カテゴリー「ニュース」の667件の記事

2025年2月 8日

「よほど忌まわしい不祥事」でもあったのかと思ったよ

読売新聞オンライン 6日付の "明治時代から販売するJR 米原駅の名物駅弁、さよなら…「井筒屋の DNA 残すべきでないと判断」" という見出し、はっきり言って意味不明だ。「DNA 残すべきでないと判断」なんていうから、経営者の身内がよほど忌まわしい不祥事でもしでかしたのかと思ってしまったよ。

250208

ところがどうやらそういうわけじゃないようで、「湖北のおはなし」などの駅弁の販売から撤退するということのようなのである。

記事中には、この駅弁の販売開始は 1987年とあるが、見出しはどういうわけか「明治時代から販売する・・・」となっている。明治時代というのは、井筒屋の創業である。これがまず、間違いの一つめだ。ちなみに記事には次のようにある。

同社は今年 1月1日、ホームページ上で駅弁事業からの撤退を発表。宮川亜古社長の名前で「食の工業製品化が一層加速し、手拵えの文化も影を潜めつつあります。そのような環境に井筒屋の DNA を受け継いだ駅弁を残すべきではないと判断致しました」とつづっている。

この挨拶文は同社サイトの「駅弁事業から撤退のご挨拶」にあるものだ。

ただ井筒屋のサイトを見ると、「お弁当」や「お寿司」などの事業も展開しているようで、同社の「DNA」は、駅弁以外の事業に残されるものと読み取れる。とすれば読売新聞記事見出しの「井筒屋の DNA 残すべきでないと判断」というのは二つめの間違い、しかもひどい間違いである。

「残すべきでない」と判断したのは、挨拶文にもちゃんと書いてあるように「井筒屋の DNA を受け継いだ駅弁」に限ってのことであり、決して「井筒屋の DNA」そのものに関してではないことが明らかだからだ。

この記事見出しでは「井筒屋が廃業」と読み取られてしまい、さらに言えば私が最初に感じたように、「忌まわしい不祥事」でもあったのかとという誤解にまでつながりかねない。

短い見出しの中で 2つも間違ってしまうというのは、しようとしてもなかなかできるもんじゃない。読売新聞編集部、大したものである。

 

| | コメント (0)

2025年1月26日

交通事故死者の半数以上が 65歳以上の高齢者って・・・

nippon.com に「2024年の交通事故死亡者 2663人:前年比 15人減、半数以上が 65歳以上の高齢者―警察庁まとめ」という記事がある。交通事故で死ぬ人の半数以上が高齢者というのだから、年齢の数字だけ見れば「高齢者」の範疇に入ってしまう私としては他人事じゃ済ませられない。

250126

見出しだけ読んだ時点では、近頃は高齢者が増えているので、当然の如く死者数に占める比率も高くなっているのだろうと推測した。「こりゃ、自分も気をつけなきゃ」と思ってしまったよ。

ところが記事中の 2014年からの推移を表すグラフを見ると、死者の中で高齢者の占める比率というのは 10年前からそれほど変わっていない。死者数自体が 10年間で 30%以上減少しているのだから、高齢者の死者も減っていて、取り立てて言うほど悪いニュースというわけじゃない。

2501262

田舎暮らしのため毎日のようにクルマを運転している私としては、むしろちょっと安心していいニュースとも言えそうだ。もっとも、注意しなくていいというわけではないのだが。

ところで先日、妻と一緒にサイゼリアで昼食を取ったのだが、奥の席のじいさんグループの話し声がやたら大きかったのである。「オバサンの声が大きいのはその人の性分(参照)のようだけど、じいさんの声の大きいのは、耳が遠くなってるせいなんだろうね」ということで、妻と意見が一致した。

耳が遠いと、道路での判断も鈍くなってしまうに違いないね。

 

| | コメント (0)

2025年1月19日

フジテレビって、昔からチャラチャラしてたからなあ

連日ニュースを賑わせている「フジテレビ/中居問題」だが、この件に関しては、私は当初さっぱり理解していなかった。この種の話にあまり興味もなかったしね。

250119

「元ジャニーズの中居なんちゃらがかなり際どいセクハラ的な問題起こして、やたら多額の『解決金』払ったって話に、どうしてフジテレビが出てくるの?」なんて思っていたわけだ。ところがこの話、芸能面からはみ出して社会面のニュースになってしまったせいで、私も多少は読んでみたのである。

