッグストアに聞いても、「マスクは時々入荷しますが、すぐに売り切れます」という話だ。まあ、個人的にはマスクなんてあまりしたくないから別にいいし、会議に参加するときだけハンカチで形だけ手作りしてごまかそうと思っている。

まあ、日本ではいくら何でも中国みたいな状況にはならないだろうが、向こう 2〜3ヶ月ぐらいは注意が必要ということになるんだろう。『夕刊フジ』なんかは ”東京五輪「中止」なら…日本経済は悲惨な状況に  国会は何をしているのか” なんて煽っている。

私としては「オリンピックなんて、中止なら中止で面倒がないやね」ぐらいに思ってるが、あまり大っぴらにそれを言うと怒られそうだしね。

 

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2019/12/03

赤城高原サービスエリアって、欠陥 SA なんじゃないの?

一昨日の「関越道の逆走死亡事故直前の動画」という記事にも【12月 2日 追記】として書いたのだが、関越道で死亡事故を起こした 80歳の男性の運転する軽自動車は、赤城高原 SA(サービスエリア)から逆走を開始した可能性が高いとわかった(参照)。

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ANN のニュースで紹介されているのだが、この SA、上の画像のように出口も入り口も駐車スペースの南東側角の近くにあって、自然の流れに反している。画像左側に私が書き足した紅い矢印のように、出口が駐車スペースから見て入り口と反対側の北東角にあればわかりやすいのだが、実際にはかなり紛らわしい設計になっているわけだ。

とくに地方の高速道などでサービスエリアに入ると、別に頭がボケてるわけでもない(と信じたい)私でも「ありゃ、この SA、一体どこから出たらいいんだ !?」と、一瞬戸惑ってしまうことがある。どこの SA だか忘れてしまったが、上り下りの両車線から共通の駐車スペースに入るなんていうところもあったりする。

そうなると本線に戻るのが結構ややこしくて、「これって、欠陥 SA なんじゃないの?」と言いたくなるほどだ。この赤城高原 SA も、そうした「欠陥 SA」の 1バージョンと言っていいんじゃなかろうか。

よく調べてみれば、私が書き足した赤い矢印方向には地形的に出口を付けにくいという事情があるのかもしれない。しかしいくら何でも、もう少しわかりやすい設計にすることもできたはずではないか。これでは工事費をケチって逆走を誘発しているようなものだろう。

NEXCO 東日本のページによると、高速道路における逆走の発生は決して少なくないことがわかる(参照)。これって、わかりにくい施設設計による場合もかなりあるのではなかろうかと疑いたくなってしまう。こんなわかりにくい施設が存在するのでは、米国辺りだと確実に遺族からの訴訟の対象になるだろう。

「SAの欠陥構造が事故を誘発した」として、遺族が NEXCO 東日本の責任を追及する訴訟を起こしても、あながち無茶じゃない気がしてしまう。こんな戸惑いやすい SA があるんじゃ、我々が高速道路を走るのも命がけじゃないか。

最近、オカミは高齢者の運転免許返納を勧めているらしい。しかしそれって、わかりにくい設計によって逆走事故が誘発されるケースが増えても、世の中を「逆走したボケ老人が一方的に悪い」「このじいさんが素直に返納していれば、こんなことにはならなかったのに」という雰囲気で満たすためなんじゃないかとまで疑ってしまう。

そもそも「返納」なんていう言葉で語ること自体が、何だか「エラそー」で不快だよね。田舎じゃ運転免許がないとまともに暮らせなかったりすることの方が問題なのだよ。

 

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2019/12/01

関越道の逆走死亡事故直前の動画

昨日、"明日から「ながら運転」が厳罰化" という記事を書いたので、実際の取り締まりがどんな具合だったのかを調べようとしてネットを検索したのだが、それに類するニュースはまだ見つからなかった。さすがに明日になるまで待たなければならないのかも知れない。

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その代わり、結構ショッキングな映像が見つかった。「関越道 逆走死亡事故の直前映像」というものである。今日の午後 5時過ぎに、常磐高速を通って帰ってくる時、関越道で高齢男性の逆走による事故があったことはカーラジオのニュースで聞いて知ってはいたが、実際にこうした動画で見せられると衝撃は大きい。

動画は、この事故の原因となった軽自動車が下り車線を逆走する様子を、たまたま付近の上り車線を走っていたクルマから録画したものだ。上り車線は空いているが、下り車線は結構な交通量で、多くのクルマが軽自動車とヒヤヒヤものですれ違っている。

この動画は助手席から撮影されたもののようだ。運転者が撮影したものだったらこの動画自体が「ながら運転」のエビデンスになるところだったが、運転者が握るハンドルもちゃんと映っているからそれには当たらないことを念のため述べておこう。

それにしても高速道路の逆走って、こんな感じになってしまうのだね。逆走する当人は「自分は走行車線を走っている」と思い込んでいるのだろうが、実際には追い越し車線を結構なスピードで逆走しているのだから、危険度で言ったら最高レベルである。こんな事態には間違っても遭遇したくない。

逆走してしまうのは今回のケースも含めてほとんど高齢者のようだから、日本社会がますます高齢化するに従って、こうした事故は増えるだろう。高速道のサービスエリアやパーキングでは、間違っても逆走してしまわないように、正しい進行方向を示す矢印などを路面上でことさら目立つぐらいに表示することが必要になりそうだ。

それから最後に敢えて余計なことを言ってしまうが、こうした動画はタテ位置じゃなくヨコ位置で撮影してもらいたかったなあ。ニュースでも結局、ヨコ位置に拡大して放送しているのだから、初めからヨコ位置だったら、より多くを訴えかける映像になったはずなのに。

(参照: あの「ガラケー女」に、「カメラはヨコ位置で構えろ」と言いたい

 

続きを読む "関越道の逆走死亡事故直前の動画"

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2019/11/26

大阪の小学校 6年生の女の子と、安倍政権のいい年したオッサンの、共通した不条理

大阪で行方不明になっていた小学校 6年生の女の子が栃木県で保護されたというニュースは、いろいろと考えさせるものがある。まるで「神隠し」みたいな事件だったが、そこに至った要因はやっぱり「神の仕業」なんかじゃなく、「人間心理の不条理さ」だった。

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フツーに考えたら、「その女の子、なんでまた、そんなアヤシいオッちゃんにノコノコ付いてったん?」ってなことになる。確かにマトモには理解しにくい事件だ。これに関して、Ameba TIMES に「大阪小6女児誘拐、SNSで知り合って 1週間の短期間でなぜ? 臨床心理士が指摘する 3つの要素」というニュースがある。

このニュースで臨床心理士で心理カウンセラーも務める明星大学准教授の藤井靖氏は、次の 3つの要素を指摘する。

(1)話をきちんと聞くこと(受容)
(2)褒める・認めること
(3)居場所の存在を示すこと

具体的には次のようなことだという。

まず、加害者が子どもの価値観を否定せずに話を聞いてくれた、という体験を持つことが多い。また、伊藤容疑者が『半年前に来た女の子の話し相手になってほしい』と言っているのは、『あなたならできるからお願いしたい』と認め、褒めているようなもの。そして、家に来て見て欲しいものがあるとか、共通の趣味としてゲームのコミュニティがあるとか、自由に使える部屋が空いているなどと伝え、居場所があることを示す。

「そんなことで、フラフラと付いていってしまうのか?」と驚く人も多いだろうが、大いにあり得ることだ。人間って誰しもそんなような不条理さを抱え込んでいて、ふとした拍子にそれが現実の行動原理と化してしまう。

さらに付け加えれば、ここに挙げられた 3つの「甘言」に巧妙な「脅し」がセットになると、より完璧になる。今回保護された女の子も、「鉄砲の弾のようなものを見せられて、怖くて逃げ出せなかった」と言っている。