それで、この問題とフジテレビの関係が多少は見えてきた。中居なんちゃらが「解決金」を支払った相手はフジテレビの女子アナらしく、そのアテンドをしたのがフジテレビ編成部の人間だった(フジテレビは一応否定しているが)というのが真相のようなのだね。なるほど。

私は社会に出て初めて入社したのが小さな広告代理店で、その後いろいろあってバブル全盛期には外資系団体の広報宣伝部なんてところでメシを食っていた。そのためどっぷり浸かっていたわけではないが、あの業界にはチョコチョコ関係していた。

そしてさらに今世紀に入ってからはしばらく、バブルで名を馳せた「ウォーターフロント(お台場)」の先にある有明なんてところまで 2時間かけて通っていたこともあった。通勤電車の「ゆりかもめ」の車窓からあのフジテレビの妙ちくりんな建物を毎日眺めていたのである。

そういえばそれって、このブログを書き始めた頃(参照)のことである。思えば長い時間が経ったものなのだね。

そんなわけで私は個人的印象として、「フジテレビの人間って、昔から業界で一番チャラチャラしたイメージが濃かったなあ」という思いを抱いてしまっている。今回の事件にしても「おおいにあり得る」なんて思ってしまうわけだ。

詳しいことはさっぱりわからないので、これ以上のことは言わないが、大手クライアントが続々とフジテレビの CM を差し控えることになったというのだから、裏ではかなりのことがわかってるんだろうね。以上、おしまい。

【1月 27日 追記】

本日付の毎日新聞の記事によると、フジテレビの社長を辞任することになった港浩一という人は、「1952年生まれ、北海道出身。早稲田大第1文学部を卒業後の76年にフジテレビに入社した」んだそうだ(参照)。

おいおい、1952年生まれで早稲田大第1文学部と言ったら、私と同級生じゃないか。なにしろワセダは学生数が多いからこの男とは全然接点なんてないが、ちょっとイヤな溜息ついてしまったよ。

 

| | コメント (4)

2025年1月13日

毎日新聞の大阪万博の記事、写真が悪意たっぷり

毎日新聞が昨日付で "開幕まで3カ月の大阪・関西万博 パビリオン「完成」はわずか3カ国" という記事を報じている。参加国が自前で運営するパビリオンの建設が遅れていて、47カ国のうち 3カ国しか「完成」させておらず、内装などの工事が間に合わない事態が予想されているんだそうだ。

250113

当初からの話だがこの万博、大阪府と大阪市以外はあまり「身が入ってない」という印象が強い。「想定では今年1月中旬には、全ての海外パビリオンで内装・展示を含めた工事が完了しているはずだった」のだが、実際に完成しているのはアイルランド、韓国、フィリピンの3カ国のみなんだそうだ。

SNS で言われていることを集約すると、「大阪万博を楽しみにしろというが、何を楽しみにすればいいのか、内容がさっぱり伝わってこない」なんてことになる。代表的なのがこの tweet だが、まさにその通りと言っていい。

伝える内容がない上に、肝心のハードウェアが「駆け込みの間に合わせ」ばっかりになりそうというのでは、「外側も内側も面白くなさそう」と思ってしまうのも無理もないよね。

しかもこの毎日新聞で「建設が進む2025大阪・関西万博会場」(進んでないけど)として紹介されている写真 8枚が、タイトルに使われた上の 1枚も含めてどれも「悪意たっぷり」と言いたくなるほど裏淋しさの漂う情景ばかりなのだ。実際に見ればよくわかる。

こんなの見せられると、「本当に大丈夫か?」と思っていた人たちまで「大丈夫そうじゃないなあ」と思ってしまうよね。

 

| | コメント (4)

2025年1月 5日

「1円玉のお賽銭」を巡る冒険

Yahoo Japan ニュースに "お賽銭「一円玉やめて」 今年も話題に" という記事がある。「今年も話題に」というぐらいだから、前々から言われていたことなのだろうが、私はちっとも知らなかった。さすがに一円玉をお賽銭にしたこともなかったし。

2501051

シンプルに考えれば「1円玉だろうが何だろうが、気持ちだから黙って受け取れ」と言いたくなるところだが、神社仏閣がそれを渋るにはそれなりの理由があるらしい。金融機関に多数の小銭を入金すると、結構な手数料がかかるというのだ。