それは女児誘拐事件の話に限ったことじゃない。例えば学校の部活などで、強権的な指導者のムチャクチャなシゴキや体罰が問題になったりすることがある。

一般には「部活なんていつでも止められるのに、なんでまた、そんな理不尽に甘んじて耐えていたのか?」なんて思われてしまうが、それも「甘言と脅し」のセットの賜物である。言い換えれば「飴と鞭」は人間を強権的に支配するのに最強のシステムなのだ。

ことのついでに言ってしまえば、安倍首相のムチャクチャな政治手法に自民党員や官僚の多くが逆らえなくなっているのも、同じ構造だろう。要するに「飴と鞭」のなせるワザである。

彼らは「桜を見る会」とやらの招待者名簿をやれ廃棄しただの、廃棄に時間がかかったのは「シュレッダーの空き待ち」のためだっただの、電子データが復元できないだのと、馬鹿馬鹿しいにもほどがあるようなことを言っている。要するに「政府が主催した行事」の出席者が誰だったのか「永遠にわからなくなりました」と、驚くべき無責任なことを言っているわけだ。

いい年したオッサンが恥ずかしげもなくほざく不条理は、小学校 6年生の女の子とほとんど変わらない。

 

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2019/11/07

"OK, boomer" というチョー便利なフレーズ

"25歳議員が年配議員の野次を平然とあしらった「OK、ブーマー」の一言 NZ" という CNN の記事が注目を集めている。"ニュージーランドの議会で気候変動問題について演説していた 25歳の女性議員が、年齢をからかう野次を飛ばした年配の議員を「OK、ブーマー」の一言で黙らせて、同世代の共感を集めている" というのだ。

 

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記事には次のようにある。

緑の党のクロエ・スウォーブリック議員は 5日、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロとする目標を掲げたゼロカーボン法について演説していた。

演説では、何十年も前から気候変動問題を認識していながら、政治的駆け引きに終始してきた世界の首脳らの対応を批判。「私の世代、そして私に続く世代には、もうそんな余裕はないのです。2050年には私は 56歳になります。そして今、この第 52回議会の平均年齢は 49歳です」と続けた。

スウォーブリック議員の年齢をからかう野次が飛んだのはこの時だった。しかし同議員は「OK、ブーマー」の一言で軽く受け流すと、何事もなかったように平然と演説を続けた。議場は静まり返り、スウォーブリック議員の後ろでクスリと笑いを漏らす男性もいた。

記事に添えられたビデオではスウォーブリック議員の演説の声以外は聞き取れない。この件でインターネットにアップされたほかのビデオを聞いても、どんな野次だったかはやはり聞き取れない。

ただ、野次を飛ばした議員は「ブーマー」というのだから戦後のベビーブームに生まれた人間で、きっとオッサン趣味以外の何物でもないつまらない野次を飛ばしたのだろう。

その野次に対してスウォーブリック議員は、「はいはい、勝手に言ってなさい。私はあんたなんかに付き合ってるほど暇じゃないから」ってな感じでさらりと "OK, boomer" とやっている。なかなかのものだ。これ、インターネットなどでベビーブーマーの言動をテキトーにあしらう場合に使われる便利なフレーズであるらしい。

なかなか便利なフレーズである。日本語でもこんなのが欲しいところだ。

それにしても、ニュージーランド議会の平均年齢が 49歳というのは羨ましくなるデータである。日本では 2017年 10月の衆院選における当選者の平均年齢が 54.7歳だったそうで、あれから 2年経っているから、今は 56.7歳ぐらいだろう。そして内閣閣僚の平均年齢は、61.6歳だそうだ。

「え? 案外若いんだ!」と意外に思ってしまったのは、テレビ・ニュースなどを見ると議員はみな年齢以上にオッサンぽく見えてしまうからなのだろうね。

 

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2019/08/30

大阪人のデザイン感覚というもの

"「悪趣味」批判受け大阪メトロが駅デザイン変更" というニュースに、申し訳ないがちょっと笑ってしまった。大阪メトロが昨年末に発表していた御堂筋線と中央線の改修案は「派手」「悪趣味」などと批判されており、建築家や学者ら約2万人の反対署名が提出されていたという。