こんな具合というのである。お金のことに疎すぎる私は、お恥ずかしいことにこれについても全然知らなかった。

2501052

硬貨が 100枚までなら手数料はかからないが、101枚以上になると 550円取られてしまう。5円玉 101枚で 505円だが、それを入金して 550円の手数料を取られたら、45円の赤字だ。110枚で辛うじてトントンで、111枚以上なら赤字にはならないが、1円玉だとそうはいかない。

1円玉 101枚で 449円の赤字で、500枚でも 50円の赤字だ。1枚増えて 501枚だと 1,100円の手数料で、599円の赤字になってしまう。そんなわけで「1円玉のお賽銭は迷惑」ということになってしまうというのだ。

近頃は電子マネーの普及で、買い物をしたら釣り銭がどっさり戻ってくるなんてことが減ったが、昔は財布の中が少額のコインでぎっしりになることがよくあり、本当にイライラしたものだ。個人ベースで 100枚までなら手数料なしで入金できるというが、実際には面倒だよね。

そして神社仏閣や商店という規模になったら、面倒だけじゃ済まないことになるわけだ。これじゃいつの間にか小銭入れにたまった 1円玉を軽い気持ちでジャラジャラっと放り込んだりしたら、バチが当たってしまいかねない。

その昔、お賽銭は「御縁がありますように」という意味で 5円玉がいいなんて言われたが、今どきはやっぱり 100円玉ぐらいは用意しておく方がよさそうだ。最近はキャッシュレス化で釣り銭がたまってしまうことが少ないから、京都辺りで神社仏閣巡りをする時には気を付けよう。

ちなみに記事によれば一部でお賽銭のキャッシュレス化が進んでいるというが、初詣みたいに混んでしまったら、やりにくいだろうなあ。

 

| | コメント (6)

2024年12月26日

「豚殺し/ロマンス詐偽」ー 中身は同じというお話

Gigazine が "インターポールが国際恋愛詐欺を「豚殺し」から「ロマンティックベイティング」に言い換えるようにと呼びかけ、「ブタ」はさすがに被害者への配慮に欠ける" と伝えている。「インターポール」(INTERPOL)というのは「国際刑事警察機構」のこと(念のため)。

241226

中国発の国際恋愛詐欺が「豚殺し」と呼ばれるようになったのは、詐欺師たちが実際に被害者を「豚」と呼んでいるからで、記事には次のようにある。

詐欺師は被害者に偽の愛情や友情を抱かせることで徐々に「太らせ」、その後、偽の仮想通貨に投資するよう説得することで「殺し」ます。

なるほど、確かに「豚」扱いだ。ちなみにこの記事の元記事は、【Interpol replaces dehumanizing "Pig Butchering" term with "Romance Baiting"】というもの。Pig Butchering" (豚の屠殺)とあって、これを「豚殺し」と訳すのは OK だろう。

しかし "Romance Baiting" の方は、どうしてわざわざ「ロマンティックベイティング」なんて舌を噛みそうな言い方に変えたんだろう。同じカタカナにするなら、まんまの「ロマンス・ベイティング」の方がずっと言いやすいのに。

"Baiting" の原型 "bait" は「餌でおびき寄せる」というような意味(参照)で、そこから発展して "baiter" は「詐欺師/ペテン師」という意味にもなる(参照)。つまり "Romance Baiting" は「ロマンスでペテンにかけること」ということだ。

だったら私なら素直に「ロマンス詐偽」と訳すがなあ。この方がずっとわかりやすいだろうに。Gigazine の記事には変てこな翻訳が多いというのは既に書いている(参照)が、今回のこれもちょっとした疑問である。

最後に余談だが、ふと "「ペテン」の語源は英語の「ベイティング」" なんていうでまかせを、来年のエイプリルフール・ネタにしようかと考えてしまったよ。語感が似ていて、一見かなりもっともらしいし。

試しにググって見たところ、今のところそんな説は見当たらないから、ほぼ完全にオリジナル・ネタである。ただ残念なことに、話として面白くもなんともなくて、どう考えてもウケそうにない。

やっぱり、ボツにしとこう。

 

| | コメント (0)

2024年12月13日

今年の漢字は 5度目の「金」だが、個人的には「外」

恒例の「今年の漢字」が京都清水寺で発表された。今年は「金」で、30年で 5度目なんだそうだ。パリ・オリンピックで日本が金メダルを多数獲得したことが理由の一つになっているという。

241213

それに加え、政治の「裏金問題」、金目当ての闇バイトなどが注目されたことによるというのだが、こちらの方はあまり褒められた金じゃない。

前回「金」が選ばれたのは 2021年で、この年もオリンピック(東京)が開かれていた。さらに遡ると、2016年(リオデジャネイロ)、2012年(ロンドン)、2000年(シドニー)と、21世紀になってからは 2004年(アテネ)と 2008年(北京)以外のオリンピック開催年は「金」という文字が選ばれている。

2004年は新潟中越地震などの災害が多かったので「災」、2008年はオバマ大統領の演説のキーワード「チェンジ」が話題を呼んだこともあって「変」が選ばれた。つまりオリンピック開催年はほかによほど大きなトピックでもない限り、「金」になってしまうようなのである。

というわけで日本人、オリンピックと金のコンビネーションがよほど好きみたいなのだ。このまま行ったら 4年ごとに「金」が繰り返されそうだから、そろそろ「殿堂入り」という名の「棚上げ」を考慮する方がよさそうだ。そうでないと、いろいろな字体で書かれる森清範貫主も大変だろう。

ちなみに 3年前の「金」の字はこんな具合だった(参照)。凡夫の目には今年の「金」よりずっと「金」に見える。

2412132

ただ 3年前、記事のタイトルでも触れているように、個人的には「金」より「巣」の方がずっと相応しく思われた。コロナのせいでひたすら「巣ごもり」を強いられていたからね。

その意味で、今年は個人的には「外」という漢字である。巣ごもりの期間がようやく終わって、外に向かって扉が開かれた気がしているからだ。今年は久しぶりで北は宮城県、南は山口県まで旅ができた。それに外国人の姿も急に増えた気がするし。

来年はもっとあちこちに行けるだろう。旅好きとしてはかなり楽しみである。

 

| | コメント (0)

2024年12月 3日

JR の往復割引が終了するのは残念!

再来年から JR の往復割引がなくなるんだそうで、日経は「JR 各社が往復割引を終了 26年 3月、IC カード普及で」と伝えている。なんだかいかにも「IC カードの普及がいけないんだ」と言わんばかりの見出しである。

241203

記事を読めば JR としても「交通系 IC カードやインターネット予約が普及し、きっぷ購入が減っている」のが往復割引廃止の原因みたいに言っているようだ。しかし私の感覚としては、「それとこれとは話が別でしょ!」と言いたくなるんだがなあ。

昨今は旅の JR 切符を予約するにも、インターネット購入や駅の切符自動販売機などで自前の操作が求められる。駅員が対面で対応してくれる窓口は、極端に減ってしまっている。

それは別にいいのだが、自分で PC や自動販売機を操作して複雑な経路の切符を買おうとすると、やたら難しくなってしまう。例えば往路で 1か所、復路の別の 1か所で途中下車して用を足し、その間を新幹線で乗り継ぐなんてことだと、ユーザーインターフェイスがまともに対応してくれないのだ。

単純に「行って来い」なら、往復割引で購入するのも簡単なのだが、途中下車してちょっとローカル線に足を伸ばすなんてことになると、本当に戸惑ってしまう。画面に希望通りの選択肢がなかなか表示されないのだもの。

そんなわけで十分に往復割引の対象になるはずの旅程でも、つい往路と復路を別々に購入してしまったりする。つまり「往復割引の需要が減った」というわけじゃなく、買いにくくなってしまったというだけのことなのだ。

実は今も、兵庫県の丹波篠山と山口県の防府での仕事があって、この 2か所で途中下車しながら往復割引を適用したかったのだが、行き先が新幹線の路線から外れるので経路が複雑になってしまう。

そんなわけで希望する経路の切符購入画面がなかなか表示されず、何度もやり直してかなりイライラした。結局は心ならずも往復別々に購入してしまったので、割引がなくなってしまったのである。

切符予約画面のインターフェイスがもっとわかりやすく親切なものになったら、往復割引切符や連続乗車券の購入は決して減らないと思うんだがなあ。

 

| | コメント (2)

2024年11月28日

首都圏での闇バイト強盗事件、その傾向と対策

NHK が一連の「闇バイト強盗事件」の特徴から推定される「家の防犯対策」のあり方を伝えている(参照)。首都圏で発生した19件の特徴を調べると、「事件に巻き込まれないための手がかり」が見えてきたというのである。

241128

記事によれば、8月末から 9月 3日までは貴金属販売店や質店などがターゲットとされていたが、9月 18日以降は個人宅への強盗が続いている。こうした中では 500万円以上の高額の被害がある一方で、多くは数万円から 20万円程度の被害だったというのが注目される。