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それにしても「2万人の反対署名」というのはすごい。よほど大阪人が心の底深く抱くデザイン・コンプレックスの核心に触れてしまうものがあったのだろう。

上の画像は、左が心斎橋駅、右が堺筋本町駅のデザイン。いずれも下が当初発表されたデザインで、上が最終案だ。なるほど、とくに左の心斎橋駅の当初案は、大阪のオッちゃんが「若者の街」をイメージするとこうなっちゃうんだよねという典型例で、見ているだけで気恥ずかしくなる。

右の境筋本町のデザインは、天井の柄は見ようによっては悪くないが、白漆喰と板の壁は異様なほど写実的すぎて、夜になったら酔っ払いが小便ひっかけたくなってしまうだろう。さらに天井に書かれた言葉は「ごめんやすや かんにんしてや かんにんな」なんてもので、もう少し気の利いた大阪言葉にしとけばよかったのにと思ってしまう。

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さらに梅田駅の当初案(上図)に至っては、側壁から天井につながる斜めの面の端から端まで、ニュースだがなんだか知らないがズラリと文字が流れている。そこに文字さえあれば条件反射的に読み始めてしまう私みたいな人間は、ラッシュ時に人にぶつかりまくるだろう。「歩行中のスマホは危険ですのでご遠慮ください」と言ってる当事者がこんな案を出すのだから、さすが大阪人はシュールである。

というわけで今回は修正案が示されたわけだが、これらがまたおとなしすぎて、おもしろくもなんともないデザインなのだね。これだったら当初案の方が「いかにも大阪チック」で話になったのにと、関東在住の身としては無責任なことを言いたくなったりもしてしまう。

 

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2019/08/24

あの「ガラケー女」に、「カメラはヨコ位置で構えろ」と言いたい

例の「常磐道あおり運転」ですっかり有名になってしまったのが、宮崎容疑者の運転する BMW に同乗していた「ガラケー女」である。無関係の女性が「ガラケー女」として住所氏名までネットに晒されるという騒動まであったようで、どうしようもないお話だ。

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それはそれとして、私が興味を覚えてしまったのは、「ガラケー女」という世間での呼び方だ。それほどまでに、今やガラケーは少数派のデバイスになってしまったようなのだ。ニュースで流れた動画の右手でガラケーを構えた姿は、まさに「異様」と表現するに十分な鬼気迫る姿である。

せっかくなので敢えてそれ以上のことを言わせてもらうとすれば、なにゆえこれほどまでに「異様」な印象なのかというと、この「ガラケー女」のケータイカメラの構え方が、かなりダサい「縦位置」だからである。世の中のギャルやオバサンがよくやってしまう「不細工な姿」だ。

私は 2年半前に 「視聴者投稿のタテ位置動画に思う」という記事を書いている。写真や動画は、基本的に「ヨコ位置」で撮影してもらいたいという話だ。

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最近はテレビニュースなどでも視聴者の撮影した動画が使われる場合があるが、最初に示されるのは圧倒的に「タテ位置」の画像が多く、それが2〜3秒以内にズームで横位置になって表示されるのが「お約束」になっている。私としては、「だったら、始めから『ヨコ位置』で撮影してくれよ!」と思ってしまうのである。

上の画像で示した「富士山と新幹線」の画像なども、フツーに「ヨコ位置」で撮影してくれさえしたら、富士山のきれいな姿と、右から左に失踪する新幹線が美しいバランスで表現されていたはずなのである。撮影する時に、どうしてそれに気付かなかったのか、私は不思議でしょうがない。あまりにも無神経すぎる。

というわけで、私はこの「ガラケー女」に、「次はちゃんとヨコ位置で撮影しようよね」と諭してあげたい気持ちで一杯なのである。世間の一般的反応とは角度が違ってて、ゴメン。

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