つまり高額の現金があるかないかに関わらず、押し入られていたというのである。「ウチは多額の現金なんかありそうに見えないから大丈夫」ということにはならないようなのだ。

押し入られた時間帯はいずれも明け方から未明にかけてで、ガラスを叩き割って入るという単純素朴なまでの手口が圧倒的に多い。そして金品を奪うためには手段を選ばず、殺人やキャッシュカードの暗証番号を聞き出すための連れ去り・監禁など、かなり凶暴なことを平気でする。

こうした犯罪への対策として、警備会社で20年以上にわたって防犯対策の研究をしている濱田宏彰さんは、「窓ガラスの強化」が重要と指摘する。比較的簡単な方法は、窓ガラス全面に防犯フィルムを貼り付けることだ。特殊なフィルム 4枚を重ね合わせた「強化ガラス」はさらに防犯効果が高い。

ウチは防寒対策も含めてガラスにシートを貼ってあるので、少しは大丈夫そうだ。さらに窓ガラスが割られても「補助錠」が付けられていると、メインの鍵が開けられても窓は開かないという。ウチも考えようかな。

(補助錠は)窓の上側への取り付けを推奨しています。侵入者が外すときには立って作業する必要がある(=人目に付きやすくなる)ためです。数百円から購入可能で、簡単に取り付けられます。

また、塀を低くしたり植木をせんていしたりすることで、周囲から見えやすくすること、人に反応する「センサーライト」の設置や、踏むと大きな音がする防犯砂利を敷くことも効果的だという。ウチはかなり開放的なので、この辺のことは大丈夫そうだ。

それでも侵入を許してしまった場合は、次のことを心がけるように記されている。

  • 窓や勝手口からできるだけ外に逃げる。
  • それができなければ「トイレや寝室など、鍵のかかる場所に逃げる」こと。警察に通報する時間を確保できる。
  • それができずに、対面する事態に陥ったら「現金などをおとなしく渡す」。抵抗しないことが大切。

とにかく相手は強盗の素人のようなもので結構アセっているので、こちらの方が落ちついてあげないといけないようなのである。厄介な世の中になったものだ。

 

| | コメント (2)

2024年10月30日

「なりすまし広告」って何のことか、やっとわかったよ

ちょっと前からネット上で「なりすまし広告」という言葉を見かけることがあったが、投資やら何やらの関係らしいのでまったく興味が湧かず放置していた。ところが昨日、「なりすまし広告 一斉提訴」といったニュースが流れたおかげで、どんなことなのかやっとわかったよ。

要するに、SNS(主に Facebook らしい)上で有名人の名を騙って投資話をもちかけ、金銭を騙し取る詐欺のことを言うようなのだ。今回問題になっている「なりすまし広告」は、ホリエモンや前澤友作さん、池上彰さんなどになりすましていたらしい。

池上彰さんは自分の名前が詐欺に使われたことにかなり立腹しておいでのようで「私は怒っています!」という愛知県警察の啓発ビデオに登場し、「絶対儲かる投資などないんです」と力説されている。

そういえば私もだいぶ前にそんなようなことを書いた憶えがあるなと思い、自分のブログを検索してみると、2013年 11月13日付の「楽して金儲けしたい心情」という記事が見つかった。

この中で私は次のように書いている

こんなケースで引っ掛からずに済むには、ただ一つ、先に述べた「世の中に、おいしい話なんて、そうそう転がっているわけがない」という常識を尊重するしかない。

冷静に考えれば、本当においしい話なら初対面の他人になどもちかけるはずがない。縁もゆかりもない他人に話を持ち込むことこそが、詐欺の証拠みたいなものである

本当に儲かる話なら、他人になんか勧めずに自分でやるよね。この記事にハマッコーさんの付けてくれたコメントがそのことを如実に示す。このようなコメントだ。

30年前に「いま、金を買えば確実に儲かりますよ」という電話がかかってきた、

「そんなに儲かるの?」
「はい、確実に儲かります」
「そんなに儲かる話を他人に教えたらダメでしょう。電話なんかしてないで金は自分で買わなくちゃ」

これで相手は完全に戦意喪失して、電話は切られました。

つまり、他人が薦めてくる「ボロい儲け話」というのはことごとく詐欺なのだとわかってさえいれば、そんなものに引っかかることもない。相手がいくら有名人になりすましていても、同じことである。

 

| | コメント (2)

より以前の記事一覧